柔と耕作(松田)の新婚日記 25日目 (午後編第3部)
文書量(文字数)が膨大な為、一日7分割で表記しています。
駅へ向かう車中では耕作も柔達と一緒になって話していた。
陽子「柔さん?さっき、聞きそびれたんですけど。」
柔「何を聞きそびれたの?」
陽子「えっと、柔さんが着てたアレを幾つ持ってるのかって事なんです。」
柔「あ~、あれね、確か6か7セットだったと思うよ。」
温子「そんなに必要なんですか?」
柔「今の季節だとそこまでは無いと思うけど。」
柔「夏とかだと試合して汗かいたら着替えないといけないじゃない?」
恵美「確かに、1日に5試合とか有ったりしますね。」
柔「でしょう?だから、最低でも5セットかな?」
柔「あっ、でも、今直ぐ揃えなくても良いから。」
雅「大会までに揃えれば良いって事なんですね?」
柔「そうそう、それまでに揃えれば問題無いと思うよ。」
陽子「分かりました。」
美香「少しずつ買い揃えます。」
真紀「私もそうします。」
由紀「私も同じく~。」
耕作「話の途中で申し訳ないんだけど。」
柔「どうかしたの?あなた。」
耕作「この車の運転の事で聞きたい事が有るんだ。」
陽子「どんな事なんですか?」
耕作「昨日まで通ったルートの中でどこが運転し易いと思ったか聞きたかったんだ。」
陽子「昨日までのルートと言えば・・、会社から道場までと道場から西海大まで、
それと西海大から駅までですよね?」
耕作「そうなるのかな、その中でどこが運転し易いと思った?」
耕作「あっ、道場から西海大は省いて良いよ。」
恵美「どうしてですか?」
耕作「西海大へだと相手を待たせちゃ悪いって言う気持ちが起きて焦らないか心配だから。」
雅「あ~、それは有るかもしれませんね。」
耕作「そう言う訳で西海大ルート以外ならどこが良いかな?」
陽子「そうですね、私は会社から道場までかな?」
恵美「私もそうかも、距離も余り長く無いですし。」
雅「私も恵美と同じかな?」
温子「私も先輩方と同じで道場までが良いです。」
耕作「分かった、じゃあ、明日から道場までの運転をお願いしても良いかな?」
陽子「私は構いませんよ。」
恵美「私も構いません。」
雅「私も良いですよ。」
温子「私もそれで構いません。」
耕作「それじゃ、乗る順番は君達で決めてくれない?」
陽子「今返事した順番で良いと思いますよ。」
耕作「他の皆はそれで良いの?」
恵美、雅「はい、それで良いです。」
温子「私も先輩方と同じで良いと思います。」
耕作「分かった、じゃあ、明日から頼むね。」
陽子、恵美、雅、温子「はい、分かりました。」
耕作「柔?」
柔「な~に~?」
耕作「明日から道場までは助手席のドア側に乗ってくれないかな。」
柔「うん、良いよ、あなたが助手席の真ん中に乗るのよね?」
耕作「そうなんだ、横でサポートしたいから。」
柔「そうだと思った。」
柔「まあ、あなたの横なのは変わらないから良いわよ。」
柔「陽子さん達?明日から主人を貸すね。」
陽子「いえ、そこまで大袈裟な事でも有りませんから。」
柔「遠慮しなくて良いわよ、ガンガンこき使ってね。」
陽子「いえいえ、さすがに柔さんの旦那様にそんな事は出来ませんって。」
耕作「こらこら、柔、皆が困ってるじゃないか。」
柔「あは、叱られちゃった~。」
耕作「別に叱っては無いよ。」
耕作「余り押しつけがましい事を言ったら、君は先輩なんだから皆が困るに決まってるじゃない?」
柔「あっ、そうだね、皆、ごめんね~。」
陽子「別に気にしてませんから。」
由紀「それよりもお二人が喧嘩を始めちゃうかと思って心配でした。」
柔「あたし達、喧嘩なんかしないよ?」
美香「本当ですか?」
柔「ほんとよ、但し、今はね。」
真紀「昔は喧嘩なさってたんですか?」
柔「口論だけどやってたよ。」
恵美「口論・・されてたんだ・・。」
柔「手を出したりはしないよ。」
耕作「え~、そうだった?」
柔「あっ、何度か投げちゃったけど。」
雅「え?旦那様を投げ飛ばしたんですか?」
