柔と耕作(松田)の新婚日記 14日目 (午後編第5部)

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      部屋に戻って耕作が座布団に座ると柔はコーヒー入れて耕作に渡した。

      柔「はい、ここまでは上手くいった記念のコーヒーだよ~。」

      耕作「ふふふ、そうだね、コーヒーありがとね。」

      柔「敷布団を畳んでおくね。」

      耕作「すまないね。」

      柔「気にしないで?直ぐ終わるし。」

      柔は敷布団を窓から取ると畳んで隅に置き窓を閉めた。
      それが終わると柔は耕作に寄り添う様に座った。

      耕作「今日もお疲れ様、色々と気を遣ってたね~。」

      柔「あなたもお疲れ様でした、色々頼んだけど大変だったでしょう?」

      耕作「そうでも無いよ、佐藤達とあの子達は自分達だけで話してたし。」

      耕作「それにキョンキョンが話し相手になってくれてたからね。」

      柔「そうだったのね。」

      柔「それにしても帰ってから話そうとしてた事が帰る途中とさっきので
        殆ど終わるとは思わなかった。」

      耕作「まあ、早く結論が出て良かったと思うよ。」

      耕作「最終的な結論は明日だけど。」

      柔「そうね、明日で4人がどうなるのか決まるのね。」

      耕作「君はここまで上手くいくと思ってた?」

      柔「ううん、知り合ってお近付きになれば良いかな位にしか思ってなかった。」

      耕作「君の思惑通りかと思ってたけど、そこまでは考えて無かったのか。」

      柔「さすがに、あたしもまさか将来の事を前提でのお付き合いになりそうって思う訳無いじゃない?」

      耕作「それもそうか。」

      柔「あっ、そうだ、お風呂でのお話の事だけど今話した方が良いよね?」

      耕作「そうだね、晩御飯の後だと忘れそうだし。」

      柔「どこまで話して良いのかな?」

      耕作「俺と君が実際にやった行為は無しだろうね。」

      柔「うふ、行為って言い方、何か卑猥に感じない?」

      耕作「ふふ、君もそう思うんだね。」

      柔「あ~、分かってて言ったのね~。」

      耕作「まあね、さすがに君は行為の内容とかは言えないでしょう?」

      柔「言える訳無いじゃな~い、思い出しただけでも凄く恥ずかしのに~。」

      柔「キョンキョンが手順とか準備とか言ってた気がするけど、それは言っても良いのかな?」

      耕作「準備は良いとして手順って何だろう?」

      柔「あなたがあたしを愛し始める前にやってた事なのかな?」

      耕作「いや、それは行為に含まれるんじゃない?」

      柔「だよね~、手順だから脱がし始める前からかな?」

      耕作「偉く生々しい所からになりそうだね。」

      柔「適当に誤魔化すかな?」

      耕作「いや、さすがに参考にするんだろうから適当とか誤魔化すのは駄目なんじゃ無いかな?」

      柔「そうか~、どうしようかな~。」

      柔「少し恥ずかしいけど、あたしの体を指し示しながらってのはどう?」

      耕作「君がそれで良いと思うなら俺は構わないよ?」

      柔「あたしの体を他の人が見てもあなたは平気なの?」

      耕作「男性なら絶対駄目だって言えるけど、相手は女性だからね~。」

      柔「それもそうか、同じ物を持ってる訳だしね。」

      耕作「これこれ、体の大事な部分を物って言うのは良くないんじゃないかな?」

      柔「え~、医学用語をそのまま言うより良いでしょう?」

      耕作「あ、そう言えばそうか。」

      耕作「まず第一に聞かれる事は初めての時の事なんじゃ無いかな?」

      柔「あ~、そうだよね、皆初めてだったね。」

      柔「まあ、それは何とか精神論で切り抜けるかな?」

      耕作「精神論?」

      柔「あたしがあなたの事を凄く愛してたから一つになれて幸せだったって。」

      柔「だから、痛みなんて余り気にならなかったよ~って言えば納得してくれるんじゃない?」

