柔と耕作(松田)の新婚日記 20日目 (夜編第2部)

            文書量(文字数)が膨大な為、一日を分割で表記しています。




2人は上に上がって部屋に入ると耕作はポットを机の上に置き椅子に座った。
柔は机の上の邪魔にならない場所にカップ2つと急須を置いて耕作の首に
両手を回し抱き付く様にしながら肩越しに覗き込んだ。

柔「今日の分の原稿を書くの?」

耕作「うん、今のうちに書いておくよ、風呂に入った後だと眠くなるから。」

柔「今日はどう書くつもりなの?」

耕作「今日は書き難いかもね。」

耕作「富士子さんだけが指導してた様なものだったから。」

柔「だよね、あたしは殆ど口出ししなかったもん。」

耕作「富士子さんと話してた時は聞かれたからだったんだよね?」

柔「そうね、分からない事が有った時だけ聞いてきてた感じだったかな?」

耕作「取り敢えず、表題はこんな感じかな?」

柔「あ~、それ良いね~。」

柔「あたしが指導者育成の最終段階にどうするか?って書くのね。」

耕作「実際に最終段階だったからね、今日のは。」

耕作「ところで明日の練習方法も考えるつもり?」

柔「一応は考えておかないと、万が一富士子さんの考えた方法が間違ってるといけないから。」

耕作「確かにそうだね。」

耕作「じゃあ、君はどういう方法にするつもり?」

柔「今までの練習の複合かな?」

耕作「って事は、苦手な投げ技と寝技を組み合わせるって事?」

柔「そうだね~、それを今日の富士子さんの方式でやるって感じかな?」

耕作「半分ずつやって全員で話し合うって方法にするんだ。」

柔「その方が良いかなって、今日やってるから皆は要領も分かってるでしょうし。」

耕作「そうすれば説明する時間が省ける訳か。」

柔「うん、その分皆で話し合う時間を増やせるからね。」

柔「でも、富士子さんも同じ方法を考えてるかも。」

耕作「その可能性はあるね。」

柔「だから他の方法も考えておかないといけないかな~。」

耕作「他の方法って?」

柔「あたしが考えてるのは時間が掛かる方法なのよね~。」

耕作「分かった、2人に対戦させてっていうやり方でしょう?」

柔「さすがね~、そうなの~。」

柔「どっちが部員の皆にとって、より良い方法かって事なのよ。」

柔「半分ずつだと全員をちゃんと見る事が出来て無かった気もするの。」

柔「2人だけの方が見てる全員がちゃんと判断出来るかな~って思ってる。」

耕作「なるほど、確かに人数が多いとちゃんと見て無い組も出てきそうだよね。」

柔「明日は良いけど、最終の土曜日には少ない組で時間を掛けてやった方が良いかな~って思ってる。」

柔「でも、あたしがそう思ってるだけで部員達がどう思うか分からないからな~。」

柔「その辺りの事も含めて最後まで富士子さんに任せてみるね。」

耕作「その方が良いね、折角一人で出来る様になったんだから。」

耕作「良し、終わったよ。」

柔「お疲れ様~、コーヒー淹れるね。」

柔は抱擁を解くとお茶を注ぎコーヒーを淹れて耕作にコーヒーを渡した。

耕作「ありがとね、ベッドに座ろうか。」

柔「うん、そうする~。」

耕作がベッドに座ると柔は寄り添う様に座った。

柔「明日と明後日の午前中はどうしよう?」

耕作「何かしたい事とか無いの?」

柔「特には無いかな~、あなたは?」

耕作「う~ん・・、君と一緒に居るだけで十分だよ。」

柔「それは、あたしも同じだけど。」

柔「それだけって言うのも何か寂しい気もしない?」

耕作「どこか行きたい所とか無い?」

柔「午前中しか時間が無いからね~、日曜日でも良い?」

耕作「良いよ、どこに行きたいの?」

柔「あなたとの思い出の場所に行ってみたいかな~。」

耕作「俺との思い出の場所?どこなんだい?」

柔「良い思い出が無い場所って言ったら分かるかな?」

耕作「良い思い出が無い場所か~・・、あ~、例の遊園地かい?」

柔「正解~、あなたもそう思ってたのね~、どうかな?」

耕作「何でそこに行こうって思ったの?」

柔「良い思い出が無いから良い思い出作りに行ってみたいかな~って。」

