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13日は下北沢CLUB251

福島に行ったのはもう一週間も前。



福島に滞在している時はすごく時間がゆっくりじっくり流れていて



目にする光景やじわじわと脳裏に焼き付いたんですが



東京に戻ると時間はアッと言う間に流れているみたいです。



さて、来週の12日は下北沢でライブです。



時間は20時30分から!




久しぶりに新曲やります。



皆さん是非来てね。


日付:6月13日(月)
場所:下北沢CLUB251
時間:OPEN18:30/START19:00
※SIPA BALED CLONEの出番は20:30からとなります。
料金:adv¥2,000/door¥2,300(D別)
出演:SUZUKI BED MUSIC / Loopstripper / 夜ハ短シ / SIPA BALED CLONE
電話:03-5481-4141(下北沢CLUB251)
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in 福島「被災宅でボランティア編」

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福島入りの最終日、僕と寛司は福島市からふたたび相馬市へ。

相馬市役所では毎日朝の8時30分からボランティアを受け付けており
集まったボランティアの方々に作業を振り分け、チームを編成して
ボランティアの手伝いを求めている被災地、被災者の元へと送り出しておられます。

今回僕たちは相馬市と南相馬市の境目にある蒲庭という地域にある農家のお宅に派遣が決まりました。
作業内容は「瓦礫撤去」との事。
ボランティアセンターではマスク、長靴、軍手といったものを貸し出してくれています。
ボランティアの数は全員で8名。

ボランティアセンターから車で30分で現場に到着しました。
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お宅の前は写真のとおり何もありません。
遠くに見える地平線のあたりは防風林の松林があったらしいんですが、津波で全て流され、
荒野に見える地面も全て田んぼだったとの事です。
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お宅の前にはすでにある程度の瓦礫は出されていたのですが、1階部分には田んぼの土や
海岸の砂、ガラスその他の多くの瓦礫が残っていました。
それらを僕たちボランティアの皆で手分けしてスコップと台車を使って運ぶのです。
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台所の様子です。
お宅は立派な農家の住宅で、1階には6部屋ありましたが、すべてこの状態でした。
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寛司も頑張っております。
台所は無数のハエが発生していて、はじめに入ったときはおぞましかったです。
でもそんな事でひるむ訳にはいきません。
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僕は風呂場に溜まったヘドロと瓦礫をスコップでかき出しています。
震災からこの日まで放置されていた風呂場のヘドロは凄まじい異臭を放っていました。
しかもこの日は夏日で汗がポタポタと額から落ちましたよ。
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だいたい1時間くらい作業すると5分程の休憩をいれる様にとボランティアセンターから
指示が合ったので、無理無く撤去作業を行うことができましたよ。
こちらのお宅のお母さんが沢山の飲み物と柏餅やおかきを差し入れしてくれたので
休憩時はボランティアの皆で美味しく頂きました。
ボランティアの皆さんも新潟や東京からこられた方もいましたが
中には相馬市の方もいて、会社が流され仕事が無い為にボランティアに来ているという方も。
被災者の話や被災宅を目の当たりにすると、僕たちの日々の悩み事なんて
なんて幸せな悩みなんだろうと感じます。
だから、僕は出来る限りこの日は作業に没頭しました。
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作業時間は朝の9時頃から14時半まで行いました。
ボランティアセンターで作業時間が決められているのです。
母屋1階のヘドロと瓦礫は全て撤去出来ましたが、大人8名が半日かけても、
こちらのお宅の納屋や倉庫の瓦礫まで手がまわりませんでした。
それだけが心残りでしたよ。

でも、こちらのお宅のご家族は奇跡的にも皆無事だったらしいのです。
このお宅はすべて解体するとの事でしたが、
まだ何処に新しい家を建てるかも目処が立っていないとの事です。
災害保険もおりないらしく、畑も住居も失い、僕だったら絶望に打ちひしがれてしまいそうですが
ここのお母さんはとっても明るく、ボランティアの皆にも気を配り優しいんです。

しかし、ここのお母さんに限らず福島の皆さんはとても温かく
コンビニのスタッフさえも人間味のある方が多かった気がします。
よく東北の人達は人情味があると聞いていましたが、どうやら本当らしいです。

僕が出来る事なんて瓦礫を撤去する事ぐらいしか出来なかったけど
はやくこのお母さんとご家族に平穏な日々が戻る事を祈るばかりです。

3日間という短い時間でしたが、
改めて僕たち兄弟はNPO法人THINK AGAIN実行委員会の代表として、
また、支援してくれた皆の想いを抱えて、出来る限りやれる事をやってきました。

