柔と耕作(松田)の新婚日記 15日目 (午前編第2部)

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            *追加修正(日課の書き忘れ)




      耕作が風呂場に寄って顔を洗う間柔は外で待っていた。

      厨房に着いて中を覗いたが耕作の両親はまだ来ていなかった。

      柔「まだだったね。」

      耕作「じゃあ、食堂で時間潰そうか。」

      柔「うん、そうだね。」

      柔は厨房に入るとポットを交換してコーヒーと砂糖を持って耕作と一緒に食堂へ行った。
      耕作が食卓を前にして座ると柔はコーヒーを淹れて渡しながら寄り添って座った。

      柔「今朝は普通の朝御飯なのかな?」

      耕作「多分、そうじゃないかな?」

      柔「でも、お味噌汁の具が他所と違うのよね~。」

      耕作「え?そうなの?」

      柔「全部じゃ無いけど他では使わない物を入れてるよ?」

      耕作「伊達に家政科卒業じゃ無いね、さすがだよ。」

      柔「えへへ、褒められちゃった~。」

      柔「後、お魚も東京で良く使うのとは違うのを出してたし。」

      耕作「しかし、良く見てるね。」

      柔「勿論よ、お母様がどういう食材を使うか見てるんだよ?」

      耕作「感心するよ、そこまで注意深く見てるのは。」

      柔「あたしもお料理のレパートリーを増やしたいからね~。」

      耕作「もしかして、俺の為なの?」

      柔「あなた以外に誰が居ると思ってるのかな~?」

      耕作「ふふふ、ありがとね、そこまで気を遣って貰って。」

      舞「あ~、朝からイチャイチャしてるんだ~。」

      柔「あら?良いじゃな~い、大好きなんだも~ん。」

      舞「しまった~、言うんじゃ無かった~。」

      柔「うふふ、また飲み物を買いに来たの?」

      キョンキョン、舞、美咲「おはようございます。」

      柔「あ、おはよう~。」

      耕作「皆、おはよう~。」

      キョンキョン「3人で話して、そろそろ来てるかと思って来てみたんです。」

      柔「そうなんだ、さっき、来たばかりだけどね。」

      美咲「それにしても、朝から仲が良いですね~。」

      舞「うん、うん、凄く仲睦まじく見えましたよ。」

      柔「えへへ、羨ましいのかな~?」

      舞「凄~く、羨ましいですよ~。」

      美咲「良いですよね~、私もそう言う事が言ってみたいです。」

      柔「あっ、ちょっと、待ってね、コーヒーで良いかな?」

      キョンキョン、舞、美咲「はい、それで良いです。」

      キョンキョン達は耕作の向かいに並んで座った。

      柔「分かった~、直ぐ淹れるね~。」

      柔は厨房に行きカップを3つ持って戻って来るとコーヒーを3杯分入れて皆に渡した。

      キョンキョン、舞、美咲「ありがとうございます。」

      柔「昨日はよく眠れた?」

      キョンキョン「ちょっと夜更かししたかもしれません。」

      美咲「でも、そこまで遅くはなりませんでしたけど。」

      舞「ぐっすり眠れましたよ~。」

      柔「そうなんだ、良かった~。」

      キョンキョン「柔さんは私達が眠れないか心配してたんですか?」

      柔「そうなんだけど、杞憂で良かったよ。」

      舞「もしかして、3人でお風呂での事を話して遅くなったとか思ってました?」

      柔「あは、そうなんだけど、違ったみたいね。」

      キョンキョン「いいえ、違ってませんよ、その話はしてましたから。」

      柔「あ、やっぱり、してたんだ。」

      美咲「はい、伺った話がどうだったかって話してました。」

      舞「だよね~、聞いた事を忘れない様にと思ったんですよ。」

      柔「あ、そうだ、あなた?爪見せてあげて?」

      耕作「そうだったね、こんな感じにしてるんだけど。」

      耕作は右手を3人の前に出して指先を見せた。

      3人は顔を赤らめながら覗き込む様にして耕作の指先を見詰めた。

      キョンキョン「わ~、本当だったんですね、結構短いですよ~。」

      舞「深爪一歩手前位なんですね。」

      美咲「これ位にしてないと駄目なんですか?」

      耕作「駄目かどうか分からないけど、自分の頬に当てて爪を感じない程度だとこれ位なんだ。」

      舞「へ~、そうやって確認してたんですね。」

      美咲「確かに頬はある程度敏感ですしね。」

      キョンキョン「あの、お聞きしても良いですか?」

      耕作「俺?」

      キョンキョン「はい、そうです。」

