柔と耕作(松田)の新婚日記 19日目 (夜編第2部)

            文書量(文字数)が膨大な為、一日を分割で表記しています。





上に上がると持って来た物を机の上に置いた後に耕作はベッドに座り
キョンキョン達はクッションの上に座った。
柔と富士子はお茶を注ぎコーヒーを5杯分淹れて皆に渡した後に富士子は
キョンキョン達の傍に座り、柔は耕作に寄り添って座った。

柔「皆、お疲れ様~。」

キョンキョン「お疲れ様でした。」

舞「柔さ~ん、お味噌汁、私が作りたかったです~。」

柔「あ、ごめんね~、明日の朝作って貰おうかな?」

舞「は~い、私、作りますから~。」

美咲「皆さん、お疲れ様でした。」

美咲「柔さん、明日の朝は私も何か作りたいです。」

柔「そうね、明日はキョンキョンも一緒に何か作って貰うね。」

キョンキョン「それが出来るなら嬉しいです。」

富士子「しかし、さっきも言ったけど、皆、上手いね~。」

富士子「包丁の使い方に慣れてるな~って思ったわ~。」

キョンキョン「松田さんのご実家の民宿で結構お手伝いしてましたからね。」

富士子「そうだったんだね、だからか~。」

キョンキョン「それにしても今日のスキヤキ凄く美味しかったですね。」

富士子「味付けが絶妙で最高だったね~。」

舞「そうですね、余り甘くして無いのが良かったですよ。」

美咲「そうだね、一般的な物よりも甘さ控えめで美味しかったです。」

柔「それって、この前、おかあさんがジョディー達に好みを聞いたら余り甘くしないで
  作って欲しいって言われたみたいで、それが好評だったんだって。」

柔「だから、今日はそれと同じ様にして作ってみたって言ってたよ。」

富士子「そうだったんだ、ジョディーさん達に感謝しないといけないわね~。」

キョンキョン「そうですよね、今度自分の家で作る時に甘くしないで作ってみよう~っと。」

美咲「私も機会が有ったらそうしてみたいです。」

舞「私も機会が有ったら作ろう~っと。」

柔「ところで皆は明日どうするの?大学に行くまでここに居ても良いよ?」

富士子「私は朝ご飯食べ終わって少ししたら自分の家に戻りますね。」

柔「明日、花園君、帰って来るの?」

富士子「帰ってくるのは夕方前だけど、片付けとかしておかないといけないから。」

キョンキョン「主婦は大変ですね。」

富士子「そうなのよ~、色々やる事が有ってね~。」

柔「じゃあ、富士子さんとはまた西海大でだね。」

富士子「そう言う事になりますね。」

柔「キョンキョン達はどうする?」

キョンキョン「でも、松田さんの会社に行かないといけないんですよね?」

耕作「あ~、それなら連絡しておけば柔の練習が終わった後でも良いから、気にしなくて良いよ。」

キョンキョン「そうなんですね、それならお昼まで居ても構いませんか?」

柔「良いよ、行ったり来たりは大変だろうしね。」

キョンキョン「舞と美咲はどうする?」

舞「先輩が居るなら、私も良いですよ~。」

美咲「私も構いませんよ。」

柔「分かった~、それじゃあ、キョンキョン達はお昼までね。」

耕作「じゃあ、明日、朝のうちに編集長に連絡しておくよ。」

柔「お願いね、あなた。」

玉緒が下から声を掛けてきた。

玉緒「富士子さん達~、お風呂空いてるから入って良いわよ~。」

柔「は~い、分かった~。」

柔「じゃあ、先に富士子さんとキョンキョンが入って来たら?」

富士子「そうさせて貰うわね、キョンキョン行こうか?」

キョンキョン「分かりました、舞、美咲、お先に入って来ますね。」

舞「行ってらっしゃ~い、ごゆっくり~。」

