柔と耕作(松田)の新婚日記 8日目 (午前編第2部)
文書量(文字数)が膨大になった為、9分割で表記します。
二人は部屋に入りベッドに寄り添って座った。
柔「皆があたし達に気を使ってるのが良く分かった。」
耕作「柔もそう感じてたんだ。」
柔「あなたもだったのね。」
耕作「うん、俺達を上に行かせようとしてる時点で確信出来た。」
柔「飲む?」
耕作「うん、頂こうかな。」
柔は立ち上がってコーヒーを2杯入れ片方を耕作に渡しながら寄り添って座った。
柔「全てが滞りなく終わる様に祈ったコーヒーだよ~。」
耕作「ありがとうね、祈りながら飲むね。」
柔「ね~、あなた?」
耕作「何だい?柔。」
柔「結婚式の流れって分かる?」
耕作「う~ん、富士子さん達は式場で挙げたけど、大筋はそれと同じかな?」
柔「神前だとかなり違う様な気がするけど、それもここでするからかなり簡素化するんじゃない?」
耕作「そうだろうね、神社でする時よりは簡潔なやり方になりそうだね。」
柔「そうだよね~、打ち合わせしてるとしたら、おじいちゃんが聞いてるかな?」
耕作「玉緒さんも聞いてそうだけど。」
柔「そうだね、全体の進行はおかあさんがやりそうだし。」
耕作「まあ、ここで色々考えても仕方ないし、以前も言った様に
流れに任せるしかないんじゃない?」
柔「そうだね、言われた様にすれば良いか。」
耕作「うん、それで良いと思うよ。」
耕作「ところで練習は何時位からするつもりなの?」
柔「いつもと同じ位の時間だから、15時位かな?」
耕作「その時間からなら皆も一緒に出来そうだね。」
柔「うん、そうだね、もう酔いも醒めてるだろうし、練習するつもりなら余り飲まないよね。」
耕作「そうだと思う、アルコールが残った状態で運動すると危険なのは皆も知ってるだろうから。」
柔「酔ってそうなら止めさせないといけないね。」
耕作「その辺りは滋悟朗さんか虎滋朗さんが注意するでしょう?」
柔「おじいちゃんもおとうさんも酩酊状態では絶対に道場に入れないと思うよ。」
耕作「そうだね、二人とも柔道に関しては厳格だからね。」
柔「うん、そうだね。」
柔「皆には悪い事してるな~。」
耕作「いきなり言うんだね、でも何で?」
柔「だって、余り構ってあげて無いから。」
耕作「あ~、その事ね、でも、皆も俺達に気を使って二人だけにしようとしてるよ?」
柔「それが痛いほど分かるから、尚更悪いな~って。」
耕作「ここで出来無かった分は旅行先ですれば良いんじゃない?」
柔「あ、そうだよね、向こうに行った時にすれば良いか。」
耕作「うん、それで良いと思うけどね。」
柔「あ、電話。」
耕作「あ、支店にだね?」
柔「うん、早めにしておかないと。」
耕作「今から掛けに行く?」
柔「うん、そうするね。」
二人は立ち上がってカップを机の上に置くと下に下りて電話の所へ行った。
柔「掛けるね。」
耕作「うん。」
柔は支店に電話を掛けた。
柔「もしもし、柔です、羽衣課長はもうお見えでしょうか?」
柔「あ、はい、お待ちします。」
柔「来てるみたい。」
耕作「来てて良かったね。」
柔「うん、良かった、他の人には聞けないしね。」
柔「あ、羽衣課長、おはようございます。」
柔「早くからすみません。」
柔「実はミニツアーの予約が入っているか確認したかったんですけど、どんな感じですか?」
柔「まだ入って無いんですね?」
柔「それなら、あたし名義で5人の予約を入れて貰えませんか?」
柔「はい、お願いします。」
柔「費用の方はあたしが負担しますので。」
柔「いえ、あたしにして貰わないと困りますから。」