      耕作「そう言う事か、そうだね、それで納得しそうだね。」

      柔「問題は一つになる前の状況をどうやって話すかだな~。」

      耕作「そこはそのまま話しても良いんじゃないの?」

      柔「え?良いの?話しても。」

      耕作「初めての時って俺は君に対して色々はして無いからね。」

      耕作「精々指で君を気持ち良くさせたりあそこを慣らす位しかして無いよ?」

      耕作「それに、そう言った事を一番知りたいんじゃないかな。」

      柔「それもそうだね、じゃあ、それは言っても良いのかな?」

      耕作「知らなくてそうされるとパニックになる可能性も有るから。」

      耕作「俺は知ってた方が良いと思うけど。」

      耕作「ただ、今のって男性側の問題なんだけどね。」

      柔「でも始める前に相手の人と良くお話する時には、知ってた方が良いと思うよ?」

      耕作「確かに、相手が知らない場合も有るか。」

      耕作「何も知らないでいきなり始めてしまうのを止める手立てにはなるね。」

      柔「うん、じゃないと初めてで失敗とかになると可哀想だし。」

      耕作「それじゃあ、君が玉緒さんから聞いた事も話せば良いんじゃない?」

      柔「あ~、そうだったね~、それが有ったからかなり救われたんだったね。」

      柔「よし、それは必ず言わないといけないな。」

      柔「ね~、あなた?あたしの感じ方とかはどうしよう?」

      耕作「う~ん、それは言わない方が良いんじゃない?人それぞれだと思うから。」

      柔「あなたが上手かったから感じてたのかな?それともあたしの体質?」

      耕作「両方って事も有るかもね、ただ俺自身はそこまで上手いとは思ってないけど。」

      柔「そんな事は無いよ?あなたはとても優しかったし。」

      耕作「どちらにしても人によって違うから言わない方が良いと思うよ。」

      柔「分かった、じゃあ、言わない事にするね。」

      耕作「後はし過ぎると腰が抜けるって言った方が良いのかな?」

      柔「やだ~、もう~、そうなるまではしないでしょう?」

      耕作「でも、君はその事を知る前には3回とか言って無かった?」

      柔「や~ん、あの時は何も知らなかったんだから仕方ないでしょう?」

      耕作「まあ、そうなんだけど、一応こう言う事が有るからって言った方が良いかもね。」

      柔「分かった、聞かれたら言うよ。」

      柔「回数とか聞かれたらどうしよう?」

      耕作「そこも個人差が有るから言わない方が良いんじゃないかな?」

      耕作「俺の場合は君の柔道を優先させたわけだし。」

      柔「それもそうね、分かった、これも言わないでおくね。」

      柔「後は何が有るだろう?」

      耕作「う~ん、あの子達の知識にもよるかな~。」

      柔「少なくともあたしよりは知ってそうだよね、特に美咲さんは。」

      耕作「あ~、そんな事を言ってたね、実際にはどうなのか知りたいとか。」

      柔「何をするのかも知ってるとか言ってたし。」

      耕作「多分だけど、皆それは知ってると思うよ。」

      柔「え~、そうなの?キョンキョンも知ってるのかな?」

      耕作「知ってると思うよ?君が知らなさ過ぎだっただけだから。」

      柔「そっか~、だよね~、あたしはほんとに何も知らなかったもんね。」

      耕作「あ、そうそう、お風呂でやった事を話すと良いかも知れないかな。」

      柔「お互いの体を良く知る為にやった事?」

      耕作「そうそう、それを事前にするのといきなりとじゃ違うと思うよ。」

      柔「確かに、あれをやってたお陰で落ち着けてたもんね。」

      柔「ね~、あなた?」

      耕作「うん?どうしたの?」

      柔「皆にあなたの爪を見せてあげてくれないかな?」

      耕作「あ~、そうだね、でも、それって君が話した後の方が良いから明日でも良いかい?」

      柔「うん、明日でも良いよ、その事は結構大事な気がするから。」

      耕作「そうだね、女性の大切な部分を傷付けない様にするのは大事だよ。」

