柔と耕作(松田)の新婚日記 3日目 (午前編第1部)

            文書量(文字数)が膨大な為、一日を8分割で表記しています。

        注意!! この回も性的表現が含まれていますので、そういう表現を
               好まれない方はお読みにならない方が良いと思われます。




      帰国三日目。 柔と耕作の長い長い一日(三日目) (結婚式まで後五日)


      耕作は柔の肌の温もりを感じて目が覚めた。
      思わず柔の顔を見たが微笑んだままで目には涙が滲んでいた。

      耕作「(あ、そうか、あのまま寝ていたのか。)」

      耕作「(柔さん、大丈夫だったのかな?)}

      耕作「(柔さんの中、気持ちが良かったが、柔さんはどうだったんだろうか?)」

      耕作「(感想を聞く訳にもいかないか。)」

      耕作「(まだ、入ったままになってたのか。)」

      耕作「(起きるまではそのままにしておくしかないか。)」

      耕作は時計を見た、まだ朝の5時だった。

      耕作「(そうか、早くから始めたから、寝るのも早かったんだ。)」

      柔「うふふ、耕作さん、おはよう~。」

      耕作は突然の事に驚いて柔を見た。
      柔は満面の笑みで耕作を見ていた。

      耕作「おはよう~、柔さん。」

      柔「やっと結ばれたんだよね?」

      耕作「うん、そうだよ、これでやっと君の思いを1つ叶える事が出来たんだ、
          俺も嬉しいよ。」

      柔「うん、あたしも嬉しいし、とても幸せだよ?」

      耕作「そう言って貰うと俺も幸せだよ。」

      柔「話してた通りだった。」

      耕作「うん?どういう事なの?」

      柔「お互いの相手を思う心の大きさで痛みも和らぐって。」

      耕作「あ~、そうだったね、それでどうだったの?」

      柔「うふ、最初は痛かったけど、それ以上に耕作さんと結ばれた事の
        喜びの方が大きかったから、余り感じなかったよ?」

      耕作「そうなんだね、それは俺も嬉しいよ。」

      耕作「ようやく、君と1つになれた事の喜びが大きかった。」

      柔「そうだよね?耕作さんは2週間耐えてたんだもんね?」

      耕作「それは君も同じだろう?君も我慢してるのは重々分かっていたから。」

      柔「今も耕作さん自身をあたし自身の中で感じてるよ?」

      耕作「あ、ごめん・・。」

      柔「謝る必要なんか、何にも無いから、耕作さんを受け入れてる証しだから、
        そのままで良いよ。」

      耕作「今は痛みとか無いの?」

      柔「少しジンジンしてるけど、痛みは殆どないかな?」

      柔「それよりも耕作さん自身の熱さと動悸をあたし自身の中で感じてる事の
        喜びの方が大きいかな。」

      耕作「俺も俺自身で君の温かさを感じてる喜びが大きいよ。」

      耕作「俺、君の中に入れて凄く気持ち良かったんだけど君はどうだったの?」

      柔「う~ん、最後の方は凄く気持ち良かったって言うのかな?
        頭の中が真っ白になる感じだった。」

      耕作「嫌な気持ちとかにはなってないよね?」

      柔「こんなに幸せな気持ちなのに嫌な気持ちになんかなる訳無いじゃない?」

      耕作「それなら良かった、君に嫌な思いはさせたくなかったから。」

      柔「耕作さんってやっぱり優しいのね、今も、あたしを気遣ってくれてる。」

      耕作「やわらさんこそ、俺を気遣ってくれてるね、そうやって言葉でね?」

      柔「うふふ、お相子だね?」

      耕作「そうだね。」

      柔「しかし、おかあさんってやっぱり、凄いよね。」

      耕作「そうだね、初めての俺達にちゃんとアドバイスをくれるんだから、
          それも的確に。」

      柔「うん、多分、こうやってなかったら失敗してたかもしれないって思うと
        感謝しても仕切れない。」

      耕作「それだけ、君の事を愛してるんだよ、きっと。」

      柔「うん、あたしもそう思う、娘にも婿にも恥をかかせないぞって気迫を
        感じたもの、昨日話を聞いてて。」

      柔「耕作さんの事も息子として愛してるかも?」

      耕作「そうかもしれないね、ここを実家だと思いなさいっていう事からも分かるよね?」

      柔「うん、その通りだと思う。」

      柔「耕作さん?」

      耕作「何だい?柔さん。」

      柔「もう一回する?」

      耕作「え?何で?」

      柔「耕作さんのおっきしてるよ?」

      耕作「うぉ、道理で窮屈に感じたはずだ・・。」

      柔「あたしは構わないよ?」

      耕作「でも、朝の練習が有るんじゃないの?」

      柔「昨日、おかあさんからの話の時に今日の朝の練習は無いって
        言われたんだよ?」

      耕作「そうなの?」

