柔と耕作(松田)の新婚日記 7日目 (午後編第3部)
文書量(文字数)が膨大になった為、8分割で表記します。
耕作達は柔の実家前に戻ってきてタクシーを降り耕作が清算を済ませている間に
先に到着していた鴨田は柔達を降ろすと会社へ戻った。
柔「皆、お疲れ様でした。」
柔「富士子さん達も御飯てべて行ったら?」
富士子「え~、悪いわよ~。」
耕作「今から帰って作るのも大変でしょう?」
富士子「まあ、そうなんだけどね。」
柔「おかあさんに聞いてみる、良い様だったら食べて行ってね。」
富士子「分かったわ。」
柔「皆、中に入りましょうか。」
ジョディー「そうするだわ。」
テレシコワ「そうしよう。」
マルソー「そうしましょう。」
クリスティー「イェス。」
皆は木戸を潜ると玄関に入った。
柔「今戻ったよ~。」
耕作「今戻りました。」
玉緒「お帰りなさい。」
玉緒が玄関まで出てきた。
玉緒「皆さん、お疲れでしょう、ゆっくりして良いわよ。」
柔「おかあさん?晩御飯を富士子さん達にも食べて貰って良い?」
玉緒「大丈夫よ、二人くらい増えても。」
柔「ありがとう~。」
柔「富士子さん、食べて行ってね。」
柔達は玄関から上に上がって居間に向かおうとした。
玉緒「柔?あなた達は上で休んでて良いわよ。」
柔「え?晩御飯手伝うよ?」
玉緒「私が作ろうと思って材料を注文しようとしたら、おとうさんが出前を頼めって
言ったので出前を頼んだから良いわよ。」
柔「あ、そうだったんだ。」
柔「じゃあ、皆、上に上がろうか?」
ジョディー「柔達だけ、上がって、良いだわ。」
柔「え?何で?」
ジョディー「皆、話し合った、余り、邪魔しちゃ、悪い、思っただわ。」
柔「遠慮しなくても良いのに~。」
マルソー「明日、結婚式する二人、邪魔しない。」
テレシコワ「そう言う、事だ、さっき、上がった、もう、良いと、皆、言ってる。」
柔「そうなの?あなたどうする?」
耕作「皆も虎滋朗さんや滋悟朗さんとも話がしたいんじゃないかな?」
柔「あ、そうしたいのも有るね。」
柔「じゃあ、好意は受けるね~。」
柔「晩御飯の時にまた~。」
ジョディー「柔、甘えるだわさ。」
マルソー「柔、甘えて、良いよ。」
テレシコワ「柔、嬉しそう。」
クリスティーは皆の言う事にいちいち頷いていた。
柔「もう~、皆~。」
柔「富士子さん後でね~。」
富士子「柔さん、可愛がって貰ってね~。」
柔「もう~、富士子さんまで~。」
七人「あはは。」
富士子達は居間に向かった。
柔「あなた?」
耕作「うん、分かったよ。」
二人は台所に行くとポットとカップを持って2階に上がった。
部屋に入ると耕作はベッドに座った。
柔「入れるね。」
耕作「頼むね。」
柔はコーヒーを2杯入れると片方を耕作に渡しながら寄り添って座った。
柔「何かバタバタした感じだったね。」
耕作「仕方ないさ、大人数なんだから。」
柔「そうだね、晩御飯も賑やかになりそう。」
柔「でも、誰も一緒に連れてきて無かったね。」
耕作「人数が増えると大変だと思ったのかも。」
柔「そうかも知れないね。」
耕作「柔?」
柔「色々言われた事についてかな?」
耕作「まあ、内容は分かってるけどね。」
柔「あなたはどう言われたと思ってるの?」
耕作「そうだな~、バスト大きくなってない?とか?」
柔「・・・、あなた、聞いてたんじゃないの?」
耕作「あら、当たってたんだ。」
柔「もうね~、皆で、あたしの胸の辺りをジロジロと見てるのよ~。」
耕作「真っ先に言いだしたの、ジョディーでしょう?」
柔「あなた、やっぱり聞いてたんじゃないの?」
耕作「だって、向こうに居る時言ってたから。」
柔「あ、そう言えばそうか。」
耕作「他には何か言われたの?」
