家人が傷病休暇を取った。
ほぼ寝たきりだった。
病院を変え、やっと痛みも治まり
リハビリをして
車も運転出来るまでになった。
それなのに
彼は
黄泉の国に憧れ旅立ってしまった。
私はあの日から時間が止まったままだ。
やらなきゃならないことが沢山あるのに
気持ちはあの時の悲しい感情のままだ。
本当に悲しいときは涙も出ない。
でも、二次元でしか彼の姿を見られない、
声も体温も二度と感じられない
そんな事をふと思う瞬間に
抑えきれないほどに涙が流れる。
彼の死を選ぶときの感情や
死の瞬間を思うとやりきれない。
残された文章を見ると胸が苦しい。
なんとか出来なかった無能な自分が恨めしい。