柔と耕作(松田)の新婚日記 15日目 (夜編第2部)

            文書量(文字数)が膨大な為、一日を10分割で表記しています。




      柔「やっぱり、まだ来てなかったね。」

      耕作「かなり早めに来たからね。」

      柔「お、感心、感心。」

      耕作「何に感心してるんだい?」

      柔「皆、ちゃんと片付けてるな~って。」

      耕作「あ~、食卓の上の事か。」

      柔「追っ付け皆も来るでしょうから、皆の分も含めてコーヒーセットを持ってくるね。」

      柔「あなたは座って待ってて。」

      耕作「何時もすまないね。」

      柔「これも主婦の務めですからね~。」

      耕作「そう言う事を当然の様に言うんだね。」

      柔「この為でも有るんだし~、あなたと一緒になったのは。」

      柔「直ぐ戻るね。」

      耕作「いってらっしゃい。」

      柔は厨房に入りポット2つ、カップ6個、コーヒー、砂糖を大き目のお盆に載せて
      食堂に戻って来るとコーヒーを淹れて耕作に渡しながら寄り添って座った。

      柔「はい、全て上手くいったお祝いのコーヒーだよ~。」

      耕作「ありがとね、ほんとに上手くいったね。」

      柔「後はキョンキョンが帰ってから上手くいってくれると良いな~。」

      耕作「多分、大丈夫だと思うよ、電話で話した感じだと一緒になりたいのは間違いないし、
          真剣にキョンキョンの事を考えてくれてるみたいだったから。」

