柔と耕作(松田)米国滞在日記 (11日目午後編後編)
      お断り:文章量(文字数)が多くなりましたので1日を5分割してお届けします。




      耕作 「柔さん、ジョディー、今、戻ったよ~。」

      柔 「耕作さん、お帰り~。」

      柔は相変わらず、風呂場から返事していた。

      ジョディー 「お帰りだわさ。」

      耕作 「あれ?ジョディーはシャワーしないの?」

      ジョディー 「あれ位、大丈夫だわ。」

      耕作 「そうか、それなら良いんだ。」

      ジョディー 「松田?」

      耕作 「何?ジョディー。」

      ジョディー 「柔と一緒、入らないだか?」

      耕作 「な、、何をバカな事を言ってるの、ジョディーは。」

      ジュディー 「あはは、ジョークだわ。」

      柔 「ジョディー、耕作さんをいじめないでね?」

      ジョディー 「柔、大丈夫だわ、これ位、松田、気にしないだわ。」

      耕作 「いや、十分に驚いたけど。」

      ジョディー 「あはは、気にするな、気にするな。」

      柔 「お待たせ~。」

      柔は風呂場から出てきた。

      耕作 「その部屋着も可愛いね、柔さん。」

      柔 「ほんと~?ありがとう~、耕作さん。」

      ジョディー 「柔、可愛いって、松田、言われて、嬉しいか?」

      柔 「ジョディー、もう~、嬉しく無い訳ないじゃない?」

      柔 「二人ともコーヒーを入れるね。」

      耕作 「ありがとうね。」

      ジョディー 「柔、ありがとうだわ。」

      耕作 「ジョディーはソファーに座ってて。」

      ジョディー 「ホワイ?」

      耕作 「さっき、話を中断したから。」

      ジョディー 「OK~、柔~、ソファーで、待ってるだわ。」

      柔 「は~い、ジョディー、コーヒーはそっちに持って行くから。」

      柔はコーヒーを入れると耕作の元に来た。

      柔 「はい、耕作さん、今日もありがとう。」

      耕作 「こっちこそ、ありがとうね。」

      耕作 「ジョディーとゆっくり話しておいで。」

      柔 「うん、そうするね。」

      柔はジョディーの所へコーヒーを持って行き、ジョディーに渡すと隣に座って話し始めた。

      耕作 「(宿命のライバルか・・、良い意味でのライバルだな。)」

      耕作 「(相手の事を試合以外ではお互いに気遣ってる、良い関係だ。)」

      耕作 「柔さん、ちょっとごめんね。」

      柔 「うん?どうしたの?耕作さん。」

      耕作 「話を中断させてごめんね。」

      柔 「いえ、大丈夫だよ。」

      耕作 「ジョディーはいつカナダに戻るの?