      柔「あなた~、愛してる~。」

      柔は耕作に抱き付いてキスをした。

      耕作「急にするからビックリしたよ。」

      柔「うふ、あたしの事を大切にしてくれてるって思ったらついね。」

      耕作「それは男として当然の事だって思ってるけど。」

      柔「でも、皆が皆そう思ってるとは限らないじゃない?」

      耕作「確かに、それは有るかもね。」

      柔「だから、女性側がその事を知ってたら事前に話す時に話せるから知識としては
        知ってた方が良いと思うの。」

      耕作「なるほど、その方がお互いの為になるから良いか。」

      柔「他には何か有るかな~。」

      耕作「この位じゃ無いかな?後は君の判断に任せるよ。」

      柔「良いの?あたしの判断で。」

      耕作「君の事は良く分かってるし、何が良いのか悪いのかの判断は的確だと思ってるから。」

      柔「あ~ん、あなたにそう言われると嬉しくなっちゃうな~。」

      耕作「ほら~、また~、変な声を出したら駄目だって。」

      柔「えへへ、良いじゃない?あなたしか居ないんだし。」

      耕作「まあ、そうなんだけどね、あんまりそんな声ばかり出してると君を襲ちゃうかもよ?」

      柔「え?そうなの?じゃあ、もっと出そうかな?」

      耕作「これこれ、俺を挑発しないの。」

      柔「だって~、ほんとかどうか確認したいじゃない?」

      耕作「君は俺に襲われたいのかな?」

      柔「出来るならやっても良いのよ~?」

      耕作「やっぱり止めとくよ、君は俺のする事は全て受け入れるって言ってたから。」

      柔「え~、止めちゃうの~?」

      耕作「それじゃ襲った事にならないじゃない?」

      柔「あは、言われてみればそうだね~。」

      耕作「もし本気で嫌なら俺が投げられるしね。」

      柔「やだ~、あなたを投げるなんて出来ないよ~。」

      耕作「今の君ならそうだと思うけど、以前は良く投げられてたからね~。」

      柔「それって、もう時効じゃないの~?」

      耕作「うん、そう言うのも含めて全部君との良い思い出になってるよ。」

      柔「うふふ、ありがとう~。」

      耕作「あ、そういえば、キョンキョン達に何か聞きたいって言ってたけど。」

      耕作「もしかしなくても、オナニーの事を聞こうとしてたんじゃない?」

      柔「(ギクッ)ど、どうして、わ、分かったの?」

      耕作「ふふ、動揺してるし。」

      耕作「何で分かったかは、その前にキョンキョンが『一人では』って言ったからかな?」

      柔「さすがは、耕作君だね、それだけで分かるとは。」

      耕作「ふふふ、俺を誰だと思ってるんだい?」

      柔「うふ、スポーツ紙の記者さんで~す。」

      耕作「まあ、そうなんだけど、もう少し続けるかと思った。」

      柔「うふふ、今の事、聞いても良いよね?」

      耕作「そうだね、1人と相手が居るとでは違う事を知って貰う為には必要かもね。」

      柔「まあ、キョンキョンはそんな事はして無いと思うけど。」

      耕作「そうだね、キョンキョンは君に似てるからして無いと思うよ。」

      柔「あたしとキョンキョンってそんなに似てるの?」

      耕作「考え方は同じじゃない?本人もそう言ってたし。」

      柔「あ~、確かにそう言ってたね。」

      柔「美咲さんはやってそうだな・・。」

      耕作「これこれ、先入観で断定したら駄目だよ?」

      柔「あは、そうだよね、相手に失礼になるね。」

      耕作「それが分かってれば大丈夫だね。」

      耕作「しかし、君は相変わらず人見知りしないね~。」

      柔「舞さん達の事?」

      耕作「うん、直ぐに打ち解けてたし、何より、自分達のあの事を話そうって言うんだから。」

      柔「まあ、キョンキョンの知り合いって言うのも大きいかもね。」

      柔「あたしはキョンキョンを信頼してるから、そのお友達のあの子達も信頼したんだと思う。」

