お断り:文章量(文字数)が多くなりましたので1日を5分割してお届けします。
突然、玄関のドアで大きなノックの音がした。
柔、耕作 「来た!」
するとドアの外でジョディーの声がした。
ジョディー 「あ~~~、来る早々、二人で同じ事を~~。」
柔、耕作 「ごめんね、ジョディー、直ぐ開けるから~。」
ジョディー 「あ~~、また~~。」
柔と耕作は急いで玄関に行くとドアを開けた。
ジョディー 「グッド・モーニング、柔、松田。」
柔、耕作 「おはよう~、ジョディー」
ジョディー 「仲良いだわ、二人、私、嬉しいだわ。」
柔 「ジョディー、さあ、中にどうぞ~。」
耕作はテーブルの椅子を引いた。
耕作 「ジョディー、ここにどうぞ。」
ジョディー 「ありがとうだわ。」
ジョディー 「二人、もうワイフ、ハズバンドだわ~。」
柔、耕作 「もう~、ジョディーは~。」
ジョディー 「あはは。」
ジョディーは椅子に腰かけた。
柔 「ジョディー、ちょっと待っててね、直ぐに朝食作るから。」
ジョディー 「済まないだわ、柔。」
柔 「ううん、あたし、嬉しいから良いよ?」
耕作もジョディーの向かいに座った。
耕作 「慌てなくて良いから。」
柔 「大丈夫、慣れてるから~。」
柔はキッチンに行くと朝食を作り始めた。
耕作 「ジョディー?」
ジョディー 「何か?松田。」
耕作「あ、後で聞くね、先に言うと、また柔さんに怒られるから。」
ジョディー 「そうだか?」
柔 「耕作さん?あたし怒った事無かったと思うけど?」
耕作 「ごめん、ごめん、怒っては無かったね。」
ジョディー 「また、見せ付けてるだか?」
柔、耕作 「ごめん、ジョディー。」
ジョディー 「二人、心、一つ、みたいだわよ。」
ジョディー 「早く、二人、結婚式、姿、見たいだわ。」
耕作 「後1ヶ月もしないで見れると思うよ?」
ジョディー 「そうだか?楽しみだわ。」
柔 「ジョディー、日本に来たらあたしの家に泊まってね?」
ジョディー 「良いだか?柔。」
柔 「うん、その方がおじいちゃんも喜ぶと思うから。」
ジョディー 「お~、滋悟朗先生、元気、してるだか?」
柔 「うん、相変わらず、ぢゃ、ぢゃ、って五月蝿いよ?」
ジョディー 「そうだか、久しぶり、声、聞けるだわ、楽しみだわよ。」
柔 「出来ました~、直ぐ持って行くね~。」
耕作 「お疲れ様~。」
ジョディー 「お疲れ様だわ。」
柔はキッチンから朝食を持ってくると次々に並べていった。
並べ終わると耕作の隣に座った。
柔 「どうぞ~、食べてね?」
三人 「いただきま~す。」
耕作 「今日の卵焼きはどうかな?」
柔 「うん、食べてね。」
耕作 「ほぉ~、味が良いね、何を入れたの?」
柔 「これは内緒。」
耕作 「え~、教えてくれても良いのに~。」
柔 「耕作さん、考えてね?」
耕作 「仕方ないな、しかし、何だろう?」
ジョディー 「また、見せ付けてるだか?」
柔、耕作 「あ、ジョディー、ごめん。」
柔 「ジョディー、お替りは?」
ジョディー 「お願いするだわ。」
柔 「うん、待っててね。」
柔はキッチンに行きお替りを持って来るとジョディーに渡した。
柔 「はい、お待たせ~。」
ジョディー 「ありがとうだわ。」
耕作 「柔さん?」
柔 「うん、分かった。」
ジョディー 「二人、今ので、分かるだか?」
柔 「うん、分かるの、ジョディー、今日空港まで見送りに行って良い?」
ジョディー 「勿論だわ、二人、来るだか?」
柔、耕作 「うん、そのつもり。」
ジョディー 「そうだか、お願い、するだわよ。」
楽しく賑やかに朝食に時間が過ぎた、ジョディーはお替わりを後2杯していた。
三人 「ごちそうさま~。」
柔 「お粗末様でした。」
柔 「それじゃ、片付けするね、勿論、その前に。」
柔は食器をキッチンに持って行き、コーヒーを入れて二人に渡した。
