柔と耕作(松田)の新婚日記 1日目 (夜編第3部)
文書量(文字数)が膨大な為、一日を9分割で表記しています。
柔「耕作さんので貰っていくね。」
玉緒「構わないわよ、ゆっくり寝なさい。」
柔「は~い。」
柔「耕作さん、お待たせ~。」
耕作「上に行こうか。」
柔「うん。」
二人は2階に上がった。
柔「はい、冷えたビールどうぞ。」
耕作「いつも、ありがとうね。」
耕作は柔にキスをした。
柔「うふ、味わって飲んでね。」
耕作はビールを口にした。
耕作「う~ん、最高だね、君も傍に居るし。」
柔「うふふ、あたしも耕作さんが傍に居るだけでも幸せ。」
二人はベッドの端に寄り添って座った。
耕作「今日は柔さんの素の姿を見る事が出来て良かった。」
柔「あたしも同じだよ?逞しい耕作さんを見れて。」
柔「ちなみに部分的に言ったんじゃないからね?」
耕作「ははは、分かってるよ、しかし、目に焼き付く様なきれいさだった、
目を瞑るとこう眼前に・・。」
柔「やだ、もう~、耕作さんったら~。」
耕作「ははは、でもほんとの事だからね?」
柔「嬉しいな~、そう言って貰うと。」
耕作「しかし、愛し合うという事がいつでも出来る状態になると、焦りが無くなった
気がするけど、君はどうなの?」
柔「あ~、あたしも同じ気持ちだよ?焦りが無くなった。」
柔「それどころか、安心感みたいなものが出てきた。」
耕作「俺もそうかも、君が傍に居るだけで安心出来る。」
柔「うん、今までもそうだったけど、今までと違う感じの安心感なんだよね。」
耕作「そうだね、当たり前な事になってるんだと思う、俺と君が一緒に傍に居る事が。」
柔「しかし、向こうでの一日も長かったけど、今日は向こうでの一日よりも更に長く感じた。」
耕作「うん、それは俺も感じたよ、でも、決めるべき事の大半が今日中に決まって、
ほんとに良かったって思う。」
柔「だよね、もっと時間が掛かるって思ってたもんね。」
耕作「明日からまた一緒の行動だけど、柔さんの会社はどうしよう?」
柔「TVに出た二人が行くだけで宣伝効果が有るし、会社でも拒まれる事は
無いと思うから、一緒に行こう?」
耕作「君も結構そういう事を考える様になったんだね。」
柔「一応は営業だし、窓口だけど。」
耕作「そう言えば、君って知り合った頃から人見知りするタイプじゃ無かったね?」
柔「そう言われれば、そうかも?」
耕作「それって営業向きなんだよ。」
柔「そうなの?」
耕作「人見知りしてたら、営業なんて出来ないから。」
柔「あ、そうだよね、他人と直接会うんだもんね。」
耕作「君の会社の話だけど、社長、明日何しに来るんだろう?」
柔「一つは分かってるけど、他が有ったら分からないかな?」
耕作「まあ、一つは今日の件だろうけど、他に何が有るんだろうね。」
柔「分からない事を考えても仕方ないけどね。」
耕作「そうだね、明日になれば分かるんだし。」
柔「それより、今日、耕作さんが言ってた事を提案しようかな?」
耕作「あ~、記念ツアーの事?」
柔「うん、他のをどうするか、あたしが試合した場所の観光でも良いけど、
他に何か無いかな?」
耕作「う~ん、観光以外でか~、後考えられるのは君の会社の道場で君が
教える事くらいかな?」
柔「う~ん、僅か数日じゃね~、何も教えられないよ?」
耕作「そうだよね、数日じゃ無理か~。」
柔「何か思い浮かんだらで良いかな?」
耕作「そうだね~、それまでは観光でするしかないか。」
柔「うん、それしかないよね。」
耕作「ところで、世界規模の大会はこの後3年の間に3回だけど、国内の大会は
どうするの?って言うか近々に無いの?」
柔「年内は12月に有る体重別大会かな?」
柔「年明けたら4月以降からかな?」
耕作「一般向けのって無いんだよね?個人でも出られるの。」
柔「それは体重別のと全日本選手権と全日本実業の三つだけかな?」
耕作「そうなんだね、君はその三つだけが対象になるのか。」
柔「うん、それ以外は学生のは多いんだけどね。」
柔「後は国内で行われる国際大会位かな?」
耕作「それを合わせても国内は四つか、多くは無いね。」
柔「うん、でも余り多いとね?大変になるから。」