柔「はい、それでお願いします。」
柔「急で申し訳ないです、明後日から行く様にしていますので。」
柔「お手数をお掛けします、よろしくお願いします。」
柔「あ、はい、これからその準備をするところです、ありがとうございます。」
柔「それでは失礼します。」
柔は受話器を置いた。
柔「上で話すね。」
耕作「そうだね、上がろうか。」
柔「そうね、上がりましょう。」
二人は上に上がって部屋に入るとベッドに寄り添って座った。
耕作「上手くいったのは分かったけど、費用がどうとか言ってたね、何か言われたの?」
柔「あ~、上に報告して経費で落とすみたいな事言われたから、お断りしたの。」
耕作「そうなんだ、でも、柔の判断は正しいと思うよ。」
柔「ありがとう、あたしを支持してくれて。」
耕作「そうしないと以前君が言ってた様になると困るからね。」
柔「うん、あたしだけ特別待遇みたいに思われるのは嫌だしね。」
耕作「これで明後日の事は安心だね。」
柔「うん、心置きなく皆と一緒に行ける。」
柔「その前に明日の試合が有るんだけどね。」
耕作「長丁場になりそうだね。」
柔「それは覚悟してるから。」
柔「でも、あなたが一緒なら平気だよ。」
耕作「それなら大丈夫そうだね。」
柔「うん、持てる力以上の事があなたと一緒なら出来る気がするの。」
耕作「無理はしない様にね。」
柔「分かってるよ、あなたに心配は掛けたくないから。」
耕作「心配はして無いよ、今の君なら皆は足元にも及ばないと思ってる。」
柔「大袈裟だよ?皆の実力は知ってるつもりだから気は抜かない。」
耕作「前も言ったと思うけど、君が本気出したらそうなると確信してるから。」
柔「あなたがそう思ってるなら、尚更、気を抜けないね。」
柔「あなたの期待に応えないといけないから。」
耕作「そう思ってくれるのは有り難いけど、何度も言うけど無理はしないで。」
柔「無理はしないよ?普段通りのあたしでいくつもり。」
耕作「それなら安心だね。」
耕作「そう言えば、柔は着物を着るんだよね?」
柔「うん、そうだけど、何か有るの?」
耕作「髪の毛はそのままで良いのかなって思ったんだ。」
柔「おかあさんが髪の毛を上げてくれるんじゃないかな?」
耕作「玉緒さんって着付けだけじゃなくて、そう言う事も出来るの?」
柔「うん、出来るよ、前もやって貰った事が有ったよ。」
耕作「そうだったんだ、見たかったな~。」
柔「うふふ、直ぐに見られるから。」
耕作「あ、そうだった。」
柔「あなたはあたしの着物姿見るの初めてだよね?」
耕作「うん、初めてになるね。」
柔「あたしもあなたの羽織袴姿を見るの初めてだよ。」
耕作「俺も自分のそう言う姿は初めてかも。」
柔「着た事無かったんだ。」
耕作「うん、生まれてこの方、そう言う格好はした事無かった。」
柔「あなたは背広も似合ってたから、羽織袴も似合いそう。」
耕作「君がそう言うなら安心出来るかな。」
柔「ね~、あなた?」
耕作「今度は何だい?」
柔「あたし達ってやっぱり普通じゃ無いのかな?」
耕作「どうしてそう思うの?」
柔「だって、結婚する前に事実上の夫婦になってる訳でしょう?」
耕作「あ~、そう言う事ね。」
耕作「君はそういう方面には疎いから知らないかもしれないけど、結婚するまでに同棲してる
カップルは結構いるんだよ?」
柔「同棲って?」
耕作「男女が同じ部屋で生活する事かな?単純に言えばだけど。」
柔「それってあたし達がアメリカでしてた事と同じだよね?」
耕作「まあ、あれは短期間だったし、第一愛し合う事はしなかったでしょう?」
