柔と耕作(松田)の新婚日記 9日目 (午前編第2部)
文書量(文字数)が膨大になった為、13分割で表記します。
部屋に入ると二人は寄り添ってベッドに座った。
柔「今日は皆、御飯は控えてたね。」
耕作「そう言えばそうだったね。」
耕作「ジョディーは君と疲労度を同じにしようとして道場で何かするつもりなのかな?」
柔「どうだろう?軽く体を動かす程度なんじゃないかな?」
耕作「それって意味が有るのかな?」
柔「意味は特に無いと思うよ、体を動かして闘志を燃やすんじゃない?」
耕作「なるほど、そう言う事か。」
耕作「柔はどういう風にして闘志を燃やすの?」
柔「う~ん、今迄そう言う風にやった事が余り無いかな?」
柔「強いて挙げれば、ソウルの時のテレシコワさんが相手の時位かもしれない。」
耕作「あ~、滋悟朗さんが試合を止めさせようとした時の事か。」
柔「そうだったの?」
耕作「そうだよ、私怨で闘っているから、そう言う醜い闘い方をさせる訳にはいかんって
止めようとするのを俺達が制止してたんだ。」
柔「そんな事が有ったのね。」
耕作「まあ、あれ以降、そう言う闘い方はして無いから、大丈夫だよ。」
柔「それなら安心出来るね。」
柔「入れようか?」
耕作「うん、頼むよ。」
柔は立ち上がるとコーヒーを2杯入れて1つを耕作に渡して寄り添って座った。
柔「何も思い付かなかったコーヒーだけど、どうぞ~。」
耕作「ふふ、ありがとうね。」
耕作「今日、西海大に行く時なんだけど。」
柔「うん?行く時?」
耕作「君は鴨田の車にマルソーさんとクリスティーさんの二人と一緒に乗ってね。」
柔「うん、良いよ、あなたは他の二人と乗るのね。」
耕作「そうだよ、その方が良いかと思ったから。」
柔「何で、そう思ったの?」
耕作「ジョディーとテレシコワさんとは因縁が有り過ぎるからね、別が良いと思ったんだ。」
柔「なるほど、そう言う事なのね、あたしは余り気にして無いけどね、そういうの。」
耕作「君はそうだと思うけど、一応配慮だけはね?」
柔「あなたの優しさなのね、そう言う所も大好きよ。」
柔「ところで、おとうさんのお話なんだけど。」
耕作「更衣室とシャワーの件かい?」
柔「うん、あんな事まで考えてたとは思わなかった。」
耕作「そうだね、でも、虎滋朗さんも戻った時の事を考える様になったって事なんじゃない。」
柔「という事は、今度戻ってきたら、ここに腰を落ち着けるって思ってて良いのかな?」
耕作「思ってて良いと思うよ、あそこまでここの事を考えてるんだから。」
柔「そうだよね、戻ってくる気が無かったら、ここを良くしようなんて思わないよね。」
耕作「うん、自分が教える時に皆が使い易い様に考えてるから。」
柔「ようやく、おかあさんも安心出来るんだね~。」
耕作「その通りだよ、後は俺達の頑張り次第かな?」
柔「何を頑張るの?」
耕作「柔は何と思うんだい。」
柔「う~ん、・・・、子作り?」
耕作「それは、余り頑張らなくても良いと思うけど。」
柔「そうなの?でも、おじいちゃんは早く曾孫を~って言ってるよ?」
耕作「頑張って必ず出来るなら頑張るけど、君も言ってたじゃない?授かり物だって。」
柔「それもそうよね、他には何が有るんだろう?」
耕作「ヒント、虎滋朗さんが戻ってくるまでと戻ってきた後もかな?」
柔「う~ん、分かんな~い。」
耕作「それはね?」
柔「うん、何なの?」
耕作「俺達が仕事を頑張る事かな?どっちかと言うと主に俺が頑張らないといけないけど。」
柔「何でお仕事を頑張る事なの?」
耕作「猪熊家の家計の助けをする事になるから。」
柔「あ~、そう言う事なのね。」