柔は顔を紅潮させた。
耕作「恥ずかしくなるような事みたいだね、それなら言わなくても良いよ。」
柔「練習に行く前、皆の前で言った事を繰り返し聞かれたのよ。」
耕作「初めての時の事とか?」
柔は更に顔を紅潮させた。
柔「うん、・・・そうだよ。」
耕作「何て答えたの?」
柔「もう~、意地悪ね~、あなたって。」
耕作「ごめん、ごめん、でも、その様子だと正直に言ったみたいだね。」
柔「やだ~、もう~。」
耕作「うん、分かったよ、君は嘘を言えないからね。」
柔「ね~、あなた?」
耕作「今夜の事?」
柔「もう、皆に分かっちゃってるし、良いかな?って、ダメ?」
耕作「君が望むなら、俺は構わないよ。」
柔「あなた。」
耕作「柔。」
耕作は柔を抱き締めると柔も耕作に抱き付いて長めのキスをした。
柔「うふ、あなたもその気になってくれたのね。」
耕作「君の望みは何でも叶えるって言ったしね。」
柔「あなた、ありがとう。」
耕作「それに、柔は今日凄く頑張ってたから。」
柔「皆に色々話してた事?」
耕作「うん、マルソーさん達をここに連れてくる時もそうだったし。」
耕作「上に連れて来た時もそうだったじゃない?」
柔「皆を退屈な思いにしたくなかったの。」
耕作「柔はいつも甲斐甲斐しくて気を良く配るよね。」
柔「でも、あなたも適切に会話を挟んでくれてたじゃない?」
耕作「君だけに負担を掛けたくなかったしね。」
柔「やっぱり、あなたって優しいのね。」
柔「あ、そうだ、今のうちに記事を書いた方が良いんじゃない?」
耕作「それもそうだね、明日はまず無理だし、書いても良いかい?」
柔「良いも何も、あなたのお仕事なんだから。」
耕作「じゃあ、書こうかな。」
柔「また見てるね、」
耕作「うん、お願いね。」
耕作は机に向かうと原稿を書き始めた。
柔は後ろから抱き着く様にして、それを眺めた。
柔「今日のは書き易いのかな?」
耕作「うん、昨日とまた変わったやり方だったから書き易いよ。」
柔「それなら良かった~、少し手を加えた甲斐が有ったわ~。」
耕作「テレシコワさんも驚いてたからね。」
柔「そうなの?」
耕作「うん、凄い事だと言ってたよ。」
柔「そんな大した事でも無かった気がするけど。」
耕作「皆、感心してたよ。」
柔「そうだったのね。」
耕作「何より、君が教えてたという事自体に驚いてたのかも。」
柔「確かに、向こうに行く前で教えたのって高校の時を除けば三葉の時だけだもんね。」
耕作「向こうで教えようと思ったのは何で?」
柔「最初は道場を借りてる御返しのつもりだったかな?」
柔「その後、あなたも一緒に行く様になってからは本格的に教える様になってたね。」
耕作「そうだったね~。」
耕作「良し、出来た~。」
柔「お疲れ様でした~。」
柔は体を離すとコーヒーを2杯入れて耕作にも渡し二人でベッドに寄り添って座った。
柔「皆の思いやりが入ったコーヒだよ。」
耕作「ありがとうね。」
柔「あなた?その原稿、明日いつ持って行くの?」
耕作「あ、そうか、今日より少し早めに持って行こうか?」
耕作「ここに9時半までに戻って来られる様にしないといけないし。」
柔「もう少し早い方が良いかも?」
耕作「じゃあ、8時半に着く様に持って行こう、それなら良いかい?」
柔「うん、そうだね、それで良いと思うよ。」
柔「後、あたしが試合に出ない事を皆に言う為におじいちゃん達に確認するのは
お父様達が帰ってからにしようと思ってるけど、それで良いかな?」
耕作「うん、それで良いと思う。」
耕作「多分、言った方が良いって言われると思うけどね。」
柔「うん、あたしもそう思うよ。」
柔「あ、あたしが試合するからお父様達に先に帰って貰う事は今日言った方が良いよね?」