      柔「あなたがそう言うなら大丈夫だね。」

      柔「えっと、さっきの話の続きなんだけど、舞さん達は何で会話が続かないんだろう?」

      耕作「俺達が普通じゃ無いからじゃない?」

      柔「そうなのかな?普通だと会話が続かないのかな?」

      耕作「多分だけど、君が閃きで会話を繋いでくれるから続くんだと思うよ。」

      耕作「俺も君が話題を出すと、話す事が頭に浮かんだりするから。」

      柔「あたしの所為なの?」

      耕作「所為、って言うと君が悪いみたいになるから、お陰かな?」

      柔「なるほど、確かに所為だと同じ原因でも悪く取られそうだよね。」

      柔「ほんと、日本語って難しいよね~。」

      耕作「そうだね、同じ言葉でも受け手の気持ち次第で違う意味に取られたりするからね。」

      耕作「そう言う事からも分かる様に日本語は1つの言葉自体の意味が多いのも頷けるかも。」

      柔「さすがは記者さんだけ有るね~。」

      耕作「記事を書く時にはそういう事にも注意を払わないといけないからね。」

      耕作「それと記事を書くのに不適切な言葉とかも有るから。」

      柔「へ~、そう言うのも有るんだね、知らなかったな~。」

      耕作「まあ、君が知る必要は無いと思うよ、日常会話なら問題無いし。」

      柔「そうなんだ、じゃあ、知らなくても良いか。」

      柔「あ~、またお話が逸れた~。」

      耕作「良くある事じゃない?」

      柔「まあ、そうなんだけど~、舞さん達の会話が続く様にするにはどうしたら良いのかな?」

      耕作「今直ぐは無理だと思うよ?」

      柔「そうなの?」

      耕作「俺達だって出会って直ぐの時はここまで話した事無かったじゃない?」

      柔「・・・、確かに、あたしからあなたに話し掛ける事って殆ど無かったね。」

      耕作「そうそう、君と俺が会って話した時も俺の方から話し掛けてた感じだったよ。」

      柔「思い出した、あなたが言う通りだったね。」

      耕作「だから、もう少し時間が経てば話す様になると思うよ。」

      柔「時間が解決するって事なのね。」

      耕作「そうだよ、だから、今は精々会話を繋ぐ為の骨だけ教えるのが得策かな?」

      柔「分かった~、じゃあ、それを皆にはお話してみるね。」

      耕作「それで良いと思うよ、後は皆の自主性に任せれば良いんだから。」

      柔「そうだね。」

      柔「ところで明日の午前中どうしようか?」

      耕作「俺の方は特にする事が無いな~。」

      柔「10時前位まではキョンキョン達のお相手しないといけないかな?」

      耕作「いや、9時半じゃない?」

      柔「あ、そうか、佐藤さんと一緒に学校に先生を迎えに出掛けるんだったね。」

      耕作「多分、そのまま出掛けてしまうんじゃないかな?」

      柔「その辺りの事はもう直ぐ皆ここに来るから聞いてみようか?」

      耕作「それが良いか、向こうでも話してるだろうからね。」

      耕作「後、佐藤は少し早めに起きて三浦を学校まで送らないといけないかな?」

      柔「そうだね、先生って車持って無かったからね。」

      柔「佐藤さんは先生を送ったらここに戻って来るのかな?」

      耕作「どうだろう?でも自宅に帰って時間まで待ってても仕方ないからな~。」

      柔「じゃあ、戻ってくる様にあなたから言ったら?」

      耕作「そうするか。」

      柔「って事は、お昼ご飯はあなたとあたしとあなたのご両親の4人だけか。」

      耕作「そう言う事になるかな。」

      柔「それが終わったら、お父様とお母様とはお別れか~。」

      耕作「今生の別れでも無いんだから、そんな悲しそうに言わなくても。」

      柔「でもね~、やっぱりお別れって言うのは寂しいものよ?」

      耕作「確かにそうなんだけど。」

      柔「それにお母様達の方がもっと寂しいと思うとね~。」

      耕作「君はほんとに優しいんだね、お袋達の心配をしてくれてるんだから。」

      柔「やっぱり、色々お話を伺てるから余計になのかも。」

      耕作「まあ、たまに電話を掛けても良いんじゃないかい?」

      柔「それもそうだね、あなたの言う通り思いだした時に電話を掛けてみるよ。」

      耕作「そうしてくれればお袋達も喜ぶだろうから。」

      柔「あ、そうだ、佐藤さんと先生の着替えは?」

      耕作「一応、ここにも下着類だけは売ってるから、それを買わせる様にはしたよ。」

      柔「へ~、そう言うのも置いて有るのね、商売上手ね~、あなたって。」

      耕作「いや、さすがに只でやる訳にはいかないからね。」

      耕作「そんな事勝手にしたらお袋に怒られるよ。」

      柔「まあ、そうだよね。」


      舞「柔さん、また早く来てたんですね。」

      キョンキョン達と佐藤達が一緒にやって来た。

      柔「聞きたい事が有ったからね。」

      キョンキョン「明日の事ですか?」

      耕作「相変わらず、鋭いね。」

      キョンキョン「私達に聞きたい事ってそれ位しか無いですからね。」

      美咲「コーヒー如何ですか?」

      三浦「お願いしようかな?」

      舞「あ~、先を越された~。」

      キョンキョン「別に競争してるんじゃないでしょう?」

      舞「あは、そうでしたね。」

      佐藤「俺も頂きます。」

      耕作「頼むね。」

      柔「まあ、立ったままじゃなくて座ったらどうですか?」

      佐藤「それもそうだ。」

      柔「キョンキョンはこっち側でね。」

      キョンキョン「はい、そうします。」

      キョンキョンは耕作の隣に座り、舞が耕作達の向かい側に座ると
      その隣に佐藤が座って、三浦は佐藤の隣に座った。
      美咲がコーヒーを淹れ終わって皆に渡し終わると三浦の隣に座った。

