赤い夜 | おむすび書店 リターンズ

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まだまだハード・ボイルド!

そして、高血圧&脳梗塞!
ハイ・プレッシャー!!

男のハードなダイエット!!!


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 ティッシュの箱を持って二階の仮眠室に上がり、私は先ず洗面所に行った。

 洗面台の前に立って鼻に詰めたティッシュを取ると、どぼっ半分固まった赤黒い鼻血が洗面器に落ちた。

 顔を上げると、鏡に映った私の顔の鼻から下が血で真っ赤になっている。


 びびった。

 心臓がバクバクである。


 もう一度鼻にティッシュを詰めて、風呂の洗面器を持って仮眠室のコタツに座った。そのコタツは、もう夏になると言うのにコタツ布団を掛けたままだった。コタツ布団の中に足をいれると、何故かひんやりしていて興奮した体に気持ちよかった。


 私はその時から6時間、鼻のティッシュを詰めたり取ったりを繰り返す事になったのだ。

 ティッシュを抜くとどぼぼっと血の塊が洗面器に落ちて、またティッシュを詰める。洗面器が赤いティッシュでいっぱいになったら、それを大きめのレジ袋に捨てる。そしてまたティッシュを鼻に詰める……である。


 朝方、同僚の杉並(仮名)が上がってきて、

「大丈夫か?」

 と、声をかけてくれた。 私はちょっと頷いた。レジ袋を捨てようと杉並が袋を手に取ると、

うわっ……!」

 と、小さな驚きの声を上げた。実際にどれくらいの出血があったのかは量ってないが、レジ袋はずっしりとした手応えがあるくら重くなっていたのだ。

「病院に行こう。タクシー呼ぶから」

 と言って、杉並はレジ袋を捨てに行った。