12月13日、すずらんの集いの母体である「市民の会」で
『どうなる!?福祉・介護』をテーマとした学習会が行われました。
コロナ感染拡大の影響で市の公共施設は再び閉鎖され、
急きょ市民の会事務所からのオンライン集会となりましたが、
介護施設で働く方も参加いただき24人での学習会となりました。
ケアマネージャーからは、
「重度の要介護の夫を介護している妻が発熱、PCR検査で陰性だったから良かったが、
もし陽性だったら要介護の夫を誰が介護してくれるのか不安」との事例を紹介。
また 別の介護職員は「自分がコロナにかかっていないか心配で、
頻繁に体温を測りながら緊張した生活を送っている」との状況も報告されました。
コロナ対策として導入された「特例報酬」は利用者の負担増ともなるのですが、
利用されている方が話されるには「3か所デイサービスを利用しているが、
対応がまちまち。契約を強要してくる施設もある。
市に相談すると『強要はおかしい』といわれたので契約しなかったが、
職員との関係がぎくしゃくになった」と話されています。
「現場にいる者に一番しわ寄せがいく、現場が一つになって声をあげないと」
との参加者意見に皆がうなずきました。
市民の会からは3月以降、5回にわたり市に要請を行ってきたとの報告もありました。
枚方市は12月議会の補正予算で、高齢者施設・障がい者施設の新規入所者のうち、
65歳以上と基礎疾患のある方に
PCR検査を実施することを予算化(660人対象、1051万5千円)しました。
一定の前進ではありますが、このPCR検査を早急に拡充させ、
感染拡大を止める手立てをとらなければなりません。
市民の会では12月16日、6回目の要請行動を行っています。
(結果報告は来年になります)
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2020年がこんな恐ろしい
年になるとは年初には思いもつきませんでした。
そして日本が感染症に対応する体制が極めて貧弱であることが、初めて分かりました。
医療体制・介護体制の薄さが改めて思い知らされたところです。
そして、政府の見通しの甘さも改めて明らかになりました。
こんな時期に「Go To」?といわれながらも強行するスガ政権とはいったいなにものなのでしょう?
「すずらんの集い」は今後も福祉・介護の問題を考える集いとして、
皆様に発信を続けていきます。
本年のブログ閲覧に感謝、たくさんの「いいね」に感謝いたします。
どうぞ、よいお年をお迎えください。🎍
(松田久子)