      柔 「あ、それ、あたしも聞きたかった。」

      ジョディー 「柔?」

      柔 「何?ジョディー。」

      ジョディー 「松田、聞いて、二人見てると、私、主人、早く、会いたくなっただわ。」

      ジョディー 「だから、二日後、戻ろう、思ってるだわ。」

      柔 「え~、もう帰っちゃうの?」

      耕作 「柔さん?」

      柔 「何?耕作さん。」

      耕作 「柔さんは俺と三日間、ここに居る時に離れられるかい?」

      柔 「それは・・絶対に無理!」

      耕作 「そういう事だから、ジョディーの事は。」

      柔 「耕作さん・・、そうね、ジョディー、ごめんね。」

      ジョディー 「松田、ありがとうだわ。」

      ジョディー 「柔、そういう事、でも、まだ二日、あるだわよ。」

      柔 「うん、そうだよね。」

      柔 「耕作さん、相変わらず、分かり易い例えをするのね、ありがとう~。」

      耕作 「いや、それを直ぐ分かってくれる柔さんこそ、さすがだよ。」

      ジョディー 「ほんと、二人、ベストパートナーだわ。」

      柔 「そろそろ晩御飯の準備をしてくるね。」

      耕作 「うん、頑張って。」

      柔 「その前に二人にコーヒーを入れるね。」

      柔はエプロンを着けてキッチンに行き、コーヒーを入れて戻ってきた。

      柔 「はい、耕作さん、ここに居る三人の気遣いが入ったコーヒーだよ。」

      耕作 「いつもありがとうね。」

      柔 「ジョディーはそこに居てね。」

      柔はジョディーの居るソファーに近づいてコーヒーを渡した。

      柔 「じゃあ、晩御飯の準備をしてくるから。」

      柔はキッチンに行って晩御飯の準備を始めた。

      ジョディー 「柔、何か、手伝う事、無いか?」

      柔 「大丈夫だよ、ジョディー、ゆっくりしててね。」

      ジョディー 「分かっただわ。」

      耕作 「ジョディー、二日後の飛行機の時間とか決まってるの?」

      ジョディー 「確か、フィフティーン、だっただわさ。」

      耕作 「っていう事はお昼ご飯は食べていけるね。

      柔 「ジョディー、食べて行ってね。」

      ジョディー 「勿論だわ、柔、料理は、凄く、美味しいだわ。」

      ジョディー 「後、二人と、食事してると、物凄く、楽しいだわ。」

      柔、耕作 「そう言って貰うと、嬉しいね。」

      ジョディー 「相変わらず、同じ事、言うだわ、二人。」

      柔 「それはね~、耕作さん。」

      耕作 「そうだね、柔さん。」

      ジョディー 「あ~~、明日、帰りたくなるよ~、そんな事、見せつけられると。」

      柔、耕作 「ジョディー、ごめんね~。」

      ジョディー 「あ~~~、まただわ~~。」

      柔、耕作 「あはは、ごめ~ん。」

      ジョディー 「ほんと、二人、お似合いだわ、早く、結婚するだわよ。」

      耕作 「うん、俺もそう思ってる。」

      柔 「うん、あたしもそう思ってるよ。」

      三人 「あはは。」

      柔 「準備完了~。」

      耕作 「お疲れ様~。」

      ジョディー 「柔、お疲れ様だわ。」

      柔はキッチンから出てくるとソファーの所に行きジョディーの隣に座った。
      二人はまた話の続きを始めた。
      暫くすると柔は時折涙ぐんでいた。

      耕作 「(きっと、ユーゴの時の事を話してるんだな。)」

      耕作 「(あの時は俺も大変だったけど、柔さんの方がもっと大変だったんだよな。)」

      更に時が経つと二人は真剣な表情で話していた。

      耕作 「(前回のオリンピックの時の話かな?)」

      耕作 「(明日の試合に向けて気合が入るだろうな、二人とも。)」

      更に時間が経過すると談笑に変わっていた。

      耕作 「(何を話しているんだろう?)」

      耕作は柔の顔が紅潮しているのに気付いた。

      耕作 「(まさかとは思うが、あの話じゃないだろうな?)」

      耕作 「(柔さんが遮ってないから違うかな?)」

      柔 「晩御飯を作ってくるね~。」

      キッチンへ向かう柔を耕作は手招きした。

      柔 「耕作さん、どうしたの?」

      耕作 「さっき、顔を赤くしてたけど、何を話してたの?」

      柔 「あ~、あれね?」

      耕作 「うん、気になったから。」

      柔 「耕作さんがあたしにプロポーズした時の事を話してたの。」

      耕作 「俺って柔さんに顔が赤くなる様な事話したっけ?」

      柔 「いえ、やっぱり、そういうのを他の人に話すのは恥ずかしいんだよ?」

      耕作 「そうなんだ、それも覚えておかないと。」

      耕作 「あ、ごめん、晩御飯作りに行くの邪魔して。」

      柔 「ううん、良いよ、じゃあ、作ってくるね。」

      耕作 「うん、行っておいで。」

      柔はキッチンに行き晩御飯を作り始めた。

      耕作 「ジョディーもこっちに来たら?」

      ジョディー 「分かっただわさ。」

      ジョディーは耕作の向かいに座った。

      耕作 「色々と積もる話をしてたみたいだね、ジョディー。」

      ジョディー 「勿論だわ、知り合って、からの事、だからだわ。」

      耕作 「そうだよね、もう6年近くなるんだね。」

      ジョディー 「そうだわ、でも、松田、負けるだわ。」

      耕作 「まあ、そうだけど。」

      ジョディー 「松田?」

      耕作 「何?」

      ジョディー 「柔、松田、ほんと、愛してるだわね。」

      耕作 「それは俺も愛してるし、当たり前じゃない?」

      ジョディー 「いや、柔、松田、ほんと、信頼、してるだわ。」

      耕作 「どうしてそう思うの?」

      ジョディー 「二人、話してる間、何回も、松田の事、言ってただわ。」

      耕作 「柔さんがそんなにも?」

      ジョディー 「そうだわ、松田の事、出なかった、私、結婚式の時、だけだわよ。」

      耕作 「それは俺は行ってないし、話しか聞いてなかったから。」

      ジョディー 「そうだろ?、他の話する、必ず、松田の事、言ってただわ。」

      耕作 「そうか~、そう言えばいつも傍に居た気がする。」

      ジョディー 「だから、柔、松田、信頼、してるだよ。」

      耕作 「なるほど、そういう事になるのか。」

      柔 「二人とも何を話してるの?」

      耕作 「ごめん、ジョディーと君が話してた事を聞いてた。」

      柔 「別に謝らなくても良いのに。」

      耕作 「二人だけしか知らない事もあっただろうからね。」

      耕作 「その話を聞くのは柔さんに申し訳ないって思ったからだよ。」

      柔 「耕作さん?」

      耕作 「何?柔さん。」

      柔 「お互いに・・。」

      耕作 「あ、そうだったね、うん、分かった。」

      柔 「うふふ、そういう事なの。」

      ジョディー 「二人、今ので、相手、言う事、分かるだか?」

      柔、耕作 「うん、分かるんだよ?」

      ジョディー 「私、主人と、そうなる様、しないとだわ。」

      柔、耕作 「ジョディーならきっとなれるよ。」

      ジョディー「あ~~~、また同じ事言ってるだわ~~。」

      耕作、柔 「ふふふ。」