『No梗塞ねこ!!』~その133~
眠れぬ夜
2017.2.22/02:35
地獄の33号室も、会長と社長が丁度良いタイミングで睡眠に入っているときは、なかなか静かな病室になる。
私の隣のほぼ意識不明の“ 立川さん(仮名) ”は、チ〇コがとても長いらしい。
世話をしている看護師さんが、
「立川(仮名)さんのって長いよね」
「・・・」(多分、喋った看護師さんの後輩だと思う)
「私、初めて見たときびっくりしちゃった」
「き、奇跡みたいですよね」(若手)
「うん、私は奇跡を見た」(先輩)
「ミラクル・立川ですね!」(若手)
そしてオムツを替えた後が、本番の《痰の吸引》だ!
真夜中の病室で、立川さん(仮名)の痰の吸引は、これが本当に苦しそうで聞いてられないくらいの嫌な音がする。
私は寝たふりをし、わざとらしくならないように注意しながら寝息を立てていた。
そんな立川さん(仮名)には、毎日奥さんが看病に来ていた。
立川(仮名)さんには聞こえていないし、通じてもいないと知りながら、
「今日は帰るからね。また明日来るから。大丈夫だよ・・・じゃ、バイバイ」
と言って帰っていた。
優しい声だが、物凄く不安そうなか細い声なので、奥さんには立川さん(仮名)の“ 死が物凄くリアルに感じられてたんじゃないだろうか・・・?そんなある夜・・・・。
奥さんが廊下に出て彼女の気配が消えた頃、意識が無いはずの立川さん(仮名)が、
「・・・・友子」
と、一言だだけ言った。
今まで喋った事のない立川さん(仮名)の、そして私が部屋を替わるまでの二日間で聞いた、立川さん(仮名)のたった一言だった。
私は、その“ 友子 ”が、どんな事情の人か知らないが奥さん以外の人の名前じゃなけりゃいいな・・・・と思った。心の底から奥さんの名前だといいな・・・と思った。
でも、その女性が立川さん(仮名)の意識を取り戻す手助けをしてくれるなら、早く立川さん(仮名)を苦しみから救って欲しいとも思った。
きっと、男と女のエネルギーは死を招くような病気に対して闘う力を与えてくれるのかも知れない。
私は、男女関係なくぐるぐる・ハードだ!!!!!!
ご飯を食べるようになってから、夜中に腹が空く!!!
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