      耕作「こう言う爪にしないといけないって事をどうやって知ったかって事かな?」

      キョンキョン「そうなんですけど、話し難かったら無理にはお聞きしませんから。」

      耕作「別に良いよ、新聞記者仲間から聞いたんだ、短くしておかないと相手に失礼になるって。」

      キョンキョン「そうなんですね。」

      舞「そうなんだ~、男の方もそういう話はするんですね~。」

      美咲「でも、そうやって知識を身に付けるのは良い事ですよね。」

      耕作「そうだね、聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥って言うからね。」

      舞「わ~、さすがは記者さんです、難しい言葉を良く知ってらっしゃるんですね~。」

      美咲「言い得て妙な・・、諺?ですか?」

      キョンキョン「諺でした?誰かが言った言葉じゃないんですか?」

      耕作「諺で間違いないよ。」

      耕作「他に同じ意味で、問うは一旦の恥、問わぬは末代の恥って言うのも有るよ。」

      舞「さすが博識ですね。」

      柔が耕作に小声で耳打ちした。

      柔「あなた?あれを見たからって言ってなかった?」

      耕作も柔に小声で耳打ちした。

      耕作「この子達にそれは言えないでしょう?さすがに。」

      柔はまた耕作に小声で耳打ちした。

      柔「確かに、絶対言えないね。」

      キョンキョン「御2人で何を内緒話してるんですか?」

      柔「あ~、今日のお昼の柔道の事でちょっとね。」

      キョンキョン「なるほど、そうなんですね。」

      柔「そうだ、3人は午前中はどうするの?」

      キョンキョン「特に決めてはいないです。」

      舞「部屋でゴロゴロ?」

      美咲「さすがにそれは・・。」

      耕作「この辺りを散策でもしてみる?」

      キョンキョン「良いですね、皆で行くんですよね?」

      柔「そうだね、主人が小さい頃に遊んだ場所とか有るよ。」

      舞「そうなんだ、見てみたいかも。」

      美咲「私も見たいです。」

      耕作「それじゃ、柔の洗濯が終わったら出掛けようか。」

      キョンキョン「はい、それで構いません。」

      美咲「柔さん、お洗濯手伝いますよ?」

      キョンキョン「そうしましょうか。」

      舞「良いですね、その方が少しは早く終わりそう。」

      柔「まあ、洗うのは洗濯機だけどね、干すのを手伝ってくれれば良いよ。」

      キョンキョン「分かりました。」

      柔「あ、聞いておきたいんだけど。」

      キョンキョン「はい、何をですか?」

      柔「他の人の洗濯物と一緒にするのは嫌じゃ無いよね?」

      キョンキョン「私はそう言うのは気にしません。」

      舞「私も全然気にしないですよ~。」

      美咲「私も大丈夫です。」

      柔「それなら一緒に洗っても良いね。」

      柔「主人のと一緒なのも大丈夫かな?」

      キョンキョン「大丈夫ですよ、気にしませんから。」

      舞「私も先輩と一緒で~す。」

      美咲「私も気にしませんから。」

      柔「分かったわ、一緒に洗うと時間も短くて済むから助かる~。」

      キョンキョン「しかし、柔さんって凄く気を遣うんですね。」

      柔「一応先に聞いておかないとね?」

      舞「そう言うとこも見習わないといけないな~。」

      美咲「うん、私も見習わないと。」

      柔「結婚した時も旦那様には聞いた方が良いよ。」

      キョンキョン「そうなんですか?聞かずに一緒に洗っちゃ駄目なんですか?」

      柔「まあ、一緒になる位だから嫌とか思う人は居ないと思うけど。」

      柔「そう言う細やかな気遣いに男性は弱いのよ?」

      キョンキョン「そういうものなのですね、覚えておかないと。」

      舞「私も覚えておこう~っと。」

      美咲「確かに、気遣いされると嬉しいですよね。」

      耕作「柔?それ俺に聞いた事有った?」

      柔「あ~、忘れてるんだ~、ちゃんと聞いたじゃない?」

      耕作「そうだったっけ、ごめん、忘れてた。」

      舞「旦那様?忘れるなんていけないですよ~。」

      耕作「柔もたまに忘れるからお相子かな?」

      柔「まあ、そうなんだけど、今言わなくても良いじゃない?」

      キョンキョン「まあ、まあ、御2人とも喧嘩しないで下さい。」

      柔「キョンキョン、大丈夫だから、これ位は言い合いしても良いんだよ。」

      キョンキョン「そうなんですか?」

