『NO!梗塞ねこ 』~122~
2017.2.21.08:50
朝食の配膳が、7時頃から始まった。
“地獄の33号室”に食事が運ばれて来るのは9時頃になる。
33号室の患者は重症者が多く、会長(仮名)はじめみんな手が掛かるので配膳も最後になるのだ。
私は窓際のベッドに寝ていたが、入り口側のカーテンを引いて他の人からの視線を避けていたから、周りで起こっていることは音や会話で判断していた。
33号室に居る我々は、9時になるまで食器のぶつかる音と、温度がある訳ではないのに“食事の温かい香り”だけを堪能する事になる
その日は、2月21日。
私は、2月14日に倒れてから一度も食べ物を食べていないことに気づいた。(2日目くらいに一度食事をしたが、全部戻した・・・・)
一週間も“お預け”をされた私は、ただの食べ物の香りだけで胃袋がきゅ~~っと絞り上げられた。
7時の配膳の開始から2時間経って、やっと私の前のベッド用のテーブルの上にプラスチックのトレイが置かれた。
トレイの上には、茶碗二つと小皿一つと小鉢一つ。
一つの茶碗に半分の三分粥と、もう一つの茶碗半分の薄い味噌汁。
そして、海苔の佃煮の小パック一つ。
小皿には、鶏肉のペースト入っていた。
小鉢には、練り餌のようなほうれん草が入っている。
とは言っても、おかずは口に入れろまで鶏肉ともほうれん草とも分からなかったが・・・・。
トレイにはお箸は無くて、スプーンだけがついていた。
看護師さんが、
「一人で食べられますか?」
と言ってくれたのだが、食べ物を人に口に運んでもらうほど酷くなってるとは思っていなかったし、もし自分で出来なければ、また改めてナースコールすればいいと思い、とりあえず断った。
健康なときには、決して美味しそうだとは思えない献立だが、こんなに嬉しい食事は今までなかったんじゃないだろうか!?
と思ったのだが・・・・・。
食事はソフトなのに・・・・ハードな予感!!!!!
これから、初体験をするのだ!!
↓↓↓↓↓