      柔「多分、おじいちゃんがそう言ったんだと思う。」

      耕作「滋悟朗さんが?」

      柔「最初の日に、今からでも構わんって言ってたでしょう?」

      耕作「あ~、そう言ってたね、そう言えば。」

      柔「だから、おじいちゃんが言ったんだって思った。」

      耕作「やっぱり、柔さんの家族はお互いを思いやってるんだね。」

      柔「うん、今のあたしならそれが分かる、耕作さんと向こうで生活してた
        からだと思うけど。」

      耕作「そうだよね、向こうではいろんな話したからね。」

      柔「で、どうする?もう一回するの?」

      耕作「君はまだ覚えていたんだね?」

      柔「耕作さんがあたしの意識を逸らそうってしてるのが分かってたからね?うふふ。」

      耕作「君は大丈夫なのかい?」

      耕作「さっきジンジンしてるって言ってたから、止めておいた方が良いんじゃないの?」

      柔「耕作さん?」

      耕作「そうだったね、俺が喜ぶ事とか俺に全て捧げるとか君は言ってたんだったね。」

      柔「うん、耕作さんの思う通りにしても構わないともね?」

      耕作「じゃあ、1回だけね?」

      柔「うん、耕作さんが満足しなかったらもっとでも良いけど?」

      耕作「初めて愛し合って、何度もするって聞いた事は無いけど俺達は
          普通じゃないんだったね。」

      柔「でも、愛し合う事に関しては普通だと思うよ。」

      耕作「そうだね、これに関しては普通が一番だね。」

      柔「最初からの方が良いのかな?」

      耕作「でも、既に中に入った状態だからね。」

      耕作「じゃあ、また入れ替わろうか?」

      柔「うん、あたしが上だと、耕作さんが動けないでしょうから。」

      耕作は柔を抱いたまま上体を起こした。

      柔「あぅ、奥に来た・・。」

      耕作「直ぐ入れ替わるから、待ってて。」

      柔「このままでも動けるなら、そのままで良いよ?」

      耕作「君はきつくないかい。」

      柔「ううん、あたしは上だから大丈夫だよ。」

      耕作「分かった、じゃあ、動かすよ。」

      柔「うん、ちょっと動いてみて?」

      耕作「辛くなったら言ってね?」

      柔「うん、分かった~。」

      耕作は腰をゆっくりと動かした。

      柔「昨日は余り感じなかったけど、耕作さん自身があたし自身を
        押し広げる様に奥に進んでくるのが分かる。」

      耕作「柔さん?君実況が好きだね?」

      柔「あはは、でも率直な感想だよ?」

      耕作「まあ、俺も嫌いじゃないよ?そういう柔さんも。」

      柔「少し気持ち良くなってきたかも?」

      耕作「そうみたいだね、君自身が俺自身を握る様に包み込んでるのが分かる。」

      柔「耕作さんも実況してるし。」

      耕作「ははは、俺も率直な感想だから。」

      柔「愛し合う行為中に笑うってやっぱり・・。」

      耕作「普通じゃないんだね?俺達って。」

      柔「耕作さんは気持ち良くならないの?」

      耕作「もの凄~く気持ち良いよ?」

      柔「それなら良かった、あたしだけだと不公平だからね。」

      耕作「こういう会話をしながらなのも、やっぱり・・。」

      柔「普通じゃないんだよね?うふふ。」

      耕作「もう、ダメかも、柔さん自身の中が気持ち良過ぎる・・。」

      柔「あは~、後少し・我慢して?くふぅ~、あたしも、もう直ぐかも?」

      耕作「どうだい?」

      柔「あぁ~、良いよ~、来て~、はぁ~、行く~。」

      耕作「俺の思いを君へ・・うっく。」

      二人はお互いに見つめ合うと、長めのキスをした。

      柔「はぅ~、あたしも・気持ち・良かった~、でも、初めてで、
        こんなんで・良いのかな?」

      耕作「俺も気持ち良かったし、第一俺達は・・。」

      柔「普通じゃないもんね?」

      柔「耕作さんが出してるのが分かるんだね、あたしにも。」

      耕作「へ~、俺は分かるけど、君にも分かるんだ。」

      柔「うん、奥の方で熱くなるから分かるんだよ?」

      耕作「メモしておこうかな?」

      柔「メモしなくても、あたしに聞けば良いんじゃないの?」

      耕作「でも、他に人が居たら聞けないよ?」

      柔「他の人何か無視するもん。」

      耕作「過激な発言ありがとうね。」

      柔「耕作さん、おっきしてるの変わらないよ?」

      耕作「あれ~?可笑しいな~?」

      柔「まだ、するの?」

      耕作「いや、さすがにこれ疲れる。」

      柔「あ、そうか、あたしは動いて無いから疲れないのか。」

      耕作「何かの本で読んだ記憶によると、100mか200mを走った時の
         運動量と同じとか何とか。」