耕作「虎滋朗さんが戻るまでは勿論だけど、戻って来ても道場が軌道に乗るまでは、
俺達で支えないといけないと思うんだよね。」
柔「そうだよね、直ぐに軌道に乗る訳が無いもんね。」
耕作「俺は仕事で頑張るから、柔は柔道で頑張って、ここに習いに来たい人が
増える様にすれば良いと思うよ。」
柔「うん、分かった~、あたしが柔道で頑張ってたら自然とそう言う流れになるんだね。」
耕作「そう言う事なんだ、お互い頑張ろうね。」
柔「でも、あなたがいつも言ってる様に無理はしない様にだね。」
耕作「それは大事な事だよ、無理して体を壊したら意味が無いから。」
柔「普通にやれば良いのよね。」
耕作「その通りだよ。」
柔「あ、そうだ。」
耕作「どうしたの?」
柔「お昼の件、おかあさんに言わないといけないのを思い出した。」
耕作「出る間際で良いんじゃない?」
柔「あ、そうか、その時皆にも話せば良いね。」
耕作「それは俺から話しておくから心配しないで良いよ。」
柔「あなたに任せるね。」
柔「ところで、明日って何時から行く様にしてるの?」
耕作「特には決めて無かったけど、柔は希望する時間とか有るのかな?」
柔「あたしはいつでも良いけど、出来れば向こうに午後早めに着ける様に行きたいかな?」
耕作「そうなると、朝早い時間の列車になるけど構わない?」
柔「そうなんだ、それだと慌しくなるよね。」
耕作「それなら向こうに着くのは夕方頃でも良いんじゃない?」
柔「それでも良いかな?でも、それってお父様達に知らせておかないといけないよね?」
耕作「それなら明日出る前に到着予定時間を電話で連絡すれば良いと思うよ。」
柔「出る前だと、あなたが大変でしょう?」
柔「ちょっと、待ってね、今時間を調べてみるから。」
耕作「ここで分かるの?」
柔「時刻表は持ってるから、直ぐ分かるよ。」
そう言うと柔は時刻表を取り出して時間を調べ始めた。
耕作「さすがだね、いつも手元に置いてるなんて。」
柔「これがお仕事ですからね~。」
柔「どれどれ、大宮まで普通で行って新幹線に乗り換えて盛岡で特急乗り換え、良し分かった。」
柔「8時過ぎ位に東京から大宮までのに乗れば乗り継ぎだけど17時頃には着けるよ。」
耕作「やっぱり結構時間が掛かるね。」
柔「飛行機でも良いけど搭乗券を改めて取り直さないといけなくなるし、時間がちょうど良いのが
無いのよね~、便数が少ないから。」
耕作「その辺りは君の方が詳しいから、任せるよ。」
柔「この時間で今日電話したら良いね。」
耕作「そうするよ、電話は試合が終わって、ここに戻って来て19時位にでもするよ。」
柔「そう言えば、お父様達は今日帰るのよね?その時間に電話しても大丈夫なの?」
耕作「そのはずだよ、同じルートを使うとしても、もう少し遅い時間の列車になるから
夜なら確実に向こうに着いてるよ。」
柔「そうなんだ、そこはあなたに任せるね。」
柔「移動中のお食事どうしようかな?」
耕作「駅弁の買い置きでも良いけど食堂車とか無いのかな?」
柔「また、ちょっと待ってね。」
柔は時刻表の中をチェックした。
柔「有るには有るけど軽食っぽいよ、これじゃ足りないと思う。」
耕作「そうか、誰かさんが居るからね。」
柔「あ~、今ジョディーの事を考えたでしょう?」
耕作「そう言う君だって、直ぐにその名前を出したじゃない?」
柔「あは、そうだった。」
柔「車内販売で駅弁売ってそうだね、それを買おうか?」
耕作「それが良いね、量の調節が出来るから駅弁だと。」
柔「余りお昼を食べなくて済む様に朝御飯を多めにしようかな?」
耕作「熊じゃないんだから食い溜めなんか出来ないよ?」
柔「あ~、ま~た、ジョディーの事を思ってたでしょう?」
