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柔と耕作(松田)の新婚日記 18日目 (夜編第1部)
文書量(文字数)が膨大な為、一日を8分割で表記しています |
鴨田の車と耕作たちが乗ったタクシーは暫く走った後柔の実家の前に着いた。
鴨田の車から柔とキョンキョンが降り耕作と舞と美咲はタクシーから降りた。
鴨田「それじゃ、また明日同じ時間に来るっす。」
柔「気を付けて戻って下さいね。」
耕作「明日も頼んだぞ、気を付けて戻れよ。」
鴨田は会社へ戻って行った。
柔達は木戸を潜ると玄関に入った。
柔「戻ったよ~。」
耕作「ただいま、戻りました。」
玉緒が奥から声を掛けてきた。
玉緒「お帰りなさい、上でゆっくりしてなさい。」
柔「は~い、そうするね~。」
柔「あなた?台所に行って上がるね。」
耕作「分かった、行ってらっしゃい。」
キョンキョン「あ、私も行きます。」
美咲「私も行きますよ、柔さん。」
舞「私も行きま~す。」
柔「ごめんね~、あなたは玄関上がった所で待ってて。」
耕作「ああ、そうするよ。」
柔達は玄関を上がると台所へ行ってポットとカップと急須を持って来た。
柔「あなた、お待たせ~。」
耕作「ポットは俺が持つよ。」
柔「ありがとう~。」
柔は耕作にポットを渡すと皆で2階へ上がって行った。
部屋に入ると柔達は持って来た物を机の上に置いて耕作はベッドにキョンキョンと舞と美咲は
行く前に座っていた場所に座った。
柔は皆の分のコーヒーを淹れお茶を注いでコーヒーを全員に渡した後耕作に寄り添って座った。
柔「皆、お疲れ様でした。」
耕作「皆もお疲れ様だったね。」
キョンキョン「柔さん、松田さん、お疲れ様でした。」
舞「旦那様も柔さんもお疲れ様でした。」
美咲「柔さんも長い時間大変お疲れ様でした。」
柔「少し休んでから帰るでしょう?」
キョンキョン「そうですね、舞と美咲もそれで良い?」
舞「良いですよ~。」
美咲「はい、構いません。」
舞「しかし、今日は柔さんのご実家にも来られて良かったです。」
美咲「そうだね、それにお料理も勉強出来たから最高でした。」
柔「そうなんだね、喜んで貰えて、あたしも嬉しいよ。」
耕作「皆は明日は大学に直行するのかな?」
キョンキョン「そうしようかと思ってます。」
キョンキョン「明日は3人でどこかに集まってそれから大学へ向かおうかと。」
舞「今日子先輩、私はそれで良いですよ~。」
美咲「私もそれで構いませんから。」
柔「時間は今日と同じだから、待ってるね。」
舞「明日も楽しみです。」
美咲「富士子さんがどう言う練習をするか楽しみです。」
キョンキョン「そう言えば宿題出してましたね。」
キョンキョン「特に何も言わなかったみたいですけど、どうするんだろう?」
柔「今日の練習を考えたら明日も寝技になるかもね。」
舞「また、富士子さんが指導する形ですか?」
柔「基本的にはそうだけど、富士子さんだけで無理が有るなら、あたしも手伝うつもりだよ。」
美咲「やっぱり、まだ富士子さん一人だけでは無理そうなんですか?」
柔「そうだね、まだ完全には難しいかも。」
キョンキョン「そんな感じでしたもんね。」
耕作「柔も言ってたけど、後もう少しだとは思うよ。」
柔「まあ、明日で完璧になるとは思って無いから。」
舞「柔さんがそう言うならまだまだなんですね。」
柔「後は富士子さんの努力次第かな?」
キョンキョン「それでどうにかなるんですか?」
柔「うん、富士子さんなら何とか大丈夫だと思うよ。」
耕作「今日の練習内容の考え方とか柔が想定していた通りだったからね。」
舞「そうなんですね。」
美咲「想定内って事がまだまだって事になるんですか?」
柔「そうだね。」
柔「あたしの想定していない事を考えてくれる様になると完全に任せて良いかな。」
キョンキョン「なるほど、柔さんが想定していない事を考えられる様にならないと
駄目なんですね。」