      キョンキョン、舞「美咲、ありがとう。」

      三浦「美咲さん、すみません、ありがとう。」

      佐藤「すみません。」

      耕作「ありがとね。」

      柔「さっき言った聞きたい事なんだけど。」

      キョンキョン「はい、どう言った事ですか?」

      柔「佐藤さんは先生を明日の朝学校に送っていくんですよね?」

      佐藤「そうですね、8時からなので、ここを7時過ぎに出て行くつもりです。」

      柔「えらく早く出るんですね?」

      佐藤「三浦の家に寄って着替えて行くからですよ。」

      柔「なるほど、そう言う事なんですね。」

      耕作「送った後はどうするんだ?」

      佐藤「一旦家に帰って着替えようかと思ったんだけど。」

      耕作「そうか、じゃあ、着替えたらこっちに戻って来れば良いよ。」

      佐藤「何か有るのか?」

      耕作「特に無いけど、どの道3人を迎えに来るんだから戻って来ても良いんじゃないか?」

      佐藤「なるほど、分かった、じゃあ、こっちに戻るよ。」

      柔「戻って来て、その後先生を学校へ迎えに行く時は皆で行くんですか?」

      佐藤「そのつもりですけど。」

      柔「分かりました、それで良いと思います。」

      キョンキョン「聞きたい事ってそれだけなんですか?」

      柔「うん、皆がここに居る時間を知りたかっただけだから。」

      舞「何故私達が居る時間を知りたかったんですか?」

      柔「皆が居るか居ないかであたしの行動が決まるからなの。」

      美咲「どう言う事なんですか?」

      柔「皆が居たら放っておくわけにはいかないから。」

      キョンキョン「なるほど、私達を気に掛けて下さるんですね。」

      柔「うん、勿論じゃない?大切なお友達なんだから。」

      耕作「もう良いかな?良いなら風呂に入ろうか。」

      柔「皆一緒に?」

      舞「え~、柔さ~ん。」

      美咲「柔さん?冗談ですよね?」

      柔「うふふ、美咲さん、そうだよ~。」

      舞「もう~、相変わらずなんだから~。」

      佐藤「びっくりしましたよ。」

      三浦「心臓が止まるかと思いました。」

      キョンキョン「私も一瞬このまま部屋に帰ろうかと思いました。」

      耕作「皆、すまないね~、柔もいい加減にしないと~。」

      柔「は~い、もうしませ~ん。」

      耕作「まったく、この子は~。」

      キョンキョン「ふふふ、柔さんらしいですね。」

      耕作「じゃあ、それぞれに分かれて入ろうか。」

      キョンキョン、舞、美咲「は~い。」

      佐藤、三浦「分かった。」

      佐藤、三浦、耕作は男湯にキョンキョン、舞、美咲、柔は女湯に向かった。



      女湯の脱衣所に入った柔達は着ている服を全部脱いでタオルで前を隠して風呂場に入った。
      柔達は湯船の傍に座ってタオルを外すと掛け湯をして湯船に浸かった。

      柔「今夜も良いお湯だな~。」

      キョンキョン「癒されますね。」

      舞「そうですね~。」

      美咲「今日も色々有りましたしね。」

      柔「舞さんも美咲さんもほんとに良かったね~。」

      美咲「はい、ありがとうございます、柔さんのお陰です。」

      舞「そうだよね~、柔さん達のお陰ですよ。」

      柔「これからは自分達で頑張らないとね?」

      舞「勿論ですよ~、道を作って貰ったら、そこから先は自分達の足で歩かないとですね。」

      柔「そうだね。」

      美咲「暫くは遠距離になりますけど、都合が付けばお互いに行き来出来るでしょうし。」

      キョンキョン「それまでの少しの辛抱ですね。」

      舞「はい、今日子先輩の言う通り、少し我慢すれば良いだけですから。」

      柔「舞さんも美咲さんも偉いね~、あたしは我慢出来ずに渡米しちゃったからね~。」

      美咲「柔さんがご自分で考えて渡米したんですか?」

      柔「まあ、友人の後押しも有ったから決断出来たって言うのが本当かな~。」

      キョンキョン「それって富士子さんでしょう?」

      柔「良く分かったね?」

      キョンキョン「御2人は親友ですからね、それ位分かりますよ。」

      舞「富士子さんって言う方は今日子先輩と柔さんとどう言うご関係なんですか?」

      キョンキョン「富士子さんは私達の行ってた短大で柔道部を創設した方なの。」

      美咲「へ~、柔道部が無かったんですね。」

      柔「何で富士子さんが柔道部を創ったかって聞きたい?」

      キョンキョン「私は理由を知らなかったから聞きたいです。」

      舞「柔さん絡みみたいなので聞きたいです。」

      美咲「それなら是非、私も聞きたいです。」

      柔「えっとね、短大時代のあたしは柔道の試合をワールドカップソウル大会以降は止めてたの、
        トレーニングとか練習はやってたけど。」

      キョンキョン「そうだったんですか、初めて聞きました。」

      舞「え?本当なんですか?」

      柔「詳しく言うとね、その頃のあたしはある事が理由で柔道は止めようとしてたのね。」

      美咲「え~、そうだったんですか?」

      柔「そうなる以前に富士子さんとは知り合っててワールドカップに出たくなかったあたしを
        出る様に自分の過去のお話を聞かせてくれて説得してくれてたの。」