      柔「言いたい事をその場で言うのは夫婦円満の秘訣なんだって。」

      美咲「何故、円満の秘訣なんですか?」

      柔「昨日お話したじゃない?」

      柔「愚痴の元になる様な不満は溜めない方が良いのよ。」

      柔「不満に思う事はその場で言った方が自分の為にもなるしね。」

      舞「そうか~、ストレスを溜めない様にした方が良いんですね。」

      柔「そうそう、その方が良いんだよ。」

      柔「だから旦那様に言われても、そうやってストレス発散してるって思えば腹も立たないから。」

      キョンキョン「なるほど~、そう言う風に思えば良いんですね~。」

      柔「あ、ただし、感情的になって言っちゃ駄目だから。」

      キョンキョン「確かに、感情的だと喧嘩腰って捉えられかねないですしね。」

      舞「ですね、喧嘩腰だと相手の方に嫌な思いさせちゃいますね。」

      柔「それと、何かを注意されてる時は真摯な表情をするのは忘れない様にね。」

      美咲「確かに、注意されてるのに上の空みたいにしてたら余計に怒られちゃいますね。」

      柔「そうだね~。」

      耕作「なるほど、柔は俺の時もそう思ってたんだ。」

      柔「あ~、あなたに言われた時は何時でもちゃんと聞いてるよ?」

      キョンキョン「うふふ、柔さんも松田さんには弱いんですね。」

      柔「うん、これも惚れた弱みになるのかな?」

      舞「柔さん、可愛いですね~。」

      美咲「だから、旦那様も柔さんにぞっこんなんですね。」

      耕作「まあ、そうなんだけどね、柔のする事は何でも愛おしく感じるから。」

      柔「あなた?恥ずかしいから、余り言わないで?」

      舞「あ~、柔さ~ん、もう可愛過ぎますよ~。」

      美咲「本当に可愛いです。」

      キョンキョン「これも見習わないといけないかも。」

      舞「確かに、この可愛さは真似しないと~。」

      美咲「うん、うん、見習わないといけないね~。」

      柔「もう~、皆~、そう言うのは余り見習わなくて良いんだからね~。」

      キョンキョン「あ、柔さん、恥ずかしがってる?」

      柔「キョンキョン~、もう良いでしょう~?」

      キョンキョン「ふふ、分かりました、これで止めておきますね。」

      柔「は~、皆に虐められた~。」

      耕作「はい、はい、言い出しっぺは君なんだから。」

      耕作「もうそれ位にしておきなさい。」

      耕作は柔の頭を撫でた。

      キョンキョン「松田さん、何時もそう言う風に宥めてるんですか?」

      耕作「何時もって訳じゃ無いけど、こうやってるよ。」

      舞「柔さん、頭を撫でられた時凄くニコニコしてましたね~。」

      柔「えへ、だって嬉しいじゃない?」

      舞「もう~、柔さんって何しても可愛いんだから~。」

      キョンキョン「柔さんって大人の顔と子供っぽい顔を持ってるんですね。」

      耕作「君もそう思うんだ、俺はずっとそう思ってたけど。」

      舞「それでなんだ~、ギャップが有るから可愛いんですね~。」

      美咲「なるほど、確かに昨日お話してた顔と今の顔って少し違う気もしますね。」

      柔「皆であたしの事晒し者にしてない?」

      キョンキョン「違いますよ~、褒めてるんですよ、皆。」

      柔「そう?それなら良いんだけど。」

      耕作の両親が母屋からやって来た。

      柔「お母様、お父様、おはようございます。」

      キョンキョン、舞、美咲「おはようございます。」

      耕作「おはよう~。」

      耕作両親「皆、おはよう。」

      柔「お母様、朝御飯作りますか?」

      耕作母「そうじゃな、そろそろ作ろうかの。」

      柔「それじゃ、お手伝いします。」

      キョンキョン「私もお手伝いしますので。」

      舞「私もしちゃいま~す。」

      美咲「私もお手伝い致します。」

      耕作母「おや、まあ、今朝は皆が手伝うてくれるんかい。」

      耕作母「とうさん、皆が手伝うてくれるそうじゃから、ここで耕作の相手をしとってくれんか。」

      耕作父「そうか、分かった、そうしとくわ。」

      耕作の母は柔達を連れて厨房へ入った。



      耕作父「耕作?今朝は皆どうしたんじゃ?」

      耕作「昨日話してたら今日から手伝うって急に言い出したんだ。」

      耕作父「そうじゃったか。」

      耕作父「かあさんも娘が増えた気になって嬉しそうじゃったな。」

      耕作「お袋、やっぱり、女の子が欲しかったんか?」

