中華はとてもおいしかった。
味は勿論だったが、混雑した店で4人で待って、メニューをワクワクして選んでいる時も。
みんなで話をしながら円卓を囲み、彼が円卓ばかりまわして、叔父夫婦にしかられた事も。
「うめー」っと言って口いっぱいほおばる姿も。運ばれたメニューを気持ちいいほどに平らげる様子も。
彼がいたから、花が咲いたように楽しく、美味しく、あっという間に時間が過ぎていった。
「また今度も行こうな!」
帰りに叔父が雄輔に言った。
「うん、また行こ! あーうまかった。食いすぎで、腹いっぱい!」
「じゃあまたね!」店の前で解散した。
「家まで送るよ、俺、タクシーの方角一緒だから。」
地下鉄に乗ろうかと思っていたときに雄輔が言った。