柔と耕作(松田)の新婚日記 18日目 (午前編第3部)

            文書量(文字数)が膨大な為、一日を分割で表記しています





      ショッピングモールに着いた柔達5人は中へ入ってスポーツ専門店の前に来た。

      耕作「俺はここで待ってるから。」

      柔「そうだね、あんまり時間は掛からないと思うから待っててね。」

      耕作「ゆっくり選んでから買ってきて良いよ。」

      キョンキョン「余り時間を取らない様にします。」

      美咲「お待たせしない様にしますから。」

      舞「直ぐに戻ってきま~す。」

      柔達4人はスポーツ専門店の奥に入って行った。

      耕作「(何とか、ここまでは順調にいってるか。)」

      耕作「(それにしても賑やかに買い物してるな~。)」

      耕作「(何であそこまで賑やかに出来るのか不思議だ。)」

      耕作「(ひょっとすると試着でもしてるのか?)」

      耕作「(でも、着てしまったら買わないといけなくなるだろうし。)」

      耕作「(精々、来ている服の上から合わせてみる位か。)」

      耕作「(あ、それを試着室に入らずに皆で見て騒いでるのかも。)」

      耕作「(だから、あれだけ賑やかなのかもしれないな。)」

      耕作「(柔はお昼を一緒にって言ってた時点で料理を作るのも決めてたみたいだったな。)」

      耕作「(面倒見の良い事だな、作れる料理の数を増やしてやりたいのか。)」

      耕作「(皆もそれが分かったのか凄く喜んでた気がする。)」

      耕作「(お、静かになった、買う物が決まったか?)」

      柔達が袋を下げて出て来た。

      柔「あなた~、お待たせ~。」

      耕作「買い物は終わったの?」

      柔「うん、皆、気に入ったのを買ってたよ。」

      耕作「そうなのか、それは良かった。」

      柔「見てみたいでしょう?」

      耕作「いや、さすがにそれは遠慮しておくよ。」

      柔「取敢えず、家に行きましょうか。」

      キョンキョン、舞、美咲「は~い。」

      柔達5人はショッピングモールから出るとタクシーに分乗して柔の家へ向かった。



      柔の家の前でタクシーを降りると耕作が全部を清算して木戸を潜り玄関に入った。

      柔「戻ったよ~。」

      耕作「ただいま、戻りました。」

      玉緒が奥から出て来た。

      玉緒「お帰りなさい、まあ、皆さん、良くお越し下さいました。」

      キョンキョン「こんにちは、お久しぶりです、お邪魔します。」

      美咲「こんにちは、初めまして、斎藤 美咲と申します、お邪魔します。」

      舞「こんにちは、初めまして、浅沼 舞と申します、お邪魔します。」

      玉緒「まあ、まあ、ご丁寧に、私は柔の母で玉緒と申します、よろしくお願いしますね。」

      玉緒「今日子さん、その節はありがとうございました。」

      キョンキョン「いえ、少しでもお役に立てて良かったです。」

      柔「じゃあ、おかあさん、皆と上に居るね、時間になったら下りて作るから。」

      玉緒「そうでしたね、じゃあ、それまでゆっくりしていて下さい。」

      キョンキョン「はい、そうさせて頂きます。」

      美咲「後程、お邪魔します。」

      舞「後で参ります、上にお邪魔します。」

      玉緒は奥へ戻って行った。

      柔「皆、少しだけ待っててね。」

      キョンキョン、舞、美咲「は~い。」

      柔「あなた?良いかな?」

      耕作「分かった。」

      柔と耕作は台所へ行くとポットとカップ5つと急須を持ってキョンキョン達の所へ戻った。

      柔「お待たせ~、じゃあ、上に行こうか。」

      キョンキョン、舞、美咲「は~い、分かりました~。」

      柔達5人は2階に上がって行った。



      部屋に入ると耕作はポットと急須を机の上に置いてベッドに座った。
      柔はカップ5つを机の上に置いてクッションを3つ出すとキョンキョン達に渡した。

      柔「座布団が無いから、それに座って良いよ。」

      キョンキョン「ありがとう、柔さん。」

      美咲「すみません。」

      舞「柔さん、すみません。」

      キョンキョン達3人はクッションを敷いて座った。
      柔はコーヒー4杯とお茶を注いでコーヒーをキョンキョン達3人と耕作に渡し終えると
      耕作に寄り添って座った。