柔「結婚する少し前位からは無いよ、知り合って少しの間だけだから。」
陽子「松田さん?柔さんに何をなさったんですか?」
柔「陽子さん、それは違うから、主人は何もして無いよ。」
柔「あたしが勘違いして投げ飛ばしてしまったの。」
温子「松田さん、そう言う事をされても柔さんを伴侶に選んだって凄いです。」
耕作「選んだって言うと語弊が有るかな?」
温子「すみません、言い直します。」
温子「柔さんと一緒になる事を選択されたんですね。」
耕作「そうだよ、一緒に居たいって思ったからね。」
柔「その事に付いてはさっき話したから、皆、分かってるよね?」
陽子達「勿論ですよ。」
由紀「それだけお互いを想い合ってるのが羨ましいって思いましたし。」
柔「あ~、それ以上は止めよう?恥ずかしくなるから。」
柔「ほら、そろそろ降りないといけないんじゃ?」
陽子「あっ、そうでした。」
雅「あの信号を過ぎた辺りで降りますから。」
耕作「分かった、少し離れた場所に止めるよ。」
陽子「お願いします。」
耕作は交差点から離れた場所で車を左に寄せて停めた。
陽子「それじゃ、また明日お願いします。」
柔「気を付けて帰ってね。」
耕作「気を付けて、買う物買ったら早目に帰るんだよ。」
恵美「はい、そのつもりです。」
雅、温子「また明日お願いします、お気をつけて。」
美香、真紀、由紀「お疲れ様でした、また明日です。」
柔「じゃあね~。」
耕作は皆がその場を離れるのを確認して車を発進した。
すると柔が耕作の傍に寄ってきた。
耕作「相変わらずだね。」
柔「良いじゃな~い、誰も居なんだし~。」
耕作「抱き付いたりしちゃ駄目だよ?」
柔「分かってるよ~、昨日言われたばかりなんだからしないよ~。」
耕作「それなら良いけど、余り引っ付いたりも駄目だから。」
柔「え~、それ位は良いと思うんだけどな~。」
耕作「運転に支障が出ない位なら良いよ。」
柔「分かってま~す。」
柔「そうだ、あなた?さっきはごめんね~。」
耕作「うん?何か謝られる様な事を言ってた?」
柔「あなたを投げ飛ばしたって、皆に話しちゃったから。」
耕作「あ~、その事か、気にして無いよ、それに事実なんだから。」
耕作「俺の事よりも君の立場が悪くならないか心配だよ。」
柔「心配してくれて、ありがとう~。」
柔「でも、大丈夫じゃないかな。」
柔「皆、あたし達の事に関しては寛容だと思うから。」
耕作「それなら良いけど、皆、少し驚いてた様な気がするんだよな~。」
柔「そうだった?気が付かなかったよ。」
耕作「明日、何か言われなければ良いけどね。」
柔「何で投げたのか、経緯を聞かれてらどうしようか?」
耕作「全部覚えてるの?」
柔「ううん、全然覚えて無いよ。」
耕作「じゃあ、正直に忘れたって言うしかないと思うよ。」
柔「だよね~、そう言うしかないか~。」
柔「今日はあなたが車のキーは持って行くんだよね?」
耕作「君にばかり持って行かせるのもどうかと思うし。」
耕作「それに明日からの陽子さん達の運転の話もしたいから、俺が持って行くよ。」
柔「あたしも一緒に行っても良いかな?」
耕作「それは別に構わないよ。」
柔「じゃあ、一緒に行くね~。」
耕作「君も羽衣さんに何か話が有るの?」
柔「特には無いよ。」
柔「もし課長が居なかったら誰にキーを渡せば良いか分からないでしょう?」
耕作「なるほど、それも有るから一緒にって言ったんだね。」
柔「そうだよ、万一の場合を考えてね。」
耕作「相変わらず、しっかりしてるよ。」
柔「うふ、褒められちゃった~。」
耕作「そろそろ着くよ。」
柔「早いね~。」
耕作「2回目だし、道も覚えたから早くなったのかも。」
柔は耕作から少し離れた。
耕作「覚えてたんだ、偉いね。」
柔「えへへ、昨日もそれ以前も言われてたからね。」
耕作「着いたよ。」
柔「は~い。」
耕作は駐車場に止めて車から降りると運転席のドアを施錠して助手席側に回ってドアを開けた。
柔「何時も、ありがとう~。」
柔がバッグを持って車から降りると助手席と後部座席のドアも施錠した。
