端的只今の一念より外はこれなく候。一念一念と重ねて一生なり。
ここに覚え付き候へば、外に忙しき事もなく、求むる事もなし。・・・山本常朝
訳
けっきょくのところ重要なのは、現在の一念、つまりひたすらな思いよりほかのはなにもな いということである。一念、一念と積みかさねていって、つまりはそれが一生となるのである。
このことに思いつきさえすれば、ほかに忙しいこともなく、さがし求めるも必要なくなり、なだの一念、つまり、ひたすらな思いを守って暮らすだけである。・・・・・・
これは有名な『葉隠』の一節です
葉隠と言うと戦時中に読まされ敬遠されていたり『武士道とは死ぬことと見つけたり
』の一節ばかり一人歩きして有名ですが(そのうちに今日の言葉で出てくると思います
外国の方や皆さんも勘違いしてる方も多いようですが・・『死ぬことと見つけたり
せっぷくー
』って事ではないこの辺は後日あらためて・・・)いろいろと処世術や現代にも通じる戒めがあり興味深いです!