      柔「だって、キョンキョンを含めて皆良い子なんだもん。」

      耕作「うん、俺もそれは思ってるよ、皆、素直で良い子だって。」

      柔「浮気しちゃ駄目よ?あなた~?」

      耕作「また~、そうやってお茶らけて~。」

      柔「うふふ、冗談だって~、あなたにそんな気が全然無いのは分かってますよ~。」

      耕作「ふふふ、俺も君が俺の事を信頼してるから出た言葉なんだって分かってるよ。」

      柔は耕作をじっと見詰めると目を瞑った。

      耕作はそれに応える様に柔の頬に片手を添えると優しく長めのキスをした。

      柔「素敵なキス、ありがとう~。」

      耕作「君の懇願する素敵な表情良かったよ。」

      柔「あは、やっぱり物欲しそうにしてたの?」

      耕作「そうだね~、キスして下さ~いって顔に書いて有った。」

      柔「やだ~、そんな表情してたんだ~。」

      耕作「でも、凄く愛おしく感じたから良いと思うよ。」

      柔「うふふ、あなたがそう思ってくれたなら良いか~。」

      耕作「そう言えば、美咲さんが君に何か話してたみたいだけど?」

      柔「あ、あれね、スポブラの着心地を試したいんだって。」

      耕作「そうなんだ、あの子達も好奇心旺盛だね。」

      耕作「でも、代わり・・、あ、そうか、明日までだから大丈夫なんだね。」

      柔「うん、明日の分も十分に有るから大丈夫だよ。」

      耕作「着心地を試すってどこでするのかな?」

      柔「お風呂場の脱衣所で~す。」

      耕作「なるほど、そこでなら問題無いね。」

      耕作「持って行くのって今バッグに入ってる分なの?」

      柔「刺激的なのを持って行こうかなって思ってるけど駄目かな?」

      耕作「まあ、君がそれで良いなら俺は構わないよ。」

      耕作「でも明日までなら1着あれば良いから3着持って行けば?」

      柔「あ、そうだね、着回しはさすがに嫌かもしれないしね。」

      耕作「うん、それに時間も3分の1で済むだろうから。」

      柔「やっぱり、あなたってそう言う所まで気が付くから大好き~。」

      柔「キョンキョンには大人しめで美咲さんには際どいので舞さんにはスポーティーなのにするか。」

      耕作「全部、君の主観だね、まあ、俺もそんな感じには思ってるけど。」

      柔「えへへ、いけなかった?」

      耕作「自分達で選ばせても良いんじゃないかな?」

      柔「なるほど、じゃあ、そうするね。」

      柔「うふふ、誰がどれを選ぶか楽しみだ。」

      耕作「もし良かったら誰がどれを着たのか聞かせてくれないかな?」

      柔「へ~、あなたもそう言うのに興味が有るのね~。」

      耕作「純粋にどれを選ぶかに興味が有るだけだから。」

      柔「なるほど、ここに戻ったら教えるね。」

      耕作「楽しみに待ってるよ。」

      柔「やだ~、あなたったら~、楽しみだなんて~。」

      耕作「ふふ、楽しみなのは俺の予想が当たるかどうかなんだ。」

      柔「な~んだ~、そうなのね。」

      柔「でも、それって、あたしも楽しみなの~。」

      柔「以外とキョンキョンが際どいのを選んだりして・・。」

      耕作「そうなったらそうなったで、意外な一面が見れるから良いんじゃない?」

      柔「そうだね~、予想と違うのも有りかな~。」

      柔「ね~、あなた?」

      耕作「何だい?」

      柔「こう言う事を男の人は話さないの?」

      耕作「こう言う事って?」

      柔「あたしが皆にお風呂でする様なお話の事なんだけど。」

      耕作「あ~、その話の事ね。」

      耕作「そうだな~、大学まで位なら話すだろうけど社会人になってまでは話さないかな?」

      柔「どうしてなの?」

      耕作「やっぱり、そういう話って男同士だと恥ずかしさの方が大きいからだと思うよ。」

      柔「ふ~ん、女性ってやっぱり恥ずかしさより知りたい欲求の方が強いのかな?」

      耕作「俺が考えてる事は能動と受動の違いも有るからって思うんだ。」