      柔「耕作さん、短距離選手だったんだ。」

      耕作「いやいや、単に例えだから、それだと愛し合ってる人全員が
          短距離選手になっちゃうよ?」

      柔「そうなんだね、でもきつそうだね?それだと。」

      柔「あ~、それでか~。」

      耕作「柔さん?何がそれでなの?」

      柔「以前、耕作さんが言ってた精力増強って。」

      耕作「あ~、それね、でも、それ玉緒さんの前で言わないでよ?」

      柔「どうしてなの?」

      耕作「だって、俺が柔さんに教えたって分かったら何て言われるか
          分かったもんじゃないよ?」

      柔「でも、愛し合う為なんだから良いんじゃないの?」

      耕作「いや、確かにそうなんだけど、未婚の娘にそういう事を教えたって
          分かったらどう思う?」

      柔「愛しまくる気かって?」

      耕作「少しニュアンスが違うかな?」

      柔「どう違うの?」

      耕作「相手が嫌がっても愛し続ける、かな?」

      柔「それって犯罪じゃないの?」

      耕作「まったくその通りだよ?俺がそうしてるって思われかねないって事なの。」

      柔「あたしは嫌がったりしないよ?」

      耕作「あ、そうだったね、一般的に見たら、そう見られるって事なんだよ?」

      柔「う~ん、って事はあたし以外の誰かを耕作さんが?」

      耕作「違うよ?俺は柔さんしか居ないんだから、愛し合う相手は、
          他の人とか絶対に有り得ないからね?」

      柔「わ~い、そう言って貰うと嬉しいな~。」

      耕作「喜んでくれてありがとう。」

      柔「で、何のお話だった?」

      耕作「柔さんが玉緒さんに精力増強って言葉を言わない様にって。」

      柔「あ、そうだったね、言わなければ良いんだね?」

      耕作「うん、そういう事なの。(今まで説明したのは何だったんだ?)」

      柔「それでおっきしたままの耕作さん自身はどうするの?」

      耕作「まだそれがあったのか・・。」

      柔「もう一回する?」

      耕作「柔さんも知ってるでしょう?」

      柔「何を?」

      耕作「俺がダッシュ力は有るけど持久力が無いのを。」

      柔「うん、知ってるよ?」

      柔「でも、おっきしたままのはどうするの?」

      耕作「え~っと~、柔さんがしたいんじゃないよね?」

      柔「耕作さんがしたいなら良いかなって。」

      耕作「何か堂々巡りしてる気が・・。」

      柔「あ、・・。」

      耕作「どうしたの?」

      柔「更におっきしてるんだけど?」

      耕作「俺にも分からない事を柔さん自身は感じ取れるの?」

      柔「うん、少し圧迫感が。」

      耕作「また実況ですか?」

      柔「だって耕作さんが聞くから。」

      耕作「あ、そうだったね、って言うか抜いても良いかな?」

      柔「やだ~、耕作さんってば~、露骨過ぎるよ~?」

      耕作「いやいや、君の実況の方が露骨過ぎると思うけど?」

      柔「あたしはさっきも言った様に率直な感想だよ?」

      耕作「どうすれば良いのか・・。」

      柔「このまま一日過ごす?」

      耕作「え?ここから出られないじゃない?」

      柔「繋がったまままで・・外には出られないか。」

      耕作「柔さん、一つ質問しても良いかな?」

      柔「うん、な~に~?」

      耕作「柔さん、まだしたいって言う訳じゃ無いよね?」

      柔「あたしは耕作さんがしたいって言えば何度でも?」

      耕作「いや、俺の事は離れて・・。」

      柔「え~、耕作さん、あたしから絶対に離れないって言ってたのに~、
        あれって嘘だったの~?」

      耕作「いやいやいや、俺からじゃなくて、俺の事は置いておいて
         君はどう思ってるって事なんだけど。」

      柔「それならそうって、最初から言ってくれないと~。」

      柔「離れてって言うから、別れてくれって言われたかと思ったじゃない?」

      耕作「ごめんね?でどうなの?俺を置いておいたら君はしたいって思ってるの?」

      柔「ううん、特には思って無いよ?」

      耕作「あ~、やっと聞けた、ならもう良いんじゃない?」

      柔「でも耕作さんが、そのままだったら。」

      耕作「俺は何とかするから・・。」

      柔「え?どうするの?そのままで一日過ごすの?」

      耕作「多分だけど、柔さん自身の中が余りに気持ち良過ぎて
          こうなってるんだと思うよ?」

      柔「え?あたし自身の中ってそんなに気持ち良いの?」

      耕作「うん、もうね~、あ、止めとこ。」

      柔「何度でもって言いたかったんだよね~。」