柔「あなたも同じ様に思ってるなら尚更かな?」

耕作「なるほど、良いと思うよ、行こうか。」

柔「わ~い、じゃあ、日曜日に行こうね~、お弁当作るから。」

耕作「園内でも何か食べられるんじゃないの?」

柔「あたしが作りたいの~、良いでしょう?」

耕作「分かった、楽しみにしておくよ。」

柔「あ~、でも、今はあたしも絶叫系のには乗れないか~。」

耕作「散策するだけでも良いんじゃない?後、乗れそうな物に乗れば。」

柔「そうだね~、それで良っか~、あなたと一緒なんだし。」

柔「ところで来週は一緒に行くの?それとも後から来る?」

耕作「君の会社へ行く時の事?」

柔「うん、どうする?」

耕作「後から行く事にするよ。」

耕作「君は復帰して色々挨拶とか有るだろうから、それが終わった位、そうだな~、
    10時頃に行く様にするかな?」

柔「そうだね、あたしが挨拶する間、あなたは手持ち無沙汰になるだろうしね。」

柔「羽衣課長にはそう説明しておくね。」

柔「あなたの事は、あたしから部員達に紹介するね。」

耕作「お願いするよ、挨拶しておかないと同行した時に訝しがられるといけないから。」

柔「冷やかされるかもしれないけど覚悟しててね~。」

耕作「まあ、それ位なら良いよ、その方が親しみを持って貰えるかもしれないしね。」

耕作「対戦指導出来ない事はどう説明するつもり?」

柔「あ~、それが有ったか~、どう説明するかな~。」

耕作「本当の事を言うのは、まだ早過ぎるよね?」

柔「そうなのよね~、確定していない段階では言えないよ~。」

耕作「こうしたらどうかな?」

柔「どうするの?」

耕作「来週は部員達の力量を見極めたいからって説明すれば良いんじゃない?」

柔「そうだね、そう言っておいて週末の検査で陽性だったら正直に話す事にするね。」

柔「勿論、その時は口外しない様にお願いするから。」

耕作「それは大事な事だね、確定したらまた話すって言えば口外しないと思うよ。」

耕作「同じ女性なんだから、その辺りの事は理解してくれると思うよ。」

柔「そうだね~、何で公に出来ないのかの事情を詳しく説明するよ。」

耕作「その辺りは君も心得てるだろうから任せるね。」

耕作「その方が俺が説明するよりも皆は納得しそうだし。」

柔「そう言えば、桜お姉ちゃん、今、あなたのご実家に居るんだよね?」

耕作「今日到着してるはずだから、晩御飯を食べ終わって部屋で寛いでる時間かな?」

柔「そっか~、って事は明日から市内観光でもするのかな?」

耕作「君から聞いた場所には行くつもりじゃない?」

柔「うふふ、喫茶店も行くかな~。」

耕作「1度は行くと思うよ。」

柔「どうなるのか楽しみだな~。」

耕作「余り期待しない方が良いかも。」

耕作「でも、俺も上手く行くと良いとは思ってるよ。」

柔「あの2人、お似合いな気がするのよね~。」

耕作「俺もそう思うけど、こればかりは2人の気持ち次第だから。」

耕作「2人に任せるしかないだろうね。」

柔「そうだね、後の事は2人がどうするかだよね。」

柔「多分、日曜の午後辺りにお土産を持ってきそうだけど。」

柔「その時にお話が聞けたら良いな~。」

耕作「桜さんの事だから何をしたかは必ず話すんじゃない?」

柔「あたしもそう思うよ、どんなお話しするのか楽しみ~。」

玉緒「あなた達~、お風呂に入りなさ~い。」

柔「は~い、分かった~、少ししたら入るから~。」

玉緒「早く入るのよ~。」

柔「うん、そうするから~。」

柔「うふ、何時も絶妙なタイミングだね。」

耕作「そうだね、じゃあ、入ろうか。」

柔「ポットとかはそのままで良いかな?」

耕作「良いんじゃない?2杯しか飲んでないから。」

柔「分かった~、じゃあ、そのままにしておくね。」

柔と耕作は着替えと寝間着を持つと下に下りて行った。



下に下りた2人は風呂場へと向かった。
風呂場の脱衣場に入った2人は着ている物を全部脱ぐとタオルで前を隠しながら風呂場に入り
湯船の傍で腰を下ろしタオルを外して掛け湯をすると湯船に寄り添う様に浸かった。