柔「そう言う事になるかな、でも富士子さんなら何とかしそうなのよね。」
キョンキョン「やっぱり、明日は楽しみですね。」
舞「そうですよね~。」
柔「あたしはあたしで考えておかないといけないんだけどね。」
美咲「富士子さんの案が駄目な場合に備えてですか?」
柔「丸っきり駄目じゃ無いとは思うけど、一応はね。」
舞「柔さんは柔道に関しては厳しいですもんね。」
柔「そうなのかな~?」
耕作「君はかなり厳しいと思うよ。」
柔「あなたがそう言うならそうなんだね。」
キョンキョン「柔さん、松田さん、そろそろお暇しますね。」
柔「そう?もっとゆっくりしても良いのに。」
キョンキョン「もう時間も時間ですから。」
柔「分かった、見送るね。」
キョンキョン「玄関で良いですよ。」
柔「そうするね。」
キョンキョン「舞、美咲、荷物忘れないでね。」
舞「は~い。」
美咲「大丈夫です。」
キョンキョン達と柔と耕作は下に下りて玄関へ向かった。
玄関の戸を開けて出た所でキョンキョン達は挨拶した。
キョンキョン「柔さん、松田さん、今日は色々とありがとうございます。」
キョンキョン「これで失礼します、また明日西海大で。」
舞、美咲「柔さん、旦那様、色々ありがとうございます。」
舞、美咲「明日、大学でお待ちしています。」
柔「あたしこそ、今日はありがとう~。」
柔「気を付けて帰ってね、また明日ね~。」
耕作「皆、気を付けて、また明日大学で。」
キョンキョン達は柔達に会釈すると玄関の戸を閉めて出て行った。
柔「帰っちゃった~、これからどうする?」
耕作「上に上がって考えようか。」
柔「そうだね。」
柔達は2階へ上がった。
2階の部屋に入ると耕作はベッドに座り、柔はコーヒーを淹れお茶を注ぐと
耕作にコーヒーを渡しながら寄り添って座った。
柔「ね~、あなた?」
耕作「何だい?」
柔「今夜どうする?」
耕作「君はどうしたいの?」
柔「うふふ、あなたに甘えたいな~。」
耕作「ふふふ、そう言うと思ったよ。」
耕作「じゃあ、風呂から上がって上に戻ってから始めようか。」
柔「うん、それで良いよ。」
耕作「そうだね、あれを試しに使ってみないといけないし。」
柔「いよいよ見る事が出来るんだ~、楽しみだな~。」
耕作「そう言う物じゃないんだけどね。」
柔「分かってま~す。」
柔「でも、ほんとは使って欲しくないんだけど。」
耕作「仕方ないよ、桜さんからも念を押されてるんでしょう?」
柔「そうだったね、桜お姉ちゃんの言う事は聞いておかないと。」
柔「それとね、余り奥までは駄目なんだって。」
耕作「そうなのか、どうするかな~。」
耕作「その時になって2人で考えようか。」
柔「うん、それで良いよ、実際にしながらじゃないと分からないしね。」
耕作「まあ、そうなんだけど、しながらとか余り声に出して言わないの。」
柔「えへ、ごめんね~、でも、ほんとの事だよね?」
耕作「そうだね、どこまでが良いかは入れてみないと分からないしね。」
柔「あ~、あなたも露骨過ぎだよ~、入れてみないととか~。」
耕作「ふふふ、仕方ないよ、実際そうなんだから。」
柔「うふふ、そうだね。」
耕作「君を下にしない方が良いんだよね。」
柔「お腹を圧迫したら良くなさそうだしね。」
耕作「お互いに横を向くか、君が上になるかしかないか。」
柔「以前、あたしが上になった時は下から突き上げられる様な感じだったから駄目かも。」
耕作「そうだったんだね、じゃあ、お互い横を向いた状態か。」
柔「他にも知ってるなら試しても良いよ?」
耕作「どうだったかな?余り良く覚えて無いけど、試してみるかな。」
柔「桜お姉ちゃんが体位って言ってたけど、それが体の向きの事なのかな?」
耕作「桜さん、そんな事言ってたんだ。」
柔「うん、2人でお話してる時に言ってたけど、良く覚えて無いの。」
耕作「桜さんが言ってた体位って言うのがお互いの体の向きで間違いないよ。」
柔「そうなんだ、寝技みたいなもんかな?」
耕作「いや、さすがに柔道の寝技と同列に見たら駄目だよ?」
