先日、和歌山県高野山の宿坊に宿泊しました。
最初は一人で行こうと思っていたのですが、親に話したところ、両親も泊まってみたいとのことで、一緒の宿泊となりました。
私の父親は、これまでに4回徒歩で四国の八十八箇所お遍路めぐりをしている人なので、その度に高野山は訪れていたのです。
宿泊はしたことがなかったようなので、父も楽しみにしていました。
西禅院という宿坊です。
門をくぐり、玄関へ。
お坊さんがお出迎えしてくださいました。
廊下にて。ふすまにはそれぞれ絵が描かれていました。
お部屋は、8畳ほどの和室を3部屋、貸していただけました。
本来は2部屋の予定だったのですが、この日はお部屋が空いていたようで、贅沢にゆったりと使わせていただきました。
お部屋から見える庭園
寒い日だったので、お部屋にはこたつとストーブが置かれていて、早速温まることにしました。
夕食までの間、母は周辺を散策していましたが、私と父は旅の疲れと寒さからかこたつから出られなくなり(笑)
お部屋でぬくぬく休んでいました。
夕食は17時半から。
精進料理
昆布巻きなどの天ぷらや豆腐料理、野菜のお味も、どれも心がほっこりする味わいで美味しかったです。
心を込めて作って下さった感じが伝わって来るようでした。
満腹になりすぎてしまいました(笑)。
食休みした後は…
希望していた写経の体験をしました。
どこかのお部屋で行うのかと思っていましたが、この日は寒く、少人数だったからか、宿泊したお部屋のなんとこたつで行いました。
お坊さんが道具を持ってきてくれ、簡単に写経の仕方の説明がありました。
後は、家族だけの時間になり、説明書を見ながら、言葉を唱えるなどの儀式をし、筆を取りました。
この日は、筆といっても用意されていたのは筆ペンでした。
想像していたより、写経はお手軽に行って良いものなのだとわかりました。
般若心経が書かれたお手本を下に敷いて、その字を一字一字心を込めて書き写していきました。
最初は簡単そうに思えましたが、これがこれが…以外と手間取りました。
私は字があちらこちらに傾いたり曲がったり…
集中しているつもりでも途中色んなことを考えたりしてしまい…
私は外見は落ち着いているように見えて、心は落ち着かない人だなあ…と思って、情けない自分に気付きました
その時の心がそうだったとも言えますが…
自分はダメだなあと思いつつ、最後まで書き上がると、やったぁ~~!という達成感と爽快感!!がありました
書き終わるとやはり、簡単な儀式?をして終わります。
書いた写経は、高野山のお寺に奉納していただきました
写経は、気軽にできる修行の一つで、通常は一時間ほどでできるそうです。
私たち家族は初体験で丁寧に書きすぎたのか、家族皆が終わるまで二時間くらいかかりました。
お世話をしてくれたお坊さんも、ちょっとビックリしているようでした(笑)
お風呂の時間が遅くなり、お手数をおかけしてしまいました。
ちなみにお風呂は、男女別れていて、それぞれ4~5名は一度に入れるくらいの大きさの綺麗な造りでした。
トイレも綺麗でした
そして就寝…
お布団には湯タンポを入れて下さっていて、あたたかく寝られました。
私は本堂のすぐ隣の部屋で寝てしまったので、目を閉じると、強いエネルギーが来ているように感じて
ちょっとこわくて
なかなか寝付けませんでした。
起床…
6時半からの朝のおつとめに参加しました。
お坊さんの方々の詠むお経のハーモニーと、時々鳴らす楽器?の音色がとっても心地よかったです。
お経の本がなかったので、一緒に読めなかったのが残念でしたが、お焼香とお祈りができ、貴重な時間でした。
足元が暖かくなっていた(床暖房?)のも、ありがたかったです。
終わりにお坊さんのお話がありました。
「お部屋でよく温まってください…。」と話すそのお姿は寒そうでした。
朝食…
美味しくいただきました。
今回は、リーズナブルなプランを選びましたが、お肉やお魚が入らない食事は、身体がスッキリしていく感じがしました。
食休みをし、お坊さんのお言葉に甘えてお部屋でゆっくり温まった後、チェックアウトしました。
とってもゆっくりさせてもらった宿坊体験でした。お坊さんの方々の心遣いに心が温まる一泊でした。
心も身体も浄化され、元気になることができました。
感謝
立ち寄った食堂にてランチも精進料理♪
リーズナブルに食べれて、とっても美味しかったです♪
根本大塔
近くで見ると迫力があります。中には大仏様。
お土産店の前に木彫りの観音様