耕作「まあ、ジョディーは熊みたいな体格してるけどって、君もまた速攻で
ジョディーの名前出してるし。」
柔「えへ、どちらも、だね。」
耕作「ふふ、そうだね、やっぱり普通で良いと思うよ、朝御飯は。」
柔「じゃあ、そうするね。」
柔「移動中の車中は皆寝るかな?」
耕作「彼女達って日本は初めてなのかな?ジョディーは別にして。」
柔「そうなんじゃないの?」
耕作「それなら見る物全てが珍しいだろうから寝ないんじゃない?」
耕作「君は眠かったら寝てても良いよ、俺が起きてて皆に説明とかするから。」
柔「え~、あなたが起きてるのに、あたしだけ寝るのは可笑しいよ~。」
耕作「無理に寝てって言ってる訳じゃ無いから、起きてても良いよ。」
柔「あたしも起きてるからね。」
耕作「そう言う所は意地っ張りなんだね。」
柔「意地っ張りな、あたしは嫌い?」
耕作「それも君の可愛さの一つだから大好きだよ。」
柔「あたしもあなたの事大好きだよ?」
耕作「この会話、さっきもした様な。」
柔「良いじゃない~、どちらもお互いを大好きなんだから。」
耕作「いや、悪いとは言って無いから、お互いを大好きなのも分かってるし。」
柔「ね~、あなた?」
耕作「分かってるよ、柔。」
柔「分かってくれてたのね。」
耕作「今日試合が終わってもその気持ちが二人に有ったら、俺は構わないから。」
耕作「ただし、君が過度に疲れて無かったらだよ?」
柔「何で~、あたしは余り動かないよ?」
耕作「いやいや、動かなくても疲れた体に鞭打つ様な真似はしたく無いから。」
柔「やっぱり、優しいのね、あなたって。」
柔「でも、あたしが過度に疲れてるかどうかなんて見ただけで分かるの?」
耕作「物忘れの度合いで分かるよ?」
柔「そうなんだ、あたしって疲れてると物忘れが激しいのか~。」
柔「その時になってみないと分からないけど、期待してるからね~。」
耕作「突発的な事でも起こらない限りは、君の望みは全て叶えるって俺も言ったから
期待を裏切る事なんてしないよ。」
柔「うふふ、楽しみだな~。」
耕作「これが、試合を控えてる子の言葉とは思えないよね。」
柔「だって、おじいちゃんも言ってたじゃない?普段の生活と柔道は切り離して考えろって。」
耕作「普段の生活に愛し合う事が入ってるとは思えないけど?」
柔「え~、あれも普段のあたし達でしょう~、違うの~?」
耕作「いやいや、普段って言葉の意味知って言ってる?」
柔「分かんな~い。」
耕作「またもや、即答ですか。」
柔「教えて~、あなた~。」
耕作「良い?よく聞いてね。」
柔「うん、よく聞くから、早く~。」
耕作「普段って言うのは普通の普と段位の段って書くんだけど、元々は不断って言う漢字を
使う言葉なんだよ、こっちの不断は不可とかの不と断は切断の断って書く方ね。」
耕作「でね、元々の不断の意味だけど、途絶えないで続く事または、また、その様って言うのと
決断力に乏しい事、また、その様、後は日常の事っていう意味なんだ。」
耕作「この日常の事に対しての当て字なんだよね、つまり日常的な事に対して使う言葉なの。」
耕作「今迄の説明で分かったかな?」
柔「要するに普段って言うのは日常的な事で良いのよね?」
耕作「そこしか覚えないつもりだね?」
柔「だって~、説明が長過ぎるんだも~ん。」
耕作「まあ、良いや、それで俺達が愛し合う事が日常的な事なのかな?」
柔「う~ん、・・・、日常的じゃないね。」
耕作「でしょう?だから君の柔道も一応は関係するんだよ?」
耕作「第一、君も分かってる事でしょう?」
柔「あたしも分かってた?」
耕作「君も試合をするかもしれないから控えるって言ってたよね?」