      耕作「こういう時の以心伝心はいらないんだけどな~。」

      柔「じゃあ、・・。」

      耕作「それまで!」

      柔「う、っく、それは・・。」

      耕作「さすがにみんな起きてくるから、もう止めにしない?」

      柔「じゃあ、今夜は3回以上ね?」

      耕作「あの~、柔さん?」

      柔「な~に~?耕作さん。」

      耕作「初めてで1日目でそんなにする人って・・・あっ。」

      柔「うん、普通じゃないよね~、うふ。」

      耕作「って言うか、多分だけど、君、恐らく今日は柔道にならないよ?」

      柔「何で?」

      耕作「よ~く考えてごらん?何で滋悟朗さんが朝の練習を中止
          したのかっていう理由を。」

      柔「分かんな~い。」

      耕作「また、即答ですか。」

      柔「何で~?教えて~?」

      耕作「(あ~、久しぶりに好奇心を刺激してしまったか。)」

      柔「耕作さん、知ってるんでしょう?教えてよ~。」

      耕作「えっとね、今君自身はどういう感覚なの?」

      柔「何か挟まってるって感じ?って言うか実際に耕作さん自身が
        挟まってるんだけど。」

      耕作「だから抜こうかって言ったんだけど。」

      柔「や~だ~、耕作さん、露骨~。」

      耕作「あの~、や・わ・ら・さ・ん?」

      柔「な~に~?こ・う・さ・く・さ・ん。」

      耕作「また、真似しないの~。」

      耕作「これ、また繰り返す気なのかな?」

      柔「抜いたら元に戻るの?」

      耕作「柔さんも露骨じゃない?」

      柔「えへ、失敗しちゃった~。」

      耕作「入れたまま、こんな会話してるなんて絶対に誰も思わないだろうな。」

      柔「やだ~、も~、耕作さんったら~。」

      耕作「は~、どうすれば良いんだ?」

      柔「抜いてみたら?」

      耕作「はい、(気の変わらないうちにしないと。)じゃあ、抜くよ?」

      柔「ん~~~~。」

      耕作「これこれ、力入れたら抜けないでしょう?」

      柔「あ、押し出そうとしたんだけど。」

      耕作「あの~、柔さん?」

      柔「な~に~?耕作さん。」

      耕作「君って、そういう技でも持ってるの?」

      柔「まさか~、ここ使った事なんか無いよ?」

      耕作「それはそうだろうね、初めてなんだから。」

      柔「いえ、ここを使う技は柔道には無いって。」

      耕作「あ、そういう意味なのね、って、こら~、当たり前でしょう?」

      柔「怒られちゃった~。」

      耕作「怒ってないからね?」

      柔「だって、耕作さんが技って言うから。」

      耕作「あ、なるほど、じゃあ、言い直し、そういう特技でも持ってるのかな?」

      柔「そんな特技は持って無いよ?」

      耕作「じゃあ、さっきのは意味ないの?」

      柔「うん、力を入れたらどうなるかなって。」

      耕作「それだけ?」

      柔「うん、それだけだよ?」

      耕作「ほんとに、みんな起きて来てこの状態を見られたらどうするの?君は。」

      柔「恥ずかしいよね?」

      耕作「分かってるじゃない?」

      柔「どうぞ、お抜きあそばせ?」

      耕作「どこの言葉?」

      柔「おじいちゃんが、以下略。」

      耕作「なるほど、じゃあ、抜くよ?」

      柔「え~。」

      耕作「え~、じゃないでしょう?。」

      柔「言ってみただけ~。」

      耕作「もう~、ほんとに~、この子は~。」

      柔「耕作さん、怒ったの~?」

      耕作「怒ってないから、抜かせて?お願い。」

      柔「仕方ないな~、どうぞ?」

      耕作「あの~、柔さん?」

      柔「な~に~?耕作さん。」

      耕作「君自身が中に引き込もうとしてるんですけど何かしてないよね?」

      柔「ううん?何もしてないよ?」

      耕作「なるほど、無意識に離すまいとしてるんだね。」

      柔「ここって別な意思を持ってるの?」

      耕作「いや、だから、無意識だって。」

      柔「あ~、そういう事なのね。」

      耕作「一気に行くよ?」

      柔「中に?」

      耕作「へ?何で?」

      柔「耕作さん、昨日、そう言ってたから。」

      耕作「あ、確かに、昨日はそう言ったけど、あれは柔さんの痛みを少しでも
         減らそうと思ったからなんだけど。」

      柔「あ、そういう事なのね、じゃあ、一気にどうぞ。」

      耕作は一気に自身を柔自身の中から抜いた。

      柔「はう・・、出たみたいね。」

      耕作は柔を横に座らせた。

      柔「きゃ~~、耕作さんケガしてるよ~、血が付いてる~。」