      キョンキョン「そう言うご関係だったんですね。」

      柔「うん、それでワールドカップには出たけど、その時にある事を知って、さっき言った様に
        もう試合はしないって決めて柔道から遠ざかってたの。」

      舞「今の柔さんからは想像も出来ないです。」

      美咲「そうだよね、そう言う事が有ったなんて信じられないです。」

      柔「普通はそう言う反応だよね。」

      柔「出会って、あたしが柔道をしてると分かった富士子さんはあたしに希望を
        見出してたんだって。」

      柔「自分は挫折したけど、あなたは柔道を続けないといけないんだって言ってた。」

      柔「それで富士子さんは柔道部を創れば、あたしが柔道をする様になると思って
        東奔西走して柔道部を創ったのよ。」

      キョンキョン「だから、柔さんは途中から入部してきてたんですか。」

      柔「そうなの、でも、あの時柔道部に入って良かったって今は思ってるよ。」

      柔「何よりキョンキョン達にも出会えたしね。」

      舞「そう言う事が有ったんですね。」

      美咲「柔さんも色々大変だったんですね。」

      キョンキョン「私も柔さんや他の皆と柔道やってて良かったって思ってます。」

      柔「と言う様な事が短大時代には有ったって言うお話でした~。」

      柔「その時に有った色んな事はキョンキョンに聞いてね~。」

      美咲「はい、そうします。」

      舞「はい、先輩に聞きます。」

      柔「そうだ、舞さんが聞きたかった事って何だったの?」

      舞「あ、そうでした。」

      舞「えっと、最初に一緒にお風呂に入ろうって言ったのは柔さんですか?」

      柔「どうしてあたしが言い出しっぺだと思ったの?」

      舞「御2人の会話を聞いてたら、何となくそんな気がしたもので。」

      柔「舞さんも鋭いのね、その通り、あたしからお願いして一緒に入って貰ったのよ。」

      美咲「あの~、その時は恥ずかしく無かったんですか?」

      柔「全然恥ずかしく無い訳無いじゃない?でも、一緒に入りたい気持ちが強かったかな?」

      美咲「どうしてそこまで一緒に入りたいって思ったんですか?」

      柔「好きな人と一緒に入りたいって思ったからなんだけど変かな?」

      キョンキョン「変では無いですよ。」

      キョンキョン「でも、普通は恥ずかしさの方が勝って一緒に入れないと思いますよ。」

      柔「普通はそうなのかな?あたしは主人になら見られても良いって思ってたけど。」

      舞「え~、本当にですか?私は無理かも。」

      柔「それは仕方ないよ、まだ交際が始まったばかりなんだから。」

      柔「あたし達は告白から結婚式まで1ヶ月位しかなかったけど、告白以前の
        交友関係は7年近く有った訳だし。」

      柔「まずは相手の方を良く知る事から始めないとね。」

      柔「勿論、自分の事も相手に良く分かって貰わないと。」

      柔「それが出来て、結婚が現実的になってから考えれば良いと思うよ。」

      柔「あたし達も一緒に入ったのって婚約会見の日だったから。」

      キョンキョン「え?婚約会見した日の夜に一緒に入ったんですか?」

      柔「そうなの、ただ、家の家族が入って良いって言ってくれたから出来た事なんだけどね。」

      柔「家の家族も普通じゃないのかもね。」

      キョンキョン「まあ、普通は家族からはそう言う事は言われないかもしれないですね。」

      舞「柔さんのご家族の方も大らかなんですね。」

      美咲「そうね、素敵なご家族ですね。」

      柔「ありがとう、そう言う事だから今はまだそこまで考えなくて良いと思うよ。」

