柔と耕作(松田)の新婚日記 14日目 (午後編第4部)
文書量(文字数)が膨大な為、一日を12分割で表記しています。
柔は急いで耕作達の元にやって来た。
耕作「お疲れさん、大変だったね。」
柔「お待たせ~、私も着替えてくるね。」
耕作「いってらっしゃい、あれを見せるんだね?」
柔「うん、それじゃ、後で~。」
キョンキョン、舞、美咲「いってらっしゃ~い。」
佐藤「いってらっしゃい。」
キョンキョン「松田さん?『あれを見せる』って、柔さんは何を見せるんですか?」
耕作「あ、それはここではちょっとまずいから帰りの車の中ででも話すよ。」
キョンキョン「分かりました、その時にお願いします。」
柔が更衣室に急いで向かうのと入れ違いに三浦が耕作達の元に戻って来た。
耕作「お疲れさん、先生も大変だな~。」
三浦「いやいや、俺より柔さんの方がもっと大変だと思うよ。」
三浦「俺と部員達を同時に相手してたんだから。」
美咲「三浦先生、お疲れ様でした。」
舞「お疲れ様でした~。」
佐藤「お疲れさん、頑張ってたな。」
キョンキョン「先生、大変お疲れ様でした。」
三浦「皆、労いの言葉、ありがとう。」
三浦「佐藤、松田、ちょっとこっちに良いかな?」
三浦が耕作と佐藤を連れてキョンキョン達から少し離れた。
耕作「どうしたんだ?」
三浦「どうして途中から佐藤とあの2人がお前と距離を取って話してたんだ?」
佐藤「それは柔さんに2人と一緒に話してみたらって言われたからそうしただけだよ。」
三浦「そうなのか、柔さんは俺にも佐藤達の所へ行って話してきたらって言ったんだ。」
耕作「何でそんな事を言ったかは、端的に言えば柔のお節介なんだ。」
三浦「お節介って?」
耕作「お前と佐藤にあの2人と仲良くなって貰いたいんだと。」
三浦「あ~、そう言う事か、佐藤はそれは知ってたんだろう?」
佐藤「そうだな、そう言われたから話してたんだ。」
耕作「それでどうだったんだ?」
三浦「どうだったとは?」
耕作「少しは気になったかって聞いてるんだ。」
三浦「まあ、若いし可愛い子だから気にはなるよ?」
耕作「佐藤は?」
佐藤「そうだな~、2人とも話し易いのは有ったな。」
佐藤「それと若いけど考え方はしっかりしてたかな?」
三浦「松田?お前と話してた子も一緒じゃなかったのは何故なんだ?」
耕作「あ~、彼女は駄目だよ?彼氏が居るからね。」
三浦「なるほど、それでか。」
耕作「三浦?あの子は駄目だぞ?」
三浦「念を押して言われなくても分かってるよ。」
耕作「明日も連れて来るけど、また一緒に話してやってくれよ?」
佐藤「俺は構わないよ、話してて楽しいし。」
耕作「ちなみに話してみて2人の事をどう思った?」
三浦「それを今言えってか?」
耕作「こう言うのは第一印象も大事なんだぞ?」
佐藤「それってお前の経験からなのか?」
耕作「そう思って貰って構わないさ。」
耕作「で、どうなんだ?」
佐藤「俺は舞さんの方が話し易くて良かったかな?」
佐藤「まあ、あの子が俺の事をどう思ってるか分からないけど。」
三浦「良かった被らなくて。」
耕作「て事は、三浦は美咲さんが良いのか。」
三浦「そうだな、話し方も落ち着いてて人の話も良く聞いてくれてる感じだった。」
佐藤「舞さんは活発そうな所が良いな~。」
耕作「お前達、しっかりチェックしてるじゃないか。」
三浦「いや、チェックって程でも無いよ、普通はどういう人かを見るだろう?」
耕作「確かにそれは有るな。」
耕作「しかし、今回は柔がお前達に出会いをセットした訳だから、そこは留意して欲しいな。」
耕作「それと、あの子達の感想は今日子君が聞いてくれるそうだ。」
耕作「だからって言う訳じゃ無いが楽しみにしても良いんじゃないか?」
佐藤「いや、さすがに楽しみにはしないよ、駄目な時の落胆が大きいからな。」
三浦「そうだな、駄目元って感じ位にして余り期待はしないでおくよ。」
耕作「そうか、まあ、それでも良いけど。」