      柔「能動と受動?どう言う事なの?」

      耕作「俺達の愛する行為で思い出してごらん?」

      柔「能動は自分から動く事で受動は受け身だよね?」

      耕作「意味としてはそうだね。」

      柔「あ~、愛する行為自体が男性は能動で女性は受動になる訳なんだね。」

      耕作「そうそう、そう言う事だよ。」

      柔「それでの違いって・・。」

      柔「そうか、男性は自分から動かないといけないので知識を集めるのは個人単位でも
        収集する事が出来るのね。」

      耕作「ちょっと違うかな?」

      柔「違うの?」

      耕作「その個人単位で知識を集める事自体を他の人に聞く事が恥ずかしいんだよ、男性は。」

      柔「あ~、知らないって事を他の人に知られるのが嫌なんだね?」

      耕作「そうなんだよ、自分の無知を知られたくないんだ。」

      耕作「後、男性って女性に対して最終的にする事は一つじゃない?」

      柔「一つだった?あなたは色々あたしにしてくれてなかった?」

      耕作「最終的には男性は女性に自分の思いの丈を注ぐ事しかないでしょう?」

      柔「まあ、それが愛する行為の終わりの合図みたいな感じでは有るよね。」

      耕作「君はほんとに上手い事言うね~。」

      柔「えへへ、そう?褒められたのかな?」

      耕作「勿論、褒めてるよ。」

      柔「うふ、ありがとう~。」

      耕作「それで、それまで色々する行為は最終目標をスムーズに行かせる為にしてるからね。」

      耕作「相手に気持ち良くなって貰うって言うのも含まれているけど。」

      柔「つまり、結論としては男性は自尊心が強いから他の人に聞けないんだね。」

      耕作「まあ、全員がそうだとは言えないけど概ねそうだね、俺もだけど。」

      柔「じゃあ、何で女性は他の人に聞くんだろう?恥ずかしいのは一緒じゃない?」

      耕作「これも推測でしか無いけど、受け身って事は自分で出来る事って殆ど無いじゃない?」

      柔「そうだね、あたしも最初は何もしなかったし、今も余りして無いけど。」

      耕作「だから、調べようとしても自分がどうなのかが分からないので調べようが無いから
          人に聞いた方が早いってなるんじゃないかって俺は思ってる。」

      柔「それだけじゃなさそうな気もするけど・・。」

      耕作「後は女性の方が猥談が好きなのも有るかもね。」

      柔「猥談って?」

      耕作「愛する行為の事を他の人と一緒に話す事かな?」

      柔「あ~、あなたって女性に偏見持ってるんじゃない?」

      柔「だって、あたしはそんなお話した事無いもん。」

      耕作「いや、今言ったのは俺の考えじゃなくて一般論だよ。」

      耕作「第一、君がしなかったのは興味が無かったからでしょう?」

      柔「あ、そうだった、そっか~、一般論ならあなたの考えじゃないのね、」

      柔「ごめんね~、早とちりしちゃって。」

      柔「そっか~、色々有るんだね~、男女関係って。」

      耕作「人だからだと思うよ、そうなってるのは。」

      柔「でも、動物でも求愛行動とかするんでしょう?」

      耕作「君って知ってる事と知らない事の幅に違いが有り過ぎるね。」

      柔「そうかな?」

      耕作「だって、人の行為に関しては知識がほぼ無かったのに、今言った動物の求愛行動とか
          知ってるじゃない?」

      柔「あ、言われてみればそうだね。」

      耕作「人を含めた生物の最終目標は子孫の繁栄って言うのは同じだけどね。」

      柔「何でなんだろうね?」

      耕作「自分の遺伝子を残したいって言う欲求が遺伝子にインプットされてるんじゃないかな?」

      柔「って事は、あたしの能力みたいに無意識下でも働いてるって事なんだね?」

      耕作「君の能力と比べるのもどうかとは思うけど、そう言う事になるのかな?」

      柔「しかし、何でこんなお話になったんだろう?」

      耕作「君が男の人は猥談しないのかなって聞いてからじゃない?」