この大規模な災害に対していち個人が出来る事なんてとても小さい。

でも、月並みですが、「チリもつもれば山となる」のです。

どんなに些細な事でもいいんです。

すこしでも被災地に僕たちが意識を向ける事ができればきっと大きな流れとなり

いつか必ず、復興できたね。と言える時が来るでしょう。

これからもSIPA BALED CLONEとTHINK AGAINを通して被災地の役に立てればと思います。

これにて僕の報告は終わります。

さらに詳しいレポートは近日中にwww.thinkagain.jpにて報告致します!

in 福島「被災地編」

福島入りの初日の夕方、僕たちは福島市から相馬市へ。

相馬市は福島市から霊山という山を越え車で1時間ちょっとのところにある沿岸の街です。

相馬市に向かったのは、福島で震災復興活動をされている「おひさまプロジェクト」さんに、
僕たちTHINK AGAIN、ain sophさんで募った支援金と集めた物資を渡しにいく為に向かいました。

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福島市内は震災の爪痕はほとんどと言っていいくらい見受けられませんでしたが、
相馬市に向かう為に国道を進めていくと自衛隊の災害派遣車両と頻繁にすれ違い
平穏に見える山間の田舎の風景が殺伐とした雰囲気に包まれていました。
写真は相馬市内の自衛隊駐屯地です。
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そして、1時間かけ山を一つ越えるとそこはまさにテレビで報道されている「被災地」でした。

相馬市内は普通にコンビニ、スーパーや商店街、住宅地があり、
僕の故郷の京都山科ともさほど変わらないくらいの大きな街。

ただ何が違うかというと、沿岸からはるか内陸の国道は陥没し、
難破した漁船、大破した車、瓦礫が震災から3ヶ月たとうとしている今もなお無数に残っていました。
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漁港近辺はほとんど壊滅状態でしたが、これでも大きな瓦礫はだいぶん撤去されたとのことです。

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しかし、その大量の瓦礫は漁港の敷地に積み上げられ、行くあても無く瓦礫の山を築いていました。
僕たちはおひさまプロジェクトの大石さんとの待ち合わせ時間まで
半分ゴーストタウンと化した沿岸沿いを無言で車を走らせました。

テレビでも多くの被災地の映像を見てきましたが、やはり自分の目でみた被災地の惨状は
言葉にできない衝撃を受けました。
あたりまえですが、ライブ演奏をテレビで見るのと、ライブハウスで見るのと段違いに違うくらいにリアルでしたよ。

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そして、夜7時頃に大石さんと会う事ができ、2時間程現地の話等をお伺いし
無事に支援金と支援物資を渡す事が出来ました。
左から、寛司、おひさまプロジェクトの大石さん、ain sophのゆきさんです。
支援金や物資は、現地でのイベント等でも頂いたので、詳しくはTHINK AGAINのサイトで
正式に報告させて頂きます。

しかし、被災地に自宅がある大石さんは僕らが想像していた以上に元気でパワフルで
なんといっても気持ちのイイ方でした。

僕たち東京から来た人間は被災地の人達と同じ苦しみや悲しみを感じることは出来ませんが

今回の震災での被害は、僕たち皆が同じ方向へ意識を持たないと絶対に復興出来ない。
そう、僕は感じました。

あまりにも多くのものが破壊され、放射能の脅威にさらされ、放射性物質を含んだ瓦礫ももちろん、
そうでない瓦礫さえも行き場が無い為に撤去が出来ないのです。

被災地は現地の人達だけの努力では復興出来る訳がない。

日本人全員が被災地へ支援に行く事や支援金を送る事が出来たら素晴らしい事です。

だけど、自身の日常を送る事で精一杯の人もいれば、経済的に難しい人もいます。

だから、僕も含め、日常を送るなかで今回の震災と、被災地に対して
少しでも意識を傾けて日常を送る事。

それがせめての復興への支援に繋がるのだと思います。

in 福島「被災宅でボランティア編」へ続く

in 福島「ヒーリングフェスタ編」

この度は、THINK AGAIN、SIPA BALED CLONEを通し
沢山の皆さんの支援と応援の気持ちを抱えて福島で活動を終え無事に帰還致しました。

詳しいレポートは近日中にTHINK AGAINのサイトで正式に報告させて頂きますが、
取り急ぎ僕のブログにて現地での簡単なレポートをさせて頂きます。
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まず、6月4日、5日と福島市内のホテルで行われた「ヒーリングフェスタ」の様子です。
写真は左から、福島へ一緒に向かった銀座ain sophのオーナーのユキさんと寛司と
イベントを企画されたシカさんです。