柔「あ、ごめんなさい。」
柔「そうだよね、柔道は神聖な武道だもんね。」
耕作「まあ、神聖って言ったら俺達2人がしてるのも神聖な儀式と言っても良いけどね。」
柔「そうなんだ、愛し合う事は神聖な儀式なんだね。」
耕作「そうだよ、君と俺だけの神聖な儀式だから。」
柔「うふふ、そう言われると嬉しくなっちゃうな~。」
耕作「何にしても君の体に負担が掛からない体位を試さないとね。」
柔「そこはあなたにお任せします、あたしは何も知らないから。」
耕作「分かった、でも、試すのは2人でだから。」
柔「うん、あなたに協力するよ。」
耕作「柔道の話するけど、富士子さん、ほんとに考え付くかな?」
柔「大丈夫だと思うよ。」
柔「今日の講習で以前に比べると格段に良くなってるから。」
耕作「君がそう言うなら間違いないね。」
耕作「さっき、君も考えるって言ってたけど、もう考えてるの?」
柔「一応は考えてるよ。」
耕作「ほお、さすがだね、どうするつもりなの?」
柔「立ち技からの寝技に移行するやり方かな?」
耕作「本格的なやり方にするのか。」
柔「うん、試合に準じたやり方をしておかないと、いざ試合の時に使えないからね。」
耕作「確かに、今日のやり方だけじゃ試合に活かすなんて難しいか。」
柔「そうなのよ、ただ立ち技も色んな投げからの寝技って言う風にしないと意味無いのよね。」
耕作「そうだね、同じ投げ技ばかりじゃ無いから。」
柔「技あり以下になる様な投げ方からの寝技への移行をやった方が良いかな。」
耕作「なるほど、より実践的なやり方なんだ。」
柔「富士子さんも同じ様な事を考えてきそうだけど。」
耕作「君もそう考えてるのか。」
耕作「俺も同じだよ、富士子さんも同じやり方を考えてきそうだって。」
耕作「ところで富士子さんには例の変な寝技で勝った時の事は話したの?」
柔「うん、話したよ、しっかり覚えてたみたい、直ぐに分かったから。」
耕作「だから、講習の時に動きが良かったのか。」
柔「うふふ、あなたも良く見てるね、その通りだよ。」
耕作「って事は寝技の上達も早いんじゃない?」
柔「全部は無理だけど良く使う様な寝技は大丈夫だと思うよ。」
柔「その為にはもう少し腕力を付けないといけないかな。」
耕作「それはもう富士子さんに話してるの?」
柔「明日言おうかと思ってる。」
耕作「なるほど、富士子さんが一人前になると君もかなり楽になるね。」
柔「そうだね~。」
柔「あれ?煮物の匂いがする。」
耕作「え?もう晩御飯の用意を始めてるの?」
柔「そうみたい、下りようか?」
耕作「そうだね、始めてるなら下りて手伝わないと。」
柔「うん、行きましょう。」
耕作と柔はポットと急須とカップを持つと急いで下に下りて行った。
下に下りた二人が台所へ行くと玉緒が煮物を作っていた。
柔「おかあさん、もう始めてたの?」
玉緒「少し手の込んだ物だったから先に作ってたのよ。」
柔「そうだったのね、何か手伝える事有る?」
玉緒「そうね、お澄ましを作ってくれない?」
柔「うん、分かった~。」
耕作はポットを流しの横に置くと食卓を前にして座った。
柔はカップと急須を洗って所定の場所に直すとお澄ましを作り始めた。
耕作「食器用意しときましょうか?」
玉緒「そうね、お茶碗とお椀に加えて煮物用のお皿をお願いしても良いかしら?」
耕作「分かりました。」
柔「あなた?煮物用ってどれか分かる?」
耕作「以前使ってたので良いんだよね?」
柔「うん、それで良いよ。」
耕作は立ち上がって食器類を出すと食卓の上に置いて椅子に座った。
柔「おかあさん、お澄まし出来たよ。」
玉緒「あら、もう出来たの早かったわね。」
柔「他に何か作る物って有るの?」
玉緒「そうね、何が良いと思う?」
柔「卵焼きはお昼作ったし、何が良いかな?」
柔「ちょっと冷蔵庫の中を見てみるね。」
玉緒「良いわよ。」
柔は冷蔵庫の中を確認した。
柔「う~ん、豚の生姜焼きが出来そうだけど作っても良い?」
玉緒「構いませんよ、お作りなさい。」