      柔「え~、あたし猥談何って言って無いよ?」

      耕作「確かに猥談とは言って無いけど、こう言う事って言うのが猥談だから同じじゃない?」

      柔「あ、そっか、じゃあ、仕方ないねあなたにそう言われても。」

      耕作「そう言う素直な君が好きだよ。」

      柔「うふ、あたしもあなたの事好きだよ~。」

      耕作「そろそろ晩御飯の準備始めるんじゃない?」

      柔「あ、そうだった、行ってみようか?」

      耕作「そうだね。」

      柔と耕作はポットとカップを持つと急いで厨房に向かった。



      2人は厨房に着いたが耕作の両親はまだ来てなかった。

      柔「まだみたいだね。」

      耕作「食堂で待ってようか?」

      柔「うん、そうしましょう。」

      柔は厨房に入ってコーヒーと砂糖を持つと耕作と一緒に食堂へ向かった。
      耕作が食卓を前にして座ると柔はコーヒーを淹れて耕作に渡しながら寄り添って座った。

      柔「今度は何を作るのかな?」

      耕作「君でも予想出来ないの?」

      柔「今有る食材だとある程度は予想出来るけど、お母様が何を作るかまでは無理かな?」

      耕作「君が考えてる料理以外を作る可能性も有るって事?」

      柔「うん、お母様の料理のレパートリーを知らないからね~。」

      柔「まあ、あたしとしては、あの3人にはここでしか食べられないお料理が良いと思ってるけど。」

      柔「そうだ、明日の夜はきりたんぽ鍋にして貰おうかな?」

      耕作「そうか、あの3人は初めてかも知れないね。」

      柔「今夜お母様に言ってみるね。」

      舞「あ~、柔さん達、もう来てるんだ~。」

      柔「あら?どうしたの?皆一緒に。」

      美咲「飲み物を買いに来たんです。」

      柔「あ、そうだったのね。」

      キョンキョン「ここでお話しましょうか。」

      美咲「そうですね、柔さん達も居ますし。」

      舞「うん、その方が良いね。」

      キョンキョン達は自分達が飲みたい物を買うと食卓を前にして座った。

      柔「どう?少しは横になれた?」

      キョンキョン「そうですね、でもお話はずっとしてましたけど。」

      舞「横になってましたけど、明日の事とか話してました。」

      美咲「後は佐藤さんと三浦さんのお話とかかな?」

      耕作「ほぉ~、あの2人の事を話してたんだ。」

      キョンキョン「他愛もない事ですけどね。」

      柔「ふ~ん、どこが気に入ったとか~、どういうお話が良かったとか~、かな?」

      美咲「柔さん?」

      柔「うん?どうかしたの?」

      舞「盗み聞きしてたんじゃないですよね?」

      柔「まさか~、さっきまでお部屋で主人とお話してたよ?」

      キョンキョン「柔さんが言った様な事を話してたんですよ。」

      キョンキョン「だから、2人とも驚いてるんです。」

      柔「そうだったんだ。」

      舞「本当に、柔さんって能力者じゃないかと思う時が有りますよ。」

      柔「まあ、柔道に関して言えば、ある意味能力者って事にはなるけど。」

      美咲「え?どういう能力をお持ちなんですか?」

      柔「えっと、その能力に関して、あたし自身は認識して無いけど有るんだって。」

      キョンキョン「柔さんはね、柔道をする時に相手の次の行動を把握出来て
              それに対処する能力が有るんだよ?」

      舞「え?それって凄くないですか?」

      美咲「凄いというより、それだと負けないんじゃないですか?」

      キョンキョン「松田さんも仰ってたけど、今の所、柔さんに勝てる相手は居ないんだって。」

      舞「すご~い、柔さん、凄過ぎますよ~。」

      美咲「本当だよね~、勝てる相手が居ないって。」

      美咲「あれ?という事は、柔さんが今以上に強くなる事が出来ないって事になりません?」

      耕作「美咲さんも中々鋭いね、俺もそれを懸念してるけど。」

      耕作「今の柔は相手云々じゃなくて自己精進してるから、その心配はいらないと思うよ。」