耕作「何にしても明日までは連れてくるから、それ以降は自分達で何とかしろよ?」
三浦「え?あの子達って何時までこっちに居るんだ?」
耕作「今日来たばかりだから、後2日は居るよ、ちなみに俺の実家に宿泊してるから。」
佐藤「お前の実家に泊まってるのか、なるほど。」
耕作「彼女達はこちらでの予定とかは何も無いみたいなんだ。」
耕作「だから明後日どこかを案内しようかって明日話してみれば良いんじゃないか?」
佐藤「でも、今日子さんだっけ?彼女も居るんだろう?」
耕作「あの子はその辺りは気を回す子だから大丈夫だよ。」
三浦「でもあの2人が3人じゃないと駄目って言ったらどうする?」
耕作「その時は皆で行けば良いさ、話をする時に少し離れれば良いだけだよ。」
耕作「さっきも言ったけど、今日子君はそう言う事は敏感だから気を遣ってくれるよ。」
佐藤「そうなのか、じゃあ、明日話してみるか?なあ、三浦?」
三浦「そうだな、折角、柔さんが気を遣ってくれた訳だから無駄には出来ないな。」
柔「な~にを3人だけで話してるのかな~?」
耕作「また~、そうやって耳元でいきなり声を出したら駄目だって、ビックリしたじゃないか。」
柔「あは、ごめんね~。」
柔「でも、向こうで3人が寂しそうにしてるんだよ?駄目じゃない?ほっといたら。」
柔「ここはあの子達にとっては不慣れな場所だって事を忘れちゃ駄目よ?」
耕作「あ、そうだった、柔、すまない。」
三浦「そこまで気が回らなかった、柔さん、ごめん。」
佐藤「俺もすっかりそれを忘れてた。」
柔「ほら~、向こうに行くよ~。」
柔は耕作達を連れてキョンキョン達の所へ行った。
柔「キョンキョン、舞さん、美咲さん、男衆を許してやってね~。」
キョンキョン「うふふ、いえ、大丈夫ですよ。」
舞「ふふ、そうですよ、気にしないで下さい~。」
美咲「男性だけで話したかった事が有ったんじゃないですか?気にしてませんよ。」
三浦「君達にとってここが不慣れって事を忘れてた、すまない。」
佐藤「私もその事をすっかり失念してた、申し訳ない。」
美咲「三浦先生、そんなに気にしないで下さい。」
舞「佐藤さんもそこまで気にしなくて良いですから。」
キョンキョン「2人もこう言ってますからお気になさらないで下さいね。」
着替え終わった部員達が更衣室から出て来て柔達の元にやって来た。
鈴木「今日は色々と教えて頂いてありがとうございます。」
女子部員「本当に色々と教えて頂いてありがとうございます。」
柔「いえいえ、それよりも継続する事が大事だからね?」
部員達「はい、分かりました。」
柔「明日まで来るから、分からない事が有ったら遠慮せずに何でも聞いてね。」
部員達「はい、分かりました~。」
男子部員「明日は何か新しい事を教えて頂けるのですか?」
柔「良い質問ね、でも残念ながら今日教えた事で終わりかな?明日はそれの反復になるから。」
柔「それと今日教えたマッサージは帰ったら必ずやってね。」
柔「多分、それしとかないと明日どこかしら痛くなると思うよ。」
部員達「はい、必ずやります。」
女子部員「柔さん?先程見せて頂いたのって、どこに行けば売ってるんですか?」
柔「多分、スポーツ用品専門店かな?万が一無くても取り寄せて貰えると思うよ。」
女子部員「ありがとうございます、早速行ってみます。」
柔「先生?何か有りますか?」
三浦「今日は皆遅くまでお疲れさん。」
三浦「明日が柔さん最後の指導になるからしっかり教えを身に付ける様に。」
部員達「はい、分かりました。」
三浦「それと明日は土曜なので、何時も通り14時から練習を始めるぞ。」
三浦「一旦帰宅しても良いが時間前には必ずここに来ておく様に。」
部員達「はい、分かりました。」
三浦「それじゃ、気を付けて帰れよ、また明日な。」
部員達「それでは、お先に失礼します。」
柔「気を付けて帰ってね~。」
部員達は柔達に手を振りながら帰って行った。