耕作「じゃあ、行こうか、裏からで良いんだよね?」
柔「うん、あたしが先に入るから後から入ってね。」
耕作「分かった、そうするよ。」
柔は事務所の裏口から中に入り耕作も続いて入った。
2人は柔の部署の部屋に行くと中に入った。
柔「居るみたいよ。」
耕作「じゃあ、俺だけ行ってくるよ。」
柔「分かった、あたしはここで待ってるね。」
耕作は羽衣の部屋に入って行った。
柔「(今日は色々初めてな事が有ったけど、明日からはそれを継続するだけかな?)」
柔「(主人も皆とは慣れてきたみたいね。)」
柔「(そう言えば、今日は原稿を見て無いけど、どんな風に書いたんだろう。)」
柔「(帰ったら聞いてみようかな?)」
柔「(合同練習でのおじいちゃんの指導も上手くいってたから任せても大丈夫そうね。)」
柔「(選抜メンバーの2人に明日はどう教えようかな~。)」
柔「(今日教えた事が合同練習の時に出来てるかを確認してから考えるかな。)」
耕作が羽衣の部屋から出てきた。
柔「終わったの?」
耕作「うん、陽子さん達の事も話したらOK貰ったよ。」
柔「そうなんだ、良かったね~。」
耕作「後は帰ってから話そうか。」
柔「そうだね、ゆっくりお話したいし。」
柔と耕作は事務所の裏から出ると表通りに歩いて行った。
耕作「今日もどこにも寄らなくて良いの?」
柔「早く帰ってゆっくりしたいから良いよ。」
耕作「分かった、帰ろう。」
2人は表通りでタクシーを停めて乗り込むと実家に戻って行った。
柔と耕作は実家の前でタクシーを停めて降りると木戸を潜り玄関に入って奥に声を掛けた。
柔「今、戻ったよ~。」
耕作「只今戻りました。」
玉緒が奥から声を掛けてきた。
玉緒「2人ともお疲れ様~。」
玉緒「上で休んでて良いわよ。」
柔「分かった~、そうするね~。」
柔「あなた?」
耕作「分かってるよ、一緒に持って行こう。」
2人は台所へ行くと柔がポットの中を確認して、それを耕作が持ち柔からバッグを受取り
柔はカップ2つと急須を持つと一緒に2階へ上がって行った。
2階の部屋に入ると耕作は柔から預かったバッグを机の椅子の上に置いてポットを机の上に置き
柔はお茶とコーヒーを淹れてコーヒーを耕作に渡し一緒に寄り添ってベッドに座った。
柔「今日も長い時間お疲れ様~。」
耕作「君こそ疲れたでしょう?今日は結構な回数乱取りやったから。」
柔「うふ、ありがとう~、でも、あれ位なら疲れないよ。」
柔「あたし、殆ど動かなかったし。」
耕作「それはそうだろうけど、人と組む事自体最近余りやって無かったからね。」
柔「大丈夫~、そこまで鈍ってませんよ~。」
耕作「それは分かってるけど、一応、心配はさせて欲しいな。」
柔「そう言ってたね。」
柔「あなたにそう言って貰うだけで嬉しいな~。」
柔「それと、道場の時も言ったと思うけど・・。」
柔「あなたに見られてたのが分かってたから気力は凄く充実してたのよ?」
耕作「そう言う所は昔から変わって無いんだね。」
柔「少し変わったかも。」
耕作「どう変わったのかな?」
柔「あなたになら分かると思うんだけどな~。」
耕作「俺なら分かる事なのか・・。」
耕作「う~ん・・、2人が結婚して一緒になった事と関係が有る?」
柔「勿論よ~、大有りだよ~。」
耕作「大有りか~・・、分かった。」
柔「何だと思うの~?」
耕作「自分で言うのは少し恥ずかしいけど・・。」
耕作「俺に愛されてるんだって思ったからだよね?」
柔「ほら、やっぱり分かってるじゃな~い。」
耕作「俺も同じ気持ちになってたから分かったんだ。」
柔「あなたをあたしが見てた時?」
耕作「そう、その時に愛されてるんだな~って思ってた。」
柔は耕作の腰に手を回して凭れ掛かり耕作の顔をジッと見詰めて目を瞑った。
耕作もそれに応える様に柔の腰に手を回して抱き寄せると長めのキスをした。
柔「うふ、ありがとう~。」
耕作「ふふ、ありがとね。」
柔「ね~、あなた~?」
耕作「何だい?」
柔「何かね~、最近はあたしばっかり催促してる気がするんだけど~。」