      耕作「し~~~~、静かに柔さん、これは俺のじゃないから。」

      柔「え?誰の血なの?」

      耕作「君のだけど?」

      柔「え?あたし生理はまだ先だけど?」

      耕作「ここでその言葉を無造作に言いますか、柔さんは。」

      柔「だって、耕作さんがあたしのだって。」

      耕作「えっと~、柔さんって処女って言葉知ってる?」

      柔「うん、知ってるよ?」

      耕作「どういう意味か分かる?」

      柔「未婚の女性だよね?」

      耕作「それだけじゃないんだけど?」

      耕作「意味の中に生娘ってあったと思うんだけど。」

      柔「有ったかな~?覚えてないや~。」

      耕作「まあ、あるんだよ、それで生娘の意味なんだけど。」

      柔「うん、どんな意味なの?」

      耕作「うぶな娘。」

      柔「それ、あたしだよね?」

      耕作「自分でそう言うんだね?君は。」

      柔「え?違うの?」

      耕作「或る意味、柔さんにも当て嵌るけど、違うんだな~。」

      柔「え~、あたしうぶじゃないの~?」

      耕作「自分の胸に手を当ててよ~く考えてごらん?」

      柔「・・軟らかいよ?」

      耕作「誰が胸の感触の感想聞いたのかな?」

      柔「あ、聞いて無かったね、てへ。」

      耕作「まあ、もう一つの意味で、まだ男性との性体験のない娘って有るんだけど、
          君は俺とこうなる前はそうだったよね?」

      柔「性体験って何?」

      耕作「く、、昨日、俺とした事が性体験なの。」

      柔「愛し合う行為が性体験なんだね?」

      耕作「うん、ちょっと違うけど、そういう事なの。」

      柔「フムフム、他にも性体験が有ると。」

      耕作「あ、それは覚えなくて良いからね?」

      柔「え~、何で~。」

      耕作「君はそういう事をする子じゃないから、覚えなくて良いよ?」

      柔「うん、分かった~。」

      耕作「それで君、保健体育で処女膜って習わなかった?」

      柔「聞いた記憶はあるな~。」

      耕作「さっき、性体験が無いって言ったよね?」

      柔「うん、生娘でね?」

      耕作「その膜って言うのが有るのが生娘、つまり性体験が無いって証しになるんだ。」

      柔「何で?」

      耕作「性体験するとね~、それが破れて無くなっちゃうんだよ?」

      柔「無くなっても再生しないの?手を怪我して傷が治るみたいに。」

      耕作「俺は医者じゃないから、分からないけど。」

      耕作「ひょっとしたら男性経験が一回で、その後性体験が無かったら再生する
          かもだけど、普通はそこで結婚になるから一回じゃないんだ。」

      柔「うん、そうだよね~。あたし達二回したもんね~。」

      耕作「俺達の場合は普通じゃないからね?」

      柔「え~、あ、そっか。」

      耕作「君さっき怪我って言ったよね?」

      柔「うん、言ったよ。」

      耕作「怪我したら血が出るよね?」

      柔「うん、出たら痛いよね~。」

      耕作「そうそれ、血が出て痛い、昨日の君だから、それが。」

      柔「そうなの?確かに痛かったけど。」

      耕作「怪我と同じで血が出る、そして痛い。」

      柔「あ~、そういう事なんだ、で、あたしのって何で?」

      耕作「君自身を見てごらん?」

      柔「あ、生理になっちゃった?」

      耕作「また、言うし~、それとは違うよ?」

      耕作「君にも処女膜が有ったの、それを昨日の性体験で損傷、つまり怪我を
          したのと同じ状態になった訳。」

      柔「あ~、なるほど~、耕作さんのせいなんだね?」

      耕作「まあ、確かに俺のせいなんだけどね?」

      耕作「でも、その言い方って酷くない?柔さん。」

      柔「あ、ごめんね~、そういう意味じゃ無かったんだけど。」

      耕作「ほぉ~、どういう意味なのかな?聞いてみたいな?」

      柔「あたしも含めてって意味で言ったんだよ?ほんとだよ?」

      耕作「まあ、良いか、納得して貰えた?この血が君のだって。」

      柔「じゃあ、傷を治さないと?」

      耕作「そこの傷は縫い合わせるしか方法が無いんだけど?」

      柔「それって痛いの?」

      耕作「そうだね~、俺が骨折した時の痛さって程じゃないけど、多分、
          縫い合わせる時はかなり痛いんじゃないかな?」

      柔「じゃあ、そのままでもいっか、傷もほっといても治るし。」

      耕作「さっきも言ったけどそこは治らないからね?」

      柔「え~、あたしは傷物になった訳?」

      耕作「柔さん、ちょっと待った、それ、絶対に他で言わないでよ?」

      柔「え?何で言ったらいけないの?」