この、今回のイベントの趣旨は、福島の方々に少しでも「癒し」を提供しようという思いで
様々なヒーリング団体さんが集まり、開催されたものです。

僕たちTHINK AGAINが福島に行くという事を聞いて、
イベントを企画されているシカさんに誘って頂いたのです。

イベント会場ではアロマや整体、またスピリチュアルな手法で
身体と心に癒しを施すブースが展開しました。もちろん全て無料で受けられ、
僕達、NPO法人THINK AGAIN実行委員会は100食限定で、
肉のかわりにコンニャクを練り込んだ完全Veganバーガーを現地の皆さんに提供してまいりました。
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株式会社かるなさん、TOMATINIさんの協力のもとで提供出来た
Veganバーガーは好評頂き見事に100食全て食べて頂き寛司もご機嫌の様子でした!

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可愛くないですか?このバーガー達w

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TOMATINIさんのトマトの上には卵を使わずに作ったマヨネーズです。
めちゃヘルシーバーガーなのです。

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そしてお隣では、ain sophさんといえばベジトルティーヤ!です。
何個か僕たちも頂いたのですが、シャキシャキでボリューム満点で素晴らしく美味しいんです。
中身はたしか、レタス、ヒヨコマメ、玄米、赤飯などなどを全粒粉の皮でまいてあるみたいです。
食べてみたい方は是非とも銀座へ!

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そして、何故か、Veganバーガーで皆さんを癒す側である僕も癒してもらいましたw
すると、、、どうやら肝臓がパンパンのパンパンらしいです。。汗
前々から色々な方にお酒をやめなさいと言われている僕としては
さらにガケッぷちへと追いやられている模様です。。
とりあえず生野菜を沢山食べて酵素をとります!!
と、そんな僕の話は置いておいて。

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きっと福島の方に美味しく食べて頂けたと思います!
皆の支援の想いと、菜食が福島の人達を癒し、よりはやい復興へ繋がる事を切に祈ります。

改めて、イベントに誘って頂いたシカさん、それに沢山の支援と応援をして下さった皆さん
本当にありがとうございました!

in 福島「被災地編」へと続く

福島へ

明日の未明に寛司と2人で福島へと出発するんですが、


福島で4、5日と開催される「ヒーリングフェスタ」というイベントで僕たちはTHINK AGAIN実行委員会として、現地の方々にベジバーガーを振舞ってくるんです。




震災からもうすぐ三ヶ月が経とうしてます。




僕らはSIPA BALED CLONEを通してチャリティーライブで演奏し支援金を集め、それをTHINK AGAIN実行委員会として被災地に向かいベジフードと集まった支援金を現地の方々に渡します。




この今回の音楽とベジタリアニズムの連携は、本当に沢山の方々からの支援と応援の思いによって見事に繋がりました。




明日はその思いと繋がりをしっかりと被災地に届けてきますね。

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嵐とライブとバースデー

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29日の高円寺のチャリティライブに来てくれた皆、本当にありがとうございました!

当日は台風の影響で風と雨が強い強い。

靴もズボンもドボドボになりつつも来られた方も多かったんじゃないでしょうか。

僕も20代最後の日はこんなにも雨か。と若干思いつつリハーサルに向かったんですが、

イベントは想像以上に満員御礼でした。

風邪引いてたり忙しいのに足を運んでくれてホントにありがとうです!
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マネジャののりちゃんもご機嫌の様子!?

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今回のイベントは、僕のVeganのお友達が主催されたんです。

何度も一緒に飲みに行ったりしていたんですが、

いつも一緒に何かやれたらいいねと言って頂いていて

とても気さくな方で英語もペラペラ。なんといっても顔が広い。

外国の友人も多数おられるようで、イベント中盤では

宮城県石巻に動物保護のボランティアに行かれたご夫婦がプロジェクターを使って

現地の模様や活動を教えて下さいました。

テレビ等ではもうボランティアがあぶれていると聞きますが、

どうやらそれは間違いで、ボランティアを受入れる窓口が手一杯で捌き切れていないだけとの事でした。

その他にも被災地でガレキの作業などする際は釘等が多いので安全靴や長靴が必須との事です。

僕も来月に福島相馬市へ支援活動に行くのでとても勉強になりました。

もしボランティアに行くっていう人がいたら準備出来るものは出来るだけ自身で準備して行きましょう。

それとケガを絶対にしないように気をつけましょう!

イベントで集まった募金、支援金は40000円程となりました。

詳しくはまた報告させて頂きます!

野村さんほんとありがとうございました!!