それを見送った後に柔は道場から出る際に一礼した。
柔「先生?明日は14時からなんですね?」
三浦「はい、土曜日は何時もその時間から始めてますので。」
柔「分かりました、あたしもその前に伺う様にします。」
柔「先生は今日やった事を明日もう一度お願いします。」
三浦「指摘の件ですか?」
柔「そうですね、寝技は今日の事を踏まえて教えて下さい。」
三浦「分かりました。」
柔「先生としての大事な事って何かお分りですよね?」
三浦「はい、再三言われてた様に部員達の怪我に気を付ける事ですね?」
柔「はい、その通りです、それが一番大事な事ですので。」
三浦「その為には無理をさせない事が大事ですね。」
柔「さすがです、そこまでお分りなら、あたしが居なくても大丈夫ですね。」
柔「トレーニングは部員達の自主性に任せて良いと思います。」
柔「先生は怪我をさせない様に注意を払いつつ指摘する時はして下されば大丈夫ですから。」
三浦「肝に銘じておきます。」
美咲「三浦先生って真面目な方なんですね。」
三浦「いえ、これ位じゃないと教師は務まらないと思ってますので。」
美咲「何か私達に通じる物が有ると思います。」
佐藤「そう言えば、御三方のお仕事って何をされてるんですか?」
キョンキョン「あ、言ってませんでしたね、3人とも保育士をやってます。」
三浦「なるほど、それなら通じる物が有るのも頷けました。」
キョンキョン「私達のお仕事に関しては、また明日にでも舞と美咲と一緒にお話して下さい。」
佐藤「そうさせて貰います。」
舞「色んな話が有りますよ~、佐藤さんも楽しみにしてて下さいね~。」
佐藤「是非お聞かせ下さい、楽しみにしてますので。」
柔「それじゃ、今日はこれで帰ります、また明日お邪魔します。」
三浦「柔さん、お疲れ様でした。」
三浦「皆さんも長い時間お付き合い下さって、ありがとうございます。」
佐藤「皆さん、長い時間ありがとうございます、また明日お待ちしています。」
舞「こちらこそ、佐藤さん、また色んな話を聞かせて下さいね。」
美咲「三浦先生、また明日を楽しみにしています。」
舞、美咲「それでは、お先に失礼します。」
キョンキョン「それではまた明日お邪魔します、お先に失礼します。」
耕作「じゃあ、また明日な~。」
耕作達は三浦達に会釈をしてその場を離れた。
耕作達は駐車場に着いて車に乗ると、耕作は自分の実家へ向かって車を走らせた。
車中ではさっきの道場での話で盛り上がっていた。
キョンキョン「ね~、2人とも~、どうだった?」
舞「え?何がですか?」
キョンキョン「分かってるくせに~、しらばっくれ様としても駄目よ~?」
キョンキョン「さっき、2人で佐藤さんと先生のお話をずっとしてたじゃない?」
美咲「え~、今言わないといけないんですか?」
柔「そうね~、あたしが見た感じだと~。」
キョンキョン「え?柔さんには何か分かった事とか有るんですか?」
柔「えっと、舞さんが気になったのは佐藤さんで~、美咲さんが気になってるのが先生かな?」
柔「どう?違った?」
舞「柔さん?どうして分かったんですか?」
美咲「本当に不思議です、柔さん?どうしてなんです?」
柔「だって、2人とも気になってる人の名前しか呼んでなかったよ?」
柔「それに2人はそれぞれ気になってる人をずっと見てたじゃない?」
舞、美咲「あっ。」
キョンキョン「そうだったんだ、それでどうなの?」
舞「ふぅ~、そこまでバレてるなら仕方ないですね~。」
舞「佐藤さんは何でも良く知ってて話しても楽しかったです。」
舞「何だか、柔さんの旦那様に似てる感じがしました。」
キョンキョン「あ~、今のは問題発言だよ~?」
舞「あ、違います、違います、そう感じただけで旦那様をどうこうとか考えてもいませんから。」
柔「うふふ、大丈夫だよ~、そう言う事は思ってもいないから安心してね~。」
キョンキョン「美咲はどうなの?」
美咲「やっぱり聞かれますか、仕方ないですね。」