      耕作「(は~、どこまで続くんだろう、これって。)」

      柔「ね~、何で~、何で言ったらいけないの~。」

      耕作「そういう言い方をすると、俺が柔さんを傷物にしたって思われて、
          俺達結婚出来なくなるかもよ?」

      柔「傷物って耕作さんがしたって思われるの?」

      耕作「俺が君を愛する行為をした訳だから、当然そうなるね。」

      柔「うん、分かった~、結婚出来なくなるのは絶対に嫌だから誰にも言わないよ。」

      耕作「柔さん?」

      柔「な~に~?耕作さん。」

      耕作「今の君自身はどんな感じなのかな?」

      柔「えっとね~、何か挟まってる感じが残ってるよ?」

      耕作「でしょう?そんな状態で柔道出来る?」

      柔「歩く時に蟹股になってやり難いと思う。」

      耕作「でしょう?だから、滋悟朗さんが今朝の練習は無しにしたんだと思うよ。」

      柔「ね~、耕作さん?」

      耕作「何だい?柔さん。」

      柔「タオルケットに血が・・。」

      耕作「うぉ、こ、これは・・。」

      柔「これって、おかあさんに見せた方が良いのかな?」

      耕作「そ、そうだね、玉緒さんが貸してくれた物だから、返さないとね?」

      柔「耕作さん?」

      耕作「な、何だい?柔さん。」

      柔「あたし、見せた方がって聞いたんだけど?」

      耕作「あ、そうだね、見せた方が良いね。」

      柔「耕作さん、何でそんなに動揺してるの?」

      耕作「俺、血を見るの苦手なんだよ?」

      柔「でも、あなたのあそこも血が付いてるよ?」

      耕作「う、どうするかな~、周りを見ても拭う物が無い。」

      耕作「ところで、柔さん、寝てなくて大丈夫?」

      柔「うん、上は何ともないからね。」

      耕作「そのままだと君自身の中から出てきそうだね。」

      柔「何が?」

      耕作「俺の思いの丈が。」

      柔「え~、勿体ないよ?」

      耕作「あ~、えっと~、柔さん?」

      柔「な~に~?耕作さん。」

      耕作「勿体ないって思わなくて良いからね?」

      柔「でも、耕作さんから頂いた物だから。」

      耕作「もう~、ほんとに可愛い事を言うんだね柔さんは。」

      耕作は柔を抱きしめた、柔も思わず抱き返した。

      柔「耕作さん、ドアの所にティッシュと手紙らしき物が置いてあるよ?」

      耕作「取ってくるね。」

      耕作は柔から離れてそれを取ると柔の元に戻って傍に座った。

      耕作「玉緒さんからだ。」

      柔「何て書いてるの?」

      耕作「読むね。」

      柔「うん、お願い。」

      耕作「柔と耕作さんへ 終わったらこのティッシュを使って、お互いの
          大事な所を拭くんですよ。」

      耕作「タオルケットは洗濯物入れに入れておいてね。」

      耕作「お風呂は沸かして蓋をしているから、朝でも入れるはずなので、
          起きたら入ってらっしゃい。」

      耕作「二人ともこれで晴れて、本当の夫婦ですね、おめでとう。」

      耕作「後は形式的な手続きだけだから、直ぐに終わるでしょう。」

      耕作「結婚式が終わるまで、あと少しだから頑張りなさい。」

      耕作「こう書いてあるね。」

      柔「おかあさん、ほんとに敵わないよね、ここまで色々と用意してくれてるなんて。」

      耕作「それじゃ、ティッシュを使って拭こうか?」

      柔「うん、そうだね。」

      耕作「これで良しっと。」

      柔「ね~、耕作さん?」

      耕作「何だい?柔さん。」

      柔「あたし自身の中から出るのが止まらないよ?」

      耕作「じゃあ、ティッシュで押さえたままお風呂に入りに行こうか?」

      柔「うん、そうする~。」

      耕作は立ち上がると、浴衣を羽織った。

      柔は立ち上がろうとしたが上手く立ち上がれない様だった。

      耕作「柔さん、俺の肩に捉まって。」

      柔「うん、そうする。」

      柔は左手で大事な部分にティッシュを当てたまま、右手で
      耕作の肩に捉まって立ち上がった。
      だが、柔はよろめいていた。

      耕作「大丈夫かい?しっかり捉まって。」

      柔「うん、分かった~。」

      耕作は柔に浴衣を羽織らせると、右手で前を抑えた。

      耕作「これで見えないから、このまま行こうか。」

      柔「うん、お願いね。」

      柔は耕作に縋り付く様にしながらついて行った。
      二人は階段を静かに降りると、風呂場へと向かった。
      二人は脱衣所に入ると浴衣を脱いで風呂場に入った。
      耕作は柔を座らせると左手に持っていたティッシュを受取り丸めて脱衣所の隅に置いた。
      耕作は柔に掛け湯をしながら体を洗ってあげた。