      舞「ここに柔さん達が住んでるんですね~。」

      柔「そうだよ~、主人と2人で居るの~。」

      美咲「それにしてはベッドが狭くないですか?」

      柔「近い方が良いでしょう?離れてるよりは。」

      美咲「確かに、その方が良いですね。」

      舞「もしかして・・。」

      柔「うん、抱き合って寝てるよ~。」

      舞「どうして分かったんですか?」

      柔「何回も同じ事聞かれてるからね~。」

      美咲「他にもここに来られた方って居るんですか?」

      キョンキョン「結婚式の時に海外の柔道選手の方も来てたから、その方達じゃないかな。」

      柔「キョンキョン、その通りだよ。」

      柔「キョンキョンもここに来るの2回目だよね~。」

      キョンキョン「そうでしたね。」

      舞「あ~、先輩、もうここに来てたんだ~。」

      キョンキョン「そうですよ、結婚式の時にね。」

      美咲「良いですね~、今度、その時のお話を聞かせて下さい。」

      キョンキョン「良いわよ~、何時でもお話するから。」

      舞「やった~、美咲、ナイス。」

      舞「あの机の上の写真が結婚式の時のですか?」

      柔「え?そんなの置いて・・、あれ?何で置いて有るんだろう?」

      耕作「玉緒さんが置いてくれたんじゃない?」

      柔「昨日まで無かったよね?」

      耕作「うん、間違いなく無かったよ、俺、そこで原稿書いたからね。」

      柔「そう言うのが有るって認識が無かったから気が付かなかった。」

      耕作「それは俺も同じかな?ポット置く時に気が付かなかったよ。」

      舞「見ても良いですか?」

      柔「うん、良いよ~。」

      舞は立ち上がって机の上の写真を持つと元の場所に座った。

      美咲「私も見せて~。」

      舞「2人で見ようか。」

      美咲「そうだね。」

      舞と美咲は結婚式の記念写真をしげしげと見詰めた。

      舞「あ、ここに今日子先輩がいる~。」

      美咲「あ、本当だ、外国の方もいらっしゃいますね。」

      舞「柔さん?この変な顔をしてるお爺さんは何方ですか?」

      柔「あ~、おじいちゃん、また変な顔して写ったんだ~。」

      舞「え?柔さんのお爺様なんですか?」

      柔「そうなの、もう、ほんと、記念写真でもお構いなしなんだから。」

      美咲「面白そうなお爺様なんですね。」

      キョンキョン「でも、柔道の時は鬼の様な方ですよ?」

      舞「へ~、そうなんですね~。」

      美咲「海外の方が柔道選手なんですね?」

      キョンキョン「そうですよ、柔さんとも対戦した方ばかりなの。」

      美咲「そうなんですか、闘っても仲良くなれるんですね。」

      柔「そうだよ、闘いは闘い、普段の時は普段の時って分けられる方ばかりだから。」

      舞「そうなんだ、皆優しそうな顔してますね。」

      キョンキョン「柔道の試合の時は柔さんの顔も見たでしょう?あんな感じになるのよ。」

      美咲「なるほど、真剣になるんですね。」

      柔「うん、真剣にしないと相手の方に失礼になるからね。」

      舞「なるほど、そう言う心構えで皆さん試合に臨んでるんだ。」

      柔「そうだね、後、対戦してくれる方に感謝もしてるよ。」

      美咲「それはどうしてなんですか?」

      柔「だって、対戦相手が居なかったら試合出来無いじゃない?」

      柔「だから、対戦して貰ってありがとうって言う気持ちで感謝しないとね。」

      舞「確かに、相手が居ないと試合出来ませんもんね。」

      美咲「それで試合開始前に礼をしてるんですか?」

      柔「他の方はどうかは知らないけど。」

      柔「少なくとも、あたしはそう言う気持ちで礼をしてるの。」

      キョンキョン「感謝の気持ちを表してるんですね、柔さんの場合は。」

      柔「そう言う事なの。」

      舞「さすがですね~。」

      美咲「さすがは柔さんです。」

      舞「写真すみませんでした。」

      柔「いえいえ。」

      舞は立ち上がると写真を元の場所に戻して座った。

      柔「舞さんも美咲さんもあの後何かネックレス以外で進展とか有ったの?」

      美咲「特に何かは言われなかったですね。」

