柔と耕作(松田)の新婚日記 23日目 (午後編第2部

            文書量(文字数)が膨大な為、一日を分割で表記しています。





上に上がって部屋に入ると耕作はベッドに座り、柔はお茶を注いでコーヒーを淹れると
コーヒーを耕作に渡しながら寄り添って座った。

柔「桜おねえちゃんが上手く行く様に祈り乍ら入れたよ~。」

耕作「それじゃ、俺も祈りながら頂くよ、コーヒーありがとね。」

柔「予想通りの結果なのかな?」

耕作「まあ、君が望んでいた通りにはなったんじゃない?」

柔「そうだね、でも、桜おねえちゃんの気持ちは、まだ固まって無いけど。」

耕作「そこは、桜さんの判断に任せるしかないよ。」

柔「うん、ただ、良い方向に行きそうな予感はするけど。」

耕作「俺もそう思うよ、桜さんの話を聞いたからって言うのも有るけど。」

柔「しかし、田中さんって、ほんとに話好きなんだね。」

耕作「君も知ってるじゃない?一緒に行った時に結構話し掛けられてたし。」

柔「そうだったね~、あんな感じで桜おねえちゃんにも話し掛けてたのかな?」

耕作「そうだと思うよ。」

耕作「その話の中でどちらが先に言ったかは知らないけど、俺達を知ってるって言ったから
    話が余計に弾んだんじゃないかな?」

柔「そうかも知れないね~。」

柔「多分、田中さんも直ぐに察したから『謀られた~』って言ったんだと思うよ。」

耕作「そうだろうな、その言葉自体が冗談で言ったっぽいし。」

柔「今度、桜おねえちゃんが来た時にどんなお話したのか聞いてみよう~。」

耕作「話してくれると良いけどね。」

柔「隠す必要の無いお話だけでも良いのよ~、あたしが聞きたいのは。」

耕作「なるほど、それ位なら話してくれそうだね。」

階下から玉緒が呼び掛けてきた。

玉緒「柔~?今日子さんからお電話が掛かってるわよ~。」

柔「あっ、は~い、直ぐに下りま~す。」

柔「何だろう?」

耕作「取り敢えず、急いだ方が良いと思うよ。」

柔「そうだね。」

2人はカップを机の上に置くと急いで下に下りて行った。



下に下りた2人は急いで電話の所へ行った。

玉緒「急用かも知れないけど、何故か嬉しそうに話してたわ。」

柔「そうなんだ、代わるね。」

柔は玉緒から受話器を受取ると話し始めた。

柔「キョンキョン、あたし、柔だよ。」

柔「どうかしたの?」

柔「え?それほんとなの?」

柔「それで何時するの?」

柔「あたし達も急だったけど、結構早く出来る様になったんだね、おめでとう~。」

柔「勿論よ~、必ず伺うから。」

柔「うん、分かった、招待状待ってるね。」

柔「え?今から来るの?」

柔「それだけで態々来なくても良いのに~。」

柔「なるほど、そういう事なのね、分かったわ、待ってるよ~。」

柔「慌てなくて良いよ、あたし達はずっと居るから。」

柔「うん、待ってるね~。」

柔は受話器を置いた。

柔「おかあさん、ありがとう~。」

玉緒「もしかして結婚式の日取りが決まったの?」

柔「うん、そうみたい。」

玉緒「それで今日子さんが家に来るのは何故なのかしら?」

柔「えっと、婚約者さんが結婚式前にどうしても主人に挨拶がしたいからなんだって。」

玉緒「そうなの?どうしてかしら?」

耕作「あっ、それはですね、実家に行ってる時に今日子さんに頼まれて婚約者、その時は
    まだ彼氏でしたけど、一度電話で話をしてたんです、それでかと。」

玉緒「まあ、そうだったのね。」

玉緒「それだと上でお話した方が良さそうね。」

柔「うん、その方が婚約者さんが気を遣わなくて済むかも。」

玉緒「分かりました、あなた達は上に居て良いわよ、来たら呼ぶから。」

柔「おかあさん、ごめんね。」

耕作「お手数をお掛けします。」

玉緒「気にしなくて良いわよ、私達は既に家族なんですもの。」

柔「じゃあ、上に行ってるね。」

柔と耕作は上に上がって行った。



