先日シュルレアリスム展 を観に行ったことを書いたが、その時ダリを観て思った。
ずっと前~熊本にいた頃の記憶だと思うので、多分中学生の頃~にダリを観た時は、
「変なのぉ~」
程度の感想だったのが、
この間の美術展で観たダリは、
「すごいなぁ~」
に変わっていた。
以前に観てから最近までの間に、写真やテレビでは何回もダリの絵を観ているので、感想が変わっていることに気づいたのは、実物を観たからだろう。
話は変わるが、昨日たまたま本屋に立ち寄ったとき、“ダリの作品は75%が他人が描いた偽物だ”という帯が掛かった本を見つけた。
表紙だけしか見なかったので、内容は見てない。
また、その手の暴露本は余り好きじゃないので読む予定もないのだが、もしそれが本当なら、“ダリの絵”を描き続けた“偽物のダリ”の方が本物っぽいというか、作品の数からして、そっちの方が本物……じゃないの?などと思った。
絵の価値が変わるわけではないので、私としては誰が本物でも構わないのだけれど、もし誰か別にあれらの絵を描いた人がいるなら、その人が描いたその人自身の絵を見てみたい気もする。
美術展を観た後、時を置かず暴露本を見かけて考えさせられた。
同じ絵を年を隔てて観て、自分のどこかが変わったことに気づかされたのだから、きっと偽物だろうと本物だろうと、力のある実物を間近で観ることは、きっと重要なことなのだ。