      舞「じゃあ、まだ深刻に考える事じゃ無いって事ですね。」

      柔「そうそう、先の事だって思ってれば良いよ。」

      美咲「そうですよね、結婚が決まってからでも良いですしね。」

      キョンキョン「そう言う事ですか、まだ早いって事なんですね。」

      柔「そうだね、焦らなくて良いと思うよ。」

      キョンキョン「体を洗いましょうか?少し逆上せてきたみたいです。」

      柔「あ、いけない、キョンキョン、大丈夫?」

      キョンキョン「はい、大丈夫です。」

      柔「上がって体を洗おうか。」

      舞、美咲「は~い。」

      柔達は湯船から出るとタオルで前を隠しながら洗い場へ行き体を洗い始めた。

      柔「何か聞きたい事が有ったらここでも良いよ。」

      キョンキョン「柔さんが松田さんとお話してた内容が知りたいんですけど。」

      柔「そう言ってたね、でも全部は覚えて無いよ?それでも良い?」

      キョンキョン「はい、それでも構いませんから。」

      柔「まずはさっきも言ったけど、一緒にお風呂に~とか・・。」

      柔「あれ?他にどういうお話したんだったかな?」

      舞「思い出せないんですか?」

      柔「質問した事はある程度は覚えてるかな?」

      美咲「じゃあ、先にそちらの方でも。」

      柔「分かった、えっと、オナニーについて聞いたりしたよ。」

      キョンキョン「え?松田さんにそれを聞いたんですか?」

      柔「あたしもキョンキョンと一緒で意味も分からなかったからね。」

      キョンキョン「なるほど、でも何で聞こうと思ったんですか?」

      柔「何かで見た事が有ったからかな?」

      舞「確かに、意味を知らなかったら聞きたくなりますよね。」

      美咲「他にはどんな質問をされたんですか?」

      柔「後はね~、精力増強って言葉の意味とか?」

      キョンキョン「それも知らなかったんですか?」

      柔「キョンキョンは知ってるの?」

      キョンキョン「ええ、一応知識としては知ってます。」

      柔「あたしは何の事か分からなかったのよね~。」

      舞「柔さんって高校以前は柔道の事以外に興味無かったんですか?」

      柔「興味が無かったと言うか興味を持つ暇を与えられなかったって言うのが本当かな?」

      美咲「誰にそうされてたんですか?」

      柔「祖父がそうし向けてたのよ~。」

      キョンキョン「滋悟朗さんがそうしてたんですか?」

      柔「キョンキョンも教えられたから分かるでしょう?」

      キョンキョン「確かに、柔道以外に何もさせようとしてませんでしたね。」

      柔「あれを小さい頃からやらされてたからね~、あたしって。」

      舞「大変だったんですね。」

      美咲「小さい頃からって小学生位ですか?」

      柔「あれ?この事はお話して無かった?」

      舞「柔道のお話は伺ってません、この前のは家事全般の事でしたし。」

      柔「あ、そうだったね。」

      柔「あたしが覚えてるのは5歳かな?祖父が言うには3歳からとか言ってたけど。」

      舞「え~、3歳からだったんですか?」

      美咲「それで、あんなトレーニングしてたんですか?」

      柔「さすがにあれよりはかなり軽めだったけどね。」

      舞「ううう・・、柔さん、苦労されてたんですね・・。」

      柔「舞さん、ありがとう。」

      美咲「不憫な幼少期を送ってたんですね・・。」

      柔「美咲さんまで。」

      柔「あ~、でも、あたしは楽しくやってたから、そこまで嫌じゃ無かったかな?」