      舞「私も美咲と同じかな?」

      柔「そうだよね、まだ交際が始まったばかりだしね。」

      耕作「まだ、相手の事をお互いに良く知る所位だろうから。」

      耕作「急ぐ必要は無いと思うよ、急ぎ過ぎると余り良くないし。」

      柔「それもそうだね。」

      舞「大丈夫ですよ、お互いを好きだって言うのは何度も確認してますから。」

      美咲「私も舞と同じです、お仕事のお話とかしましたね。」

      柔「キョンキョンはもうキスとかしたの?」

      キョンキョン「え?それは・・。」

      柔「あ~、したんだ~。」

      キョンキョン「柔さんがお話してくれてた感じで指輪を嵌めて貰った時に。」

      柔「そうだったんだね~。」

      舞「先輩、どうでした?」

      美咲「舞ったら~。」

      キョンキョン「どうって言われても・・。」

      柔「2人とも慣れてないからぎごちなかった?」

      キョンキョン「そうですね、最初は歯が当たっちゃってお互いに苦笑いでした。」

      キョンキョン「次にした時は上手くいきましたけど。」

      美咲「どんな感じだったんですか?」

      舞「美咲もじゃな~い。」

      キョンキョン「う~ん、どんな感じか~。」

      柔「ぼ~っとなったとか、愛されてる~って思ったとか、そう言うの。」

      キョンキョン「最初に失敗してたからぼ~っとはならなかったです。」

      キョンキョン「次にしてくれた時は優しくしてくれたので。」

      キョンキョン「この人になら全部お任せしても大丈夫ってかな?って思いました。」

      柔「え?もうしちゃったの?」

      キョンキョン「嫌ですよ~、柔さん、まだ、婚約したばかりじゃないですか~。」

      キョンキョン「だから、そこまではしてませんよ~。」

      柔「あ、そうだったね。」

      舞「あの~、早くその時が来ないかな~とか思いました?」

      キョンキョン「舞まで~、正直、少し思ったかな?」

      美咲「そうだったんですね、やっぱり、そう言う気持ちって沸き起こるものなんだ。」

      柔「それはそうでしょう~、普通は好きな人と一つになりたいって思うよ?」

      舞「柔さんもそうだったって事ですよね?」

      柔「それが愛し合ってる証でも有ると思うのよね。」

      美咲「なるほど、そう言う事なんですね。」

      柔「相手の事が好きから愛してるに変わる時がそうだって思った。」

      キョンキョン「私はまだそこまで思っていないのかも。」

      柔「キョンキョン、それは2人で育むものだよ、1人で思う事じゃないから。」

      柔「あたしの場合もそうだったからね。」

      キョンキョン「そうなんですね。」

      柔「その為にも2人で良くお話しないとね?」

      舞「柔さんが良く話す事が必要って言うのは、その事も含まれてたんですか。」

      柔「そう言う事になるのかな?」

      美咲「良くお話しする事で2人の愛を育む訳ですね?」

      柔「うん、1人では無理だから、好きから愛してるに変わるのは。」

      キョンキョン「松田さんもそうだったんですか?」

      耕作「え?俺?そうだな~。」

      耕作「柔も言ってる様に好きから愛してるに変わるのは2人で色々話してたからだね。」

      耕作「話す事で相手の事も相手が思っている事も分かってくるからね。」

      耕作「そうやってお互いを理解していった時に好きから愛してるに変わった気がするよ。」

      キョンキョン「そうなんですね、もっと話さないといけないのか。」

      柔「お話する時に自分を曝け出さないと駄目だよ。」

      美咲「隠し事が無い様にって事ですか?」

      柔「相手に対する自分の気持ちを隠さないって事が大事だと思うよ。」

      舞「他の事とかは良いんですか?」

      柔「あたしの場合は婚約以前の事は主人への気持ちとかは正直にお話したよ。」

      柔「他の事は聞かれたら正直に答えてた。」

      美咲「聞かれない事は言わなくても良いって事ですよね?」

      柔「そうだね、ただ、何度もお話してる通り、相手に対する気持ちは全部お話しないとね。」

      舞「甘えても良いって事ですか?」

      柔「うん、その方が良いと思うよ、ね?そうだよね?あなた?」

      耕作「あ、そうだね、甘えられると男性って相手を愛おしく感じるもんだから。」