柔「気持ち良いね~。」

耕作「そうだね、癒されるな~。」

柔「今日は洗いっこはするんだったよね?」

耕作「君がしたいんだったら、俺は構わないよ。」

柔「じゃあ、しましょうね~。」

柔「あっ、でも、今日は上半身だけにしとこうか。」

耕作「そうしようか、明日も有るから。」

柔「明日は~丁寧に~あなたの~・・。」

耕作「はい、そこまでね~。」

柔「え~、ここでなら良いと思ったのに~。」

耕作「何度も言うけど・・。」

柔「分かってますよ~、あたしが乙女だからそういう事は言ったら駄目なんだよね?」

耕作「そういう事だよ、軽々しく口に出して言わない様にしてね。」

耕作「ここでそう言う事を口走ってると、外でもつい口に出しそうだから。」

柔「あたしって信用無いんだ~。」

耕作「いや、信用はしてるけど、今までの事も有るから。」

柔「分かりました~、もう言わない様にしま~す。」

耕作「そうしてね。」

柔「は~い。」

耕作「じゃあ、そろそろ出て洗おうか。」

柔「わ~い、洗いっこだ~。」

耕作「凄く嬉しそうだね。」

柔「だって久しぶりなんだも~ん。」

柔「早く上がろう?」

耕作「分かった。」

2人は湯船から出ると洗い場に行った。

柔「どっちが先に洗う?」

耕作「君からで良いよ。」

柔「分かった~、そうするね~。」

耕作が椅子に腰掛けると柔は自分の体に石鹸を塗り付けて耕作に抱き付き自分の体を
使って背中を洗い始めた。

耕作「うは、久しぶりにして貰うと凄く気持ち良いよ。」

柔「うふふ、喜んで貰って嬉しいな~。」

柔は耕作の腰の辺りを胸を押し付けた姿勢のままで両手を使って擦った。

耕作「そうやって洗って、君はきつく無い?」

柔「大丈夫~、全然きつく無いから心配しないでね~。」

柔「じゃあ、前の方も洗うね~。」

耕作「お願いね~、もしかしなくてもそのままの姿勢で手だけで前を洗うの?」

柔「その方が良いでしょう?」

耕作「うん、君の胸の感触を感じられるからその方が良いな~。」

柔「うふ、じゃあ、ご要望にお応えしま~す。」

柔は胸を押し付けた姿勢のまま耕作の胸の辺りからお腹を両手で擦っていった。

耕作「前も後ろも気持ち良いよ。」

柔「良かった~、あなたに喜んで貰えて~。」

柔は引き続いて同じ姿勢のまま耕作の両手を洗った。

柔「は~い、終わったよ~。」

耕作「じゃあ、洗い流すんだよね?」

柔「うん、でも今日はあなたが自分でお湯を掛けて?」

耕作「え?君が掛けるんじゃないの?」

柔「背中はそうするけど両手と胸とお腹はあなたがお湯を掛けた時にあたしがこの姿勢のまま
  両手で擦って泡を流すから。」

耕作「あ~、そういう事か、まだこの状態を楽しめるって訳なんだ。」

柔「あなたもその方が良いでしょう?」

耕作「勿論、良いに決まってるじゃない?」

柔「じゃあ、そうやってね~。」