上に上がると2人は寄り添ってベッドに座った。

柔「こんなに早く決まるとは思ってなかったよ。」

耕作「2人のご両親が急いだのかも知れないね。」

柔「その辺りの事は来た時に聞いてみるから。」

耕作「それを聞く前に徹君からの挨拶を受けないとだけど。」

柔「あっ、そうだね、しかし、良く名前憶えてるね。」

耕作「いや、普通は覚えるのは苦手なんだ。」

耕作「でも、日向 徹って言う変わった名前なんで憶えてた。」

柔「あなた?それ本人の前では言っちゃ駄目だからね。」

耕作「当たり前だよ~、言う訳無いじゃないか~。」

柔「あは、そうだよね~、あたしだったら分かんないけど。」

耕作「だよね、君はついって言う事が偶に有るし。」

柔「あ~、酷~い・・、って言う程でも無いか、つい話しちゃう事有ったね。」

耕作「ふふ、そうだろう?」

耕作「ところで、君は彼氏には会った事って有るの?」

柔「大学の頃の彼氏だったら一度だけ会った気がするかも。」

耕作「そうなんだね。」

耕作「もし大学の頃の彼氏じゃなかったら彼氏が居たとか言っちゃ駄目だよ。」

柔「さすがに、それは絶対に言わないよ~。」

柔「キョンキョンの幸せを壊す様な事なんて出来る訳無いじゃない。」

耕作「それもそうか、その辺りはきちんとしてるよね、君は。」

柔「あなた~、その言い方だと、それ以外はきちんとして無い様に聞こえるんだけど~。」

耕作「あっ、ごめんごめん、言い方が悪かったね。」

耕作「その辺りもって言えば良かったね。」

柔「それなら許す・・、な~んちゃって。」

耕作「ふふ、相変わらず、可愛いな~。」

柔「な、何を急に・・。」

耕作「いや、言い方もだけど、今の顔付も可愛いって思ったんだけど?。」

柔「そうなの?」

耕作「うん、凄く可愛かったよ。」

柔「えへへ、改めて、あなたにそう言われると、嬉しいな~。」

耕作「君って色んな表情を持ってるんだって、改めて思ったよ。」

柔「今さっきの表情って今迄見た事無かったの?」

耕作「そうだよ、茶目っ気たっぷりな表情をしてた。」

柔「ほんとに~?自分じゃ良く分からないな~。」

耕作「なるほど、って事は、君は無意識でやってた事になるね。」

柔「何で?」

耕作「ほら、今迄君が無意識でやってた事は自分では良く分からないって言ってたでしょう?」

柔「そう言えば、以前もあなたに聞かれて、そう言った覚えが有るね。」

耕作「だから、今さっきの表情も無意識でやってたって事になるんだよ。」

柔「そうなのね、まだ他にも色々と無意識でやってる事って有りそうだね。」

耕作「これから先、それを見つけていくのが楽しみだよ。」

柔「あなたにとって新たな発見になるんだね。」

耕作「そう言う事になるかな。」

耕作「ほんとに君と一緒に居ると飽きる事が無いな~。」

柔「それって、あたしは喜んで良いのかな?」

耕作「勿論さ、大いに喜んでくれて良いよ。」

柔「あなたを楽しませる事が出来るんだから、そうなんだね。」

耕作「そうそう、君も言ってたでしょう?俺が喜ぶのは自分にとっては嬉しい事だって。」

柔「うふ、それなら、もっと、あなたに楽しんで貰いたいな~。」

耕作「ふふ、期待してるよ。」

階下から玉緒が声を掛けてきた。

玉緒「柔~、今日子さんがお見えよ~。」

柔「早!もう来たんだ。」

柔「は~い、直ぐに下りて行くから~。」

柔「あなた?行きましょうか?」

耕作「そうだね、待たせちゃ悪いし。」

柔と耕作は急いで下に下りて行った。



下に下りた2人は急いで玄関へ向かった。

玄関では玉緒とキョンキョンが談笑していた。

柔「キョンキョン、早かったね~。」

キョンキョン「急いで来たんですよ。」

キョンキョン「紹介します、こちら、私の婚約者で日向 徹さんです。」

柔「あっ、ごめんなさい、初めまして。」

日向「こちらこそ、初めまして。」

日向「日向 徹と申します。」

耕作「初めて対面するね、よろしく。」