耕作「うん、明日じゃ遅過ぎると思うから晩御飯の時にでも話さないとだね。」
柔「それとジョディー達が、あなたのご実家から帰る時は空港まで
見送りに行った方が良いかな?」
耕作「いや~、それは無理が有るかな?見送りで日帰りは難しいと思う。」
柔「そうだよね~、駅で見送りになるかな~。」
耕作「ジョディーが居るから、それで大丈夫だと思うよ。」
柔「うふふ。」
耕作「何が可笑しいんだい?」
柔「ううん、いつもこうして事前に話し合って決めてるな~って思ったから。」
耕作「言われてみれば、いつもそうしてるね。」
柔「こうなる以前のあたし達からすると考えられないよね。」
耕作「向こうで君も言ってたけど話さない事で擦れ違いが起こってたから、これからは
お互いに何でも話し合おうって決めたからね。」
柔「うん、そうだよね、同じ過ちは繰り返したくないよね。」
耕作「うん、それは同感だよ、俺の方からも言うし、君の方からも言う、何でもね。」
柔「うふふ、さっきの夜のお誘いみたいに?」
耕作「あ、そう言われてみれば、あれって俺に対しての誘いになるのか~。」
柔「でも、あたしが具体的に言わなくても、あなたは分かってくれるから。」
耕作「確かに、さっきも夜の事を言ったのは俺の方だったね。」
柔「その後、ハッキリと誘いを掛けたのはあたしだけど。」
耕作「あんな顔をして頼まれたら、俺は断れないよ?」
柔「え?どんな顔してたの、あたし。」
耕作「上目遣いで懇願する様な顔をしてたよ?」
柔「え~、やだ~、恥ずかしいよ~、そんな顔してたのね、あたしって。」
耕作「良いんだよ?凄く可愛い仕草だったよ?」
柔「もう~、あなたったら~、意地悪~。」
耕作「もうね~、君がする仕草全部可愛いよ?今の言い方もそうだし。」
柔が自分と耕作のカップを机の上に置くと急に抱き付いて来た、耕作も柔を抱き締めた。
柔は顔を上げて目を瞑ると耕作は優しく長めのキスをした。
柔「うふ、愛してるよ、あなた。」
耕作「俺も愛してる、柔。」
二人は抱き合ったままベッドに横になった。
柔「暫くこうしてても良い?」
耕作「うん、俺もそう思ってるから。」
暫く二人は抱き合ったまま横になった、耕作は柔の頭を優しく撫でていた。
柔「凄く落ち着く。」
耕作「俺もこうしてると落ち着くよ。」
耕作「そう言えば、帰ってから着替えて無いね?」
柔「そうだね~、今日はこのままでも良いかな?」
柔「あっ。」
耕作「俺に着替えさせる為に無理に着替えなくて良いからね?」
柔「あ~、先に言われちゃった~。」
柔「でも、下りる時は着替えたいかな?」
耕作「その時は自分で着替えるんだよ?」
柔「え~、何で~。」
耕作「そんなに俺に着替えさせて貰いたいの?」
柔「うん、あなたに喜んで貰いたいから。」
耕作「君が着替えてる姿を見るだけでも、俺は嬉しいよ?」
柔「あなたがそれで嬉しいなら、あたしも嬉しいからそうするね。」
耕作「うん、そうしてね。」
耕作「ところで、柔?」
柔「な~に~?あなた。」
耕作「君、何で着けて無いの?」
柔「あ、分かっちゃった?」
耕作「こうやって抱き合ってたら分かるよ?」
柔「そうなの?服を着てても分かるの?」
耕作「もう何度こういう風に抱き合ってきたか、それで違いが分かる様になったから。」
柔「うふ、あたしの事、良く分かる様になったのね。」
耕作「うん、そうだよ、で、何で着けて無いの?」
柔「あなたを出来るだけ感じたいからって言ったら信じる?」
耕作「それは分かる、裸の方が良いって君は言ってたからね。」
柔「じゃあ、・・。」
耕作「これこれ、皆が下に居るんだから。」
柔「何で脱ごうとしたのが分かったの?」
耕作「もうね~、君の思ってる事は良く分かるから。」