      柔「ね~、・・。」

      耕作「まだ中から出て来てるの?」

      柔「うん、もう少しかな?」

      耕作「うん、分かったよ。」

      耕作は柔に更に掛け湯をしてあげた。

      耕作「どう?もう大丈夫そうかな?」

      柔「うん、もう大丈夫みたい。」

      耕作「じゃあ、先に中に入ってて。」

      柔「うん、そうする~。」

      耕作は自分の大事な部分を洗って掛け湯をすると湯船に入って柔と並んで座った。

      耕作「どう、落ち着いた?」

      柔「え~ん、耕作さ~ん。」

      柔は泣きながら抱き付いてきた、耕作も抱き返した。

      耕作「どうしたの?どこか痛いの?」

      柔「耕作さんに頂いた物が流れ出ちゃったよ~。」

      柔「ごめんね~、取って置こうと思ってたのに~。」

      耕作「柔さん、大丈夫だよ、全部は出ていないはずだから。」

      柔「ぐす、ぐす、そうなの?」

      耕作「俺の思いは君の中に残ってるから、安心してね?」

      柔「そうなんだ、それなら良かった~。」

      耕作「ひょっとしたら、赤ちゃん出来るかもだけど。」

      柔「ほんと~?そうだったら、嬉しいな~。」

      耕作「確か、4~6週間目位から、つわりが来るはずだから。」

      柔「おかあさんに後で聞いてみるよ。」

      耕作「そうだね、それが良いね。」

      柔「耕作さん、ありがとう~。」

      耕作「俺の方がお礼を言いたいよ。」

      耕作「ようやく、君の思いに応える事が出来たんだ。」

      耕作「これ以上、嬉しい事は無いよ。」

      柔「あたしも耕作さんの思いに応える事が出来て嬉しいよ?」

      耕作「続きは上で話そうか?」

      柔「そうだね、そうしようか。」

      耕作は柔を支える様に湯船から出ると、そのまま脱衣所に行き、
      柔の体を丁寧に拭きあげた。
      次に自分の体を拭くと、柔に浴衣を着せて、自分も着ると
      先程のティッシュを取り上げて2階へ向かった。
      部屋に入ると、先程のティッシュをゴミ箱に入れて、さっき
      拭くのに使って散乱していたティッシュもごみ箱に入れた。
      柔を少し立たせたままタオルケットを丁寧に畳んで椅子の上に置いた。
      耕作は柔をベッドに座らせると、コーヒーを2杯入れて柔に片方を渡すと、
      寄り添って座った。

      耕作「ふ~、これで何とかきれいにはなったかな?」

      柔「ごめんね、あたしがこんなんで。」

      耕作「構わないよ?君が出来なければ俺がする、俺が出来無い時は
          君がする、助け合うのが夫婦だから。」

      柔「そうだよね、片方だけだったら夫婦である必要なんか無いんだもんね、
        これが、ほんとの夫婦なんだね。」

      耕作「それにしても、帰国からこっち、凄く慌ただしいよね。」

      柔「ほんとだね、まさかここまで急速に進展するって思って無かった。」

      耕作「これらも全て必然なんだろうかってこの前考えたんだ。」

      柔「向こうでも、今までの事でそう言ってたね?耕作さんは。」

      耕作「うん、今までの事は俺達が一緒になる為の必然だったけど、戻ってからの
          必然はひょっとすると俺達の子供の為じゃないのかって思ってしまった、
          今日の事を含めて。」