玉緒「玄関先で立ち話も何ですから、上に上がってお話し下さい。」

キョンキョン「すみません、そう致します。」

柔「あなた?先に上がってて良いよ、カップを取って来るから。」

耕作「分かった、先に上に行ってるよ。」

柔「じゃあ、どうぞ、上がってて下さい。」

キョンキョン「失礼します。」

日向「お邪魔します。」

今日子と徹は耕作に促されて上に上がって行き、柔と玉緒は台所へ行った。

柔「おかあさん、後は、あたしがするから良いよ、ありがとう~。」

玉緒「何か有ったら声を掛けてね。」

柔「うん、そうするね。」

台所へ着くと柔はカップを2つ出して上に上がった。




上に上がって部屋に入ると耕作と今日子と日向がカーペットにクッションを敷いて座っていた。

柔「下に座ったのね。」

耕作「さすがに初対面の人に対してベッドに座る訳にはいかないよ。」

柔「それもそうね、一寸待ってね。」

キョンキョン「あっ、柔さん、私も手伝いますよ。」

柔「キョンキョンは今日はお客様なんだから座っててね。」

キョンキョン「分かりました、すみません。」

柔はお茶を注いでコーヒーを3杯淹れるとコーヒーを3人に渡して耕作の隣に寄り添って座った。

キョンキョン「柔さん、ありがとう。」

耕作「ありがとね。」

日向「ありがとうございます。」

日向「今日子さんの言う通りだね。」

柔「うん?キョンキョン?何か言ったの?」

日向「すみません、お二人がお座りになる時は何時も寄り添うって聞いてたもので。」

柔「何だ、そういう事ね。」

キョンキョン「柔さん達の仲の良さを伝えようと思ったんですよ。」

柔「なるほど。」

耕作「それで今日はどういった御用で来られたんですか?」

キョンキョン「あっ、いけない、徹さん?」

日向「そうでした、松田さんには以前お電話で大変お世話になりました。」

日向「あのお電話を頂いていなかったら、今日子さんとはここまで進展していなかったと思います。」

日向「本当にありがとうございました。」

耕作「態々ご丁寧に、俺はほんの少し手助けしただけですから。」

耕作「最終的には君自身がきちんと判断したって事なんだし。」

日向「そうだとしても松田さんに言われた事が切っ掛けなので。」

日向「改めてお礼を申し上げます。」

耕作「分かりました、ただ、これからスタートするんだって事は忘れないで欲しいかな。」

日向「はい、それは重々承知しています。」

日向「既に今日子さんとはその事に付いては良く話し合っています。」

キョンキョン「徹さんに柔さん達の事をお話したら分かって貰えましたから。」

柔「あたし達の事って?」

キョンキョン「柔さん達が結婚するまでとした後の事を聞かせたんです。」

キョンキョン「結婚する前よりもした後の方がより一層親密になったんだって。」

柔「そうだった?あなた?」

耕作「確かに、以前よりも親密にはなってるかな?」

柔「意識した事無かったから良く分からないかも。」

キョンキョン「意識せずにここまで親密になってるって凄いと思いますよ。」

日向「僕もそうなる様に頑張ります。」

耕作「そこまで気張らなくても自然とそうなるから。」

耕作「相手を思い遣る気持ちさえ忘れない様にしていれば。」

日向「分かりました。」

日向「それと何をするにしても2人で良く話し合って行動する様にしてます。」

柔「キョンキョンが話したのね。」

日向「はい、今日子さんから柔さん達もそうやってるって聞いたものですから。」

柔「ところで結婚式が早く出来る様になったのはどうしてなの?」

キョンキョン「それは徹さんが出来る限り早めにしたいと、ご自分のご両親と私の両親を
        熱心に説得してくれたからなんです。」

柔「そうだったのね、良かったね、キョンキョン。」

キョンキョン「はい、凄く頼もしく思って嬉しくなりました。」

耕作「なるほど、電話で話した時に決断する時の早さは分かってたけど。」