美咲「同じ教職者として尊敬出来る方だと思いました。」
美咲「柔さんが教える前の事は分かりませんが、今日拝見する限りでは
素晴しい先生だと思いました。」
美咲「何よりも凄く実直な方だと感じました。」
柔「2人ともさすがね~、あたしもその通りの方だと思うよ。」
柔「ね~、あなたもそう思うよね?」
耕作「また、俺に話を振るのか~。」
柔「どうなの~?」
耕作「そうだね、2人の感じた通りの人物だと俺も思うよ。」
柔「だそうですけど、2人はどう思ってるのかな?」
舞「今日初めてお会いした訳ですから、今直ぐ結論は出せないかな?」
美咲「私も舞と同じかな?今日だけで結論は出せないと思います。」
キョンキョン「そうかもね、後2日有るからそれまでにはどうするかは決められる?」
舞「2日でどうとかは決めきれないかも。」
美咲「私も同じかな~。」
キョンキョン「好きとか嫌いで言えばどっち?それとも何とも思わない?」
舞「今日子先輩も結構意地悪なんですね~。」
キョンキョン「今現在、他に誰か気になる人が居るなら、私もこれ以上は何も言わないよ?」
舞「そう言う方は居ませんけど、遠距離になるのが気にはなるかな?」
美咲「私も今は誰もそう言う人は居ませんけど、舞と同じで遠いのが気になりますね。」
柔「あたしから一つアドバイスを。」
舞「どんな事ですか?」
柔「気になるならとことん気にした方が良いかな~、あたしがそうだったから。」
美咲「柔さんは旦那様に会ってからそう思われてたんですか?」
柔「最初は違うけど途中からはそう思ってたよ、ずっと気になる存在だった。」
柔「遠く離れた時が有ったけど、より一層気になったかな~。」
柔「好きになるのはその後でも良いと思うのよね、あたしもそうだったし。」
舞「なるほど、柔さんもそう言う感じだったんですね。」
柔「要は出会いは大事にしないといけないかなって思うのね。」
美咲「確かに、柔さんもそうでしたね。」
耕作「あ、そろそろ着くから、続きは帰ってからにしようか?」
舞、美咲「はい、そうします。」
耕作は駐車場に車を停めて皆を降ろした。
玄関から中に入って食堂に行くと柔以外は全員が食卓を前にして座った。
柔「コーヒーを持ってくるね。」
キョンキョン、舞、美咲「お願いします。」
柔は厨房に行くとコーヒー、ポット、カップ、砂糖を持って戻ってきた。
柔は自分以外の全員にコーヒーを淹れて渡すと耕作の隣に座った。
耕作「じゃあ、さっきの話の続きになるけど。」
耕作「俺から2人にちょっと聞きたい事が有るけど良いかな?」
舞、美咲「はい。」
耕作「2人とも相手がどう思ってるか気になってるんじゃないの?」
舞「凄い、どうして分かったんですか?」
耕作「俺も柔も告白するまでがそうだったからだけど。」
美咲「これまた実体験ですか、説得力有りますね。」
耕作「俺はあの2人から君達に関して聞いてるけど知りたかったら教えるよ?」
耕作「どうする?自分で聞くのも良いとは思うけど。」
舞、美咲「教えて下さい、お願いします。」
キョンキョン「やっぱり、気になってたのね~。」
耕作「まず、舞さんだけど。」
舞「はい、どうなんでしょうか?」
耕作「佐藤は君の事を褒めてたよ、快活な子だって、話してて楽しいとも言ってた。」
舞「そうなんですか~、気に入って貰えたのかな?」
耕作「俺が話を聞いた感じでは凄く気に入ってたと思うよ。」
キョンキョン「良かったね~、舞~、明日告白してみたら?」
舞「もう~、今日子先輩は~、先走り過ぎですよ~。」
柔「でも、一応、相思相愛?じゃないの?」
舞「確かに、そうかも知れませんけど、一日で恋に落ちるとか可笑しくないですか?」
柔「恋愛なんてそんなもんじゃないのかな?」
柔「あたしと主人みたいに長い年月掛る場合も有れば、一目惚れも有って良いと思うよ?」
キョンキョン「私がそうでしたから、十分有りだと思いますよ。」
舞「先輩って一目惚れだったんですか?」