      舞「そうだったんですか。」

      美咲「あら、それなら不憫とは思って無かったんですね。」

      柔「そう言う事だから安心してね。」

      舞「他にどう言う事を話されてたんですか?」

      柔「余りに多過ぎて覚えて無いな~、下着のお話とかもしたけど。」

      美咲「え?下着ってご自分のを旦那様にお話したんですか?」

      柔「うん、そうだよ。」

      舞「下着の何を話されたんですか?」

      柔「例えば、T-バックとか?」

      キョンキョン「柔さん、T-バック持ってるんですか?」

      柔「試しに買ったけどね。」

      美咲「柔さんがT-バックを持ってるなんて想像が付きません。」

      舞「え?穿いてみたんですか?」

      柔「うん、部屋で試し穿きしただけだけどね。」

      柔「それっきり穿いて無いな~。」

      柔「皆は持って無いの?」

      キョンキョン「さすがにあれを穿く勇気は無いですね。」

      美咲「私も先輩と同じかな。」

      舞「どんな感じなんです?」

      柔「そうね~、穿いた感じは股の部分が凄く細くて何か心許なかったよ。」

      柔「言えばハイレグの後ろの部分を更に細くした感じかな?」

      キョンキョン「柔さんってそう言う事もあっけらかんとして言うんですね。」

      柔「だって単なるショーツの種類でしょう?」

      柔「女性だけでお話するのに取り繕う必要もないし。」

      柔「さすがに、幾らあたしでも男性にはお話出来無いけどね。」

      美咲「やっぱり恥ずかしいからですか?」

      柔「そうだね、主人は別として他の男性だと恥ずかしいよ?」

      舞「良かった~、柔さんがそう言ってくれて。」

      柔「何で?」

      舞「だってT-バック買う位だから恥ずかしくないって思ってましたから。」

      柔「酷いな~、舞さんは~、さっきも言ったけどショーツの種類の中の一つだよ?」

      柔「買う時も恥ずかしいとは思わなかったし。」

      キョンキョン「でも、私からすると買うだけで勇気がいるって思いますよ。」

      柔「やっぱり、あたしって普通の感覚じゃないのかな?」

      舞「普通の感覚ですけど、少し他の人とずれてるかも?」

      柔「そうなのね~、これからは他の人とお話する時は注意しなくちゃ。」

      柔「洗い終わったけど、皆は?」

      舞「今終わりました。」

      美咲「私も終わりました。」

      キョンキョン「終わってますよ。」

      柔「じゃあ、また湯船に浸かろうか。」

      キョンキョン、舞、美咲「は~い。」

      柔達はタオルで前を隠しながら湯船に近付いて腰を落としタオルを外すと
      掛け湯をして湯船に浸かった。

      柔「ほんとに何をお話したのかよく覚えてた無いな~。」

      キョンキョン「そうでしょうね、寝てる時以外お話してたら相当長い時間ですし。」

      舞「会話の量も半端無いですよね。」

      美咲「話題の数も結構な数ですよ。」

      舞「逆にそれを全部覚えてたらある意味天才です。」

      柔「天才じゃ無いから覚えて無いのよ~。」

      舞「また、柔さんは~。」

      柔「後は思い出したら機会が有ったらお話するね、ここに居る間だけど。」

      キョンキョン「分かりました、と言っても明日の午前中の早い時間までですね。」

      柔「そうだね。」

      舞「改めて柔さんの凄さを認識しましたよ~。」

      美咲「そうだよね、エピソードも多いと思ったけど、お話の内容の多さにも驚きました。」

      柔「それじゃ、最後にあたしから言える会話を長続きさせる秘訣みたいなものをお話するね。」