耕作「そうだね、今位で丁度良い感じか。」
柔「あ、・・。」
耕作「うん、入れてね?」
柔「うふふ、分かった~。」
柔はコーヒーを2杯入れると片方を耕作に渡して寄り添って座った。
柔「はい、お互いの素の姿を見た記念のコーヒーだよ?」
耕作「露骨な言い回しじゃないのはさすが、柔さんだね。」
耕作「ありがとうね、思い出しながら飲むね?」
柔「や~だ~、もう~、耕作さんったら~。」
耕作「あ~、こうやって目を瞑ると・・。」
柔「耕作さんの逞しいムフフが目に浮かぶ。」
耕作「それは浮かばなくて良いから。」
柔「うふふ、恥ずかしい?」
耕作「思い出すと恥ずかしくなるね、やっぱり。」
柔「でも、堂々としてたよ?」
耕作「どこがなのか意味深な言い回しだね?」
柔「そこは敢えて言わないでおくね。」
耕作「柔さんも着痩せするんだなって、良く分かったよ、部分的にだけど、
敢えてどこかは言わない。」
柔「次はどういう風な進展になるのか、楽しみだな。」
耕作「柔さんは楽しみなんだね、まあ、俺もだけど。」
柔「そう言えば結婚式は決まったけど、結納は大丈夫なの?」
耕作「それは明日にでも直ぐに手配するよ、両親にも話さないとだけど。」
柔「明日会社に行く前にしてた方が良いよ?忘れたら大変だから。」
耕作「うん、そうするつもり、後何が残ってるかな?」
柔「あたしは明日会社に行くのは耕作さんも一緒だって社長に伝えて貰うのと
支店にも連絡しておかないと。」
柔「事前に言っておかないと、ドッキリじゃないからね。」
耕作「そうだね、それはしておかないといけないね。」
柔「耕作さんの会社に結婚式の日取り言わなくて良いの?」
耕作「あ~、それも有ったか、あ、後ジョディーにもだ。」
柔「起きてから忙しくなりそうだね。」
耕作「今日もだったけどね?」
柔「そうだったね、後、何か忘れてる事は無いかな?」
耕作「新婚旅行はいつから出掛ける?」
柔「普通は結婚式直後なんだけど、あたし達の場合は耕作さんのご両親が
戻ってないといけないから、一日空けた感じになるのかな?」
耕作「そうだね、でも、一緒に帰るのも面白いかもよ?」
柔「そうかも?あたし達は・・。」
耕作「普通じゃないから。」
耕作、柔「ふふふ。」
玉緒「あなた達~、いい加減に寝なさ~い。」
柔「怒られちゃった~。」
耕作「別に怒ってはいないと思うんだけど?」
柔「は~い、おかあさん、おやすみなさ~い。」
二人はカップを机に置いた。
耕作「じゃあ、そろそろ寝ようか?」
柔「うん、横になるね。」
耕作と柔は重なる様に横になった。
耕作「そう言えば、君、何も着けて無かったね。」
柔「や~ん、耕作さんのエッチ~。」
耕作「って言うか、君の方がエッチなんじゃ?」
柔「そうとも言えるかも?」
耕作「だってお尻触ったら何も穿いて無いの丸分かりだし。」
柔「触って良いよ?」
耕作「いや、その先まで行きそうだから止めとくよ。」
柔「え~、あたしの誘いを断るの~?」
耕作「これこれ、さっき話したばかりで、そんな事言うのかな?」
柔「一応言わないとね?」
耕作「柔さん、ほんとに積極的になったよね。」
柔「だって~、覚悟を決めてもう2週間以上経ってるんだよ?」
耕作「まあ、俺も奥手な方だから、でも、覚悟を決めてる君をいつまでもって訳にも
いかないのも分かってる。」
柔「あたしはいつまでも待つ覚悟も出来てるから、安心して?」
耕作「柔さん、君にそんな事を言わせてる俺自身不甲斐ないって自分でも思ってるから。」
柔「耕作さんだけのせいじゃないから、二人で一つなんだから。」
耕作「そうだね、君は俺、俺は君なんだよね。」
柔「うん、どちらがじゃなくてどちらもだって思ってる。」
耕作「君は良い事言うよね~、そうだよね、どちらもだよね。」
柔「うふ、じゃあ、おやすみの?」
耕作「うん、そうだね。」
柔は耕作を見つめると、そっと目を瞑った。
耕作は柔の頬に手を添えると、優しく長めのキスをした。
柔「おやすみなさい、耕作さん。」
耕作「おやすみ、柔さん。」
二人は顔をくっつけると目を瞑ってお互いの息遣いを感じていた。
暫くすると二人の静かな寝息が聞こえていた。