柔「え?同棲って愛し合う事もするの?」
耕作「まあ、同棲してる人全部がしてるかどうかは分からないけど、
多分、多くの人はしてると思うよ?」
柔「同棲って結婚する事を前提にしてるって事なの?」
耕作「う~ん、それも全員がそう思ってしてるのか分からないけど、
一応はそのつもりじゃないかな?」
柔「あたしはあなたしか居ないと思って全てを捧げる覚悟で向こうに行ったんだけど、
他の人もそう思ってしてるのかな?」
耕作「同棲する時点ではそう思ってる人は多いんじゃないかな?」
柔「それで必ず結婚までしてるのかな?」
耕作「それも難しいね、必ず結婚までしてる人って少なくは無いと思いたいけど。」
柔「結婚を考えないで同棲してる人も居るって事なのかな?」
耕作「それは無いと思うよ、一緒になりたいから同棲する訳だろうから。」
柔「そうだよね、結婚を考えずに同棲って、あたしの感覚からすると有り得ない事なんだけど。」
耕作「それは、柔が古風な考えだから、そう考えてると思うんだ、
滋悟朗さんと玉緒さんの影響だろうけど。」
柔「あたしって古風なのかな?」
耕作「自分でも言ってたじゃない?柔道をしてる時点で古風だって。」
柔「あ、そう言った事が有ったね。」
耕作「まあ、同棲云々は置いといて、俺達って交際期間と言えるかどうか疑問だけど、
知り合って結構年数が経ってるからね。」
耕作「頻繁に会ってる期間も有った訳だし、柔道を通してだけど。」
耕作「その中には冷却期間も有ったじゃない?」
柔「そう言われてみれば、長い間に色々有ったよね。」
耕作「だから、最終的にはお互いに魅かれ合ったんだと思うよ。」
耕作「まあ、俺は会って暫くして君に魅かれてる事に気が付いたんだけどね。」
耕作「それを君に話せなかった理由は以前も言った事が有ったよね。」
柔「うん、この前喫茶店に行った後だったね、それをお話してくれたの。」
耕作「結果的には俺が最初に君に魅かれて、その後、君が俺の想いに応えてくれたって
言う流れが正しい認識なんだって思う。」
柔「なるほどね~、あたしがあなたに魅かれたのってユーゴの時からになるのかな?
あなたが居ないと、あたしは何も出来ないんだって分かってからかも。」
柔「その後、おとうさんの事とかで、あたしが勝手に勘違いして冷却期間になった訳だけど。」
柔「その事が有ったから自分であなたの存在を肯定した時点で強く魅かれ始めたんだと思う。」
耕作「その話は向こうでもした事が有るから理解してるよ。」
柔「そうだった、向こうで色々お話したもんね。」
耕作「うん、それが有ったからこそ、今の二人が有る訳だから。」
耕作「俺としては柔が勇気を出して向こうに来てくれた時点で、君の想いに応えないと
いけないと決断してプロポーズしたんだ。」
柔「それ以前もそう言ってたね。」
耕作「そうだった、何度も言った気がする。」
柔「今、言える確かな事は、あたしはあなたとこうなって凄く幸せなんだって事かな?」
耕作「それは、俺も同じだよ?」
柔「うふ、あなた・・。」
柔は耕作をじっと見詰めて目を瞑った。
耕作も柔を暫く見詰めて長めのキスをした。
柔「うふ、あなた、愛してるよ。」
耕作「俺もだ、柔、愛してる。」
柔「結婚式前にお互いの想いを確認したのね?」
耕作「そう言う事になるね。」
柔「そう言えば着替えって、いつするんだろう?」
耕作「さあ?でも、もう直ぐじゃない?時間的に。」
柔「早く、あなたの羽織袴姿を見たいな~。」
耕作「俺もそうだよ?柔の着物姿を早く見たいと思ってるよ?」
耕作「凄くきれいになるんだろうな~って、あ、勿論、素の姿が一番きれいだけど。」