耕作「実際に行動に移すのも決断が早かったんだね。」

日向「少しでも早く今日子さんと一緒に暮らしたいと思ったものですから。」

柔「あ~、その気持ちは分かるわ~。」

柔「キョンキョンもそう思ってたのよね?」

キョンキョン「はい、私も徹さんと同じ気持ちだったので一緒に説得しました。」

耕作「2人にそう言われたらどちらのご両親も拒めないよな。」

柔「ところで結婚後はどうするつもりなの?」

キョンキョン「それも良く話し合って、2人だけで住む事にしました。」

耕作「住む場所はもう決めてるの?」

日向「場所はまだ決まってませんけど。」

日向「2人の職場、実家からの距離とか考慮して決めるつもりです。」

耕作「それは良い考えだと思うよ。」

耕作「ただ、ご両親とも良く相談しないといけないかな。」

日向「はい、勿論そのつもりです。」

日向「今日は結婚式前に是非一度直接お会いしたくて取り急ぎお伺いしたもので。」

日向「何も持って来なくて申し訳ありませんでした。」

耕作「いや、そんな事は気にしなくて良いよ、来てくれただけで嬉しかったから。」

キョンキョン「まだ、結婚式までは日にちも有りますので、またお伺いするつもりです。」

キョンキョン「その時は、私だけになると思いますけど。」

柔「無理しなくて良いからね。」

キョンキョン「あの子達とまた来ますので。」

柔「あ~、そういう事ね、分かったわ、待ってるね。」

日向「それでは今日は失礼します。」

キョンキョン「お邪魔しました、失礼します。」

柔は立ち上がると耕作と今日子と徹からカップを受取り机の上に置いた。
耕作と今日子と徹も立ち上がると4人で下に下りて行った。



下に下りた4人は玄関へ向かった。

日向「今日は急にお邪魔してすみませんでした。」

キョンキョン「柔さん、無理に押し掛けた形になってごめんなさい。」

柔「もう~、2人とも~、あたしは迷惑とか思ってないからね?」

柔「前も言ったと思うけど、来たい時に何時でも来て良いから。」

耕作「そうそう、遠慮せずに遊びに来て良いよ。」

キョンキョン「ね?徹さん?こういう方達なのよ、素敵でしょう?」

日向「そうだね、僕達も見習わないといけないね。」

柔「まあ、良いと思った事は見習っても良いよ。」

日向「はい、そうしますので。」

キョンキョン「本当にお邪魔しました、これで失礼します。」

日向「お言葉に甘えてまた遊びに来たいと思います。」

日向「それでは失礼します。」

耕作「頑張ってね、まだまだ色々と大変だろうから。」

日向「はい、頑張ります。」

今日子と徹は会釈すると玄関から出て行った。
柔と耕作は2人が玄関を出ていくまで見送った。

柔「感じの良い方だね。」

耕作「そうだね、続きは上で話そうか。」

柔「そうしましょう。」

2人は上に上がって行った。



上に上がると柔と耕作は寄り添ってベッドに座った。

耕作「それで彼は大学の時の彼氏だった?」

柔「うん、あの時の彼だったよ、キョンキョンも一途なのね。」

耕作「そうだったのか、良かった、まるで俺達みたいだね。」

柔「うふ、そうだよね~。」

柔「ね~、あなた?」

耕作「何だい?」

柔「お電話で話した時と今日会って話した時って同じ感じだった?」

耕作「そうだな~、電話で話した時は最初は少し大人しかったけど。」

耕作「一緒になるって決断してからは凄くはきはきと話してたかな。」

耕作「今日の話し方はそのはきはきした話し方だったよ。」

柔「そうだったんだね~。」

柔「それにしてもキョンキョンって、彼の事を凄く信頼してる感じだったね。」

耕作「そんな感じだったな~。」

耕作「今日のキョンキョンって、色々な段取りを俺に任せてくれた時の君と感じが凄く似てたよ。」

柔「そうなのかな?」

耕作「君も俺に殆どの事は任せてたじゃない?」

柔「そう言えばそうだったね。」

柔「確かに、さっきは最初のうちは彼に殆ど話させてたね。」