美咲「分かりました、行ってらっしゃい。」

富士子「カップは台所に持って行っておくね。」

キョンキョン「私も持って行きます。」

柔「お願いね~、ありがとう~。」

富士子とキョンキョンはカップと荷物を持つと下に下りて行った。

舞「柔さん達は最後ですか?」

柔「そうね、何時もそうしてるし。」

美咲「そうなんですね。」

舞「もしかして~・・。」

柔「もしかしなくても、一緒に入るよ~。」

舞「あは、本当に入ってるんですね~。」

柔「そうだよ、何時も一緒に入ってるから、家では。」

美咲「そうだったんですか、恥ずかしくは無いんですか?」

柔「少しは恥ずかしいよ?でも慣れちゃったかな?最初の頃に比べると。」

舞「慣れるもんなんですね~。」

柔「それはね~、何時も見てたら慣れてくるよ。」

美咲「あ~、柔さん、それ以上は言わないで下さい、私、恥ずかしくなりますから。」

柔「あ、ごめんね~、もうこれ以上は言わないから。」

耕作「俺が居るのを忘れちゃ駄目だよ?」

柔「だよね、あなたもごめんね。」

耕作「好きな女性と一緒に風呂に入る時の男性の気持ちを話そうか?」

舞「良いんですか?是非お聞かせ下さい。」

美咲「私も聞きたいです。」

柔「何だ、2人とも興味は有るんだね。」

美咲「勿論です、男の方がお風呂に一緒に入る事についてどう思ってるか知りたいです。」

舞「だよね~、そうじゃないと切り出し難いもんね。」

耕作「分かった、俺も含めてだけど、好きな人と一緒に入るのは嬉しい事だよ。」

耕作「勿論、最初に入る時は結構勇気が要るけど。」

柔「確かに、勇気が要ったよね。」

柔「あ、そうだ、あたし達って最初の時は時間をずらして別々に脱衣所に入ったよ。」

柔「だから別々に脱いでお風呂場に入っるのも別々って感じだった。」

舞「それ、良いかも知れませんね~。」

耕作「そうだったね、その方が一緒に脱いで入るよりは良いかも。」

美咲「確かに、同じ場所で一緒に脱ぐのは抵抗が有りますね。」

耕作「まあ、それする前に水着姿とか見せておくと良いかも。」

柔「そっか、あたしもあなたの部屋でそれやったんだった。」

舞「え?柔さん、旦那様に部屋で水着姿を見せてたんですか?」

柔「ほら、あたし達って付き合う時間も無かったから海とか行った事が無いのよ。」

柔「仕方ないから、お風呂場で水着姿を見せたの。」

美咲「柔さんって、そんな事までしてたんですね。」

耕作「そうだよ、意表を突かれたけど、水着姿を見る事が出来て嬉しかったよ。」

舞「やっぱり、嬉しいものなんですね。」

耕作「勿論さ、男性からすると好きな人のそう言う姿を見るのは嬉しい事だよ。」

耕作「君達の場合は海に行く機会が有ればその時に見せる事が出来るはずだよ。」

耕作「そう言う姿を見せておけば相手も動揺が少なくなるかもしれないよ。」

美咲「それもそうですね、機会があれば良いんですけど。」

耕作「2人だけで恥ずかしい様だったら、君達2人と佐藤、三浦で行けば良いと思うよ。」

舞「あ~、それは良いかも、美咲、私と一緒ならそこまで恥ずかしくないでしょう?」

美咲「そうかも、舞が一緒なら恥ずかしさもそこまで無いかな?」

柔「そうだ~、一緒にお風呂に入る時も最初は水着を着て入った方が良いかもね。」

舞「あ、そうですね、それで慣らしていく訳ですね?」

柔「そうそう、ある程度慣れてきてから裸になれば良いと思うよ。」

美咲「なるほど、そうすれば一緒にお風呂に入る時の抵抗感も減りますね。」

柔「まあ、まだ無理だろうけど、プロポーズされたら考える位で良いと思うよ。」

美咲「勿論、そうならない限りはしませんよ。」

