すずらんと「市民の会」(=「平和な枚方を市民みんなでつくる会」の略称)か

枚方市への3回の要請行動に対し回答が届いています。

 

みなさん! 2月26日にイベント等2週間の自粛要請が出ました。

続いて臨時休校要請、4月7日の7都道府県緊急事態宣言発令、そして5月14日の解除。またもや増え続ける感染者と・・・事態は目まぐるしく動いています。

 

そんな中、下記のような市民の声を携えて、

枚方市に対し3月から3度にわたる新型コロナ関係の要請行動を行いました。  

 

*(介護施設の友人からは)マスクがない、利用者が減り、事業所運営が大変、来られなくなった一人暮らしの利用者さんが気になる。

 

*(食べ物販売のオーナー)保育所に子どもを預けられず、いつも子どもを店に連れてきて仕事をし、長期になり困っている。

 

*PCR検査を受けるのに3週間かかった市民

 

*突然の臨時休校により学校現場に混乱が生じた中で、子どもとの関係を大切にしたという先生方。

 

*子どもを外で遊ばせていると近所の方から苦情が出た。意見の違いによる「摩擦」があった日々の生活。

 

 

これらの問題は、個人で解決できる問題ではないですね。

 市民の生活で生じた事実を整理しながら要請行動につなげていきました。

 

担当の部署と面談はできていませんが、忙しい中、書面による回答をいただきました。

枚方市の回答を見る限り、市民の実態をとらえきれていないから問題意識が希薄になっていると思われる個所も多々ありました。 

枚方市の回答を一部抜粋しました。

 

新型コロナ感染の第2、第3波が来ると言われています。

医療・検査体制の充実や介護現場への支援、子どもの生活や学生の生活保障等、

様々な問題への解決策が急がれます。

今後も「枚方市駅再整備ではなく、新型コロナ対策を!」をかかげ、

より多くのみなさんと安心して暮らせるように対話をし、要請行動を続けます。

 

以下、質問と回答です。

 

 

質問)

全国的にPCR検査数は増えていると報道されているが、

枚方市のホームページでは、検査数は相談数の約10分の1が続いている。

主治医からの依頼にも対応するようになってから枚方市の増加の現状について

 

枚方市回答)

保健所に設置した「帰国者・接触者相談センター(大阪府では新型コロナ受診相談センター)」に連絡のあった感染が疑われる相談者(診察医師を含む。)に対し、国や大阪府の基準(発熱、流行地域からの帰国者、患者との濃厚接触者、症状から感染が疑われる者)や診察医師からの診断結果等を踏まえ、検査が必要と考えられる方に対してPCR 検査を実施しています。   

相談件数には、PCR 検査を希望する相談のほか、病気の内容、感染症予防の方法、医療機関の受診、会社での対策など、色々な内容が含まれています。また、PCR 検査を希望する相談者の中には、症状があっても、未だ医療機関に受診されていない方も多く、そのような方には、まずは事前連絡の上、かかりつけ医等の医療機関への受診をお願いしています。この結果として、検査数が相談数の約 1 割となっています。

 

質問)

休校中ですが、子どもたちに学校として、どのように関わっていますか。休校中の教員の主な仕事は、どのような内容ですか?

 

枚方市回答)

教科書の受け渡し時や電話連絡等により児童・生徒の状況把握に努めています。 

臨時的な居場所の対応や家庭学習課題の作成、教材研究、来校日に向けた準備 等 

 

質問)

講師・臨時職員等で雇用条件が変わった場合はありますか? あれば、具体的に教えてください。

 

枚方市回答)

  雇用条件に変更はありません。

 

質問)

「保育申出書」の預かり条件の医療関係・消防等と限定的になっているが、

社会機能を維持のための様々な職種や個々の家庭事情があるので

職種の限定は避けてほしい

 

枚方市回答)

保育所(園)を休所(園)している期間につきましても、保育が必要な方に対しましては
「保育利用申出書」をご提出いただいた上で、保育を実施しています。また、申出書におけ る要件につきましては、 1.「保護者全員が社会生活を維持する上で必要な施設、社会福祉施設等に勤務し、かつ、 家庭での保育が著しく困難な世帯」 2.「ひとり親家庭などで保護者が仕事を休むことが困難な世帯で、かつ、家庭での保育が 著しく困難な世帯」 3.「その他、個別の事情により、家庭での保育が著しく困難な世帯」 としており、各家庭の様々なご事情を考慮した内容としています。 

 

質問)

休業をしたり、事業を縮小したりしている施設の実態把握と対処を教えてください。

 

枚方市回答)

本市では、厚生労働省及び大阪府へ「新型コ ロナウイルス感染症による高齢者施設の臨時休業の実施状況報告」をしています。そのため、 各事業所から休業や一部縮小などをはじめ休業した場合の理由及び施設利用者への対応状 況を報告いただいています。                         

次に、「また、そのような状況であれば、どのように対処されていますか。」につきましては、厚生労働省及び大阪府からの通達に基づき、通所又は短期入所を行う介護サービス事業所においては、感染拡大の防止対策を徹底のうえ、支援を必要とする利用者やその家族の生活を維持する観点から、原則として、サービス提供の継続をお願いしています。

ただ し、感染防止の観点から、家族での介護が可能となった場合等、サービスを利用しなくても 居宅等において生活が可能となった利用者に対しては、利用者や家族の意向も踏まえ、可能な限りサービス利用を控えていただく等の協力をお願いしております。     

また、感染防止の観点から自主的に休業を行う場合にあっても、利用者に適切にサービス提供が継続されるよ う代替サービスの確保について必要な調整をお願いしています。

 

 

枚方市からの回答は「十分に対策をしている」かのようですが、

それでも上記のような声が次々と聞こえてきます。

ただ、淡々と回答を寄せるにあたり、

コロナウイルスに対して市独自の緊急の政策がとられていません。

実態をしっかり把握して頂きたい。

具体的な政策が求められます。