柔「えへ、隠し事が出来ないのは向こうに居た時からだったね。」
耕作「今から誘惑しなくても良いんだからね?」
柔「うん、分かってるよ~。」
耕作「もう~、この子は~、面白がってるね?」
柔「うふ、あなたの反応を見てると面白いから。」
耕作「俺も君のする仕草を見てると嬉しくなるよ?」
柔「わ~い、そうだったんだ~、嬉しいな~。」
耕作「あんまり体を揺すらないでね?」
柔「何で~?」
耕作「君、わざとそうしてるでしょう?」
柔「あは、ばれちゃってたか。」
耕作「そんな事しなくても抱き付かれてるだけで君を感じてるから。」
柔「そうなのね、これ以上は変な事になるんだよね?」
耕作「そう言う事なの、それ以上は皆が寝てからね。」
柔「うふ、期待しても良いのかな?」
耕作「大人しく寝ようね。」
柔「え~、や~だ~。」
耕作「冗談だから、駄々っ子みたいにしないの、可愛いけど。」
柔「ほんと?今の可愛かった?」
耕作「ううん。」
柔「え~、嘘言ったの~?」
耕作「君、そのものの存在が可愛いから。」
柔「やだ~、あなたったら~。」
耕作「凄く嬉しそうだね。」
柔「だって、そんな事言われて嬉しくないはず無いじゃない?」
柔「はっ!他の人から見ると、こういうのってバカみたいって見える事なのかな?」
耕作「そこで冷静になる辺り、さすがは、・・以下略。」
柔「あ~ん、そこで略すかな~。」
耕作「あはは、分かってる事だし、それに君が可愛いのも事実だから。」
柔「えへへ、ありがとう~。」
柔「さっきから取り留めも無い話してるね、あたし達って。」
耕作「まあ、向こうに居た時からだけどね。」
耕作「楽しいから良いんじゃないかな?」
柔「あなたが楽しんでくれてるなら、あたしも嬉しいな~。」
耕作「君が嬉しいなら、俺も嬉しいから。」
柔「うふふ。」
耕作「楽しそうだね。」
柔「こうしてるのは楽しいよ?」
耕作「柔道をしてる時よりも?」
柔「柔道とは違う楽しさかな?」
耕作「ちゃんと区別出来てるんだね。」
柔「あなたもでしょう?お仕事と区別出来てるよね?」
耕作「そうだね、君と話してる楽しさとは別物だね。」
柔「どちらがじゃなくて、どちら・も、なんだね。」
耕作「そう言う事になるのかな?」
柔「あたしとあなたの関係みたいだね。」
耕作「ふふふ、そうだね。」
柔「あ、そうだ。」
耕作「急にどうしたんだい?」
柔「明日のお手伝いの事、今日聞いた方が良いよね?」
耕作「そうだね、明日聞く暇が無さそうだから、今夜の方が良いね。」
柔「晩御飯の時に、おかあさんに聞いてみる。」
耕作「うん、その方が良いね。」
柔「そうは言っても、結婚式も披露宴もそこまでの人数じゃ無いから大丈夫かな?」
耕作「流れ自体もさほど混乱は無いだろうし、大丈夫だと思うよ。」
耕作「普通、式場とかだと式次第とかちゃんと決めてるけど、俺達のはほんとに
流れで次に行く感じになると思うから。」
柔「その辺りはおじいちゃんとおかあさんに任せておけば良いかな?」
耕作「滋悟朗さんはどうかと思うけど、玉緒さんに任せておけば良いんじゃないかな?」
耕作「それよりも柔はご両親に贈る言葉を考えておかないとだよ?」
柔「え?そう言うのが有るの?」
耕作「まあ、感謝の言葉と言っても良いけど、有るんだよ?」
柔「え~、どうしよう~、何も考えて無いよ?」
耕作「柔?」
柔「な~に~?あなた。」
耕作「今の君ならそう言う言葉は自然と出てくると思うから、無理に今から考える
必要は無いと思うよ。」
柔「あなたがそう言うなら、そうなんだって思えるから、その時に感じたままを言葉にするね。」
耕作「うん、今の柔なら大丈夫だよ。」
耕作「それに普通はお嫁さんになるって言うのは、実家から出る事になるけど、柔の場合は