      美咲「そうなんだ、覚えておこう。」

      舞「私も覚えておかないと。」

      キョンキョン「そうなんですね、今度甘えてみようかな?」

      柔「そうしてみると良いんじゃない?ただ、相手の目を見てから判断しないとね。」

      美咲「そう言えば、お話する時に相手の目を見てしなさいって仰ってましたね。」

      柔「ずっとは見たら駄目だからね、チラッチラッて言う感じで見ると良いよ。」

      舞「旦那様?柔さんも甘える時あるんですか?」

      柔「え?主人に聞くの?」

      舞「だって、旦那様の意見も聞いてみないといけないかな~って。」

      柔「まあ、そうだよね、どうぞ、あなた。」

      耕作「そうだな~、猫撫で声で甘えられる事も有るし、上目遣いで甘えられる事も有るかな?」

      キョンキョン「柔さん、そうやって甘えてるんですか?」

      柔「う~ん、自分では意識してやってる覚えはないのよね~。」

      耕作「そこが君の凄さだと思うよ、意識しないであれだけ出来るんだから。」

      舞「柔さんって意識しないで甘えられるんだ、凄いな~。」

      美咲「そうですよね、普通意識しちゃいそうですけど。」

      柔「あたしが考えてる事は、相手、あたしの場合は主人だけど。」

      柔「主人にこうして欲しいとしか考えてないのよね。」

      柔「だから、甘えてるって言う感覚ではやって無い気がするの。」

      キョンキョン「なるほど、相手の方にこうして欲しいと思えば自然に甘えられるのか。」

      舞「凄く参考になりますね、先輩。」

      美咲「柔さんの実体験を伺ってるから説得力有りますよね。」

      柔「あ、キョンキョンは良いとしても、舞さんと美咲さんはまだ早過ぎるから。」

      柔「相手の事をもっと良く分かってからやらないとね?」

      美咲「はい、それは心得てます。」

      舞「十分に分かってるつもりですよ、柔さん。」

      柔「それなら良いけど、後ね、何でもかんでもは駄目だよ?」

      柔「ここはって言う感じで甘えないと。」

      キョンキョン「そうですね、さすがに何でもかんでもだと相手の方が困りますしね。」

      舞「そうですよね。」

      美咲「相手の方の事も考えないといけないですし。」

      耕作「確かに、柔は何でもかんでも甘えた事無いね。」

      柔「そうでしょう?」

      耕作「キスする時以外はね?」

      柔「あ~、それ言うの~、あなた~。」

      キョンキョン「キスする時って甘えてるんですか?柔さんって。」

      耕作「あ~、正確には甘えた表情かな?」

      舞「表情ですか?」

      美咲「どう言った表情をされてるんですか?」

      耕作「これ、言って良いのかな?」

      柔「そこまで言ったんだから、全部言って良いですよ~だ。」

      耕作「怒ってない?」

      柔「いいえ、拗ねてるだけで~す。」

      耕作「柔が拗ねちゃったから言わないでおくよ。」

      舞「え~、そんな~。」

      柔「仕方ないな~、あなた?言っても良いよ。」

      耕作「後で何かしないよね?」

      柔「何もしないから、言っても良いで~す。」

      柔はそう言いながら耕作を笑顔で見詰めた。

      耕作「あ、分かった、そう言う事か。」

      美咲「え?何が分かったんですか?」

      舞「何故、何も言ってないのに分かるんですか?」

      キョンキョン「こういう風になりたいんですよね~、私も彼と。」

      耕作「さすがに、今分かった事は言えないよ。」

      耕作「でも、キスする時の表情に関しては柔から了解を貰ったから話すね。」

      舞「はい、お願いします。」

      美咲「是非、お聞かせ下さい。」

      キョンキョン「私も知りたいです。」

      耕作「柔がキスしたい時って、俺をジッと見詰めて目を瞑るんだけど。」

      舞「目を瞑るんだ。」

      美咲「ジッと見つめるんですか。」

      キョンキョン「ふむふむ。」

      耕作「その時の表情がキスして下さ~いって顔に書いて有る様な表情なんだよね。」

      キョンキョン「顔に書いて有る様なって、松田さんには分かるんですね。」

      耕作「そうだね、何度も見て来たから分かってきたんだと思うよ。」