柔「や~ん、もう~、エッチね~。」
耕作「お約束なのかな?」
柔「うん、そうだよ?もう何度も見られてるし。」
柔「でも、そう言って貰うと、凄く嬉しいな~。」
耕作「柔はそう思ってるんだね、まあ、向こうに居る時から結構過激だったけど。」
柔「えへ、あの時はごめんね~、あなたの考えとか想いを聞いて控え目にしたけど。」
耕作「え?あれで控え目にした方だったの?控え目にして無かったらどうなってたんだろう。」
柔「そうだよ~、あれでも控え目にしてた方だったんだよ~。」
柔「言ったでしょう?全てを捧げる決意をしてたって。」
耕作「それって最後までって事なのかな?」
柔「うん、あなたがけじめの事を言わなかったら、そうするつもりだったんだから~。」
耕作「危ない所だったんだ、けじめを言わなかったら。」
柔「危ないって、そんなに危ない事だったの?」
耕作「君の両親や滋悟朗さんにバレたら、別れさせられてたかもって言う位
危ない事だと思うよ。」
柔「そうだったんだ、良かった~、向こうでそうならなくて。」
耕作「そう言う事だよ、こっちに戻ってきて許可を貰ってしたから良かったんだよ。」
柔「そうだったのね、向こうに行った時にあなたと話し合う前にそうなってたら、
今頃はこうしていられなかったんだね。」
耕作「うん、こうはなって無かったかもしれないね。」
柔「でも、おじいちゃんは頑固だけどおかあさんは理解してくれてた様な気がするけど。」
耕作「そうかも知れないけど、俺の気持ちが許さなかったから、多分、して無かったと思う。」
柔「あなたも決意してたって事になるのかな?」
耕作「そうだね、許可を貰うまではって考えてたから。」
柔「あなたに感謝しないといけないのね。」
耕作「柔?」
柔「うん?どうしたの?」
耕作「どちら・も、だよ?」
柔「あは、言われちゃった~。」
柔「そうだね、あたしはあなたの決意に感謝。」
耕作「俺は、君が向こうに来てくれた事に感謝。」
柔「うん、確かに、どちらもだね~。」
階段で足音がした。
柔「おかあさんかな?」
耕作「うん、そうだと思う。」
ノックの音とともに玉緒が呼び掛けてきた。
玉緒「入っても良いかしら?」
柔「うん、良いよ~。」
玉緒がドアを開けて入って来た。
手には着物と羽織袴を持っていた。
柔「今から着替えなの?」
玉緒「そうよ、そろそろ着ておかないと間に合わなくなるといけないから。」
柔「は~い、分かった~。」
玉緒「耕作さんはそのまま居ても良いのかしら?」
柔「うん、大丈夫だよ。」
耕作「出てましょうか?」
玉緒「ううん、柔が良いと言うなら、そのまま居ても良いですよ。」
耕作「分かりました。」
柔「あ、おかあさん、ちょっと待ってね。」
柔「あなたはベッドに座ってて。」
柔は耕作をベッドに座らせてコーヒーを入れて渡した。
柔「これ飲んでてね。」
耕作「ありがとうね。」
玉緒「柔は良く気が付くわね。」
柔「えへ、向こうでもこうしてたの。」
玉緒「そうだったのね、道理で慣れてると思ったわ。」
柔「うん、もう慣れたよ、こうするのは。」
玉緒「それじゃ、着替えましょうか。」
柔「うん、お願い~。」
柔は自分で着ている服を脱ぐと下着姿になった。
玉緒「慣れてるのね、耕作さんも恥ずかしそうにしてないし。」
柔「おかあさん、ごめんね~、向こうでもこの姿までは見せてたの。」
玉緒「まあ、そうだったのね。」
柔「怒らないの?」
玉緒「前も言いましたけど、あなた達を信じていますから。」
耕作「恐縮です。」
柔「ありがとう、おかあさん。」
