今、介護現場は、大変です。

枚方の小規模デイサービス事業所に働いている友人が、

一人住まいの高齢者のことを心配しています。

10万円特別定額給付金についても、

無事に手続きできるだろうか?

とも。

 

緊急事態宣言の時に政府は介護施設を自粛要請の対象から外し、

特養や有料老人ホーム(居住型の施設)は、

家族の面会や外出を禁止し、クラスターになるのも防ごうとしています。

 

一方、通所型のデイサービスへは、

「家族でみれる所はデイサービスを休んだり、回数を減らすように」

との呼びかけだったので

利用者さんの中には当然不安で休む人も出てきます。

 

とりわけ一人住まいの方が、入浴ができているか、

会話する相手がいるのだろうか?本当に不安が大きとい思います。

また、地域包括センター(高齢者サポートセンター)の職員の方も、

3交代になっていると聞きます。

 

枚方市役所も3交代になっていますが、

緊急ということで窓口には、応援体制を組むなどの対策がされています。

 

 

介護の現場も、緊急事態に合わせた体制が

必要なのではないのでしょうか? 

そこで、

自分にできることは何かと考えて

枚方市役所に現状を伝えたいと思い電話をしました。

いろいろ考えながらのやり取りでしたが、概略は以下の通りです・・・

 

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「お忙しい時にすみません。町楠葉に住んでいます。

お聞きしたいのですが、高齢の一人住まいの方のことです。

新型コロナで、いままでデイに通っておられた方も、

自宅にこもっておられる方が増えています。事態は、長期化しますし、

入浴のこと、そして10万円の詐欺のこと等、今支援がいると思います。

友人が小規模デイの介護士をしていて不安を感じていると相談を受けました。」

 

枚方市

「心配していただいてありがとうございます。

介護保険を受けられている方は、ケアマネが対応していると思います。

地域包括もありますから」

 

「地域包括の現状はご存じかと思いますが、3交代になっているところもあります

今までされていた日常的なことができているかどうか現状を把握しておられますか」

 

枚方市

「枚方市から交代制は言っています。地域包括は、

責任を持つて対応することになっています」

 

「枚方市も、緊急事態ということで、3交代を取りながら

人員の応援態勢で窓口業務等は仕事をされていることは

承知しています。地域包括も交代制はしていますが、

介護現場は更に深刻です。

利用者さんへの対応は、今まで以上に必要にとされていますが、

(交代要員は確保できません)。ことが起きてからでは遅いです。」

 

枚方市

「地域包括にも3交代を要請しています。

気になるのは、デイサービスに通ってる高齢者の方ですか?」

 

「一人住まいの高齢の方が気になります。

介護支援を受けておられる方、受けておられない方・・

それぞれの枚方市の担当部署がどこになるのかは

私にはわかりません。

地域包括、民生委員でしょうか? 今の(コロナ感染拡大)で通常通りの

仕事がされているとは思えません。

地域包括も、ケアマネも・・地域ケア会議は今、(開催)されているのですか? 

介護認定は、時期が延長されたとは聞いていますが。」

 

枚方市

「良くご存じですね。ありがとうございます」

 

 「友人に介護士で働いている方、ケアマネの方がいます。

本当に今大変な事態です。通常とは違います。

今まできっちりとされていたことが、(今現在も)されているとは限らないのです。

ことが起ってからでは、遅いのです」

 

枚方市

「おしゃることはわかります」

 

「今、新型コロナの対策本部が設置されています。

担当の方や、部内で話をして、対策会議に上司の方が

参加されていると思いますので、

その方に、一人暮らしの高齢者について緊急に訪問や、

電話かけなど丁寧なかかわりが必要との要望が来ているとお伝えください。

対策本部で、枚方市としての対策を話し合ってほしいです」

 

枚方市

「わかりました、担当の(範囲でしか?)お返事できませんが、上司に伝えます。」

 

 

「本当に大変な時期で忙しくされていますが、よろしくお願いします」

 

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以上のようなやり取りでした。

 

こちらの真意は伝わったと思います。

この問題は、国や大阪府等の全国的な問題だと改めて思います。

私は身近かな一人住まいの高齢の方に声かけを始めています。

 

(追記)

 

新型コロナ対策の中でなぜか、介護関係への「支援」が少ないと思います。

医療崩壊と同じぐらい介護崩壊の危機感を持っています。

コロナ後、介護施設が閉鎖されていたら、たちまち困る高齢者や家族が多くいます。

 

そう考えていた時に、京都府宇治市議会5月臨時議会で

宇治市独自のコロナ対策支援策が可決したと聞きました。

どうしても光の当たらない介護施設の現状がありますが、

少しでも事業者の方の支援が急がれると思います。

 

*宇治市の支援内容*

 

介護保険・障害福祉施設等新型コロナウイルス感染症対策助成金

 

 対象:宇治市内で介護保険事業又は障害福祉事業を運営する法人。

 内容:新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、

 感染防止用備品(マスク、消毒液、非接触赤外線体温計等)

 の購入等に要する経費の助成。

 法人が宇治市内の事業所で雇用している合計従業員数に応じて助成。

 ・1人以上5人以下5万円

 ・6人以上100人以下10万円

 ・101人以上15万円

 令和2年1月16日以降に実施した新型コロナウイルス感染症の

 さらなる拡大を防ぐための取り組み。

 

 

介護問題を真剣に取り組んでいくことは、

先々のゆとりを獲得することになりませんか?

誰もが年をとり、高齢者といわれる立場になります。

働いて働いた先に。安心があるように。