柔と耕作(松田)の新婚日記 20日目 (午後編第1部)
文書量(文字数)が膨大な為、一日を6分割で表記しています。
柔達は下に下りると急いで台所へ向かった。
台所に着くと耕作はポットを流しの横に置き食卓を前にして座り、柔達は手分けして
急須とカップを洗い急須には新しい茶葉お入れ、カップを食器棚に直した。
柔は炊飯器を確認してスイッチを入れた後にお茶を注いで耕作に渡した。
柔「あ~、あなたの希望を買い物する時に聞くの忘れちゃってた~。」
柔「ごめんね~、何か食べたい物が有ったら言ってね、それを作るから。」
耕作「いや、気にしなくて良いよ、シャウエッセンが有るから。」
柔「食べたかったの?」
耕作「スーパーに入るまではそう思って無かったけど、君が買うって言いだして
それが有れば良いかって考え直してた。」
柔「そうだったんだ、じゃあ、シャウエッセンで良かったんだね。」
耕作「結果的にそうなったから、それで良いよ。」
柔「分かった~、じゃあ、用意が出来るまで待っててね。」
耕作「そうするよ、何か手伝う事が有ったら言ってよ。」
柔「うん、その時は必ず言うから。」
柔「じゃあ、まずは肉じゃがを皆でやろうか。」
キョンキョン「そうですね、野菜の皮むきと切るのを手伝います。」
舞「お願いしま~す。」
美咲「舞?あなたもだからね?ジャガイモは一緒に剥こうか。」
舞「分かってま~す。」
柔達は冷蔵庫からジャガイモやニンジン、玉葱等を取り出すと皮をむき始めた。
柔「慌てなくても時間は十分有るから。」
舞「は~い。」
舞「やっぱり難しいな~、ジャガイモの皮むきって。」
美咲「デコボコしてるから剥き難いよね。」
キョンキョン「きれいに剥こうとしなくても良いのよ。」
柔「そうそう、形は不格好でも味は変わらないから気にしないで向いて良いよ~。」
舞「そうですね、分かりました~。」
美咲「確かにそうですね。」
キョンキョン「私は他の野菜をしますね。」
柔「私もそうするかな、舞さん、美咲さん、ジャガイモは任せたね。」
舞、美咲「は~い、分かりました~。」
柔達はそれぞれに野菜の皮を剥いていって皮を剥き終えた野菜を適度な大きさに切り分けていった。
キョンキョン「切り分けた野菜はどうします?」
柔「あそこに置いて有る鍋の中に入れてね。」
キョンキョン「分かりました。」
柔「ジャガイモとニンジンだけ先に煮るからね。」
舞「どうして先に煮るんですか?」
柔「中々煮えないのも有るけど、味を良くしみ込ませたいからね。」
美咲「なるほど、確かに一番煮込まないといけないですね。」
舞「出汁はどうします?」
柔「少しずつ味見しながらやってみて。」
美咲「分かりました。」
キョンキョン「じゃあ、私はニラ卵焼きを作ります。」
柔「人数は7人分だからね~。」
キョンキョン「はい、卵の個数を増やせば良いんですね。」
柔「そうだね。」
柔「舞さん、美咲さん、煮込めたのが確認出来たら玉葱と蒟蒻とお肉を適当な大きさに
切って入れて良いよ。」
舞、美咲「はい、分かりました~。」
キョンキョン「ニラ卵焼き出来たら切り分けて盛り付ければ良いんですよね?」
柔「うん、個別の皿に盛り付けてね。」
キョンキョン「分かりました。」
柔はキョンキョンの為に盛付用の皿を用意した。
キョンキョン「出来たので切り分けて盛り付けますね。」
柔「分かった~、これにお願いね~。」
キョンキョンはニラ卵焼きを切り分けると柔が用意した皿に盛付した。
キョンキョン「柔さん、終わったから、私がシャウエッセンを炒めましょうか?」
柔「じゃあ、お願い、舞さんと一緒にやってみて。」
キョンキョン「分かりました、舞?そっち手が空いてるなら一緒にしましょうか?」
舞「美咲?ここ任せても良い?」
美咲「うん、もう煮込むだけだから良いよ。」
舞「ありがとう~、先輩良いですよ~。」
キョンキョン「じゃあ、舞が先にやってみて。」
舞「は~い。」