耕作は自分で洗い桶を使ってお湯を自分の体に掛けるとその部分を柔は両手で擦っていった。

耕作「これ、良いね~、今度からこうやって貰おうかな~。」

柔「あなたが望むなら何時もこうやってあげるね~。」

耕作「是非お願いするよ、楽しみが増えたな~。」

柔「うふふ、あなたも楽しみなのね、あたしもだけど。」

柔「じゃあ、背中はあたしが流すね~。」

耕作「お願いね~。」

柔は同じ姿勢のままお湯を掛けながら自分の胸を使って背中の泡を洗い流した。

耕作「おぉ~、背中もそうやってくれるんだ、うれしいな~。」

柔「えへへ、良かった~、喜んで貰えて。」

柔は耕作の背中の腰の辺りを流す時も姿勢はそのままで洗い流した。

柔「はい、全部終わったよ~。」

耕作「ありがとね、楽しませて貰ったよ。」

柔「じゃあ、次はあなたが洗う番ね。」

耕作「分かった、交代だね。」

耕作は柔に椅子を譲って座らせた。

耕作「何時見てもきれいな肌してるよね~。」

柔「褒めてくれてありがとう~。」

耕作「じゃあ、背中から洗うよ。」

柔「は~い、お願いしま~す。」

耕作は両手で柔の背中を洗っていった。

柔「何だか変な気分。」

耕作「擽ったい?」

柔「ううん、何て言うかゾクゾクする感じ?」

耕作「あ~、何となく分かるよ。」

柔「下に行くほどその感じが強くなる~。」

耕作「嫌?」

柔「そんな事は無いよ、あなたの手で洗われてるって思うと嬉しくなっちゃうから。」

耕作「そうか、それなら良かった。」

耕作「良し背中は終わったよ。」

柔「前に来て洗う?」

耕作「君の真似をして洗おうかな?」

柔「あは、でも、その方が良いかも~。」

耕作「じゃあ、洗うよ?」

柔「は~い。」

耕作は柔の言抱き付く様にしてお腹から洗っていった。

柔「そこもさっきと同じ感じがする~。」

耕作「前も後ろも同じ感じなんだ。」

柔「そうかも~。」

耕作「じゃあ、上を洗うね。」

柔「良いよ~、でも乳首は擦っちゃ駄目だからね?」

耕作「分かってるよ、君がその気になると困るからね、今夜は。」

柔「良く分かってらっしゃいます事~。」

耕作は柔の胸を優しく丁寧洗った。

耕作「何かさ~、少し大きくなった感じがするんだけど。」

柔「ほんと~?それなら嬉しいな~。」

耕作「ほんとだよ、以前に比べると掌で触った感覚が違う気がするよ。」

柔「やっぱり妊娠してるかも知れないからなのかな?」

耕作「そういう事って有るの?」

柔「そんな風に聞いた事は有るよ。」

耕作「そうなのか、でも、君が喜んでるから良いか。」

耕作「終わったよ。」

柔「あたしも同じ様にして貰っても良いかな?」

耕作「君がお湯を掛けたのを俺が手で洗い流せば良いの?」

柔「うん、そうして欲しいかな~って。」

耕作「分かった、そうするよ。」

柔が自分でお湯を掛けると耕作が両手で洗い流していった。

柔「あ~、あなたの手でそうされると気持ち良くなっちゃう~。」