玉緒「それじゃ、着付けを始めますよ。」
柔「は~い。」
玉緒は柔に着物を着付けていった。
暫くすると着付けが終わり、そこには見紛うばかりの姿になった柔が立っていた。
耕作「凄くきれいだよ。」
柔「うふ、ありがとう~。」
柔「おかあさん、ありがとう~。」
玉緒「まだ、髪を整えないとね。」
柔「は~い。」
玉緒は柔を椅子に座らせると髪をきれいに整えて持っていた簪を挿した。
玉緒「はい、これで終わりですよ。」
耕作「玉緒さん、さすがですね。」
玉緒「耕作さん、ありがとう、でも、もう何度もこうしてましたから。」
柔「おかあさん、いつもありがとう~。」
玉緒「耕作さんは自分で着る事が出来ますよね?」
耕作「着た事は無いけど分かると思います。」
玉緒「それじゃ、しっかり柔のエスコートをお願いしますね。」
耕作「はい、お任せ下さい。」
玉緒「私は下に下りて段取りしてきますから。」
耕作「よろしくお願いします。」
柔「おかあさん、お願いします。」
玉緒は下に下りていった。
耕作「ほんとにきれいだよ、柔。」
柔「うふ、ありがとう~、あなた。」
耕作「それじゃ、俺も着替えるかな。」
柔「うん、そうしてね。」
耕作は着ていた服を脱ぐと羽織袴を着た。
耕作「可笑しい所は無いかな?」
柔「ううん、凄く素敵だよ~。」
耕作「後は髪を整えないと。」
柔「そうだね。」
耕作は洋服ダンスの鏡を見ながら整髪料を付けると髪をきれいに整えた。
耕作「どう?可笑しくない?」
柔「うふ、更に素敵になったよ。」
耕作「ありがとうね。」
柔「何時に玄関前に行こうか?」
耕作「9時少し過ぎで良いと思うよ。」
柔「そうだね、余り早くから待ってても疲れるしね。」
耕作「座ってようか。」
柔「うん、そうする~。」
二人はベッドに寄り添って座った。
耕作「凄く動き難そうだね。」
柔「うん、余り大きくは動けないの、それがお淑やかに見せる秘訣なのかも。」
耕作「確かに、着物を着てる人って動きが優雅に見えるよね。」
柔「あ、あなた、今、大丈夫かな?って思ったでしょう。」
耕作「ごめん、日頃の活発な柔を想像したら、そう思ってしまったよ。」
柔「おかあさんがしっかりエスコートをって言ったのは、それが有るからなんだよ?」
耕作「あ、そうか、動き難いから階段を下りるのに手を貸さないといけなんだね。」
柔「そう言う事なの。」
耕作「柔はお化粧はしないの?」
柔「あ、そうだった、少しだけするね。」
柔は立ち上がると机に向かって座った。
コンパクトを取り出すとファンデーションを少し塗り口紅を薄く引いた。
柔「これで良いかな?あなたはどう思う?」
柔は耕作に化粧した姿を見せた。
耕作「うん、凄く良い感じになってる。」
柔「ありがとう~。」
柔「あ~、しまった~。」
耕作「うん?何か忘れたの?」
柔「こうする前にキスしたかったな~って。」
耕作「あ~、そう言う事ね。」
耕作「今しなくても結婚式が終わったらする事になるから。」
柔「え~、でも、二人だけのやり方じゃないもん。」
耕作「まあ、そうなんだけどね、披露宴で着替えるまで我慢かな?」
柔「仕方ないか、うん、それまで我慢するね。」
耕作「あ~。」
柔「あなた?どうしたの?」
耕作「いや、君を撫でたいな~って思ったけど髪型が崩れるな~って。」
柔「あは、そうだね、それも着替えるまで我慢かな?」
耕作「どちらもだね。」
柔「そうだね~。」
耕作「それじゃ、下に下りて玄関前で待ってようか。」
柔「うん、そうする~。」
耕作と柔は下に下りる為に部屋を出た。
耕作は片手を出して柔の手を握るとゆっくりと階段を下りていった。