キョンキョンと舞はシャウエッセンに切り込みを入れた後に炒め始めた。
美咲「柔さん、ちょっと見て貰えませんか?」
柔「良いよ~。」
柔は肉じゃがの出来を確認した。
美咲「どうです?」
柔「これなら十分に味もしみ込んでるし、ジャガイモとニンジンも良く煮えてるから、
火を止めて深皿に盛り付けして良いよ~。」
美咲「良かった~、じゃあ、盛付しますね。」
美咲は柔に教えて貰った深皿を人数分出すとそれに肉じゃがを盛付した。
キョンキョン「こっちも終わりました。」
柔「じゃあ、それを卵焼きの皿に盛り付けしてね。」
舞「は~い、了解で~す。」
舞がシャウエッセンをニラ卵焼きが盛り付けてある皿に載せていった。
柔「あなた?炊飯器を持って行ってくれない?」
耕作「分かった、持って行くよ。」
柔「じゃあ、全部出来たので持って行きましょうか。」
キョンキョン、舞、美咲「はい、分かりました~。」
柔達はそれぞれに料理等を持つと居間へ向かった。
居間には玉緒と滋悟朗が既に座って待っていた。
滋悟朗「おお、出来上がったか、匂いがしてきて堪らんかったぞい。」
柔「直ぐに配膳するから待ってね。」
玉緒「私も手伝いましょうか?」
柔「ううん、あたし達で配膳するから大丈夫だよ。」
玉緒「それじゃ、お願いね。」
柔達は手分けして料理を座卓の上に並べていって、茶碗にご飯をよそうとそれも
一緒に並べていき、それぞれの場所に座った。
滋悟朗「美味そうぢゃのう~、頂こうかの。」
7人「いただきます。」
玉緒「この肉じゃが、良く煮込んであって味がしみ込んでますね。」
舞、美咲「ありがとうございます。」
滋悟朗「ほお、その方達が作ったのか、良う出来ておるぞい。」
滋悟朗「このニラ卵焼きは誰が作ったんぢゃ?」
キョンキョン「はい、私ですけど、お味はどうですか?」
滋悟朗「良い塩梅の味付けぢゃ、美味いぞい。」
キョンキョン「そうですか、良かったです。」
滋悟朗「その方達、昨日も言うだが、これなら何時でも嫁に行けるぞい。」
キョンキョン、舞、美咲「ありがとうございます。」
柔「お替り要る人~。」
滋悟朗「頂こうかの。」
耕作「半分だけお願い。」
舞「私も半分お願いしま~す。」
玉緒「私も頂こうかしら。」
美咲「私は後はおかずだけで良いです。」
キョンキョン「私もご飯は十分です。」
柔「分かった~。」
柔は4人から茶碗を受け取りお替りをよそうとそれぞれに渡した。
滋悟朗「すまんのう。」
耕作「ありがとね。」
玉緒「ありがとう、柔。」
舞「柔さん、すみません。」
滋悟朗「今日はこの後は西海大へ皆で行くのかの?」
柔「そうだよ、皆で行く様にしてるよ。」
滋悟朗「そうか、楽しんでくると良いぞい。」
キョンキョン「はい、そのつもりです。」
舞「今日でお休みが終わるので楽しんできま~す。」
滋悟朗「そうであったか、なら、余計に楽しんでくると良いぞ、」
美咲「はい、そのつもりです。」
玉緒「今日でお休みが終わりなのですね、ゆっくり休めましたか?」
キョンキョン「今までで一番充実したお休みでした。」
美咲「そうでしたね、色んな体験が出来ました。」
舞「だよね~、その中でも彼氏が出来たのとお料理が上達したのが嬉しかったです。」
玉緒「まあ、そうでしたか、おめでとう。」
滋悟朗「ほお、そうであったか、良かったのう。」
舞「ありがとうございます。」
舞「ちなみに、私だけじゃなくて美咲も同じなんですよ~。」
玉緒「まあ、まあ、それはお目出度いですわね。」
美咲「ありがとうございます。」
美咲「柔さんのお陰なんです。」
滋悟朗「うん?どう言う事なんぢゃ?」
舞「柔さんが紹介してくれた様なものなので。」
滋悟朗「ほお、柔もそう言う事が出来る様になっておったのか。」
柔「そうだよ、おじいちゃん、やっぱり好きな人が居ると色んな事に励みが出るからね。」
玉緒「柔?あなたもそうだったからなんでしょう?」
