前回から引き続き、そんなこんなでシンガポール航空のサイトをみていたUP主。
こんなものを見つけました
。
まあ見ていて普通だなと。そう思ったのですが、日本のところだけ日本(SQ12便は除く)と書いてあります。
なんだこれ?
そして、よく見ると
東京(成田)
経由
ロサンゼルスIKI
??
シンガポール航空と聞くと、「日本からシンガポールへ行く飛行機」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ところが、同社には成田空港からロサンゼルスへ向かう「SQ12便」があります。
「シンガポール航空なのに、行き先はアメリカ?」「成田からでも乗れるの?」
気になったので、運航ルートや機材、成田経由の仕組みを公式情報を中心に調べてみました!✈️
SQ12便は、シンガポール発・成田経由・ロサンゼルス行き
SQ12便のルートは、シンガポールのチャンギ空港から、東京・成田を経由して、アメリカのロサンゼルスまで。
「SQ」はシンガポール航空を表す航空会社コード、「12」は便番号です。
成田はこの便にとって途中の停車駅のような存在。シンガポールから成田まで、そして成田からロサンゼルスまで、どちらの区間も「SQ12便」として運航されています。[1][2]
成田からロサンゼルスまでの区間だけでも乗れる!
ここが、今回調べていておもしろいと思ったところ。
SQ12便は、シンガポールから乗ってきた人だけが利用できる飛行機ではありません。成田から搭乗して、ロサンゼルスまで行くこともできます。
実際にシンガポール航空の公式サイトでも、東京発ロサンゼルス行きの航空券を販売しています。日本から出発する人にとっては、乗り換えなしでアメリカへ行ける直行便の選択肢なのです。[1][3]
なぜ日本とアメリカの間を飛べるの? キーワードは「以遠権」
シンガポールの航空会社が、日本とアメリカの間でも乗客を運べる。この仕組みに関係するのが、「以遠権(いえんけん)」と呼ばれる権利です。
航空の世界では「第5の自由」とも呼ばれ、自国を発着する路線の途中で、外国と別の外国の間でも旅客などを運べる権利を指します。
SQ12便なら、本国シンガポールから日本を経由してアメリカへ向かう路線のうち、「成田からロサンゼルス」の区間だけを利用する乗客も運べる、ということ。
航空会社の名前と出発地・目的地を見比べるだけでも、路線の仕組みが見えてきますね。[1][3][4]
どんな飛行機? ファーストクラスもあるボーイング777
確認した公式スケジュールでは、SQ12便はボーイング777-300ERで毎日運航されています。
シンガポール航空の同型機は、全264席の4クラス仕様です。
| 座席クラス | 座席数 |
|---|---|
| ファーストクラス | 4席 |
| ビジネスクラス | 48席 |
| プレミアムエコノミークラス | 28席 |
| エコノミークラス | 184席 |
同じ1機の中に、4種類の座席クラスがそろっているのも特徴です。[1][5]
機内Wi-Fiにも対応しており、無料の会員プログラム「クリスフライヤー」に入会して会員番号を予約に登録すると、エコノミークラスでも無制限の無料Wi-Fiを利用できます。ただし、動画ストリーミングや音声通話には対応していません。[6]
成田では、乗ったまま待つの?
シンガポールからロサンゼルスまで通して利用する場合、成田でどう過ごすのかも気になるところです。
公式案内によると、SQ12便の経由客は成田でいったん飛行機を降り、追加の保安検査を受けてから出発ゲートへ進みます。降りる際には、機内に持ち込んだ荷物もすべて持って出る必要があります。
便名は同じでも、成田では一度降機する、と覚えておくとわかりやすいですね。[7]
何時に出発して、何時に着く?
2026年10月1日〜24日の公式掲載スケジュールは、次のとおりです。時刻はすべて各空港の現地時刻です。
| 区間 | 出発 | 到着 |
|---|---|---|
| シンガポール → 成田 | 09:25 | 17:30 |
| 成田 → ロサンゼルス | 18:40 | 同日12:30 |
このスケジュールでは、成田での間隔は1時間10分。成田からロサンゼルスまでの所要時間は、時差を考慮すると9時間50分です。
夕方に成田を出たのに、着くのは同じ日のお昼。日付変更線を越える太平洋路線らしい、ちょっと不思議な時刻表ですね。
なお、逆方向のロサンゼルス発・成田経由・シンガポール行きは「SQ11便」です。[1]
成田から利用する場合、シンガポール航空のチェックインは第1ターミナル南ウイング4階。シンガポール発のSQ12便は、チャンギ空港の第3ターミナルでチェックインします。[2][8]
ANA・JAL・ZIPAIRと比べると、何が違う?