      柔「やっぱり、耕作さんは素敵だね、そんな風に考えられるんだから。」

      耕作「早く出来ると良いね、赤ちゃん。」

      柔「うん、物凄く楽しみだよ?」

      耕作「時期的に君が会社に復帰した頃だから、辛いかと思うけど、
          俺が支えになるから安心してね。」

      柔「うん、安心して頼るから、頑張ってね?あなた?」

      耕作「あなたか~、前は違和感有ったけど、今聞くとそこまで
          違和感を感じないな~。」

      柔「じゃあ、そう呼んでも良いの?」

      耕作「君が好きな方を好きな時に呼んで良いから。」

      柔「うん、そうするね、あなた。」

      耕作「ふふふ、良い響きに聞こえるよ。」

      柔「でも、あなたが言ってた様になったね?」

      耕作「うん?何がだい?」

      柔「初めてでも心配しないで何とかなるって。」

      耕作「そう言えば向こうで、そう言ったね。」

      柔「やっぱり、あなたとこうなって良かった。」

      耕作「それは俺も同じさ、俺は君以外は考えて無かったから。」

      耕作「もし、君と一緒になれなかったら、君への想いを胸に秘めて
          一生を独身で過ごそうかって思ってたからね。」

      柔「あ~、そこまでに、あたしの事を思っていてくれたんだね。」

      柔「あたしはそこまでの思いが有ったのかって言われたら、はっきり

        言い切れる自信は無いかも、でも今は言い切れるよ。」

      柔「あたしは、あなたと一緒になる為に存在してるんだって。」

      耕作「柔さん、これからもずっと一緒に歩んでいこうね。」

      柔「うん、あたしからも、あなたと一緒に歩ませて下さい。」

      耕作「勿論だよ?君が居ないと俺も存在価値は無いんだって
          思ってる位なんだから。」

      柔「そして、まだ見ぬ子供も一緒にだね?」

      耕作「うん、そうだね、3人になるのかそれ以上になるのかまだ分からないけど、

          一緒に歩んでいくんだから。」

      柔「あなた・・。」

      耕作「柔さん・・。」

      二人は見つめ合うと、柔は、そっと目を閉じた、耕作は柔の頬に手を

      添えると、優しく長めのキスをした。

      耕作、柔「ふふふ。」

      柔「朝早くからお話ばかりしてるね?」

      耕作「そうだね、最初はどうなるかって思ったけど、終わってみて
          お互いを確認出来て良かったって思う。」

      柔「今日は午前中は婚姻届け関連だったよね?」

      耕作「その前に会社に記事を持って行かないといけないけど。」

      柔「あなた?いつもいつ書いてるの?」

      耕作「君がここに居ない間とかかな?」

      柔「余りここを離れた事は無いけど、そんなに短時間に書き上げるなんて、
        やっぱり優秀な新聞記者なんだね、あなたって。」

      耕作「文書を書き上げる能力と競技してる選手の能力を見極める事が
          出来ているのが良いのかもね?」

      柔「あなたが言ってた、限界を知った自分が居たからなのかな?」

      耕作「そうかもしれないね。」

      耕作「ところで今日の柔道はどうするの?」

      柔「富士子さんになら事情を話せるから、富士子さんに相手をして貰ってて、
        あたしが外から指導するやり方も出来ない事は無いけど、初めてだから
        不安は有るね。」

      耕作「この前言った・・。」

      柔「うん、それを思いながらやってみようかなって。」

      耕作「大丈夫そうなら自分でするつもりだね?」

      柔「その時は勿論、あなたの意見はちゃんと聞くよ?」

      耕作「それなら安心だね、以前の君だと無茶って思える事もやってたからね、
          無理は良くないからね。」

      柔「うん、家族会議でも言ったけど、あたしは何かするにでも、あなたに
        聞いてからしかしないって決めたから。」

      柔「しかし、あ~、思い出しても瞬間は凄く幸せな気分だった。」

      柔「やっと、思いを一つに体も一つになったんだって。」

      耕作「これから何度でもそういう気持ちになれるさ。」

      柔「でもね?初めて程は感激出来るかどうかは分からないよ?」

      耕作「そこは二人の気持ち次第なんじゃないかな?」

      柔「いつまでも初めての時の気持ちを忘れないって?」

      耕作「そうだね、そうすれば感激も同じ位になると思うよ?」

      柔「そうかもしれないね、慣れが一番怖いのは柔道でも同じだから、
        初めての感覚を大事にしないとって思う。」

      耕作「今、思い付いたんだけど。」

      柔「同居してる件でしょう?」

      耕作「さすがだね?以心伝心だね。」

      柔「今日原稿を持って行った時に全マスコミに向けてFAXして貰う様に
        頼めば良いんじゃない?」

      耕作「そうだね、そうすればこそこそする必要も無くなるし。」

      柔「そうだよ?TV中継で全世界に知られてる二人がいつまでもこそこそ
        してるのがおかしいと思うから。」

      耕作「へ~、もうそこは認めてるんだね?君も。」

      柔「昨日の事で全てに吹っ切れた気がするの。」

      柔「富士子さんが懐妊会見した気持ちが今なら分かる。」

      耕作「母は強しだね?」

      柔「そうだね~、おかあさんも強かったからね、最初何でって思ってたけど、
        今なら分かる、言ってた意味が。」

      耕作「母親になる為の心構えみたいなのが出来てるのかな?」

      柔「そうかも?まだ分からないけどね?実際にそうなるまでは。」