私の心の中も張り裂けそうだった。
でも、今の彼の仕事の状況、人気、将来の事を考えて
これ以上彼に私の事で苦しい思いをして欲しく無かった。
私の事なんか忘れてくれたら彼は楽になれるから。
何より、出会った頃の彼の笑顔が見たかったから。
数日後、深夜に尋ねて来てくれた彼に告げた。
私、もう疲れた。別れて欲しいの。
いきなりの事で驚いている彼は言った。
「どうして?」
もう、あんな怖い思いはしたくないの。だから、二度とここにも私の前にも来ないで下さい。
きつく、でも冷静に言った。
彼も引き下がろうとはしなかった。
「ホントにこれからはあんな思いはさせないから!」
悲しそうな声で言った。
心は揺れた。
でも、言わなくちゃ彼が・・・。
もう、出てって。
彼の目を見れなかった。
「わかった・・・・・・ごめんな。」
そうつぶやくと彼は重い足取りで部屋を出て行った。
ドアが閉まった時にその場で泣き崩れた。
肩の痛みなんてどうでもいいくらい
心の痛みが襲って来た。
あまりにも大きな痛みが。