      舞「お願いします。」

      美咲「どう言うのかお聞かせ下さい。」

      キョンキョン「私も知りたいかも。」

      柔「えっと、思った事は何でも直ぐにお話したら良いと思うよ。」

      柔「これは言わない方が良いと思う前に言葉に出した方が良いかな?」

      柔「勿論、誰かの悪口とか相手の方に失礼になる様な事は言ったら駄目だけどね。」

      柔「それ以外の事は何でも相手の方にお話してみると良いよ。」

      柔「取敢えず、皆の方から話題を振ってみたら?」

      柔「何でも良いの、食べ物とか身近な話題とか将来の事とかね。」

      柔「自分のお仕事のお話は禁物だけど美咲さんはお話しても良いと思うよ、愚痴以外なら。」

      キョンキョン「分かりました、それでお話してみます。」

      舞「私も色々と聞いてみたりします。」

      美咲「柔さんが仰る様に同じ教職者として色々お話してみます。」

      柔「それじゃあ、出ようか、体がふやけてしまうしね~。」

      キョンキョン「ふふふ、それは無いとは思いますけど出ましょう。」

      舞、美咲「は~い。」

      柔達は湯船から出るとタオルで軽く拭き脱衣所に入ると新しいタオルを柔が渡して
      それで念入りに拭くとショーツを穿き寝間着を着た。

      キョンキョン「柔さん、これ、ありがとうございました、この籠に入れておけば良いですか?」

      柔「うん、それで良いよ、使い心地はどうだった?」

      キョンキョン「とても着け心地が良くて動き易かったです。」

      柔「でしょう?あたしもこっちに来てずっとそれだけど、普通のが要らない位だったよ。」

      舞「柔さん、ありがとうございました、ここに入れておきますね。」

      舞「私も着心地が良くて帰ったら必ず買おうって決めてます。」

      美咲「ありがとうございました、私も舞と一緒で先輩と3人で買いに行きます。」

      キョンキョン「そうだね、必ず買おうね~。」

      柔「皆、ブラ付けなかったけど大丈夫?佐藤さん達来るかもしれないけど。」

      キョンキョン「この寝間着厚手の生地だから大丈夫ですよ。」

      柔「確かに、ぱっと見着けて無いとか分からないね。」

      柔「舞さんも美咲さんも平気なの?」

      舞「はい、私のも今日子先輩と同じ生地の寝間着ですから。」

      美咲「私のもそうですよ。」

      柔「あたしのもそうだから良いか。」

      柔「変に恥ずかしそうにすると余計にバレちゃうしね。」

      美咲「そうですよ、普段通りしてれば分かりませんよ。」

      舞「だよね~、平気ですから~。」

      キョンキョン「そうそう、別に柔さんじゃ無いけど裸って言う訳でも無いんだし。」

      柔「あ~、キョンキョンも言う様になったね~。」

      柔「なるほど、それでボタンを上まできっちり掛けてるのね。」

      美咲「はい、そうしないと屈んだ時に上から見えちゃいますしね。」

      柔「さすがね、乙女の身だしなみに気を付けるなんて。」

      舞「柔さんもそうじゃないですか~。」

      柔「まあね、一応はマナーとしてね。」

      柔「それじゃ、男性陣を食堂で待ちましょうか。」

      柔「あ、そうそう、佐藤さんと先生にビール買ってあげておいたら喜ばれるよ。」

      舞「そうなんですか?良し、買おう~っと。」

      美咲「私も買います。」

      キョンキョン「喜んで貰えると良いね。」

      舞、美咲「はい。」

      柔「じゃあ、行こうか~。」

      キョンキョン、舞、美咲「は~い。」

      柔達は脱衣所から出ると食堂へ行った。