あなたの部屋に入った時に思った。











都心にあるのに、あたたかな海にいるみたいだった。









穏やかな陽射しの中でゆったりと静かな海辺に佇むような。









家ではリラックス出来るようにしてるんだとあなたがいった。











棚には小物やCD、サングラスが無造作に置かれていた。











ひまわりの絵も飾られていた。











変わった部屋ね。と言うと、「そう?」と微笑みながらマグカップに飲み物入れてくれた。











お腹が空いたので沢山かった鍋の材料を、ざくざく切って鍋に放り込んだ。









待てないあなたはどんどんビールを飲んで行くから急いで作った。











二人でライブDVDを見ながら鍋をつついた。余るかもねと言ってた材料も全部食べてしまった。













鍋を食べ終わった後にあなたが、隣の部屋から何かを持ってきた。











「開けてみて。」











大きな包みを開けるとあのひまわりの絵があった。









「この絵、気にいってたろ!だから。」













いいの?ありがとう





嬉しい。飾るね。





二人、同じひまわりの絵だね。







二人で笑った。









しばらくするとあなたが言った









「ビールなくなったから、ワイン飲もうよ、オープナー引き出しにあるから取ってくれる?」













引き出しを開けるとそこには小さなリボンをかけてる箱があった。









「見つけた?」あなたが聞く。











中を開けるとリングが入っていた。













あなたを見ると微笑んでいた。











それから、二人で近所の公園を散歩した。







あなたに指に通して貰ったリングをして。







手を繋いで。









まだつけたばかりで指に馴染んでないのが、これから二人の始まりみたいで嬉しかった。









空気が冷たくて澄んでいて、星が綺麗だった。











その日、初めてあなたと朝まで過ごした。









同じ夜空を部屋で見ながら。