先月から、この「すずらん通信」を発行しましたが、先日、この通信をみて、友人が、地域の農業祭りで、写真のすずらんの鉢植えを見つけてきてくれました。さっそく写真をとりましたが、すずらんは、春の花と思っていたのでびっくりしました。調べるとみると、初冬には、促成栽培で育てた花が、出回るとの事。多年草なので、また来年も、花を咲かせられるように手入れしたいと思います。
今年も、残すところ1ヶ月を切りました。今年は、国政においては集団的自衛権や原発の再稼動の動き、特定秘密保護法など、国民の命や暮らしを脅かす動きが次々に出てきました。また枚方市においても、美術館問題や図書館・生涯学習市民センターの指定管理者制度の導入の動きなど予断を許さない問題が起こっています。このような動きに反対の声を、今後も粘り強くあげていきたいと思います。

一言いわせて


ケアマネージャーとして、松田さんと共に歩んだ10年余り。先の見えない道を突き進んで来れたのも、感情に左右されず凛とした自己を持ち、冷静沈着な松田さんがいてくれたお蔭です。穏やかで物静かな性格に秘めた情熱があり、世の中の不条理に声をあげ行動し、公私裏表なく人を大切にする生き方には共感します。時に、場をなごませる話術も魅力で、快活で明るい松田さん。これからも頑張って下さいね。   

                                                       (長村  清乃)


♡ 福祉について思うこと ♡


11月20日の朝日新聞の記事(下記参照)。ケアマネージャーが所属している事務所は、ほとんどがどこかの事業所に併設されている。単独では、採算がとれないことがその大きな要因である。ケアマネ―ジャーはケアプランを、本人やその家族等と相談しながら作成するがその際、公平中立の立場を求められる。しかし現実には、併設している事業所の意向に影響されることが多い。厚労省もそれを前提に、記事にもあるように、介護サービスの種類によってはプラン件数の90%を越えなければ特定のサービス事業所(併設している事業所)の介護サービスを偏って利用してもケアマネージャーの介護報酬は減算されない仕組みになっている。ケアマネージャーの公平中立を厚労省が本気で考えているのであれば、単独でも採算が取れるようなケアマネージャーの介護報酬(現在は、1件平均すると1万円余り)に改善すべきである。単独で、事務所を維持するためには、家賃や光熱水費、パソコン・印刷関連費、電話等の費用はもちろん、移動手段である車やバイク等の費用なども必要になり、とても現状では人件費を捻出するのは難しい状況である。このような小手先の改訂では問題は解決されず、利用者のサービスの向上にもなかなかつながっていかないと思う。

お手盛り介護、防止策強化へ 

厚労省方針介護報酬さらに減額 
厚生労働省は、特定の介護サービス事業者に偏った利用計画(ケアプラン)の防止策を強化する方針を打ち出した。具体的には、こうした「お手盛り」プランを組んだ場合に介護報酬を減らすペナルティーを今より拡大する方向だ。介護報酬を改定する来年度から実施したい考えだ。
厚労省は19日、この方針を社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の分科会に示し、大筋了承された。
ケアマネジャーが勤める居宅介護支援事業所は、公平中立な立場で、利用者に必要なケアプランを組むことが求められる。だが、つながりのある事業者の利益優先で支援を考えたり、不必要なサービスを組み込んだりする「お手盛り」プランを組む事例があると指摘されている。
正当な理由がないのに、居宅介護支援事業所が選ぶサービスの90%以上が特定のサービス事業者に集中していれば、いまでもケアプラン作成に支払う介護報酬は1件当たり2千円減らされる。この減算対象となる集中比率を90%よりも引き下げる。また、いまは訪問・通所介護と福祉用具の貸与のみ利用事業所の集中度を調べているが、これを全サービスに広げる。(蔭西晴子)

すずらんお茶べり会の御案内

  12月20日(土)  13時~15時    

  お茶を飲みながら、何でも、ざっくばらんに 
  お話しできたらと思います。参加費:100円 
  場所等の詳細は、松田(090-9705-5921)まで。