      耕作父「そうじゃったかのう、じゃが、お前を産んでから体調を暫く崩しておったからの。」

      耕作父「無理はさせられんかったから諦めたんじゃ。」

      耕作「そうだったんか、初めて聞いたよ、その話。」

      耕作父「お前には言うなと、かあさんに言われとったからな。」

      耕作父「それじゃから、お前が柔さんと結婚すると聞いた時のかあさんの喜んだ顔が
           今でも忘れられんな~。」

      耕作「そんなに喜んでくれてたんか。」

      耕作父「ああ、娘が出来た言うて大喜びじゃったぞ。」

      耕作父「柔さんと電話で話した時に凄く良い子じゃ言うとったからの。」

      耕作「あ~、アメリカから電話した時か~。」

      耕作父「お前ら、ここでよう話しとろう?」

      耕作「そうだな、時間潰しで話してた時だと思う。」

      耕作父「かあさんはそれを見て仲良さそうじゃ言うて喜んどったぞ。」

      耕作「お袋、見てたんか?」

      耕作父「そうじゃ。」

      耕作「声を掛けてくれれば良かったのに。」

      耕作父「いや、邪魔しちゃ悪い言うて、そうはせんかったな。」

      耕作「そこまで気を遣わんでも良かったのに。」

      耕作父「かあさんは柔さんが手伝いしてくれるだけで十分じゃ言うとったから、
           それ以外の事はお前らの好きにさせたいんじゃと。」

      耕作「そうだったんだ。」

      耕作「親父、俺を東京に行かせてくれて、ほんとにありがとう。」

      耕作父「急にどうしたんじゃ?」

      耕作「東京に行って記者になったお陰で、柔と知り合い、一緒になれたのは
          親父とお袋が俺の我儘を聞いてくれたお陰だと思ってる。」

      耕作父「そん事か、気にすんな、かあさんはお前がやりたい事をさせたかったんじゃ。」

      耕作父「わしが東京に行った時、戻って後継げ言うたのは、お前が心配じゃったからなんじゃ。」

      耕作「そうだったんだな、俺は自分の事を考えるのが精一杯だった。」

      耕作「あの時は柔がまだ俺の望んでた事が出来て無かったから、戻りたく無かったんだ。」

      耕作父「そん事もお前のスクラップブック見て分かっとる。」

      耕作「親父、あれ見たのか?」

      耕作父「すまんのう、机の上に開いて置いてあったから見てしもうたんじゃ。」

      耕作父「じゃが、そのお陰でお前の柔さんへの想いを知る事が出来たんじゃ。」

      耕作「なるほど、だから帰る時にあんな事を言ってたのか。」

      耕作父「わしが倒れてお前が戻ってきた事が有ったじゃろう?」

      耕作「あ~、有ったな~。」

      耕作父「そん時、かあさんがお前を叱り飛ばしたじゃろう?」

      耕作「そうだな、あれで俺も吹っ切れたんだ。」

      耕作父「実はな、柔さんの事をそん時かあさんに話したんじゃよ。」

      耕作「それでか、何でお袋まで知ってるのかと思ったよ。」

      耕作「改めて、ほんとにありがとう。」

      耕作父「いや、お礼を言いたいのはわしらの方じゃ。」

      耕作父「あんな良い娘さんと一緒になってくれたんじゃからの。」

      柔「お父様、あなた~、お待たせ~。」

      耕作母「遅うなってすまんかったの。」

      柔達が料理を持って食堂に戻ってきた。
      柔達はテキパキと料理を食卓の上に並べていき各々の場所に座った。

      耕作母「今朝は皆が頑張って作ってくれたから助かっただで。」

      キョンキョン「色々教えて頂いて感謝してます。」

      美咲「色々ご存知でとても勉強になりました。」

      舞「うん、うん、本当に色々教えて貰ってすみません。」

      耕作母「いやいや、皆、覚えが早うて教え甲斐が有っただわ。」

      耕作母「冷めんうちに食べようかの。」

      全員「いただきます。」

      柔「皆の作ったの美味しく出来てるよ~。」

      キョンキョン「柔さんが作ったのはさすがですよ、凄く美味しいです。」

      舞「そうだよね~、私ももっと料理の勉強もしないと。」

      美咲「そうですね、私も頑張ります。」

      柔「お母様?夜はあれで決まってますけど、お昼は皆をどこかに食べに連れて
        行きたいんですけど構いませんか?」

      耕作母「そうじゃな、そうするのも良いかも知れんな。」

      柔「あなた?それで良いかな?」

      耕作「俺は構わないけど、食べる場所とか知ってるの?」

      柔「あたしの職業は何かな~?」

      耕作「あ、事前に調べてたの?」

      柔「ううん、着いた時に駅の観光案内所で聞いてたの。」