俺がここに来るって言うか、既に来てるからご両親との別れじゃ無いからね。」
柔「あ、そうだね、別れと言うよりは新たな生活が始まるって、既に始まってるけど、
そう言う事になるんだよね?」
耕作「そう言う事だね。」
柔「感謝の言葉で良いのね。」
耕作「だから、滋悟朗さんにも言わないといけないよ?」
柔「うん、分かってる、あたしを柔道に導いてくれたからね。」
耕作「その際に無理やりされてたと思ってた事も言って良いと思うから。」
柔「え?良いの?そう言う風に言っても。」
耕作「滋悟朗さんもそれは承知してやってた訳だから言った方が良いと思うよ。」
耕作「もっと言えば、虎滋朗さんに対して思ってた事も正直に言った方が良いからね。」
柔「え?大丈夫かな?あたしが思ってた事を言っても。」
耕作「虎滋朗さんも承知の上でやってた事だから、大丈夫だよ。」
耕作「俺とこうなる前に柔は何でも正直に話してくれたじゃない?」
柔「あ、そうだったね。」
耕作「うん、それと同じ事をしておかないといけないと思うんだよね。」
耕作「それに俺達が一緒になってから二人と話をして、君も二人の事を理解してるから。」
耕作「次は君が二人に君の思ってた事を正直に話した方がお互いの理解が
深まると思うんだ。」
柔「向こうに行って、あたしがあなたにやった事と同じ事をする事になる訳なんだね。」
耕作「うん、その通りだよ、そうすれば二人とも新たな関係を築けると思うんだ。」
耕作「俺達が新たな関係を築けた様にね。」
柔「あ~、やっぱり、あなたって素敵ね~、そう言う風に考えられるって。」
柔「あたしだけだと、そこまでの考え方は出来ないと思う。」
柔「あなたが傍に居てくれて、ほんとに良かったって、今、心底思ってる。」
そう言うと柔はそっと目を瞑った。
耕作は柔の頬に片手を添えると優しく長めのキスをした。
柔「うふ、素敵なキス、ありがとう。」
耕作「ふふふ、君も素敵な表情だったよ。」
柔「そろそろ着替えておくね。」
耕作「そうだね、かなり時間が経ってるから、そろそろ晩御飯に呼ばれそうだ。」
柔は起き上がると洋服ダンスの所へ行き着る服を選んでいた。
耕作「柔?」
柔「な~に~?あなた。」
耕作「ブラは着けるの?」
柔「この方が楽だから、分かり難い様に大きめのセーターも着ようと思ってる。」
耕作「あ、それなら良いかな?」
柔は着ていた服を脱いだ。
耕作「相変わらず、きれいだね。」
柔「やだ~、もう~、あなたって、エッチね~。」
耕作「お約束、ありがとうね。」
柔「いえいえ、どういたしまして。」
柔はシャツを着て薄手の大きめなセーターをその上から着た。
その格好で耕作の目の前に行った。
柔「あなた?どうかな?」
耕作「うん、それなら分からないよ、ノーブラだって。」
柔「もう~、言うと思った~、でも、分からないなら大丈夫かな?」
耕作「うん、近くでも見ても分からないから大丈夫だよ。」
耕作「下はどうするの?」
柔「ジーンズでも良いかな?」
耕作「ズボンにするの?」
柔「スカートの方が良いの?あなたは。」
耕作「ううん、柔は何着てもスタイルが良いから。」
柔「やだ~、でも、あなたが良いならジーンズで良いか。」
耕作「ジーンズ持ってたんだね、着てたの見た事無かったから持ってないかと思ってた。」
柔「あなたの前では女の子で居たかったからね。」
耕作「君は今でも可愛い女の子だよ?」
柔「もう~、煽てても何も出ないよ?」
柔「でも、あなたに子じゃ無くして貰ったけどね?」
耕作「これこれ、それ人前では言わないでよ?」
柔「あっ、・・ごめんなさ~い。」
耕作「さては~、・・言ったんだね。」
柔「あなた、ごめんなさ~い、更衣室で聞かれてて、露骨な表現じゃない方が良いかな?
