秋の海にやってきた。
海に黄色が輝いて穏やかだ。
彼の運転で、地元の海に来た。
犬の散歩をしてる人、親子連れ、少しのサーファーがいた。
みんな、それぞれの時間を楽しんでいた。
「今日結構、寒みぃーな。」
「でも、気持ちいいわね。海は私も久しぶりに来たわ。」
私は答えた。
砂浜に座って、私の準備しておいたお弁当を食べた。
食べながら、色々話した。
私の話。彼の地元の話。家族の話。
彼の打ち込んでいたことの話。
時間を忘れるほど話した。
途中で近所にあるソフトクリーム屋で彼がバニラのソフトクリームを買ってきてくれた。
「寒いけど、なんかおいしいな!」って肩を寄せ合いながら、笑いながら食べた。
恋を何度か経験して、年齢を重ねてくると、付加価値よりも、こうした、純粋な
心にときめいてしまう。
「一緒にいるとなんか、話合うな。」
「うん、私も今そう思ってた!」
私も彼を見て答えた。
「また今度、一緒にどっかに行こうな!」
「うん、ぜったい、行こ!」
彼といると、子供に戻った気分になった。
突然彼が言った。
「キスしていい?」
唇が重なった。
海の音が聞こえていた。