柔「分かった~、直ぐ作るね~。」
柔は豚の生姜焼きを作る為の下拵えをして、それが終わるとフライパンで
生姜焼きを作り始めた。
耕作「良い匂いだね。」
柔「えへへ、そうでしょう~。」
柔は次々に生姜焼きを作っていった。
柔「おかあさん、出来たよ~。」
玉緒「私の方も出来ましたよ。」
玉緒「盛付しましょうか。」
柔「は~い。」
玉緒と柔は次々と料理を盛り付けしていった。
玉緒「それじゃあ、居間に持って行きましょうか、耕作さんもお願いね。」
耕作「はい、分かりました。」
柔達3人は料理をお盆に載せて居間へ持って行った。
居間には既に滋悟朗が待っていた。
滋悟朗「出来たか、匂いがここまで漂ってきて堪らんかったぞ。」
柔「ごめんね~、生姜焼き作ってたから~。」
滋悟朗「おお、生姜焼きか、久しぶりぢゃの~。」
柔達は座卓の上に料理を並べていって、それが終わるとそれぞれの場所に座った。
4人「いただきます。」
滋悟朗「生姜焼きは柔が作ったのか?」
柔「うん、久しぶりだったから、どうかな?」
滋悟朗「うむ、上手く出来とるぞ、美味しいわい。」
柔「そうなんだ、良かった~。」
滋悟朗「柔、明日の打ち合わせ、よろしく頼んだぞい。」
柔「うん、それは良いんだけど、時間は何時なの?」
滋悟朗「儂とした事が時間を言うておらんかったか。」
滋悟朗「10時にここに来る様になっとるぞい。」
柔「分かった、10時にここに来るんだね。」
柔「あなたの会社に行って戻って来ても間に合いそうね。」
耕作「そうだね、十分に間に合うよ。」
玉緒「おとうさん、耕作さん、お替りは如何ですか?」
滋悟朗「頂こうかのう。」
耕作「お願いします。」
玉緒は2人の茶碗を受け取るとお替りをよそってそれぞれに渡した。
滋悟朗「すまんの~。」
耕作「すみません。」
柔「工事はおとうさんが戻る頃に終わる感じで良いのかな?」
滋悟朗「それで良かろう、虎滋朗が戻って来ても直ぐ使うかどうか分からんが。」
柔「おかあさん、おとうさんって何時戻って来るのかな?」
玉緒「そうね~、向こうに行く前に聞いたお話だと国際大会の前には
こっちに戻って来るみたいよ。」
柔「そうなんだ、じゃあ、国際大会の前には工事を終わらせてた方が良いのか。」
滋悟朗「どうしてなんぢゃ?」
柔「もう~、おじいちゃん、ジョディー達が来るって言ってたじゃない?」
滋悟朗「ああ、そうぢゃったな。」
滋悟朗「そんじゃ、それまでに終わらせて貰う様にするとしようかの。」
柔「そうだね、そうすれば、ジョディー達もここで練習が出来るね。」
滋悟朗「そう言う事ぢゃな。」
玉緒「ご飯はもうよろしいですか?」
滋悟朗「よかろう。」
4人「ごちそうさまでした。」
柔「お粗末様でした。」
柔「おかあさん、また、あたしが片付けするから。」
玉緒「そうなの?じゃあ、お願いね。」
柔「あなた?良いかな?」
耕作「分かった、持って行けば良いんだね。」
柔「ありがとう~。」
玉緒「おとうさん、少ししたらお風呂どうぞ。」
滋悟朗「そうぢゃな、そうさせて貰うとするかの。」
滋悟朗は自分の部屋に戻って行った。
柔と耕作は食器類を持って台所へ向かった。
台所に着くと2人は洗い桶の中に食器類を入れて耕作は食卓を前にして座った。
柔は耕作にお茶を注いで渡した。
柔「これ飲みながら待っててね。」
耕作「ありがとね、そうするよ。」
柔はお湯を沸かすと鼻歌交じりで食器の後片付けを始めた。
耕作「柔?」
柔「な~に~?あなた~。」
耕作「体調が可笑しいとか無いよね?」
柔「どうして?」
耕作「かも知れないけど、妊娠してるとそうなるのかなって思ったからなんだ。」
柔「あ~、そう言う事ね、どこも何ともないよ。」
耕作「それなら良かった。」
柔「だから、今夜は大丈夫だよ。」
耕作「ふふふ、その為に聞いた訳じゃ無いんだけどね。」
柔「うふふ、一応は言っておかないとね?あなた、直ぐ心配するから。」
耕作「夫が妻の体調を気遣うのは当然と思うんだけど。」
