私にもできるかな?を応援したい理由① | 『ママ卒世代のパン時間|おうちで焼ける、家族が笑顔になるパン講座』

『ママ卒世代のパン時間|おうちで焼ける、家族が笑顔になるパン講座』

子育てがひと段落した“ママ卒世代”へ。おうちで焼けるパンで家族が笑顔に。初心者でも安心のオンラインパン講座です

〜パン作りで見つけた“わたしらしさ”のはじまり〜


こんにちは☺️

オンラインパン教室「Smile Step」主宰の、しまのふさこです。

今日は、私がパン作りを始めたきっかけ、そして「教える人」として活動するまでのお話をさせてください。





子どもが熱を出すたびに、頭を下げる毎日



結婚して、出産して、3人の子育て。

仕事にも復帰して、家事に育児に、目の前のことを全力でこなす日々。


そんな中、子どもが熱を出せば、

「すみません、申し訳ありません…」と職場に電話。

上司や同僚、お客様にも頭を下げて段取りをつけて、保育園へお迎えに。

そして、その足で病院へ。


どんなに段取りよく動いても、

自分が楽しみにしていた予定――友達とのカフェや、ちょっとした買い物など――はすべてキャンセル。


「自分のことより、今は子どもがいちばん」

そう言い聞かせて、毎日を過ごしていました。





ふと、ぽろっとこぼれた息子のひとこと



そんなある日。

当時3歳だった息子に、趣味で作ったメロンパンを焼いて出したときのこと。


彼は、パンを一口かじって

ふと、こんなことを言ったんです。


「お母ちゃんのパンが、いちばんおいしい!」

「またつくって!もっと食べたい!」


……その瞬間、私は涙が出そうになりました。


毎日、子どものことでいっぱいで、

仕事を休んで誰にも迷惑をかけないように必死で働いて、

どれだけ頑張っても「ありがとう」や「よくやってるね」なんて言われることもなくて――


自分がちゃんとできてるのかも分からないまま、毎日が過ぎていた私にとって、

この「おいしい!」というたったひとことが、

ものすごく心に響いたんです。





「またつくって!」がくれた、新しい時間



それから私は、子どもが寝たあと、

少しだけ自分の時間を見つけてパンをこねるようになりました。


粉に水を混ぜ、イーストを入れて、

発酵のふくらみにワクワクして、

焼きたての香ばしい香りに包まれる――


自分の手で「おいしい」を作って、

それを誰かが笑顔で食べてくれる。


その喜びが、だんだんと、

私の“やりたいこと”に変わっていったんです。





続く、、、