舞「私もそうかな~。」

舞「結婚が決まったら考えるって感じで良いと思ってま~す。」

キョンキョンと富士子が下から声を掛けてきた。

キョンキョン「出ましたよ、舞と美咲も入ってきたら~?」

舞「あ、は~い、直ぐ行きま~す。」

美咲「分かりました~。」

富士子「私達は布団を敷いておくから~。」

柔「もう上がってこないの~?」

富士子「そこまで邪魔はしませんよ~。」

柔「そんなに気を遣わなくても良いのに~。」

キョンキョン「御2人の時間を大切にして下さいね~。」

富士子「なので、ここでおやすみの挨拶しておきますよ~。」

きょんきょん、富士子「おやすみなさい~い。」

柔「分かった~、ありがとう~、おやすみ~。」

耕作「おやすみ~。」

舞「それじゃ、お先に入ってきま~す。」

美咲「その後は下で先輩達とお話でもしてから寝ますので。」

柔「分かった~、おやすみ~。」

耕作「ゆっくり入って来ると良いよ、おやすみ。」

舞「は~い、おやすみなさ~い、カップは持って行きますね。」

美咲「おやすみなさい、私もカップは持って行きます。」

柔「ごめんね、お願~い。」

舞と美咲はカップと荷物を持って下に下りて行った。

柔「さてと、皆も下りて行った事だし。」

柔「うふふ、あなた?原稿書かないといけないんでしょう?」

耕作「ふふふ、さすが、良く分かってるね。」

柔「また、見てても良い?」

耕作「勿論さ、良いに決まってるじゃない?」

耕作は立ち上がると机の椅子に座りカップを置いて原稿を書き始めた。
柔も立ち上がって机の上の隅の方にカップを置くと耕作の首辺りに抱き付いて後ろから眺めた。

柔「今日も昨日と似た様な感じで書くの?」

耕作「昨日と違ってた所も書くよ。」

柔「乱取りからの寝技の練習を書くんだね。」

耕作「そうだよ、勿論、その意図も富士子さんの考えとして書くから。」

柔「なるほど、富士子さんもあたしと同じ意図だったしね。」

柔「あなた?さっきはごめんね。」

耕作「うん?何か謝らないといけない事ってしてた?」

柔「ほら、あなたとあたしの事を少し話し過ぎたかな~って。」

耕作「そんな事は無いよ?あれ位なら気にしないから。」

柔「それなら良いんだけど、あの2人に対しては直ぐに何でも話してしまうのよね~。」

耕作「それだけ君があの2人を気に掛けてるって事だから良いんじゃない?」

柔「そうなのよね~、上手くいって欲しいって思ってる。」

耕作「俺もそう思ってるよ、相手が俺の同級生って言うのも有るけど。」

柔「あたしのやってきた事が少しでも参考になればって思っちゃうのよね~。」

耕作「確かに、参考にはなると思うよ。」

耕作「佐藤も三浦も俺と同じで奥手みたいだし。」

柔「あたしもそう思ってたよ。」

柔「だからこそ、あなたに対してあたしがやった事を少しでも知って欲しいかな~。」

耕作「一度に色々話しても混乱するだろうから、少しずつ話せば良いんじゃない。」

柔「そうだね、気が付いた時や会った時に少しずつお話する様に心掛けるね。」

耕作「俺もあの2人には気が付いた時に男性がどう思ってるかを話すよ。」

柔「そうしてあげて、美咲さんは兎も角、舞さんは付き合った事が無いみたいだから。」

耕作「そう言ってたね。」

耕作「まあ、美咲さんも一度別れてるから、男性の気持ちを知ってた方が良いとは思うけど。」

柔「そうだね、そのお相手の方とは良くお話しをしなかったって言ってたし。」

柔「男性がどう言う事を思ってるかが分かればお話もし易くなると思うよ。」

耕作「ところで風呂は一緒に入るけど、他はどうする?」

