秋の風が吹き始めました。

皆様いかがおすごしでしょうか?

 

緊急事態宣言も解除になる大阪に、やっとホッとするこの頃です。

いろいろあっても季節はきちんと巡ってきてくれます。

せっかくなら秋を楽しみたいですね。

 

そんな時ですが、台風16号が接近してきています。

近畿圏の上陸の恐れはないようですが、関東圏の皆様、ご注意くださいね。

 

新型コロナに振り回される日常ですが、

他の病気も、災害も普通に起こりえます。

近年では、日本近海で発生する台風が増え、勢力が衰えないままに上陸する台風も多くなりました。

 

すずらんでは、2018年6月大阪府北部で発生した震度6弱の地震を経験したことを機に、高齢者・要介護者の災害時の避難先・避難方法などについて、勉強をかさね、災害対策に力を入れてきました。


災害を人災にしないためにも、避難所問題を考える必要があるのではないでしょうか?


今回は災害対策、避難所対策について振り返ってみたいと思います。

(担当者N)


 

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枚方市の避難所対策が遅れています。

昨年、新型コロナ感染対策として段ボールベッド、間仕切りなどが一部で導入され、一歩前進しました。

 

 その一方、ベッドの間隔をあければ、収容人数が減るのに、避難所増設の動きは見られません。

 

更に一般避難所は、要支援者・高齢者に対応したバリアフリー、手すり等の機能をもっていません。

 

市の方針では、要支援者等避難所は、一般避難所開設から48時間経過しないと開設されない仕様になっているようです。(この間は、一般避難所を利用することになります)

 

また、要支援者への避難援助は、予め市へ申請した人を対象としていますが、具体的な避難援助の仕様はあきらかにされていません。早急に対応策を公開してもらう必要があります。

 

そして肝心なことは、そもそも、日本の避難所は、赤十字が推奨するスフィア基準(人道基準、人道支援の必須基準:技術的分野では、居住スペースは一人当たり3.5㎡。トイレは20人につき1基、女性はその3倍必要等が有名)を満たしていません。

 

加えて、枚方市作成のハザードマップでは、水没地域に避難所を指定している箇所が14箇所もあります。気候危機といわれ、水没、洪水対策が喫緊の課題であるのに、その対策がおろそかとしか言いようがありません。

 

今年は、真夏でも洪水発生が頻発しています。これから台風シーズン。早急に避難所対策を改善するよう、枚方市に追及したいと思います。

(担当者T)