キョンキョン「そうですよ?この人だって思ってて告白したらOKだったのは運が良かったのかな?」
柔「多分、彼ってキョンキョンの柔道をする姿を見てたんじゃない?」
キョンキョン「あ、それ言ってました、小さな体で頑張ってるのが愛おしく感じたって。」
柔「だから、舞さんも思い切っていけば良いのよ。」
舞「分かりました、覚悟を決めました、明日告白してみます。」
キョンキョン「頑張ってね、応援してるから。」
美咲「旦那様、私はどうなんですか?」
耕作「君も良かったね~。」
美咲「え?本当に?私の事を三浦先生はどう話されてたんですか?」
耕作「三浦は君の話方が落ち着いていて人の話も良く聞く事に好感を持ってた。」
耕作「それと同じ教職者だと分かった時の三浦が君を見る目は真剣そのものだった。」
美咲「そうでしたか、安心しました。」
キョンキョン「おめでとう、美咲、良かったね~。」
キョンキョン「あなたも明日告白してみれば良いと思うよ。」
美咲「そうですね、そうしようかな~。」
耕作「えっと、ちょっと待ってね。」
耕作「君達から告白しても良いけど。」
耕作「告白は男性の側からした方が良いと思うんだけど、どうかな?」
柔「そうだね~、あたしの時はあなたから告白されたしね。」
舞「私も出来れば男性から告白される方が嬉しいかな~。」
美咲「そうだよね~、女性の方からって言うのは中々告白はし難いよね。」
耕作「良し分かった、俺がそう言う風に話しを持って行くから。」
耕作「実は三浦も佐藤も君達が自分達の事をどう思ってるのか凄く気にしてたんだよね。」
耕作「俺が君達の気持ちをそれとなく伝えて告白する様に仕向けるよ。」
舞、美咲「よろしくお願いします、お任せしますから。」
柔「あなた~、頑張ってね~。」
耕作「何だか、全員が君に踊らされてる様な気がしてきたよ、やっぱり、君は策士だね~。」
柔「え~、あたしそんな事して無いよ?」
柔「ただ皆には幸せになって欲しいって思ってるだけなんだから。」
キョンキョン「それにしても、柔さんって本当に不思議な方ですね~。」
柔「あ、それ主人にも向こうに居る時に言われた事が有るよ。」
舞「柔さんには感謝です。」
美咲「私も感謝しか無いです。」
柔「あ~、まだ早いよ?上手くお付き合い出来たとして、その先が有るんだからね?」
舞、美咲「あ、そうでした。」
柔「感謝する時は一緒になった時じゃないとね?」
舞「そうですね、そこまで考えて無いと駄目ですね。」
美咲「私もそこまで考える様にします。」
柔「その為にはどうすれば良いのかな~?」
舞、美咲「お互いを良く知る為に良く話し合う事です。」
柔「そうだね~、頑張ってね~。」
舞、美咲「はい、頑張ります。」
キョンキョン「しかし、今回の旅行がまさかこんな事になるとは思ってもみませんでした。」
キョンキョン「私の問題を解決出来れば良いなとしか思って無かったから。」
柔「キョンキョンの方も良い方向に向かってるし、これで2人も良い方向になれば万々歳だね~。」
キョンキョン「柔さんに良い報告が出来る様に、私も頑張ります。」
柔「そうだね~。」
キョンキョン「あ、そうだ、柔さん?」
柔「うん?急にどうしたの?」
キョンキョン「さっき、更衣室に行く時に松田さんが『あれを見せるんだね』言ってましたけど。」
キョンキョン「あれって何を見せたんですか?」
柔「さすが、キョンキョンは人のお話を良く聞いてるね~。」
柔「まあ、ここには主人とあなた達しか居ないから現物を見せた方が早いし見せるね。」
キョンキョン「現物?」
舞「何を見せるんですか?」
美咲「ドキドキしてきました。」
柔「あなた?見せても良いよね?」
耕作「そうだね、普通のじゃないしスポーツ用だから良いんじゃない?」
美咲「普通のじゃない?」
舞「スポーツ用?」
キョンキョン「何でしょう?」
柔がバッグの中からスポブラを取り出してキョンキョン達の前で広げてみせた。