柔「皆も居るからな~、他は止めておきましょうか?」

耕作「そうだね、今夜は風呂に一緒に入るだけで十分かな。」

柔「うん、あたしもそれだけで十分かな?」

柔「昨日十分に満足させて頂きましたからね~。」

耕作「満足だったんだね。」

柔「気持ちは満たされてたよ、あなたのお陰で。」

耕作「それは俺も同じかな?君の幸せそうな表情のお陰で。」

柔「あ~、それは思い出さなくても良いよ~。」

耕作「やっぱり、恥ずかしいの?」

柔「恥ずかしいって言うか、どんな表情をしてたのか凄く気になってくるから。」

柔「あなたの胸の内だけに留めてて欲しいかな?言葉にはしないでね?」

耕作「なるほど、君がそう言うなら言わない様にするよ。」

柔「うん、そうしてね。」

耕作「良し、書き終わったよ。」

柔「お疲れ様でした。」

柔は抱擁を解くとコーヒーを淹れて耕作に渡した。

耕作「ありがとね。」

柔「あなたの会社に電話するのって朝ご飯を食べ終わってからだよね?」

耕作「それじゃ、少し早過ぎるかも。」

柔「そっか~、9時過ぎた位が良いのかな?」

耕作「そうだね、それ位が良いと思うよ。」

柔「しかし、何も考えずに、お昼まで居たらって言ったけどお昼ご飯迄何しよう?」

耕作「どこかに行く訳にも行かないから、また、ここで話でもするしか無いんじゃ?」

柔「そうだよね~、また、あたし達の事をお話するしかないかな~。」

耕作「でも、話せる様な事って、まだ有った?」

柔「あたしの気持ちの移り変わり位かな?もしくはアメリカでどうやってたか?」

耕作「いや、さすがにアメリカでやってた事を全部話すのは不味いんじゃない?」

柔「あ、勿論、際どいお話はする気はないよ?」

耕作「それなら良いか。」

柔「あなたに許可は貰う様にするから安心してね。」

耕作「分かった、彼女達の参考になる様な事が有ったら話して良いよ。」

柔「参考になる様な事か~。」

柔「あたしがアメリカに行って以降の事しか参考にならなそうだね。」

耕作「確かに、その通りだと思うよ、それ以前は付き合ってもいなかった訳だから。」

柔「明日お話してて何か思い出したらで良いかな。」

耕作「そうするしかないと思うよ、俺も何か思い付いたら話してみるよ。」

富士子が下から声を掛けてきた。

富士子「柔さ~ん、あの2人も出たから何時でも入って良いわよ~。」

柔「分かった~、ありがとう~。」

柔「あなた?どうする?」

耕作「そうだな~、取敢えず、別々に風呂場へ行かないといけないかな。」

柔「でも、皆はあたし達が一緒に入るって知ってるよ?」

耕作「例え知ってたとしても一緒に風呂場へ行くのは避けた方が良いと思うけど。」

柔「やっぱり、刺激が強過ぎるかな?」

耕作「うん、知ってても一緒に入りに行くのが分かったらそう感じるんじゃないかな。」

柔「分かった、あなたの言う通りで良いよ。」

柔「って事は出るのも別々の方が良いよね?」

耕作「当然そうなるね。」

柔「じゃあ、あなたが先に入って良いよ。」

耕作「いや、君が先の方が良いと思う。」

柔「何で?」

耕作「レディーファーストだから。」

柔「え~、それは理由になって無いよ~。」

耕作「まあ、半分冗談だけど、俺は後からこっそり行くから。」

耕作「俺が後の方が万一見られても誤魔化せるからね。」

柔「あたしじゃ誤魔化せない?」

耕作「誤魔化せない事も無いけど、君が後から入りに行くのと、俺が後から入りに行くのでは
   彼女達の受け止め方が違うと思うんだよ。」

柔「どう違うの?」

耕作「君が後から入りに行く事は彼女達もそうやって良いって思うかもしれないんだよ。」