柔「あ、そうだった、あたしも言ってたね、そう言えば。」
耕作「俺が言ってる事を分かってくれるよね?」
柔「うん、あなたの言いたい事は分かった。」
柔「さっき言った様にその時になってみないと分からないで良いんだよね?」
耕作「そうなの、だから期待を持つのは良いけど過度に期待しちゃいけないって事なんだ。」
柔「うん、分かった~、あなたにお任せします、あたしはそれに従うよ。」
耕作「柔?君の気持ちと俺の気持ちは殆ど同じなんだから、君の気持ちは
分かってるつもりだよ。」
柔「そうだよね、あたしもあなたの気持ちは概ね分かってるつもりだよ。」
耕作「なるほど、それでさっきのお誘いだったんだね。」
柔「うふ、そうなの、そろそろ限界かなって思ってたから。」
耕作「正直に言うとその通りだけど、今は試合の事を考えようね。」
柔「うん、あなたの言う通りにするから。」
柔はそう言うと耕作の顔を見詰めて目を瞑った。
耕作は柔の頬を両手で優しく包むと長めキスをした。
耕作「今は、これでお互い我慢しよう?」
柔「うふ、そうするね。」
耕作「そろそろ出る時間になったんじゃない?」
柔「まだ、もう少し余裕が有るよ?」
耕作「向こうには何時に着けば良いのかな?」
柔「9時から準備運動を始めるとすると8時半までには到着して無いといけないかな?」
耕作「なるほど、確かに、もう少し余裕が有るね。」
柔「飲む?」
耕作「ふふ、頂こうかな?」
柔「直ぐ入れるから。」
柔はコーヒーを2杯入れて片方を渡しながら寄り添って座った。
柔「二人の気持ちが入ったコーヒーだよ~。」
耕作「ありがとうね、どんな気持ちなんだろうね~、思い描きながら飲むよ。」
柔「もう~、さっきお話した通りの気持ちだよ?」
耕作「分かってるからね、心配しないで良いよ。」
柔「心配はして無いよ、あなたを信頼してるもん。」
耕作「そうだった、何度もそう言ってたね。」
柔「そう言えば、スポブラ見に行くのっていつ?」
耕作「明日、旅行に行くから帰ってからだと遅すぎるか、君の疲労度次第だけど
今日見に行ってみるかい?」
柔「あたしもその方が良いな~、向こうでも練習するから、後、普段でも着たいし。」
耕作「じゃあ、一応、そのつもりにしててね。」
柔「楽しみが後に控えてる方がやる気が出るよ?」
耕作「あ~、さっきのお誘いも、その事が有ったからなんだね?」
柔「あ~、しまった~、自分でばらしちゃった~。」
耕作「ほんとに、この子は~。」
柔「怒ったの?あなた。」
耕作「ううん、可愛いな~って。」
柔「えへ、嬉しいな~。」
耕作は柔の頭を撫でた。
柔「うふ、癒される~、気持ち良いよ。」
柔は耕作に寄掛ると頭を肩に預けた。
耕作は更に柔の頭を撫で続けた。
耕作「こうする事で集中出来るなら、ずっと撫でてあげるから。」
柔「うん、そうしてて、癒される事で集中出来るから。」
柔「向こうで初めて、こうされた事を思い出しちゃった。」
耕作「あの時は不安な事が有ったんだっけ?」
柔「どうだったかな?そこまでは覚えて無いな~。」
柔「でも、こうされて安心出来るって思ってた。」
耕作「それでそう言う顔をしてるんだね。」
柔「え?どんな顔をしてるの?」
耕作「凄くうっとりした顔をしてるよ。」
柔「ほんと~?」
耕作「うん、眠る時の顔と同じ感じになってる、愛おしく感じるよ。」
柔「あなたにそう思って貰うと嬉しくなっちゃう。」
柔「あ~、いけない~。」
耕作「また、急にどうしたの?」
柔「あなたの会社に電話するのを忘れてた~。」
耕作「あ、そうだった、じゃあ、もう下に下りようか?」
柔「うん、そうだね。」
耕作「服はそのままで良いの?」
柔「このままでも良いよ。」