      舞「そうなんだ~、でも、どう言う表情かは分からないな~。」

      美咲「そうだね、どんな表情なの分からないよね。」

      耕作「柔?そう言う事だって、どうする?」

      柔「え~、ここでするの~?」

      耕作「いや、強制はしないよ、君に任せるから。」

      柔「あなたがそう言う時は、しなさいって言ってる様なもんだけどね~。」

      耕作「そうかい?」

      柔「そうなの~。」

      キョンキョン「あ~、喧嘩しないで下さ~い。」

      柔「大丈夫だよ、キョンキョン、これ位の言い合いはしないとね?」

      舞「あ~、以前言ってたガス抜きって言うのですね?」

      柔「そうだね。」

      美咲「それで、柔さんはどうされるおつもりなんですか?」

      柔「あ、それが有ったか~。」

      柔「まあ、いっか、始めるから見てて良いよ。」

      キョンキョン、舞、美咲「はい、お願いします。」

      キョンキョン達は柔の顔を見詰めた。

      柔は目を瞑るとキスをする時のポーズを取った。

      キョンキョン「あ、これは・・。」

      舞「そうですね、先輩。」

      美咲「凄く良く分かりますよ、柔さん。」

      柔は目を明けて元の表情に戻った。

      柔「良く分かったって美咲さんが言ってたけど、どうだった?」

      キョンキョン「あの表情を見たらキスしたくなる気持ちが分かりました。」

      舞「私も先輩と一緒です、良く分かりました。」

      美咲「柔さん?さっき仰ってた様にキスして下さいって考えてるんですよね?」

      柔「うん、その通りだよ、でも、キスお願いしま~すって言う気持ちの方が正しいかもね。」

      キョンキョン「なるほど、さっき言われてた様にその事を考えてるんですね。」

      舞「そうなんだ~。」

      美咲「だから、あんな表情が出来るんですね。」

      柔「甘えるって言う事はお願いするって事だから。」

      柔「当然、お願いしますって言う気持ちが無いと駄目だと思うよ。」

      キョンキョン「凄く参考になります。」

      舞「そうですね、先輩。」

      美咲「もう少しお互いを理解出来たらやってみます。」

      柔「そうだね、お互いを理解出来て初めて上手くいくと思うから。」

      舞「分かりました。」

      キョンキョン「私、今度やってみよう~っと。」

      舞「あ~、そうか~、先輩は一度されてましたね。」

      美咲「良いですね~、私も早くそうなりたいな~。」

      柔「まあ、余り焦らない事が肝要だから。」

      柔「そう言う気持ちを持ってたら、相手の方に察知されるからね。」

      舞「え?本当なんですか?」

      美咲「何故、分かるんでしょう?」

      耕作「そう言う気持ちは表情に表れるから分かるよ。」

      舞「そうなんだ、気を付けないと。」

      美咲「だね、気を付けないといけないですね。」

      キョンキョン「しかし、松田さんと柔さんが居るから、こういうお話も出来るんですよね。」

      柔「そうかもね、男女の意見と言うか考え方を聞けるわけだしね。」

      舞「そう思いますよ、凄く参考になります。」

      美咲「だよね、何より慌てない事って言うのが聞けて良かったと思います。」

      柔「他に何か聞きたい事とか有る?」

      舞「あの~、凄く御2人の事に突っ込んだ事をお聞きしても良いですか?」

      柔「夜の事に関してかな?」

      舞「そうなんですけど、駄目ですよね?」

      柔「あなた?どうする?」

      耕作「どうって言われても、どの言う事なのか聞かないと分からないよ?」

      柔「それもそうか、舞さん、聞きたい事って、どう言った事なの?」

      舞「あのですね、お互いをお風呂場で確認するって言い出したのは、どちらなんですか?」

      柔「そんな事なんだ、あなた?良いよね?」

      耕作「どっちだったっけ?」

      柔「あたしじゃなかった?」

      耕作「そうだったかな?」

      舞「覚えてらっしゃらないんですか?」

      柔「その時って2人で裸で向き合ってたから。」

      柔「どっちが言い出したって言う感じじゃ無かったのよね、確か。」

      舞「なるほど、そう言う状況だったんですね、分かりました。」