$島鉄也のブログ
そして、イベントも無事に終え皆で電車で帰っている途中で僕は30歳を迎えました。

帰りに寛司とラーメン花月でベジラーメン菜々を頂きましたよ。

TwitterやFacebookにメールで沢山のお祝いの言葉を頂きました。

改めて、僕は上京して来て以来沢山の人と出会ったんだなぁと実感。

こんな僕ですが、これからもどうぞ宜しくお願いします!
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昨日のバースデーは一日中部屋の大掃除でおわりましたが、

サイコロこんにゃくステーキをを作って、頂いた日本酒で頂きましたよw



さて、頑張りますか。

さらば苦境の二十代

雨よ降れ。




風よ吹け。




どれだけ地面が水浸しになろうが





どれだけ靴が水を含もうが





明日が嵐でも僕は歩いてゆく。






そして、誕生日おめでとう。





故郷の友よ。






明日は我が身だ。



iPhoneからの投稿

iPhone × iPad

photo:01


今度の高円寺でのチャリティーライブでは

根っからのApple信者の癖にライブで使うのは嫌煙してたiPadでパフォーマンスします。

今日は寛司宅でリハーサル兼、実験的に色々試してたんですが、

これが使ってみるとハマるハマる。

そのうちiPhoneも使おうって事になってアプリをiPhoneにダウンロード。


ああ、楽しい楽しい。


iPhoneからの投稿

高円寺チャリティーライブ

今更ながら最近Amebaピグにはまっている僕。


昨日も知らない人達とピグ内で仲良くなりました。



バーチャル世界の中では比較的皆優しい人が多いみたいです。




だいたい深夜12時くらいにピグってるんで誰かかまって下さいな。



えっと、今月の29日に高円寺のパブにて開催されるチャリティーイベントにお誘い頂きました。




このパブはアイリッシュな感じで色々な北欧系のビールやお酒を楽しめるみたいなんです。


そして、この日は色々なミュージシャンが登場してライブ演奏もします。



それでもって、東北大震災で被災された方々への募金を募ろうっていう趣旨のイベントです。


チャージもフリーなので気軽に飲みに、ライブを楽しみに、そして募金しに来ませんか?



皆さんお待ちしております。




ピグでもね。


日付:5月29日(日)
場所:高円寺The Cluracan
題名:がんばれ東北!震災チャリティーライブ !
時間:OPEN17:00/START18:00
料金:入場無料
出演:slow jam / robin / SIPA BALED CLONE and more
電話:03-5930-1752(高円寺The Cluracan)
※イベント当日は東北大震災にて被災された方々への募金を募ります。



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むかしむかし

30年前の今日。


京都市内の東の果てにある「山科」という街で


母のお腹の中に僕はいた。


胎内の記憶は全く無い。


何を思い、何に期待し、「僕」はそこにいたんだろうか。


今日から2週間もしないうちに僕は産声をあげる。


この黄昏の苛烈で残酷な愛しい世界に。





10年後。

「僕」は産声をあげてからすくすくと両親に育てられ軟式少年野球団に入団していた。


何も考えず毎週土日には幼い少年には過酷すぎるのではないかと思うくらいの練習を重ね、


なんの疑問も抱かずバットを握りしめてバッターボックスで幼ないがら武者震いを覚え、


永遠に続くのではないかと思うくらいの義務教育のまっただ中にいた。






それからさらに10年後。

思春期もほどなく通り過ぎたが僕は生まれ育った街、「山科」にまだいた。


成人を目前にしながらも両親の元に腰を据え夜と朝の逆転の生活を送る毎日。


バンド活動を生き甲斐だと称して周りを説き伏せながら


あたかも世界はもう全て分かったかの様に未来へ理想と夢を抱いていた。


何もかもまだ何も始まってすらいない事を知らずに。





そしてさらに10年の歳月が流れ

僕は生まれ育った「山科」を離れ、東京の世田谷区のアパートの一室に部屋を借りている。


この30年という歳月を過ごし、僕は何を手に入れただろうか。


手放したものや無くしたもの、決して元に戻らないものを過去へと置きざりにし


僕は今、比較的身軽な状態で現在「ここ」にいる気がする。



しかし、10年前、20年前、30年前に描いていたものを手にしていないにせよ



僕は自分のやりたい事の為に未来を押しすすめ、現在にいる。



幸せな事にまだ僕の周りには僕のやる事を認めてくれる人達がいる。



30年前、母親の胎内のいた時のように何も見えていなかったとしても



自分を信じる事さえ止めなければ



きっと



未来は続いていく。