耕作「別にどちらからでも良いんじゃないかな?。」
耕作「君からだろうが俺からだろうが、そう言う気持ちになった時は関係無いさ。」
柔「そうだね、そう言う時って2人とも同じ気持ちになってるよね。」
耕作「そうそう、今迄もこれからもずっとそうだよ。」
耕作「それに、俺は柔が催促してる時の表情が凄く愛おしく思うから、これからも催促して欲しい
って思ってるよ。」
柔「ほんと~?じゃあ、あたしからの方が良いのか~。」
耕作「どうして?」
柔「あなたに喜んで貰えるから~。」
耕作「あ~、そう言う事か、俺が喜ぶ事をするのは嬉しいって言ってたね。」
柔「そうなの~。」
柔「あっ、そうだった。」
耕作「急にどうしたの?」
柔「ね~、あなた~?」
耕作「何か聞きたい事が有るみたいだね?」
柔「あは、直ぐ分かっちゃうのね~。」
耕作「それで何が聞きたいの?」
柔「今日、原稿書いてたでしょう?」
耕作「そうだね。」
柔「どんな事を書いたのか気になってたの~。」
耕作「そうだったのか。」
柔「ね~、教えて~?」
耕作「良いよ。」
耕作「今日は昨日の指導内容を書くのは何時もの事だけど。」
耕作「今迄の事は君の短大入試の少し前から短大に入って柔道を始める前の事までを書いたよ。」
柔「富士子さんも出てくるの?」
耕作「出てくるけど、出会った事しか書いてないかな?」
柔「そっか、何をしたかは話して無かったね。」
耕作「そうだけど、それは読者の皆に知って貰わなくて良いと思ったんだ。」
柔「どうして?」
耕作「そう言うのは君だけの思い出にしてて欲しいからね。」
柔「うふ、気遣ってくれて、ありがとう~。」
柔「でも、あなたには知って貰ってて欲しいかな?」
耕作「今直ぐに話さなくても良いよ、この先長いんだから。」
柔「それもそうね、何かの時にそう言う話になったらお話するね。」
耕作「うん、それで良いよ。」
柔「明日は短大時代の事を書くつもりだよね?」
耕作「今日の続きとなると、そうなるかな?」
柔「どんな事を書くつもりなの?」
耕作「柔道をやってなかった理由は絶対に書くつもりは無いから安心して。」
柔「それはあなたとだけの秘密だもんね。」
耕作「そう、だから、これから先も2人だけの秘密にしておきたい事は絶対書かないよ。」
柔「あたしも絶対に言わないよ。」
耕作「でもな~・・。」
柔「何?」
耕作「君はつい話してしまう時が有るからな~。」
柔「それは・・、あなたと一緒になる時の経緯だけじゃない?」
耕作「それはそうなんだけど・・。」
柔「2人だけの秘密にしてる事は絶対に言わないよ~。」
柔「高校の時、あなたの所に泊まった事も言ってないでしょう?」
耕作「あれは皆に知られたら大事になるから口が裂けても絶対に言えないよ。」
柔「他にもあなたと色々した事も話して無いよ?」
耕作「いや、さすがにそれは言えないでしょう?」
耕作「うん?待てよ?・・確か・・。」
柔「あっ・・・。」
耕作「話した事を思い出した?」
柔「ごめんね~、キョンキョン達には話しちゃってたね。」
耕作「まあ、あれは仕方ないよ、皆が聞いてきたんだし。」
耕作「それに、あの子達は他の人には絶対に言わないと思うから。」
柔「それに関しては、あたしも念押ししたから大丈夫と思うよ。」
耕作「そう言えば、今度の日曜日にキョンキョン達が来るとか言ってたけど。」
耕作「何か連絡が有ったの?」
柔「もう~、あなたとは四六時中一緒に居たから分かってるはずじゃない?」
耕作「それもそうか。」
耕作「って事は、連絡してきて無いけど、どうして来るって思ったのかな?」
柔「勘かな?」
耕作「それだけじゃないでしょう?」
柔「そうね~、結婚式の事とかで相談に来るんじゃないかな~って。」
柔「あなたがアイデアを出してたから。」
耕作「いや、あれは冗談半分で言っただけなんだ。」
柔「そうなの?」
柔「キョンキョンは割と本気にしてたっぽいよ?」
耕作「ほんとに?」
耕作「じゃあ、来たらあの案は止める様に言わないといけないな~。」