柔「えへへ、その通りだよ~。」
美咲「柔さんみたいになれると良いって思ってます。」
舞「私もで~す。」
キョンキョン「そうだね、柔さんみたいなお嫁さんになれると良いよね。」
柔「そんな風に言われると照れちゃうよ~。」
柔「ところでさっきから何も言わない、あなたはどう思ってるの?」
耕作「また、俺に話を振る~。」
舞「旦那様としての意見も聞いてみたいです。」
耕作「ここでは言うのが憚られるから上に行った時に話しても良いかな?」
舞「良いですよ~。」
柔「あ~、上手い事言って逃げた~。」
耕作「いや、さすがにここで言うにはって思っただけなんだけど。」
柔「分かった、じゃあ、上に行ったら必ずお話してね。」
耕作「勿論、言うから安心して。」
美咲「期待してますから、旦那様。」
キョンキョン「以前も聞いた気がしますけど、よろしくお願いしますね。」
柔「皆が期待してるからね~。」
玉緒「耕作さんも大変ですわね。」
玉緒「でも根が正直な方だから言おうとする事は大凡見当は付きますけど。」
滋悟朗「そうぢゃな、事、柔の事に関しては生真面目が服着て歩いてる様な奴ぢゃからな。」
玉緒「柔も耕作さんの事に関しては生真面目にやってますからね。」
滋悟朗「なるほどのう、お互い様と言う訳なんぢゃな。」
柔「そうかも知れないかな?」
柔「どちらもなんだって思う事が多いから自然とそうしてるのかも。」
舞「そう言うのを真似しないとって思うんですよね~。」
美咲「そうだよね、今迄の事を見てる限りお互いを思いやってますからね。」
キョンキョン「だからなんだよね、こうなりたいって思うのは。」
滋悟朗「どれ、儂もこの後の用意でもするとしようかの。」
玉緒「もうよろしいのですか?」
滋悟朗「ああ、十分に満足したぞい。」
玉緒「皆さんもよろしいですか?」
キョンキョン、舞、美咲「はい、美味しくいただきました。」
7人「ごちそうさまでした。」
キョンキョン、舞、美咲「お粗末様でした。」
柔「おかあさん、あたし達で片付けるから。」
玉緒「それじゃ、お願いしますね。」
柔達は食器と炊飯器を持って台所へ行った。
柔達は台所へ着くと持って来た物の片付けを分担して始めた。
柔はお湯を沸かしながら食器類を洗ってキョンキョン達に渡し、キョンキョン達は
渡された物を拭き上げると耕作に教えて貰いながらそれを食器棚に直していった。
柔「やっぱり、人数が多いと直ぐ終わるね~。」
キョンキョン「そうですね、あっと言う間に終わりましたね。」
耕作がカップを5つ出す間に柔は沸いたお湯をポットに入れ急須の茶葉を取り替えた。
柔「じゃあ、上で時間を潰しましょうか。」
舞「は~い。」
美咲「そうですね。」
キョンキョン「松田さんからさっきの事を聞きたいですしね。」
耕作「しっかり覚えてたんだ。」
柔「当たり前よ~、皆覚えてるに決まってるじゃない。」
柔達はポットと急須とカップをそれぞれに持つと2階へ上がって行った。
2階の部屋に入るとキョンキョン達が柔と耕作を寄り添う様にベッドに座らせて
お茶を注ぎコーヒーを淹れて柔達に渡すと自分達もカップを持って座った。
柔「皆、ありがとう。」
耕作「ありがとね。」
キョンキョン「どういたしまして。」
舞「こう言う所から柔さんを見習わないといけませんしね。」
美咲「些細な事も見習わないとって思ってます。」
柔「そうなんだね~。」
柔「さて、あなた?」
耕作「分かってるよ、さっきの事だね。」
耕作「俺が柔の事をどう思ってるかって事だよね?」
キョンキョン「そうですね、以前のお話は聞きましたので今思ってる事が知りたいです。」
美咲「ですね、今柔さんの事をどう思ってらっしゃるんですか?」
舞「私達も参考にしたいと思います。」
耕作「それって、三浦と佐藤が君達をどう思うかって事なの?」
キョンキョン「松田さん?私の彼もどう思うかって事なんですよ。」
耕作「あ~、そうだった、キョンキョンもだったね。」