      耕作「そう言うとこは抜け目ないな、さすがだよ。」

      柔「うふ、皆もそれで良い?」

      キョンキョン「私は構いませんよ。」

      舞「こっちのお店でしか食べられない物なら何でも良いで~す。」

      美咲「私も良いですよ、こちらのお店がどう言うのか知りたいですし。」

      柔「じゃあ、決まりね~、あなた?運転よろしくね~。」

      耕作「分かった、少し早めに出ようか。」

      柔「そうだね、お昼時だと混むかもしれないしね。」

      耕作「それも有るけど、高校には13時半までには行かないといけないでしょう?」

      柔「あ、そうだった、って事は用意して行った方が良いよね?」

      耕作「その方が良いね、真っ直ぐ高校に行かないと間に合わないかもしれないし。」

      柔「分かった~、それでお願いね~。」

      キョンキョン、舞、美咲「よろしくお願いします。」

      舞「美味しかったです。」

      美咲「自分で作って食べたのって久しぶりかも。」

      キョンキョン「本当ですね、しかし、柔さんはやっぱりさすがです。」

      柔「皆のも美味しかったよ。」

      耕作母「それじゃ、お終いにして片付けるかの。」

      全員「ごちそうさまでした。」

      柔「お粗末様でした。」

      柔「じゃあ、皆で片付けしますね。」

      柔「お母様達はこのまま休憩して構いませんから。」

      耕作母「それは申し訳ないんじゃが。」

      キョンキョン「構いませんよ、ゆっくりしてきて下さい。」

      美咲「私も片付けしますので。」

      舞「私もしますから、休憩してきて下さい。」

      耕作母「それじゃ、お言葉に甘えますかの。」

      耕作父「すまんな、お願いします。」

      耕作「ゆっくりしてきて良いよ。」

      耕作の両親は柔達に会釈すると母屋に戻って行った。

      柔「あなた?片付けてくるから待っててね。」

      耕作「ああ、分かった、待ってるから。」

      柔「さあ、皆、取り掛かりますか。」

      キョンキョン、舞、美咲「おぉ~。」

      柔達は食器類を持って厨房に入った。
      耕作だけが食堂に残された。

      耕作「(昨日一緒に風呂に入った事で団結力が出来たのか?)」

      耕作「(まあ、楽しそうにやってるから良いか。)」

      耕作「(この後は洗濯して散策して外食か。)」

      耕作「(時間的にはかなり余裕が有るからゆっくりは出来そうだな。)」

      耕作「(洗濯は直ぐは始めないだろうな、皆、それまでどうするんだろう。)」

      耕作「(その辺りは柔が取り仕切るだろうから任せておくか。)」

      柔「あなた~、お待たせ~。」

      キョンキョン「松田さん、お待たせしました。」

      舞「旦那様~、お待たせしました~。」

      美咲「旦那様、大変お待たせしました。」

      耕作「さすがに4人ですると早いね~。」

      柔「まあね、皆も慣れてたし。」

      耕作「この後は洗濯だけど、直ぐに始めるの?」

      柔「少し休んでから始めようかってお話してたよ。」

      耕作「片付けしてる時に?」

      キョンキョン「はい、30分後位にしましょうって事になりました。」

      耕作「それまではどうするの?」

      舞「御2人の時間を楽しんできて下さいね~。」

      美咲「そうですよ~、御2人で楽しんできて下さい。」

      キョンキョン「野暮な事はしませんから、御2人でごゆっくりどうぞ~。」

      柔「楽しむってお話するだけだよ?」

      キョンキョン「分かってますよ?夜じゃありませんしね。」

      柔「キョンキョン、言う様になったね~。」

      舞「そうそう、夜じゃ無いですからね~。」

      美咲「今夜のお楽しみに取ってて下さいね~。」

      柔「あ~、皆~、そう言う事言う様になったんだ~。」

      キョンキョン「これも柔さんの教育の賜物ですよ?」

      柔「あたし、そこまでの事は言わなかったと思うんだけど?」

      美咲「いえいえ、しっかり惚気も入ってましたよ?」

      舞「うん、うん、そうだったよね~。」

      キョンキョン「じゃあ、30分後にここに来ます、また、後で~。」

      舞、美咲「それじゃ、ごゆっくり~。」

      キョンキョン達は自分達の部屋へ戻って行った。

      耕作「反撃されたね?」

      柔「うふふ、そうだね、じゃあ、戻りましょうか。」

      耕作「そうするか。」

      柔は厨房に入ってカップとポットも持つと耕作と一緒に部屋に戻って行った。