柔「一応、来るかどうかは確認しておくね。」
耕作「その方が良いと思うよ。」
耕作「万一、全員が来るとなると相当な人数になりそうだから。」
柔「え~っと、陽子さん達が7名で選抜メンバーが2名、キョンキョン達3名を入れると・・。」
柔「うは~、12名になるのか~。」
耕作「でしょう。」
耕作「そうなると玉緒さんにも事前に話しておかないといけないだろうし。」
柔「そうよね、おかあさん、いきなりそれだけの人数が来たら驚いちゃうよね。」
耕作「驚くよりも、どうやって食事の用意をするか悩むと思うよ。」
柔「心配しないで、ちゃんと事前に話しておくし。」
柔「それに料理は作りたい人で作る様にするよ。」
柔「メニューはあたしが考えておくから。」
耕作「君がそこまで考えてるなら、俺が心配する必要は無いか。」
柔「そうそう、あなたは皆の話し相手になってあげるだけで良いから。」
耕作「それはそれで大変そうだな~。」
耕作「今フッと思ったんだけど・・。」
柔「何を思ったの?」
耕作「土曜日に検査に行くよね?」
柔「そうだよ、前から桜おねえちゃんと約束してたから必ず行くよ。」
耕作「まさかとは思うけど、その時に親睦会の事を話したりしないよね?」
柔「あ~、それ良いわね~。」
耕作「しまった、藪蛇だったか~。」
柔「あなたに言われるまで、そんな事は考えて無かったけど。」
柔「桜おねえちゃんも呼ぶのって良いかもしれないね。」
耕作「どうして良いかもしれないて思うんだい?」
柔「ほら、結婚を控えてるキョンキョンも居るし、他の人も興味有りそうじゃない?」
耕作「いや、さすがに桜さんをそんな事に巻き込むのは迷惑じゃないかな?」
柔「だって、桜おねえちゃんもお話するの好きそうだよ?」
耕作「人数が多過ぎだって。」
柔「そうかな?でも、全員で一斉に話し掛けるなんて無理だから大丈夫と思うよ。」
耕作「それは無いだろうけど、入れ代わり立ち代わり話し掛けられたらどうするの?」
柔「そうならない様に桜おねえちゃんはあたしの隣に座って貰うから。」
耕作「君の隣に座ると何でそうならないの?」
柔「あたしが制止するから。」
耕作「そう言う事か、じゃあ、その件は君に任せた。」
柔「任せて、ちゃんとするよ。」
耕作「それは良いとして、君の妊娠の可能性の事を話すのは不味いんじゃない?」
柔「選抜メンバーが居るから?」
耕作「そう、彼女達は余り知己が無いから、事情が分からないんじゃないかな。」
柔「それを言ったら陽子さん達も最近知り合ったんだから同じじゃない?」
耕作「そうなんだろうけど・・。」
耕作「分かった、何か考えが有りそうだから、あの2人に関しても君に任せた。」
柔「は~い、任された~。」
耕作「君が親睦会をちゃんと取り仕切ってくれる事を祈ってるよ。」
柔「勿論よ、任せて。」
柔「でも、あなたも話し相手位はやってね。」
耕作「それ位なら何とか出来ると思うから。」
柔「それにしても、あなたが居てくれて助かったわ~。」
耕作「どうして?」
柔「あなたが問題点を挙げてくれるから、あたしはその対処法を考えれば良いだけで済んでるもん。」
柔「あたし1人じゃ、そこまで考える事は出来なかったと思うの。」
耕作「それが俺の役目でも有ると思ってるからね。」
耕作「問題が起こる前に対処出来る様にしようって考えてたし。」
耕作「それに一緒になる時に言ったと思うけど?」
柔「・・・、あ~、思い出した~。」
柔「2人で対処すれば~とか言ってたね。」
耕作「そうそう、1人より2人の方が対処し易いって話したからね。」
柔「そうだったね。」
柔「ほんとにあなたと一緒になって良かった~。」
耕作「俺もそう思ってるよ。」
耕作「そろそろ下に下りた方が良いんじゃない?」
柔「そうだった、下りましょうか。」
耕作「ポットとかはそのままで良いよね。」
柔「そうね、そのままにしときましょうか。」
柔と耕作はカップを机の上に置くと、どちらからともなくお互いの腰に手を回し寄り添って
下に下りて行った。