耕作「柔を前にして言うのは少し気恥ずかしい気もするけど。」
耕作「柔は俺にとっては出来過ぎた奥さんだって思ってる。」
柔「そうかな~?そんな事は無いと思うんだけど。」
耕作「いやいや、自分の事もきちんとやってる上で俺との事もちゃんとやってるから。」
耕作「改めて一緒になって良かったって思ってるよ、以前も話したと思うけど。」
柔「それはあなたも同じだと思うよ。」
柔「だから、あたしもあなたと一緒になって良かったって思ってる。」
舞「良いな~、そう言う関係になりたいって思いますよ~。」
美咲「そうだね、御2人は私の理想のご夫婦です。」
キョンキョン「私も舞と美咲と同じ思いですね。」
柔「改めて聞くけど、こうなる為にはどうすれば良かったかな?」
舞「良く話してお互いを良く理解する事で~す。」
美咲「その際は自分を曝け出さないといけないんでしたよね?」
キョンキョン「何かをする時には相手の了解を得る様にしないといけなかったんでしたね。」
柔「良く覚えてたね~。」
柔「後は、これはあたしは途中まで出来て無かったんだけど、相手を信頼する事ね。」
キョンキョン「途中までって言うのは柔道に復帰する前までですか?」
柔「そう言う事になるかな?」
耕作「俺から言える事はお互いに意固地にならない事かな?」
柔「そうだね、あたし達がそうだったもんね。」
柔「まあ、そうならない為にも良くお話しないといけないんだけどね。」
キョンキョン「以前の柔さん達の反省の上に今の関係が有る訳ですね。」
柔「そう言う事だね~。」
柔「後は、自分の我儘を言っても良いけど、相手が許容してくれるのはどの位までかは
把握しておいた方が良いかな?」
舞「って事は、ある程度は自分の我儘を言っても良いって事なんですか?」
柔「許容範囲を知る為にはそうしないといけないと思うよ。」
柔「相手に絶対駄目って言われたら、その我儘は諦めれば良い訳だし。」
美咲「そう言う事を含めて良くお話するって事なんですね。」
柔「うん、そう思ってて良いよ。」
キョンキョン「あ~、その為の甘え上手なんですか。」
耕作「そうだね、柔はほんとに甘え上手だよ。」
柔「え~、そんなに甘えてた?」
耕作「何かして欲しい時の甘え方は凄く上手かったって思うよ?」
柔「う~ん、そんな甘え方してたかな~?」
舞「柔さん?あのキスをおねだりする時の表情とかそうだと思いますよ?」
柔「あっ、そう言う事か~。」
耕作「それと君はこうして欲しいって言うんじゃなくて、こうしたいけど良いかな?
って俺に判断させる様に聞いてたじゃない?」
柔「あ~、確かに、あたし、そんな言い方してたね。」
舞「なるほど、相手に判断させる様に聞けば良いのか~。」
美咲「確かに、相手に相談する形にすれば納得して貰えそうですね。」
キョンキョン「凄く参考になりますね、今度試してみようかな?」
舞「私もやってみよう~っと。」
美咲「私も試してみようかな~。」
柔「そう言う言い方なら付き合いの長さとか関係無いと思うよ。」
耕作「そうだね。」
耕作「ましてや、自分が好意を寄せてる相手からそう言われると、自分を信頼してるから
相談されてるんだって気になると思うよ。」
舞「そうなんですね~。」
美咲「やっぱり、御2人の仰る事は実体験からだから凄く参考になります。」
キョンキョン「男性の思いも知る事が出来るから、御2人にお話を聞くのは為になります。」
耕作「まあ、俺だけがそう思ってる可能性も有るけどね。」
柔「大丈夫だと思うよ?」
柔「キョンキョンの彼氏の事はお話した事が無いから分からないけど。」
柔「少なくとも、あの2人はあなたと性格的に良く似てるから。」
耕作「そうかい?」
柔「お話した感じだと、あたしはそう思ったけどね。」
耕作「確かに、佐藤も三浦も俺と似た性格では有るか。」
耕作「キョンキョンの彼氏については以前も話したと思うけど、俺が話した感じだと