柔「あ、分かった、あたしの真似をしようとしてたもんね、あの子達。」

耕作「そう言う事だよ、俺が後からなら彼女達はそうは思わないんじゃないかな。」

柔「今ので納得出来た、あたしが先に入るね。」

耕作「そうしてね、俺は暫くしてから行くから。」

柔「ほんとに来てよ?」

耕作「必ず行くから、湯船に浸かってても良いよ。」

柔「分かった、浸かってるかどうかは確約出来ないけど。」

耕作「もしかして脱衣所で待ってるって事?」

柔「駄目?」

耕作「いや、君がそうしたいなら、それで良いよ。」

柔「良かった~、じゃあ、待ってる~。」

耕作「あ、ポットは俺が持って下りておくから。」

柔「うん、ありがとう~。」

柔「じゃあ、行くね。」

耕作「行ってらっしゃい。」

柔は下着と寝間着を持って下に下りて行った。

耕作「(さて、どの位時間を空けるかな、柔を余り待たせてもいけないし。)」

耕作「(柔は他の人に色々気を遣ってるけど、もう少し自分の事も考える様にして欲しいな。)」

耕作「(来週は桜さんの病院に行かないといけないし。)」

耕作「(俺も立ち会わないといけないけど編集長に訳を話して許可を貰うかな。)」

耕作「(でも、行くとしたら土曜日か、じゃあ、俺は許可を貰う必要は無いか)」

耕作「(検査って言っても確定じゃないからな~。)」

耕作「(確定診断が出るのは更に2~3週間後なんだよな~。)」

耕作「(待ち遠しいな、って思うから時間が長く感じるのかも。)」

耕作「(どれ、そろそろ良い頃合いか、下りるか。)」

耕作は下着と寝間着とポットを持つと下に下りて行った。



下に下りた耕作は台所へ行きポットを流しの横に置いてキョンキョン達が居る部屋の様子を窺って
大丈夫そうなのを確認すると風呂場へ向かった。

脱衣所に入ると柔がバスタオルを巻いて待っていた。

柔「待ってたよ~。」

耕作「その姿は久しぶりに見るね。」

柔「えへへ、そうでしょう?だからこの格好で待ってたの。」

耕作「それじゃ、入ろうか。」

柔「そうだね。」

耕作は着ている物を全部脱ぐとタオルで前を隠し、柔もバスタオルを外しながら前を隠して
2人で一緒に風呂場の中に入ると湯船の傍で腰を下ろし掛け湯をして湯船に浸かった。

柔「ふ~、落ち着くね~。」

耕作「そうだね、寛ぐよ。」

柔「ね~、また、あれやってくれない?」

耕作「ああ、良いよ。」

耕作が胡坐を組むと柔はその上に座って体を耕作に預けると耕作は柔の胸の辺りに腕を回して
優しく抱き締めた。

柔「あなたを直接感じられる。」

耕作「俺も君を直接感じてるよ。」

柔「心地良いね~。」

耕作「そうだね、相変わらず、君の素肌は気持ち良いよ。」

柔「そんなに気持ち良いの?」

耕作「うん、滑らかで滑々してるからね。」

柔「そうなんだ~、特にお手入れとかしてた訳でも無いんだけどな~。」

耕作「でも、練習後とかは風呂に入ってたんでしょう?」

柔「それはね~、汗臭くなるのが嫌だったし。」

耕作「乙女の身嗜みだね?」

柔「そうで~す。」

耕作「良く見ると、君って肌のきめが細かいんだね、だから滑々してるんだよ。」

柔「そうなんだ~、そう言うのは余り気にした事が無かったな~。」

耕作「まあ、普通は余り気にしないから。」

柔「だよね~。」

耕作「そろそろ体を洗おうか?」

柔「そうだね、まだ長湯は控えておかないとね。」

柔は立ち上がると片手で胸を隠しながら耕作に手を差し伸べた。
耕作はその手を取ると立ち上がって2人は湯船を出ると洗い場で銘々の体を洗い
きれいに洗い流して再び湯船に寄り添う様にして浸かった。