耕作 「ありがとうね。」
ジョディー 「ありがとうだわ。」
柔 「ゆっくりしてて、二人とも。」
柔はキッチンに戻ると片付け始めた。
耕作 「ジョディーはソファーで寛いでて。」
ジョディー 「分かっただわ。」
ジョディーはソファーに座りなおした。
ジョディー 「私、思ってた、通り、なっただわよ。」
柔、耕作 「ジョディーには感謝してるから。」
ジョディー 「ホワイ?」
柔 「耕作さんの事を最初に彼氏だって言ったのはジョディーだから。」
ジョディー 「私、柔、松田、話す態度、見てたら、そう思っただわ。」
柔 「そうなの?」
ジョディー 「とても、親し気、話してただわ。」
柔 「そう見えてたのね、ジョディーには。」
ジョディー 「オフコース、だから、彼氏、思っただわ。」
柔 「ジョディーに会う度に耕作さんの事を彼氏だって言ってたから、
あたしもそう意識しだしたんだよ?」
ジョディー 「そうか、そうか、私、お陰だわ。」
柔 「だから、ジョディーには感謝してるの。」
柔 「ジョディーの言葉が無かったら、こうなってたかどうか分からないから。」
柔 「片付け終了~。」
耕作 「お疲れ様、柔さん。」
ジョディー 「お疲れ様だわ。」
柔はキッチンから出てくるとジョディーの隣に座った。
柔 「耕作さん、またジョディーとお話するけど、良いかな?」
耕作 「柔さん?俺が君のしたい事で拒否した事は無かったよね?」
柔 「そうね、けじめの事以外は。」
ジョディー 「何だわさ?そのけじめって。」
耕作 「俺達の結婚の許可を得るまでは、俺は柔さんに絶対に
手を出さないって決めてたんだ。」
ジョディー 「そうだったか、松田、えらいだわ!」
耕作 「俺が勝手にそう決めただけなんだけどね?」
ジョディー 「柔?」
柔 「何?ジョディー。」
ジョディー 「寂しく、感じなかっただか?」
柔 「もう~、ジョディーったら、それは、そんな事を思った時も有ったけど、
今は、それで良かったんだって思ってるよ。」
ジョディー 「そうだか、柔、結婚したら、しっかり、甘えるだわよ。」
柔 「うん、そのつもり。」
耕作 「(今でもしっかり甘えてる気もするけど。)」
柔 「耕作さん?」
耕作 「何だい?柔さん。」
柔 「今、もう既に甘えてるって思わなかった?」
耕作 「柔さんの言う通り思ってた。」
柔 「やっぱりね~、そうだと思った。」
ジョディー 「また、見せ付けるだか?」
柔、耕作 「ごめんね、ジョディー。」
ジョディー 「もう、好きに、するだわ。」
柔 「ジョディー、ほんとにごめんね。」
ジョディー 「謝る事、無いだわ、好きな者同士、そうするの、当然だわ。」
耕作 「柔さん?お話しないの?」
柔 「そうだった、それじゃ暫くお話するから。」
耕作 「うん、そうしてね。」
柔とジョディーは二人だけで話し始めた。
二人は談笑していた。
耕作 「(ジョディーも柔さんもお互いの事を理解してる様だな。)」
耕作 「(ジョディーは結婚してるから、柔さんはその事にも興味深々みたいで
色々と話を聞いてるんだろうな?)」
耕作 「(さすがにあの話は聞けないだろうけど。)」
耕作 「(そう言えば、俺の部屋へ2度目に来た時に新婚さんの話を
してたのは何か意味でも有ったのかな?)」
耕作 「(ジョディーが帰ったら聞いてみるか。)」
柔 「ジョディー、ちょっと待って。」
ジョディー 「OK、柔。」
柔 「耕作さん?」
耕作 「お願いね~。」
ジョディー 「二人、凄い、今ので、分かっただか?」
柔、耕作 「ふふふ、うん。」
柔 「ジョディーはコーヒーはどう?」
ジョディー 「あ~、その事、だっただか、お願いだわ。」
柔 「うん、分かった~。」
柔はジョディーと耕作からカップを受け取るとキッチンに行き