耕作「その気にはなって無いよね?」

柔「うん、そこまではなって無いから安心して。」

耕作「良かった、明日はその気になっても良いから今日は我慢してね。」

柔「分かってるよ~、大丈夫だから。」

柔「前は終わったね~。」

耕作「そうだね、後ろを流すから。」

柔「うん、お願~い。」

耕作は柔の背中をお湯を掛けながら洗い流した。

耕作「はい、終わり~、浸かろうか。」

柔「じゃあ、前みたいにして良い?」

耕作「勿論さ。」

耕作と柔は湯船に入ると耕作が胡坐をかいて、そこに柔が座って体を預けると
耕作は柔の胸の辺りに両手を回して支えた。

柔「あ~、落ち着くな~。」

耕作「ほんとにこれが好きだね。」

柔「そうだよ~、あなたにこうやって貰うと凄く安らぐの~。」

耕作「そうなんだ。」

耕作「しかし、こうやって毎回手を回してるけど、以前に比べると少し大きくなってる気がするよ。」

柔「うふふ、嬉しいな~、あなたがそう感じてくれてるなら。」

耕作「感覚じゃハッキリしないから、確認する意味でも今度病院に行った時に計って貰ったら?」

柔「それ良いね~、そうして貰うよ~。」

耕作「聞きたいんだけど、自覚症状とかはまだ無いんだよね?」

柔「そうだね~、まだ自覚出来る様な事は感じられないかな~。」

耕作「どの位で自覚症状って言うのは出るの?」

柔「あたしに自覚症状が出るかどうか分からないけど、一般的な自覚症状って言ったら悪阻かな?」

柔「悪阻が出始めるのは3ヶ月前後だって言われてるね。」

耕作「悪阻って吐き気をもようして最悪は戻すのかな?」

柔「だと思うけど症状は人によるみたいだから。」

耕作「その辺りの事も今度行った時に確認した方が良いかも。」

柔「うん、勿論、そうするつもり。」

柔「今度病院に行った時は色々と慌ただしくなるね。」

耕作「それで安心出来れば少しくらい慌ただしくても平気だよ。」

柔「うふ、やっぱり、あなたも少し不安なのね。」

耕作「それはそうだよ、君は不安とか無いの?」

柔「無いと言えば嘘になるけど、それ以上に喜びの方が大きいから。」

耕作「それは俺も同じ気持ちさ、ハッキリしたら大喜びするかもね。」

柔「あなたより大喜びしそうな人が居るけどね~。」

耕作「確かに、それも1人2人じゃない気がするよ。」

柔「だね、その人達には真っ先に知らせないといけないね。」

耕作「来週知らせる人と確定してから知らせる人は分けるんだよね?」

柔「勿論だよ、知らせて大騒動しそうな人には確定してからじゃないと。」

耕作「言えてる、誰とは言わないけど。」

耕作「続きは上で話そうか?」

柔「そうだね、また逆上せるといけないし。」

柔は立ち上がって耕作に手を差し伸べた。
耕作はその手を取って立ち上がり柔と一緒に湯船から出ると脱衣所へ行き体を丹念に
拭き上げて下着と寝間着を着ると風呂場を後にして上に上がった。