耕作「分かった、じゃあ、行こう。」
柔はバッグを耕作はカップとポットを持って下に下りた。
柔「あなた、バッグを持ってて、それで電話を掛けてきて良いよ。」
柔は耕作からポットを受け取ると耕作にバッグを渡しカップを受け取った。
柔「あたしはお昼の件をおかあさんに言うのと皆を呼んでくるね。」
耕作「分かった、じゃあ、ついでにタクシーも呼んでおくよ、掛け終わったら
玄関の所で待ってるから。」
柔は台所にポットとカップを置くと居間へ向かった。
耕作は電話を掛けに行った。
柔が居間に入ると皆は寛いでいた。
柔「皆、そろそろ出掛けましょうか。」
ジョディー「もう、行くだか?」
柔「向こうに着いてから体を動かしておいた方が良いと思ったんだけど。」
テレシコワ「そうだな、その方が、良い。」
マルソー「それでは、出掛けます。」
柔「あ、いっけない、おじいちゃん達も行くんだよね?」
滋悟朗「当たり前ぢゃろうが、儂らが行かんで誰が審判をするんぢゃ?」
柔「皆、用意が出来たら玄関を出て待ってて。」
ジョディー「柔、どうするだか?」
柔「おじいちゃん達の分のタクシーを呼ぶから。」
虎滋朗「すまんが、頼んだぞ。」
柔「あ、おかあさん、今日のお昼は外で食べてくるから。」
玉緒「まあ、私一人お留守番?」
柔「あ、おかあさんも来る?」
玉緒「おとうさん、行っても構いませんか?」
滋悟朗「そうぢゃのう~、玉緒さんも柔の今の姿を見ておきたいぢゃろうから構わんぞ。」
玉緒「それじゃ、直ぐに着替えて表に行きますから、先に行ってて下さいな。」
柔「うん、分かった~。」
柔は電話の所へ行った。
耕作がちょうど電話を置いたところだった。
柔「あなた、タクシーは呼んだ?」
耕作「いや、今から呼ぶところだよ。」
柔「おじいちゃんとおとうさん、そして、おかあさんも行くから、もう一台追加で。」
耕作「え?玉緒さんも一緒に行くの?」
柔「良く考えたら、ここには、おかあさんしか残らないから、それなら一緒でも
良いかなって思ったの。」
耕作「分かった、2台呼ぶから。」
耕作はタクシー会社に電話して2台手配した。
柔「乗り方はどうする?」
耕作「ジョディーと滋悟朗さんと玉緒さん、虎滋朗さんとマルソー、テレシコワ、そして俺と君と
クリスティーで良いんじゃない?」
柔「うん、それで分乗しましょう。」
ジョディー「二人、いちゃいちゃ、してただか?」
柔「もう~、ジョディーは~、タクシーを呼んでたの~。」
柔「じゃあ、表に出て待ちましょうか。」
ジョディー「分かっただわ。」
柔達全員は玄関を出ると木戸を潜り表に出てタクシーと鴨田を待った。
暫くして鴨田がやって来た。
耕作が鴨田に話し掛けた。
耕作「鴨田、もう少し待ってくれ、直ぐタクシーが来るはずだから。」
鴨田「了解っす。」
玉緒「お待たせしました。」
滋悟朗「儂は誰と乗るんぢゃ?」
柔「おじいちゃんはおかあさんとジョディーと一緒で、おとうさんはテレシコワさんと
マルソーさんと一緒にタクシーに乗ってね。」
柔「あたしと耕作さんとクリスティーさんは鴨田さんの車に乗るから。」
虎滋朗「了解した。」
ジョディー「先生、一緒、だわ。」
玉緒「おとうさんは前に乗て下さい、私が後ろにジョディーさんと一緒に乗りますから。」
滋悟朗「そうか、すまんのう~。」
テレシコワ「柔、分かった。」
マルソー「私、虎滋朗先生、一緒。」
クリスティー「柔、一緒、嬉しい。」
暫くしてタクシーが2台着たので、皆、それぞれに分乗した。
耕作「それでは今から西海大に向かいます。」
耕作はそう言うと鴨田の車に乗って出発した。
鴨田の車を先頭にタクシーが2台後を付いて西海大へ向かった。