コーヒーを入れると耕作に渡した。
柔 「どうぞ、以心伝心の証しのコーヒーだよ。」
耕作 「ありがとうね、いつも。」
柔はソファーに座りながらジョディーにコーヒーを渡した。
柔 「ジョディーもどうぞ。」
ジョディー 「ありがとうだわ、いつも。」
耕作 「ジョディー、真似するなよ~。」
ジョディー 「あはは、しかし、二人、あれだけで、分かる、凄いだわ。」
柔、耕作 「ふふふ、ありがとう。」
柔はまたジョディーと話し始めた。
耕作 「(ジョディーが驚くのも無理ないかな、普通あれだけの
会話では分からないから。)」
柔はジョディーにさっきの事を説明してる様だった。
ジョディーは驚いた様子を見せていた。
耕作 「(ジョディーに理解出来るかな?二人の関係が。)」
耕作 「(しかし、今では俺が新聞記者になったのも、柔さんがあの日の
あの行動をとったのも、必然だった気がしてきた。)」
耕作 「(俺と柔さんを結び付ける切っ掛けになったあの出来事は
神様からの差配だって思えるな。)」
耕作 「(だが、神様は二人に色々な試練も与えてた気もする。)」
耕作 「(この試練を乗り越えたら、二人を結び付けてやろうって神様が
考えてた様に思えるのは気のせいだろうか?)」
柔はジョディーと話してる間も耕作の方をちらっと見ていた。
耕作 「(柔さん、あれ程に俺の事を気に掛けてるのか、嬉しい事だな
俺も柔さんを気に掛けてるけど。)」
耕作 「柔さん?」
柔 「うん、そろそろ用意するね。」
ジョディー 「まただか?良く、それで、分かるだわ。」
柔 「ジョディー、少し待ってて、お昼ご飯の仕度だけしてくる。」
ジョディー 「その事、だったか、二人、凄いだわ。」
柔はエプロンを着けるとキッチンに行き、お昼の仕度を始めた。
柔 「耕作さん?」
耕作 「まだ入ってるから良いよ。」
柔 「うん、分かった~。」
ジョディー「何で、そんな事、出来るか、不思議だわ。」
耕作 「ジョディー?」
ジョディー 「どうしただか?松田。」
耕作 「お互いが相手の気持ちになれば、分かる事なんだよ?
今の俺と柔さんの会話はね?」
ジョディー 「そんな事、出来るだか?」
耕作 「うん、だからジョディーもご主人がどんな事を考えて行動してるか
分かれば、出来る様になるよ。」
ジョディー 「そうだか、私、練習して、みるだわ。」
柔 「ジョディーなら出来る様になるよ、きっと。」
ジョディー 「柔、松田、そう言うなら、頑張ってみるだわ。」
柔、耕作 「うん、頑張ってね、ジョディー。」
柔 「準備完了~。」
耕作 「お疲れ様~。」
ジョディー 「済まないだわ、柔。」
柔はジョディーの隣に座った。
柔 「ううん、あたしもジョディーが喜んでくれるのが嬉しいから
頑張って作ろうって思ってるよ。」
柔はまたジョディーと話し始めた。
柔とジョディーは時に談笑し、時に真剣な顔で話していた。
耕作はその様子を嬉し気に見ていた。
突然、柔の目に涙が溜まっていた。
耕作 「どうしたの?柔さん。」
柔 「あ、耕作さん、大丈夫だから。」
柔 「あたしが1年近く柔道を離れていた時の事を話してたの。」
耕作 「なるほど、分かったよ。」
ジョディー 「松田?柔、涙の訳、分かるだか?」
耕作 「うん、何となくだけど、分かるよ。」
ジョディー 「ほんとに、二人、凄いだわ。」
ジョディー 「後、松田、柔の事、良く、見てるだわ。」
耕作 「まあ、俺だけじゃないけどね?」
ジョディー 「そうだか、私、見習わないとだわ。」
ジョディー 「主人、二人の事、話してよいだか?」
柔、耕作 「うん、話しても良いよ。」
柔 「さてと、・・。」
耕作 「うん、待ってるから。」
耕作 「ジョディーもこっちに来て座ったら?」
ジョディー 「まただか、そっち、行くだわさ。」
ジョディーは耕作の前に座りなおした。