上に上がって部屋に入ると耕作はベッドに座り柔はお茶を注ぎコーヒーを入れて
耕作に渡しながら寄り添って座った。

耕作「何時も、ありがとね。」

柔「さっきのお話の続きだけど、今度の検査の後に知らせる人って富士子さん達、
  キョンキョン達、あなたのご両親、あたしの両親位かな?」

耕作「それと君の会社の柔道部の部員達と羽衣さんもだと思うよ。」

柔「あ、そうだったね、他には居るかな?」

耕作「後は・・、編集長にも話しておいた方が良いかもしれない。」

柔「そうだね、他の人は確定してからで良っか。」

耕作「その分は口頭で伝える人とハガキ等で伝える人に分けておいた方が良いかも。」

柔「分かった、後、連盟には祐天寺監督経由でも良いよね?」

耕作「そうだね、それで良いと思う。」

耕作「連盟への通知が終わってからうちの新聞で号外かな?」

耕作「ハガキで知らせるのは号外が出た後でも良いと思うから。」

柔「あ~、ジョディー達にも先に知らせておかないと。」

耕作「テレシコワとマルソーは虎滋朗さんに知らせた時点で伝わると思うから、
    ジョディーだけ連絡すれば良いんじゃないかな。」

柔「それもそうか、ジョディーに知らせるのを忘れない様にしないとだね。」

耕作「検査後に知らせた人達にも確定したら改めて知らせた方が良いと思うよ。」

柔「あなたの言う通りだね、そうするよ。」

耕作「続きは寝ながら話そうか。」

柔「そうだね~。」

柔と耕作はカップを机の上に置くと寄り添う様にしてベッドに横になった。

柔「10ヶ月か~、長いよね~。」

耕作「確かに長いけど、慌てたからどうなるってものでも無いんだから気長に気楽に
    行くしかないんじゃない?」

柔「あ~、妊娠が確定するかどうかで気を揉んでた人の言葉とは思えないな~。」

耕作「それを言われると・・、二の句が継げないな~。」

柔「でも、あなたの言う通り慌てても仕方ないよね。」

柔「今まで以上に体調とか色々と気を使わないといけないけど。」

耕作「それは俺も同じだよ、今まで以上に君に対して気遣わないと。」

耕作「桜さんにも念を押されたし。」

柔「今でも結構気を遣って貰ってるけどね。」

耕作「だから、今まで以上だって、今そう言ったでしょう?」

柔「あっ、そうだったね。」

柔「あなたには感謝してもし足りないね。」

耕作「そう言うのは出産が終わってで良いから。」

耕作「それまでは無事に出産する事だけを考えててね。」

耕作「他の事は全て俺に任せてくれて良いよ。」

柔「そうだね、あなたを頼りにするね。」

柔「柔道に関する事以外はよろしくお願いします。」

耕作「任せとけ、ちゃんとするから。」

耕作「あっ、炊事関係は玉緒さんにかな?」

柔「うふふ、それは何も言わなくても、おかあさんがすると思うよ。」

耕作「まあ、そうだと思うけど、一応は話しておかないとね。」

柔「検査が終わったら一番に知らせるから大丈夫~。」

耕作「そう言えば病院に行った後も最初に話してたね。」

柔「うん、だから今度も同じかな。」

耕作「なるほど、そこは君に任せるよ。」

耕作「後、検査後に知らせるのも君に任せるから。」

耕作「俺は君が知らせるのを忘れていないかだけ注意しておくよ。」

柔「分かった~、そうするね。」

耕作「話も一段落ついたし、明日も君は早いんだからそろそろ寝ようか。」

柔「うん、これからはあなたの言う事を聞く様にするね。」

耕作「ふふ、今迄もちゃんと聞いてくれてた気がするけど。」

柔「じゃあ、今迄以上に聞く様にする~。」

耕作「そう言うとこが子供っぽいって言われるんだろうね。」

柔「子供っぽいのは嫌じゃないよね?」

耕作「そう言うとこも含めて俺は君の事を愛してるんだよ。」

柔「あたしもあなたの全てを愛してるよ~。」

柔はそう言った後耕作を見詰めて目を瞑った。
耕作がそれに応える様に柔の頬に片手を添えて長めのキスをした。

柔「うふ、素敵なキスありがとう~。」

耕作「君も素敵だったよ。」

耕作「じゃあ、こうしてあげるから寝ようね~。」

耕作は柔の頭を撫で始めた。

柔「あ~、心地良いな~。」

耕作「さあ、目を瞑って。」

柔「うん、分かった。」

柔は目を瞑ると頭を撫でられるのを楽しんでいるうちに何時の間にか眠りに付いていた。

耕作「さてと、俺も寝るとするか。」

耕作も目を瞑って柔の寝息を聞いていたが暫くすると寝入ってしまった。