柔「今日は反応して無いのね。」

耕作「まったく、君って子は~、どこを見てるんだか。」

柔「うふふ、ついね~、目が行っちゃうの~。」

柔「やっぱり、その気がないと反応しないの?」

耕作「そうかも知れないね、今反応して無いって事は。」

柔「あたしが触ったら反応するかな?」

耕作「それはするよ、君も知ってるでしょう?」

耕作「君がここを洗った時の反応の仕方を。」

柔「そうだったね、最初の時はびっくりしたもん。」

柔「あんな風になるって思って無かったから。」

耕作「は~い、それ以上は口に出して言わない様にね~。」

柔「分かってますよ~。」

柔「あなたに、はしたないって思われたくないからね~。」

耕作「そこまでは思わないよ、何度も言ってるけど、君は今でも乙女なんだから。」

柔「あなたがそう思ってるから尚更言えないのよね~。」

耕作「いやいや、君が乙女だって言うのは俺だけが思ってる訳じゃ無いよ。」

耕作「試しに、明日キョンキョン達に聞いてみたら分かると思うよ。」

柔「分かった、明日聞いてみるね。」

耕作「そろそろ出ようか。」

柔「そうね、あたしが先に出るんだよね?」

耕作「そうそう、俺は後から出るから。」

柔「じゃあ、出たら台所で待ってるね。」

耕作「分かった、俺も直ぐ行くから。」

柔「じゃあ、先に出るね。」

耕作「うん、どうぞ。」

柔は湯船から出るとタオルで軽く拭いて脱衣所に出て行った後に柔が体を拭く音が聞こえた。

耕作「(今、体を拭き上げてるのか。)」

耕作「(そう言えば、またブラは持ってきて無かったな。)」

耕作「(この分だと明日も一日ノーブラで過ごしそうだな。)」

耕作「(しかし、何でか知らないけど最近際どい発言する事が多い気がするな~。)」

柔が脱衣場を出て行く音が聞こえた。

耕作「(出て行ったか、少ししたら俺も出るかな。)」

耕作「(男女間のそう言う事に全く興味が無かったのに一気に知識が高まった所為かな?)」

耕作「(隠し事はしないって言うのも関係してるのかもしれないか。)」

耕作「(自分の思っている事を素直に話してくれるのは嬉しいけど。)」

耕作「(まあ、俺がストップを掛けたら話さないから良いか、少し位なら。)」

耕作「(どれ、俺も出るか。)」

耕作は湯船から出るとタオルで軽めに体を拭いて脱衣所に行き新しいタオルで
丹念に体を拭き上げて下着と寝間着を着ると脱衣所を後にして台所へ向かった。



台所に着くと柔がポットにお湯を入れていた。

柔「丁度良いタイミングで出てきたね。」

耕作「そうだね、ポットは持つよ。」

柔「ありがとう~。」

耕作がポットを持って柔と一緒に2階へ上がって行った。



部屋に入ると耕作はポットを机の上に置きベッドに座った。
柔はお茶を注ぎコーヒーを淹れて耕作に渡しながら寄り添って座った。

柔「コーヒーどうぞ~、ビールの買い置きが無かったからこれで我慢してね。」

耕作「ありがとね、それは気にしなくて良いから。」

柔「明日、朝ご飯を食べ終わって少ししたら皆でお昼の分の買い出しに行こうか?」

耕作「それは良いね、じゃあ、その時に会社に電話掛けるよ。」

柔「分かった~、後、ビールの買い置きも買うね。」

耕作「そうして貰うと、ありがたいね。」

耕作「ところで、さっき、肌の事を気にしなかったって言ってたけど。」

耕作「小さい頃から柔道、柔道で気にする暇も無かったんでしょう?」

柔「そうなのよね~、だから高校であれだけ反発してたんだと思う。」

耕作「俺の所為も有るんだけど、結局、普通の高校生活は送れなかったんだよね?」

柔「あ~、そうだよ~。」

柔「あなたがあんな記事さえ書かなければ普通の生活が出来てたかもしれないのに~。」

耕作「それについては弁解の余地は無いな、ほんとに悪かったって今は思ってる。」

柔「うふ、嘘よ~、今はそんな事は微塵も思ってないよ。」

柔「あなたに出会えてほんとに良かったって思ってるんだから。」

