店内には私と彼と2人きりだった。
鑑賞のの邪魔にならないように少し奥へ下がる。
背が高く、服装も独特だった彼に始めは威圧感があった。
でも、ほんの始めだけだった。
絵を眺めている彼の様子はまるで違ったからだ。
それは、大人の男性ではなく、子供が陽だまりで遊んでるかのようなたたづまいだったからだ。
眺めているときの彼の表情はクルクル変わった。
ポケットに手を入れて、ナナメから首をかしげてみたり、2歩後ろに下がって引きでみたり、
間近に行ったり。
すべてを見終った時に声をかけた。