お風呂入ってたら、シャンプーきれてた。
よくあるこの状況。
あーどうしよ、と風呂場を見渡すと、
あった。
父ちゃんの
育毛トニックシャンプー。
もはやこれでいいだろう。
洗えればいいのだ。うん。洗えれば。
うひょーっ
なんかスースーする!!
せっかくなので、専用ブラシ(?)も
勝手に拝借してみる。
やるやんサクセス!!
サークセース!!!
ブラシ、異様に気持ちいい。
しあがりはさっぱり系の普通のシャンプーと同じだった。
しっとり派としては多少不満は残るものの、
なかなかのさらさら具合にGOサインを出し、
いそいそと出かけた。
この日はおデートだった。
そして、言われた。
「いい匂いがする」
サーーーークセーーーーーーーース!!
「そ、そう・・・?」
テンションがだだ落ちた。
まあまずおデート前にそんなシャンプーを使った
私がいけなかったのですが・・・
オヤジの育毛トニックシャンプーを使った日に限って
いい匂いなどと言われたって、ひとつも嬉しくない。
「これ、わたしのお父さんと同じ匂いだよ・・・」
とは、もちろん言えなかった。
風呂場でシャンプーがすこすこ言うたびに
このときの気持ちを思い出すんだ。
うん。・・・ただそれだけの話なんだ。