      柔「でも、男性に言われるより女性側から言った方が良いかも知れないよ。」

      柔「勿論、はしたないと思われるかもしれませんけど、って初めに言った方が良いかもだけど。」

      耕作「君ってそんな事言わなかったよね?」

      柔「確かにね~、言って無いね~、言わなかった事を後悔してるって思ってね。」

      耕作「なるほど、そう言う事なんだね。」

      柔「あ、甘えた感じで言うと良いかもね。」

      柔「あ~、思い出した~。」

      キョンキョン「何を思い出したんですか?」

      柔「お風呂の中で最初にどうしたかって言うのを。」

      舞「どうされたんですか?」

      美咲「最初にですか?」

      柔「あなた?言っても良いかな?」

      耕作「構わないよ。」

      柔「最初は湯船に浸かって、主人があたしの胸を触ったの。」

      耕作「そうだったっけ。」

      柔「そうなの~。」

      柔「まあ、あたしが『御呪いしてみる?』って言ったからなんだけど。」

      耕作「あ~、そうだった。」

      舞「御呪いって何ですか?」

      柔「あ、えっとね、主人があたしのタンクトップ姿を見ただけで動揺してたのよ。」

      柔「その動揺するのをどうすれば無くせるかなって考えたのが御呪いなの。」

      美咲「具体的にはどうやるんですか?」

      柔「あんまりお勧め出来る事じゃ無いんだけど。」

      キョンキョン「一応はお聞きしたいです。」

      柔「キョンキョンまで、分かった、主人にあたしの胸を触らせたの。」

      舞「そうだったんですか、どうやったんです?」

      柔「向い合せで座って主人の左手を取ってあたしの左胸に当てたの。」

      美咲「当てただけなんですか?」

      柔「そうじゃないと御呪いって言えないじゃない?」

      キョンキョン「そうなんですか?」

      柔「主人にあたし自身に慣れて貰いたいって言うのが有ったからね。」

      柔「だから、取敢えずは触れて貰うのが一番手っ取り早いかなって。」

      舞「普通はそう言う事は考えないと思いますよ?」

      柔「まあ、そうなんだろうけど、余りに動揺してたからね~。」

      耕作「確かに、あの時までは相当動揺し捲ってたね。」

      美咲「旦那様はそれ以降は余り動揺されなくなったんですか?」

      耕作「そうだね、それをやってからは余り動揺しなくなってたよ。」

      キョンキョン「なるほど、そう言うやり方も有るんですね。」

      舞「今迄のお話を伺う限りは、どちらかと言えば、柔さんの方が積極的だったって感じですね。」

      柔「そうかもね、あたしも奥手だったけど、このままじゃいけないって思ってたから。」

      耕作「キョンキョンの彼氏もだけど、三浦も佐藤も、俺と同じでかなり奥手な方だから。」

      耕作「キョンキョンも舞さんも美咲さんもある程度お互いを理解してきたら
          自分の方から誘う位しないと駄目かもしれないよ。」

      耕作「勿論、さっき、柔が言った様に、はしたないと思うかもって言った方が良いけど。」

      耕作「それと、これはあくまで俺達がやってた事であって、君達に強制してる訳でも
          無いって言う事だけは覚えててね。」

      キョンキョン「そうですね、でも、何かの時の役には立ちそうです。」

      舞「私も先輩と同じかな?まだ早いと思うので機会が出来たらって思います。」

      美咲「私も舞と同じですね、まだ早過ぎると思いますので、後々にかな?」

      柔「それで良いと思うよ、無理しない方が絶対に良いから。」

      柔「それじゃ、そろそろ時間になりそうだから、下りて準備を始めましょうか?」

      キョンキョン「分かりました、行きましょう。」

      舞「頑張りま~す。」

      美咲「色々と教えて下さい、柔さん、お願いします。」

      柔「あたしに出来る事は何でもするから。」

      柔「あなた?行こう?」

      耕作「分かった、って俺が行っても何も出来ないよ?」

      柔「見ててくれるだけで良いから~、行こう~よ~。」

      舞「なるほど、こうやって甘えるのか。」

      美咲「良いお手本です。」

      耕作「仕方ない、行こうか。」

      柔「わ~い、行きましょう~。」

      耕作はポットと急須を持ち柔はカップを5つ持つと下に下りて行った。