彼女を見送る為空港に向かった。
冬の晴れた日、空が高かった。
空港までの道のり、いろんな話をした。
他愛も無い会話だった。
前日の夜からずっと二人でいた。
お前と話しても話しても会話が尽きることは無かった。
二人で別れを惜しむかのようにずっと。
今思えばこれからの未来を二人、無意識に感じ取っていて恐れていたのかな。
搭乗口のエスカレータで別れる時、お前の手を握って言った「大丈夫。」
ホントは自分に言い聞かせていたんだ。
手を振って、お前がエスカレーターから見えなくなった時、こらえていた涙が溢れ出した。
急いで帽子を目深にまぶって歩きだした。涙が止まらなかったけど。
半年で会えるんだと自分に言い聞かせて。
これから二人に何が起こるかなんて何も知らずに。