以前の俺に似てるって思ったよ。」
柔「そう言ってたね~。」
柔「って事は、キョンキョン達の彼氏もあなたと同じで女性に対して誠実で優しいし、
自分や他の人に嘘が付けないんだね~。」
舞「あ~、確かにそんな感じです。」
美咲「そうだね、しかし、柔さんってそう言う事が良く分かりますね?」
キョンキョン「以前はそう言う事には頓着も無かったのに、やっぱり結婚すると変わるんですかね?」
柔「そうかもね~、主人の事を良く知ろうとしたから自然とそうなったのかも。」
柔「あっ、でも、あたしがこう言ってたからとか、主人がこうしてたからって言うのは
相手の方には絶対にお話しちゃ駄目だからね。」
キョンキョン「勿論、絶対に言いませんよ、相手の方を困惑させる恐れが有りますから。」
柔「それが分かってれば大丈夫だね。」
舞「なるほど、誰それがこう言ったとかって言うのは自分の考えじゃ無いですしね。」
美咲「あくまで、自分はこう思ってるって言った方が良いんですね。」
柔「そう言う事だね、自分の考えとして相手にお話してね。」
舞「分かりました~。」
耕作「そう言えば、今日も一旦こっちに戻ってから帰る様にするの?」
キョンキョン「いえ、今日は向こうからタクシーで帰る様にします。」
柔「どうして?」
キョンキョン「柔さん達は松田さんの会社に行くんでしょう?」
柔「まあ、そうだけど。」
キョンキョン「私達が一緒だと動き難いでしょうから。」
柔「それもそうか、確かに、キョンキョン達まで一緒って言う訳にはいかないね。」
キョンキョン「そう言う訳なので、向こうから直接帰る様にします。」
耕作「分かった、じゃあ、荷物を忘れない様にしないとね。」
キョンキョン「そうですね。」
舞「荷物はここに有るので大丈夫ですよ。」
美咲「そうだね。」
柔「そろそろ下で待ってた方が良いかな?」
耕作「少し早いけど、タクシーを呼んだりするから、その方が良いかもね。」
柔「分かった~、ちょっと用意するね。」
柔はバッグに柔道着他を詰めた。
柔「カップはそのままにしてて良いよ。」
キョンキョン「分かりました。」
柔「じゃあ、下りようか。」
キョンキョン、舞、美咲「は~い。」
柔達は下に下りて行った。
下に下りると柔達は玄関に行って耕作はタクシーを手配した。
そうこうしているうちに玉緒がやって来た。
玉緒「賑やかだと思ったら出掛けるのね。」
柔「うん、行ってくるね~。」
耕作「出掛けてきます。」
玉緒「気を付けて行ってらっしゃい。」
キョンキョン、舞、美咲「お邪魔しました、失礼します。」
玉緒「また、遊びに来て下さいね。」
キョンキョン「はい、そうさせて頂きます。」
キョンキョン達が玉緒に会釈した後に皆で玄関を出て木戸を潜って表に出た。
耕作「少し待たないといけないかな。」
キョンキョン「お迎えの車はどの位で来るんですか?」
耕作「タクシーよりは早く来ると思うよ。」
舞「あっ、来たみたいですよ?あの車ですよね?」
柔「そうだね。」
鴨田の車が柔達の前に停まった。
鴨田「お待たせっす。」
耕作「タクシーを呼んでるから少し待ってくれ。」
鴨田「了解っす。」
耕作「キョンキョン達は西海大までの道は分かる?」
キョンキョン「はい、分かりますよ。」
耕作「それならタクシーはキョンキョン達で乗って来て。」
キョンキョン「はい、分かりました。」
耕作「清算は俺がするから。」
キョンキョン「そんな、悪いですよ。」
耕作「良いんだよ、帰りもタクシーなんだから、西海大までの分は俺が払うから。」
キョンキョン「分かりました、お言葉に甘えさせて頂きます。」
舞「いつもすみません。」
美咲「ありがとうございます。」
耕作「気にしなくて良いよ、皆が来てくれるだけで俺も柔も嬉しいんだから。」
タクシーがやって来て柔達の前に停まった。
柔と耕作はキョンキョン達がタクシーに乗り込んだのを確認して鴨田の車に乗り込むと
西海大に向けて出発した。