耕作「その辺りも君にそっくりでしょう?」

柔「彼を立ててるって事?」

耕作「そうそう、君もそうしてたしね。」

柔「それはね~、あなたがお話する時は出しゃばっちゃいけないって思ってたから。」

柔「なるほど、キョンキョンも同じ様にしてたのか。」

耕作「ところで結婚式って何時する予定なの?俺、聞いてないんだけど。」

柔「あれ?あたし、言わなかった?」

耕作「うん、聞いて無いよ?キョンキョンも来た時には言わなかったし。」

柔「あら、ごめんね~、えっとね、3週間後だったかな?」

耕作「そうなんだ、確かに早いな~。」

柔「あたし達程じゃないから、色々手配とか準備する時間的な余裕は有るね。」

耕作「そうだね、じっくり時間を掛けて取り組めると思うよ。」

柔「もし何か手伝えそうな事が有ったらやってあげたいな~。」

耕作「2人から要請が有った時だけにしないと駄目だよ。」

柔「分かってま~す。」

柔「あたしも野暮な事はしないよ?2人の楽しい時間を邪魔する様な事だけはしないつもりだから。」

耕作「それが分かってれば良いか、何か言ってきたら俺も何か手伝うよ。」

柔「さっき、2人から話を聞いてる時に、あたし達の時の事を思い出してた。」

耕作「君もなんだ、俺も思い出してたよ。」

柔「一気に何でもやったから、何をどうやったのかは忘れちゃったけど。」

耕作「でも・・、絶対に忘れて無い事も有るよね?」

柔「そうなの~、2人の初めての時の事は忘れて無いも~ん。」

耕作「ふふ、それは俺もだよ、今でも目を瞑ると・・。」

柔「や~ん、思い出そうとしないの~、胸の内に秘めておいてよ~。」

耕作「勿論、そうするつもりだから安心してね。」

柔「あなたって、たま~に意地悪くなるよね~。」

耕作「ごめんよ、君の反応が余りにも可愛いもんだから。」

柔「あたしの反応を見て楽しんでるんだね?」

耕作「嫌かい?嫌ならもう二度としないけど。」

柔「ううん、あなたが喜んでるなら、あたしも嬉しいから、これからもお願いしま~す。」

耕作「許しが出たから、機会が有ればまたするよ。」

柔「うふふ、楽しみにしてるね~、あなたに弄られるの。」

耕作「もしかして、君ってマゾッ気が有るんじゃないよね?」

柔「マゾっ気ってどういう意味なの?」

耕作「しまった・・。」

柔「何がしまったなの?」

耕作「いや、久しぶりに君の好奇心に火を点けてしまったな~って。」

柔「あなたがあたしの知らない言葉を使うからだよ~。」

柔「ね~、マゾっ気ってどういう意味なの~?教えて~。」

耕作「仕方ないな~、教えるから真似だけはしないでよ。」

柔「あたしが真似出来る事なんだ。」

耕作「事って言うか、意味的には性格なんだけどね。」

柔「どういう意味なの?」

耕作「マゾって言うのはね、精神的もしくは肉体的な苦痛を与えられると喜ぶ人の事なんだ。」

柔「そうなんだ、でも、あたしは別に喜んでなんかいないよ?」

柔「あなたが楽しむから、あたしは良いよって事なんだけど。」

耕作「あっ、そうか、俺の為なんだね、じゃあ、違うか。」

柔「ね~、今言った様な性格の人って実際に居るの?」

耕作「居るみたいだよ?俺も実際に会った事は無いけど。」

柔「へ~、もしかして、所謂、変態さんって事なのかな?」

耕作「まあ、普通の人からすると、そう呼ばれても仕方ないかもね。」

柔「しかし、色んな言葉を知ってるね~、まだ、あたしの知らない言葉とか沢山有りそう。」

耕作「そうかも知れないけど、今の言葉は覚える必要は無いから。」

柔「ふ~ん、あなたがそう言うなら覚えないよ。」

耕作「そう言う素直な所も大好きだよ。」

柔「うふふ、あたしもだよ~、直ぐ褒めてくれるあなたが大好き~。」

柔「さてと、時間的にはまだ早いけど、下に下りましょうか?」

耕作「そうだね、何度も呼ばれてたから、今度は先に下りよう。」

2人は一緒に立ち上がると、柔がカップ4つを持ち耕作はポットと急須を持つと下に下りて行った。