耕作「そう言ってくれると救われた気持ちになるよ。」

柔「あなた以外にあたしの事をここまで考えてくれる人は居ないって思ってる。」

柔「だから、今もあなたには感謝しか無いの、ありがとう。」

耕作「それは俺も同じだよ、君には感謝してもし足りないって思ってるんだ。」

柔「言葉だけなの~?」

耕作「分かってるよ。」

柔は耕作をジッと見詰めると目を瞑った。

耕作はそれに応える様に頬に片手を添えて優しく長めのキスをした。

柔「はぁ~、素敵なキス、ありがとう~、感謝の気持ち受け取りました。」

耕作「俺も君の感謝の気持ちを受け取ったよ、ありがとね。」

柔「ね~、あなた?」

耕作「何だい?」

柔「来週は、あなたも付き添ってくれるのよね?」

耕作「桜さんの病院に行く時でしょう?」

柔「うん、そうなの。」

耕作「勿論、一緒に行くさ、土曜日に行くんだよね?」

柔「そうね、会社には迷惑掛けられないから。」

耕作「俺も土曜日なら問題無いよ。」

柔「あ、平日だと、あなたも会社に断り入れないといけなかったんでしょう?」

耕作「一応はね、事情を説明すれば編集長なら駄目とは言わないだろうけど。」

柔「そうだね、あたし達の事を良く理解して下さってるから。」

耕作「続きは寝ながら話そうか?」

柔「うん、そうしましょう~。」

柔と耕作は立ち上がってカップを机の上に置くと寄り添う様にしてベッドに横になった。

柔が何時もの様に耕作に抱き付いて来たので耕作も優しく抱き締めた。

耕作「やっぱり、着けて無かったか。」

柔「うふ、直ぐ分かる様になったのね。」

耕作「それも有るけど、君がブラを持って行かなかった気がしたから。」

柔「良く見てるね~。」

耕作「それとはなしに見てただけだよ。」

柔「それで分かるって凄いよ~。」

耕作「君が持ってるのって色が着いてるから見分け易いのも有るかな?」

柔「良し、今度シースルーのを買ってこようかな~。」

耕作「え?そう言うのも売ってるの?」

柔「売ってるかどうかは知らないよ~。」

耕作「何だ、知らないのか。」

柔「もしかして着てみて欲しかった?」

耕作「いやいや、そんな事は無いよ。」

耕作「それに君がそんな下着を持ってるのが玉緒さんに分かったら恥ずかしいんじゃない?」

柔「あ~、それは有るね、後、おじいちゃんにバレたら怒られそう。」

耕作「滋悟朗さん、怒る前に卒倒するかもね。」

柔「そうなったら困るな~、やっぱり止めとくね。」

耕作「それが良いよ、今持ってるのでも刺激的なの有るから。」

柔「あなたにはあれでも刺激的なんだね。」

耕作「だって、あれも殆どシースルーじゃなかった?」

柔「そうね、まだ2回位しか着てないけど。」

耕作「そうだろうね、普段は着れないだろうし。」

柔「そうなの~、あなたを誘惑する為だからね~。」

耕作「わざわざ、そんな事をしなくても、って、これって以前も言ったか。」

柔「うん、あたしには魅力が有るから云々って言ってたね。」

耕作「そうだよ、だから特別な事とかしなくて良いんだよ。」

柔「分かってま~す。」

柔「そろそろ寝ましょうか?眠くなっちゃった。」

耕作「じゃあ、何時もの様にしようね。」

柔「お願~い。」

耕作は柔の頭を撫でて、それを続けた。

柔「うふ、心地良いな~。」

柔「おやすみなさ~い。」

耕作「おやすみ、ぐっすり寝るんだよ。」

柔は耕作の胸に顔を埋めると撫でられるのを堪能していたが何時の間にか寝ていた。

耕作「(気を遣い過ぎるから直ぐ眠くなるんだろうな。)」

耕作「(今度、余り気を遣わない様に言ってみるかな?)」

耕作「(でも、本人が意識しないで気を遣ってるから無理か。)」

耕作「(もう少し自分の事を考える様に言わないといけないな。)」

耕作「(妊娠が確定したら自分一人の体じゃ無いって理解して貰わないと。)」

耕作「(俺もそろそろ寝るか・・。)」

耕作は目を瞑って柔の息遣いを聞いているうちに眠りに就いていた。