太田道灌像(新宿中央公園内)
仕事で西新宿のグリーンタワーに行く機会があったので、
帰りに新宿中央公園(新宿区西新宿2-11)に寄りました。
ここには太田道灌の山吹伝説をモチーフにした「久遠の像」
があります。
近くでみるとこんな感じ(多分、等身大です)
説明にはこう書かれています
-----------------------------------------------------
久遠の像
この像は江戸城を築いた太田道灌が武蔵野の原で
狩をしたときの伝説の一情景であります。
-----------------------------------------------------
山吹伝説とは
ある日の事、太田道灌は鷹狩りにでかけて俄雨にあってしまい、
みすぼらしい家にかけこみました。
道灌が「急な雨にあってしまった。蓑を貸してもらえぬか。」
と声をかけると、思いもよらず年端もいかぬ少女が出てきたのです。
そしてその少女が黙ってさしだしたのは、蓑ではなく山吹の花一輪でした。
花の意味がわからぬ道灌は「花が欲しいのではない。」と怒り、
雨の中を帰って行ったのです。
その夜、道灌がこのことを語ると、近臣の一人が進み出て、
「後拾遺集に醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたものに
【七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき】
という歌があります。
その娘は蓑ひとつなき貧しさを山吹に例えたのではないでしょうか。」
といいました。
驚いた道灌は己の不明を恥じ、
この日を境にして歌道に精進するようになったといいます。
何かの本(確か「その歴史にはウラがある」的なタイトル・・)
には太田道灌には幼少より、ちゃんとした教育を受けていた
可能性が高いので、この山吹伝説のようなことはないと
いったことが書かれていましたが、 まぁこれはこれでいい話
個人的には日暮里の太田道灌像
の方が見応えが
あっていいかなと思います。
どちらもなぜ、その場所に銅像があるかの理由が
イマイチわかりませんが・・・・・・・・・・・・・・・
見応え度:★★☆☆☆