って思ったから、今言った事に似た様な事言っちゃったの~。」
耕作「まあ、良いよ、露骨な表現じゃ無かった訳だし、君のその謝る仕草が
凄く可愛いから許す。」
柔「あなた、ありがとう~。」
柔は起き上がってベッドに座ってる耕作に抱き付いた。
耕作「柔?」
柔「な~に~?あなた。」
耕作「俺以外にその格好のまま抱き付かないでね。」
柔「うん、分かってるよ、あなた以外には抱き付かないから。」
柔「理由は分かってるから。」
耕作「うん、そう言う事なんだ。」
耕作「ジーンズも穿かないとね。」
柔「うん、直ぐ穿くね。」
柔はスカートを穿いたままジーンズを穿くとスカートを脱いだ。
耕作「へ~、そう言う風に穿くんだね~。」
柔「うん、そうだよ?ショーツの時と同じ感じで穿くんだよ。」
耕作「そうなんだね。」
柔「学校の時のブルマとジャージも今みたいな感じで穿いてたから、皆も。」
耕作「なるほどね~、それならショーツを見られずに穿けるね。」
柔「もう乙女じゃないけど、乙女の心掛けとしてね?」
耕作「そこは強調しなくても良いから。」
柔「うふふ、一応はね?あなただから言ってるだけだから。」
耕作「そう言う事なんだね。」
耕作「あ、そうだったのか。」
柔「どうしたの?あなた、急に。」
耕作「いや、さっき、ジョディー達がやけに俺達に気を使ってるな~って思ってた事が
今の柔の話で納得出来たって。」
柔「あ、そうかも。」
耕作「道理で皆の俺を見る目が優しく感じた訳だ。」
柔「皆、あなたの事をそういう目で見てたの?」
耕作「うん、君が練習を始める前と後で俺を見る目が違うな~と思ってたんだ。」
柔「と言う事は、あなたはあたしの旦那様として認めて貰ったって事になるのかな?」
耕作「そうかな、旦那様と言うか良きパートナーとして認められた事になるのかも。」
柔「そう言えば、向こうに居た時にジョディーは何度もそう言ってたよね。」
耕作「うん、その事をジョディーが皆に話したのかもしれないね。」
階段で足音がした。
柔「誰だろう?」
耕作「玉緒さんじゃない事は確かだね。」
柔「うん、おかあさんなら下から呼ぶからね。」
ノックの音がした。
富士子「開けても良いかしら?」
柔「富士子さんだったのね、どうぞ~。」
富士子「仲良くやってたみたいね?」
柔「もう~、富士子さんは~。」
富士子「あはは、さっき話を聞いたからね~、隠してもダメですよ~。」
耕作「更衣室での話の事なの?」
富士子「そうですよ、柔さん、正直に話すんだもの、私、驚きましたよ?」
耕作は柔を見た、柔は両手を顔の前で合わせて耕作を拝む様にしていた。
柔「あなた、ほんと~に、ごめんなさ~い。」
耕作「良いよ、その仕草で全て許せるから。」
富士子「まあ~、熱いな~、本当に仲が良いわよね~。」
耕作「それに富士子さん達に分かっても心配して無いから。」
富士子「そうなんですか?」
耕作「君達が他の人達に話すとは思って無いからね。」
富士子「信用して貰って嬉しいわ~。」
柔「ところで富士子さん?用事なの?」
富士子「あ、いけない、お母様に呼んできてって言われてたんだった。」
柔「何の用事なのかな?」
富士子「いえ、用事じゃなくて御飯の用意が出来たから連れてきてって。」
柔「あ、そう言う事なのね。」
耕作「それじゃ、下りようか。」
耕作達は下に下りて居間へ向かった。