成田からロサンゼルスへ行くなら、SQ12便以外の選択肢も気になりますよね。そこで、同じ成田―ロサンゼルス直行便を運航するANA・JAL・ZIPAIRを代表例として比べてみました。[10][13][16]
| 航空会社 | 通常の機内食 | 無料の預け荷物 | 機内Wi-Fi |
|---|---|---|---|
| シンガポール航空[6][9][20] | 運賃に含まれる | 23kg×2個 | クリスフライヤー会員は無制限無料 |
| ANA[11][12] | 運賃に含まれる | 運賃条件による(0〜2個) | 文字メッセージ無料/Web閲覧は有料※ |
| JAL[14][15][19] | 運賃に含まれる | 23kg×2個 | 1時間無料/長時間プランは有料※ |
| ZIPAIR[16] | 別料金 | 別料金 | 無料 |
比較対象は各社のエコノミークラス、ZIPAIRはStandardです。預け荷物は上級会員特典などを含まない一般条件。ANAは運賃によって個数が異なります。※Wi-FiはANAの777・787機材等、JALの787機材等での案内に基づきます。利用便の機材・運賃条件をご確認ください。
座席にも違いがあります。SQ12便の777-300ERは、エコノミーの基本配列が「3-3-3」。JALの「SKY SUITE 787」は「2-4-2」で、窓側に2人で並んで座りたいときに注目したい仕様です。[5][17]
足元の目安となる前後間隔も、例えばANAの787-9・215席仕様は約86cm、JAL SKY SUITE 787は約84cm、ZIPAIRのStandardは約79cm。機材によって変わるので、予約画面で実際の機材と座席表を確認して選びたいですね。なお、この寸法は座席の前後間隔で、膝前の空間そのものを示す数値ではありません。[17][18][21]
航空券の値段は「必要なものを足した総額」で比較
値段を比べるときは、検索画面に出た航空券代だけでなく、税金・必要な預け荷物・機内食・座席指定まで含めた支払総額をそろえるのがポイント。ZIPAIRは必要なサービスを追加する仕組みなので、荷物の少ない旅行と、スーツケースをしっかり預ける旅行では比較結果が変わります。[16]
選び方の目安としては、機内食や預け荷物に加え、会員向けの無料Wi-Fiも重視するならSQ12便は魅力的な候補。座席の配列や前後間隔を重視するならANA・JALの機材を確認し、必要なサービスを絞って総額を比較したいならZIPAIRもチェックしたいところです。
運賃は搭乗日や空席状況で変わるため、「SQ12便がいつも最安」「ZIPAIRなら必ず安い」とは言い切れません。同じ旅行日程で、サービス込みの総額と、自分が機内でどう過ごしたいかを合わせて選ぶのがよさそうです。
今回調べてみて、SQ12便は「シンガポール航空で、日本からアメリカへ行ける便」でもあることがわかりました。
ロサンゼルス旅行を考えるときには、航空会社名だけで行き先を決めつけず、こんな路線にも目を向けてみたいですね!✈️
※2026年10月1日時点で確認した情報です。時刻・機材・サービスは変更される場合があります。予約・搭乗前には、利用日の公式情報をご確認ください。
参考にした公式情報
- シンガポール航空:ボーイング777-300ER・運航スケジュール
- 成田国際空港:シンガポール航空
- シンガポール航空:東京発ロサンゼルス行き
- ICAO:航空協定・第5の自由の解説
- シンガポール航空:ボーイング777-300ER座席表
- シンガポール航空:機内Wi-Fi
- シンガポール航空:乗り継ぎ空港での案内(英語)
- シンガポール航空:チャンギ空港
- シンガポール航空:手荷物の許容量
- ANA:国際線の運航路線
- ANA:エコノミークラス運賃とサービス
- ANA:国際線Wi-Fi
- JAL:2026年夏の北米路線運航計画
- JAL:国際線の預け手荷物
- JAL:国際線Wi-Fi
- ZIPAIR:路線・サービスと有料オプション
- JAL:SKY WIDERの座席仕様
- ZIPAIR:座席について
- JAL:エコノミークラスの機内食
- シンガポール航空:機内食の案内
- ANA:787-9・215席仕様のエコノミー座席