ホッとカフェ 7月22日(月)
来店者 5名 スタッフ4名+講師
今回のテーマは「老後一人になった時に備えて-成年後見制度も」
ホッとカフェの参加者の多くは親の介護もほぼ終え、自分自身の老後を考えたいときに来ています。
そこでスタッフSさんの知人で社会福祉士の資格を持ち、ケアプランセンターも経営しているKさんに詳しくお話を聞きました。
当日の様子を 極簡単にまとめました。
老後一人になった時、認知症になった時、財産の管理や入院時の保証人はだれに?
など
親族がいる場合はまずは親族に担ってもらいますが、本当に一人になった時は?
今から準備しておくためにまず知っておきたいこととして
「成年後見制度」
があります。
ただし成年後見制度が発効するのは、認知症との医師の診断があってからです。
認知症になる前は、まずは
「任意後見制度」
を利用することになります。
利用するときは家庭裁判所に申し立てをします。
申し立て費用は約2万円前後とのこと。
まだ判断力があるうちに家族や自身で任意後見を申し立てしておき、
判断ができなくなったとき、任意後見を依頼した専門家に後見監督人がついて
成年後見行為が始まります。
具体的な事例について、いろいろ質問がされましたが。
とてもまとめ切れないので、後日いただいた感想を一つ紹介します。
(参加者の感想)
私が参考になったのは・・・、「認知症」と医療認定されるまでに後見人が
「安心な生活」
に役立つかどうかです。
単独で暮らした場合は、特に気になるところだと思いながら参加しました。
理解ができているか、以下ネットで調べた内容ですが。
後見人は、認知症や心身機能の低下によって本人の判断能力の低下が認められたのちに活動を開始します。
後見人の主な役割は、財産管理や介護・生活面での手配です。
介護・生活面での手配とは
要介護認定の手続きや
介護サービス・医療契約の締結、
それら料金の支払い
などがあります。
なお、後見人に何をどこまでしてもらうかは、本人の要望で決定可能です。
ただ、食事の用意などのような身の回りの世話
や
実際の介護は
基本契約の範囲内では対応できません。
もし、そこまで後見人に任せたいときは「準委任契約」を別に締結します。
実際にはそれぞれの状況に応じた対応を以下の窓口で相談するのが良いでしょう。
社会福祉法人 枚方市社会福祉協議会
ひらかた権利擁護成年後見センター(ラポールひらかた1階)
TEL072-807-5442
後見人の実際は・・
Kさん自身も10名の後見を受け持っているのこと。
収入の少ない人がほとんどなので報酬は少なく
むしろ後見人を受け持っている仲間で協力金を集めたりと・・
厳しい実態もお聞きしました。
徐々に後見制度の利用者も増えてきているようですが、担う人の数や環境などまだまだ十分ではないようです。
本日のお茶:ルイボスティー
菓子:シューアイス(この日も暑くて~🥵)、
おかき
次回は8月26日(月) テーマ「楠葉・枚方の歴史 その2」です。
場所はいつもの「ちょこっと」
(楠葉野田区公民館:枚方市楠葉野田2丁目46-1の向かい)
です。ご来店お待ちしております。