柔「えへへ、妻だって、嬉しいな~、そう呼んでくれて。」
柔「お待たせ~、終わったよ~。」
耕作「じゃあ、風呂に入るまで2階で話してようか。」
柔「お話もだけど、原稿を書かないと。」
耕作「おっと、そうだった、風呂から上がったらお楽しみが有るから書けないね。」
柔「そうだよ~、お楽しみの前に書くとか有り得ないんだから~。」
耕作「分かった、上がったらまず原稿を書くよ。」
柔「そうしてね。」
柔がお湯をポットに入れるとそれを耕作が持ち、柔は急須とカップ2つを持って
2階へ上がって行った。
2階の部屋に入ると耕作はポットを机の上に置き椅子に座って原稿を書き始めた。
柔はカップ2つと急須を机の上に置くと耕作の首の辺りに抱き付いて、
耕作が原稿を書くのを後ろから眺めた。
柔「今日のは書き難くない?」
耕作「いや、そうでもないよ。」
柔「富士子さんがメインになるから書き難いかと思ったよ。」
耕作「君が富士子さんに色々話してる内容で何とか書けるから。」
柔「そうなんだ。」
柔「でも、あたしの意図を書かないって、やっぱり難しいでしょう?」
耕作「そうだね、まあ、あそこには俺しか居ないから、俺だけが見た事を
書く事が出来るからね。」
柔「そっか、あなたしかあそこでの練習って見てないんだもんね。」
耕作「他の記者が来ても許可無しでは入ってこれないだろうし。」
柔「あなたはあたしの夫としての特権を持ってる訳だね。」
耕作「特権かどうかは別として、君と常に一緒に居るのは俺しか居ないから。」
柔「寝る時も一緒だもんね~。」
耕作「そして・・。」
柔「お風呂に入るのも・・。」
柔、耕作「一緒だね~。」
柔「うふふ。」
耕作「ふふふ。」
柔「やっぱり、嬉しい?」
耕作「それは嬉しいに決まってるじゃない?君の素の姿を拝めるんだから。」
柔「や~ん、あなたってば~。」
耕作「君も俺の素の姿を見る事が出来るから。」
柔「うふふ、そうだよ~、凄く嬉しいよ~。」
耕作「良し、書き終わった。」
柔「お疲れ様でした。」
柔「じゃあ、お風呂までゆっくりしとこうか。」
耕作「そうだね。」
耕作がベッドに座る間に柔はコーヒーを淹れお茶を注ぐとコーヒーを耕作に渡して
寄り添って座った。
柔「今夜の記念のコーヒーだよ。」
耕作「ありがとね、今夜のも記念になるんだ。」
柔「だって~、こっちに戻ってきて初めて愛し合えるんだも~ん。」
耕作「そう言われれば、確かにそうだね。」
柔「それに初体験の事も出来る訳だし~。」
耕作「ほんとに興味津々って感じだね。」
柔「初めて見るんだよ?当然だと思うんだけど。」
耕作「いや、余りそう言う事に興味が有る人って少ない気がするよ。」
柔「やっぱり、あたしは普通じゃないんだね~。」
耕作「そうかもね、そこまで楽しみにするって普通は考えられないよ。」
柔「ね~、あなた?」
耕作「分かってるよ、君にお願いするから。」
柔「わ~い、あたしが着けても良いんだ~。」
耕作「気を付けてよ?先っぽはデリケートなんだから。」
柔「先っぽ?」
耕作「俺のあそこの先っぽの事ね。」
柔「あ~、そう言えばぷにぷにしてたね。」
耕作「しかし、まあ、良く覚えてるもんだよ。」
柔「あなたの体の事は全部覚えてるよ~。」
耕作「そうなんだ、まあ、俺も君の体の事は全部覚えてるけどね。」
柔「やだ~、もう~、あなたったら~。」
耕作「どちらもだよ?」
柔「あは、これもどっちもなんだね~。」
耕作「風呂に入った後に着るのは寝間着だけにする?」
柔「その方が良いと思うよ。」
玉緒が階下から声を掛けてきた。
玉緒「あなた達~、お風呂に入りなさ~い。」
柔「は~い、少ししたら入るから~。」
玉緒「遅くならない様にね~。」
柔「は~い、分かってま~す。」
柔「ポットとカップはどうする?」
耕作「1杯しか飲んで無いからそのままで良いんじゃないかな?」
柔「分かった、じゃあ、置いていくね。」
柔「さて、それでは入りに行きますか。」
耕作「そうだね。」
柔と耕作は寝間着だけ持つと下に下りて行った。