市民と議員が専門家と考えた見直し案です。2020年お基本設計に対する説明会やパブリックコメントで出された声を反映したものです、
<見直し提案> 比較表と比較図が下の方にありますのでご覧ください。
現行案は新福祉会館と新庁舎との間に空間を作り免震装置を設置するという複雑な構造です。簡素な建物設計で、建設費の削減、将来のメンテナンス費用の縮減などが考えられます。
資料2の現行案と見直し案の比較表で説明する。設計に反映されるべき前提条件について説明します。
パブリックコメントで寄せられた意見で多かったのが、広場の設置、新福祉会館も免震構造にすることなどです。見直し案の前提条件は主に6項目。
(1) 新福祉会館、市役所庁舎両施設を免震にすること
障害者団体から要望が出されてきたことであり、議会でも議論されてきました。高齢者、障害者、子育て世代が利用する新福祉会館も免震にすることで、安全性が高まります。
また、新福祉会館と市役所との間に免震機械室がいらなくなり、その分面積550㎡を減らすことができます。
(2)敷地全体の浸水対策を行うこと
東京都から示された浸水予想区域図を守らずに、行政が市役所庁舎を建設するのであれば守らなくてもよいという根拠を示す必要があります。「大丈夫だろう」という考えに基づく甘い対策が後々、大きな問題になります。
(3)北側に駐車場、南側に3000㎡の広場を設置すること
現行案は、「広場」と駐車場が混在しており、安全性の面でも不安です。南側に広場を作ることで、子どもたちも安心して遊ぶことができます。また一方の敷地が使えなかった場合、もう一方の敷地を活用することもできます。
(4)建物をL字型からI型に変更すること
現行案は新福祉会館と新庁舎との間に空間を作り免震装置を設置するという複雑な構造である。簡素な建物設計で、建設費の削減、将来のメンテナンス費用の縮減などが考えられる。
(5)地下駐車場は設置しないこと
地下駐車場は設置しないことで、工期の短縮、面積の縮減による建設工事費の削減縮減の効果があります。
市の現行案では全体面積が実施設計では17130㎡ですが、地下駐車場を設置しないことで約1500㎡を縮減できます。建物面積は15000㎡で、現行案と変わらない。そのため駐車台数の見直しをする必要があります。
(6)建設にあたって隣接地との高低差を是正する必要があります。
東側の民有地、J R敷地、緑中央通り敷地との高低差が1m前後あります。北側は、高架下を通路にするが、高低差の解消が必要ではないでしょうか。