柔「これで~す、下も有るけど、さすがに下は恥ずかしいだろうからこっちだけね~。」
キョンキョン「これって?」
柔「スポーツ用のブラだよ、手に取ってみて良いよ?」
キョンキョンが恐る恐る柔からスポブラを受け取ると舞と美咲も食い入る様に見詰めた。
キョンキョン「わ~、軽くて良いですね~、それに凄く伸びますよ~。」
舞「先輩、私にも触らせて下さい。」
美咲「私もお願いします。」
キョンキョン「じゃあ、まず、舞から。」
キョンキョンは舞にスポブラを渡した。
舞「本当だ~、凄く軽くて生地も滑らかですね~。」
美咲「舞~、私にも~。」
舞「は~い、じゃあ、美咲どうぞ~。」
舞が美咲にスポブラを渡した。
美咲「本当ですね~、凄く伸び縮みしますね~。」
柔「そのお陰でバストの揺れが殆ど無くて済むから助かってるよ~。」
舞「え?柔さんもこれと同じ物を着けてるんですか?」
柔「うん、そうだよ。」
柔は立ち上がってシャツを捲って見せた。
柔「ほら~、凄くフィットしてるでしょう?」
キョンキョン「もう~、柔さんってば~、こんな所で大胆過ぎますよ~。」
柔「だって、ここには皆しか居ないし~。」
美咲「本当だ~、それにしても柔さんって胸の形がきれいですね~。」
柔「もう~、美咲さんったら~、どこを見てるの~?」
美咲「あ、すみません、余りに形がきれいだったもので。」
舞「美咲?ここで見なくても後でお風呂で。」
柔は捲っていたシャツを元に戻して座った。
キョンキョン「本当に、もう~、2人とも声が大きいよ?」
美咲、舞「あ、いけない、いけない。」
柔「皆のもしっかり見させて頂きますからね~。」
舞「え~、あ、そうなるのか~。」
美咲「まあ、そう言う事になりますね。」
キョンキョン「もう~、皆~、松田さんも居るのを忘れちゃ駄目でしょう?」
舞、美咲「あっ、すみませ~ん。」
耕作「あ、いや、気にしなくて良いよ、こういう会話は柔で慣れてるから。」
キョンキョン「え?柔さんってこういう会話を松田さんとしてたんですか?」
柔「うん、色々聞いた事も有るしね。」
舞「恐るべし、柔さん。」
美咲「そうだね、男性とこういう会話が出来るとは・・。」
柔「あなた達も一緒になる人とならそう言う会話も出来ないといけないよ?」
キョンキョン「そうなんですか?」
耕作「こらこら、柔?けし掛けてどうするんだい?」
柔「あは、怒られちゃった~。」
舞「もう~、柔さんってば~、お茶目過ぎますよ~。」
美咲「どこまでが本気なのか不思議な方ですね、柔さんって。」
柔「皆、ごめんね~。」
耕作「さてと、晩御飯までは時間が有るけど、この後はどうするの?」
柔「少し休むのも良いんじゃない?」
柔「キョンキョン達もこっちに着いてずっとお話してたから少し休んだ方が良いと思うよ。」
キョンキョン「言われてみれば、ずっとお話してますね。」
柔「明日の事を考えながら横になるのも良いんじゃないかな?」
舞「ワクワクし過ぎて眠れないかも。」
柔「眠らなくても横になるだけでも違うから。」
美咲「分かりました。」
耕作「じゃあ、晩御飯の用意が出来たら呼びに行くから、それまでゆっくりしてて。」
キョンキョン「はい、そうします。」
舞「お願いします。」
美咲が柔にスポブラを返すついでに耳打ちして来た。
美咲「柔さん?それ着心地試したいんですけど構いませんか?」
柔も美咲に耳打ちをした。
柔「うん、良いよ、これをお風呂に入る時に持って行くから試してみて。」
柔「皆にも着せてあげてね。」
美咲が柔に再び耳打ちした。
美咲「はい、部屋に戻ったらそう話してみます。」
キョンキョン「それじゃ、また後で。」
舞、美咲「失礼しま~す。」
キョンキョン達は自分の部屋に戻って行った。
柔「じゃあ、あたし達も部屋に行きましょうか?」
耕作「そうだね。」
柔は持ってきた物を厨房に持って行きカップを洗って他の物も一緒に直して、
別のポットとカップを持つと耕作と一緒に部屋に戻った。