NO!梗塞ねこ ~その73~
2017.02.18.08:05
ワンメーターにも足りないくらいの距離だったのに、タクシーのドライバーさんはとても気を遣ってくれて大変助かった。
ブレーキひとつにしても、そっとかけてくれたので、揺れで気分が悪くなることがなかった。
三鷹医院(仮名)に着いたので、少しでも手間を省こうと思って私は先に降りた。
目は回っていて足元は不確かだったが、タクシーのトランクに手を添えながら、5メートル先の電柱に向かって歩いた。
トランクから手を離して、急いで電柱まで行っておこうと両手を伸ばして真っ直ぐ電柱に向かった。
「ちょっと、一人で先に行っちゃ駄目だって言ってるでしょ!」
と料金を払いながら、嫁さんが苛立った声をだしている。
私は、言われていることは分かったが、電柱のところで待ってればいいや・・・と思って先を急いだ。
私は両手を伸ばしたまま、体の軸が地面に対して徐々に傾いていくのを感じた。
私は、自分が倒れるのを防ごうと意識をしたのだが、足も手も自分の意思とは関係なく今までと同じように動き続け、何も出来ずにただ倒れるままに地面に向かった。
このままでは地面にぶつかる!・・・と思ったので、右手を肩の上に伸ばして頭が直接アスファルトに当たらないようにした。
倒れた瞬間、メガネの弦が頭と腕に挟まって、メガネがガクンッ!と揺れたのか分かったので、そのとき私は目を開けていたらしい。
「あっ!大丈夫ですか!?」
と、病院の方から掃除をしていた小母さんの声が駆け寄ってきた。
「大丈夫!?どうしたの!!」
と後ろから嫁さんの声。
私は、その時初めて、
<これは、絶対“脱水症”なんかじゃない。もっと頭の中の神経か何かがおかしくなってるんだ!>
と思った。
家の玄関で倒れたときには、目眩でふらついたからだと思っていたが、今、ここで起きた転倒の仕方を見て自分の手足を自分で動かせなくなってるのを自覚した。
ばったりハードだ!!!!
こんなに長く続くのは、絶対おかしい!
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