      美咲「あ~、そうなんですね~、良かった~。」

      舞「もしかして、その能力を他でも発揮してたりとか?」

      柔「あ~、それは無いよ?柔道の試合の時だけだから。」

      舞「そうなんですね、何だか勿体無い気もします。」

      柔「いや~、この能力を日常でも使ってたら、あたしの傍に来た人は下手すると
        皆投げられる事になるよ?」

      柔「それって怖くない?」

      美咲「確かに、それだと柔さんに近付く事も出来なくなりますね。」

      キョンキョン「はぁ~、今、いけない想像をしちゃいました。」

      柔「急にどういたの?キョンキョン、顔が赤いよ?」

      キョンキョン「すみません、柔さんが松田さんと愛し合う事も出来なくなるって想像してしまいました。」

      柔「あ~、そっちの方を想像しちゃったんだ~。」

      柔「だから、顔を赤くしてるのね。」

      柔「あたしがお風呂でお話する内容に興味津々なのかな?」

      キョンキョン「どうかしちゃったのかな?私って変ですよね?」

      舞「いえ、今日子先輩は変じゃないです、私も凄く興味が有りますから。」

      美咲「そうですよ、私も先輩と同じ位興味が有ります。」

      柔「うは、3人とも興味津々だったのか~。」

      耕作「柔?以前、君が夢を見た時の事を話しても良いかい?」

      柔「あ~、そうだね、今話すのには打って付けだと思うよ。」

      キョンキョン「柔さんが見た夢の話ですか?」

      舞「どんな夢なのかな?」

      美咲「気になりますね。」

      耕作「柔が渡米してた時の事なんだけど、ある日夢を見たんだよ。」

      耕作「その夢がかなり卑猥な夢だったみたいで、柔が凄く恥ずかしがって気に病んでね。」

      キョンキョン「え?柔さんでもそう言う夢を見るんですね。」

      耕作「勿論さ、それで俺が柔に言ったのは、年頃の女の子ならそう言う夢を見るのは
          当たり前の事なんだから、そこまで気に病む事は無いって言ったんだ。」

      キョンキョン「なるほど、今の私と同じだったって事なんですね。」

      耕作「そうそう、だから、キョンキョンも気に病まなくても良いんだよ。」

      耕作「それは年頃の女の子としては正常なんだから。」

      舞「柔さんも見るのか~、私も見てみたいな~。」

      美咲「舞~、見たら見たで凄く恥ずかしい思いするよ?」

      舞「それもそうだね、やっぱり良いかな見なくても。」

      柔「そうだよ?見ない方が良いって、ほんとに恥ずかし過ぎて大変だったんだから。」

      美咲「それにしても、エピソードが豊富に有るんですね~、柔さんって。」

      耕作「まあ、そこが柔の良い所で気に入ってるんだけどね。」

      舞「おぉ~っと、旦那様の惚気が入りました~。」

      美咲「旦那様って本当に柔さんが大好きなんですね~。」

      キョンキョン「もう~、2人とも~、松田さんが恥ずかし思いをするから止めなさい?」

      舞、美咲「あっ、すみませ~ん。」

      耕作「あ、大丈夫だから、気にしなくて良いよ。」

      耕作「キョンキョン、ありがとうね。」

      キョンキョン「いえ、つい言ってしまいました。」

      耕作の両親が母屋からやって来た。

      柔「お母様、そろそろ始めますか?」

      耕作母「そうだのう、じゃが、もう作ってあるんだわ。」

      柔「え~、そうなんですか~、残念。」

      耕作母「配膳だけ手伝ってくれれば良いからの。」

      柔「はい、分かりました~。」

      耕作父「耕作も手伝ってくれ。」

      耕作「何をすれば良いのかな?」

      耕作母「お前はカセットコンロを持って来てくれれば良いわ。」

      耕作「分かった。」

      耕作母「少し待ってておくれ。」

      キョンキョン「はい、分かりました。」

      舞「分かりました。」

      美咲「お待ちします。」

      柔達は厨房に入って行った。