鹿を獲る手伝いは、別に鹿肉がほしくて行っていたのではないのだけど、
何ちゅうか?生命のサイクルというか?己の弱さというか?とにかく、そこへ行けばなんとかなると思っていた。けれども!鹿はかわいい生き物だと教わった世代なので山で会う鹿も、やっぱりそれなりだった。狩猟で現実に目にすることは厳しいものがあり、親が獲られてしまったのか子鹿一頭でいたり、まぁ!ハンターに撃たれなくても、
どうせ一頭では冬は越せないだろう。つまり
どのみち待っているものは、死でしかない。
またある時は、ハンターと一緒に山に入り、
すると!半矢の鹿がいて、一応はハンターが撃ったのだけど、まだ息があった。それで前足を持っていろと言われたので、鹿の角を足で踏んで両手で前足を押さえるとちょうど良い感じで、俺の顔の前に鹿の顔もある。まだ息があるのにハンターが胸にナイフを入れるもんだから、いきなりメェ~と大きな声で一回鳴いた、完全に止めてからにしてやれないのか?と内心思ったけれど、俺はただの手伝いなので言うのは止めた。愛護の精神ではないのだけど、ここで迷ってはいけない、つまりハンターは正解です。生死の狭間を直視して貰った肉は無駄のないまでに利用している。けれども!最近は、よく迷うんだよな!!