お断り:文章量(文字数)が多くなりましたので1日を5分割してお届けします。
耕作 「柔さん、今、戻ったよ~。」
柔 「お帰り~、耕作さん。」
柔 「お疲れ様~、今、コーヒーを入れるね~。」
耕作 「いつもありがとうね~。」
耕作はソファーで寛いだ。
柔は部屋着に着替えていた。
柔 「耕作さん、お待たせ~。」
柔は耕作にコーヒーを渡しながらキスをした。
柔 「これはさっき言ってた分ね。」
耕作 「あ~、会社の前の公園で言ってた分か~。」
柔 「それじゃあ、お昼の仕込みだけしておくね。」
耕作 「柔さんも疲れてるでしょう?少し休んでからでも良いんじゃない?」
柔 「耕作さんの方が荷物持ってて疲れたんじゃない?」
耕作 「これ位、平気だ~い。」
柔 「あはは、その言い方好き~。」
柔 「直ぐ終わるから済ませてくるね~。」
耕作 「うん、待ってるよ。」
柔はさっき買った新しいエプロンを着てキッチンへと向かった。
耕作 「早速、新しいのを使ってるんだね~。」
柔 「うん、これでより一層頑張れるから。」
耕作 「(今、部屋着を着てたけど、部屋着は何着持ってるんだろう、後で聞いてみるか。)」
柔 「耕作さん?」
耕作 「うん、どうしたの?柔さん。」
柔 「今日もありがとう~、あたしを楽しませようとしたんだよね?」
耕作 「まあ、俺も柔さんの喜ぶ姿を見れるからね。」
柔 「あたしばかりで何か悪い気するな~。」
耕作 「そんな事は無いよ?だって、柔さんは毎食、料理してくれてるじゃない?」
耕作 「それを思えばお安い御用ですよ?」
柔 「そんなもんなのかな?」
耕作 「そんなもんなんです。」
柔 「あはは、耕作さんあたしの口調の真似してるだけじゃないの~。」
耕作 「そういえばそうだね。」
柔 「耕作さん?」
耕作 「今度は何?柔さん。」
柔 「コーヒーまだ入ってる?」
耕作 「うん、まだ半分しか飲んでいないから気にしないで。」
柔 「は~い。」
柔 「これで良しっと、後は調理するだけだからお昼前になってするね。」
柔はキッチンから出てきてエプロンを外して椅子に掛け
耕作の膝に座ってきて頭を肩に預けてきた。
耕作 「柔さん、お疲れ様~。」
柔 「大丈夫だよ?でも、ありがとう~。」
耕作は柔の優しく頭を撫で続けた。
柔 「えへ、撫でて貰ってる~。」
耕作 「柔さんって、ほんと~に可愛いね~。」
柔 「うふ、ありがとう~。」
耕作 「柔さんってさ~、今着てる部屋着の他に何着持ってるの?」
耕作 「俺の気付く限りじゃ3~4着な気がするんだけど違ってる?」
柔 「耕作さんってあたしの事、ほんと~に良く見てるよね、耕作さんが言う通り4着だよ?」
耕作 「じゃあ、さ~・・。」
柔 「耕作さん、部屋着はこの数あれば大丈夫だから。」
耕作 「あれ?良く分かったね?」
柔 「それはね~、数を聞いてきた時点で分かるよ?」
耕作 「柔さんって、ほんとに先読み凄いよね~。」
柔 「それ程でも無いよ?」
耕作 「いやいや、昨日も今日もかなり先読みされてたと思うんだけど?」
柔 「そうかな?」
耕作 「うん、何でそんなに先読み出来るの?」
柔 「う~ん、どうなんだろう?特に意識して考えてる訳じゃないけどね?」
耕作 「それも凄いよね、意識せずに出来るって。」
柔 「褒められたのかな?」
耕作 「うん、褒めたつもりなんだけどね。」
柔 「わ~い、嬉しいな~。」
耕作 「俺の気のせいかな?柔さんって以前よりも子供っぽくなってない?」
柔 「そうなのかな?」
耕作 「俺はなってると思うんだけど。」
柔 「もしそうなら、耕作さんのせいかもよ?」
耕作 「俺の?」
柔 「だって、今の耕作さんって凄く頼りがいがあるもん。」
耕作 「そうなの?俺自身は余り変わってない気がするんだけど。」
柔 「やっぱり、あれじゃない?」
耕作 「あれって?」
柔 「あたしにプロポーズしたから。」
耕作 「あ~、あの時は覚悟を決めてたからね。」
柔 「だからだと思うよ?」
耕作 「まあ、確かに一大決心ではあったけど。」
柔 「それだけの事を成し遂げたっていうのが自信に繋がってるんじゃないかな?」
耕作 「柔さん、君って心理学者なの?そこまで分るって凄い事だと思うけど。」
柔 「何とな~くだけどね。」
耕作 「何となくっていう方がもっと凄いと思うな~。」
柔 「耕作さん?」
耕作 「何?柔さん。」
柔 「あたしのどこに魅かれたの?」
耕作 「柔さん、いきなり核心を攻めてきますか?」
柔 「プロポーズを決めたのは、あたしを支えたいからって分かってるけど、
その前の段階かな?聞きたいのは。」
耕作 「う~ん、柔さんが柔道してる時の輝き、いや違うな、そうだね、柔道を
してなくても俺には輝いて見えたんだよね、柔さんの存在が。」
耕作 「そこに魅かれたんだと思う。」
柔は耕作に抱き付いてキスをした。
耕作も柔を優しく抱き寄せて応じた。
柔 「耕作さん、あたしを好きになってくれて、ほんとに感謝してる、あなたに
愛されている事で、それだけであたしは幸せだから。」
耕作 「そう言って貰えるだけで、俺は幸せだよ、柔さん。」
柔 「耕作さんにだけ言わせるのは公平じゃないから、あたしも言うね。」
耕作 「うん、聞きたいかな?」
柔 「あたしが耕作さんに魅かれたのは、あたしの事を知り合ってからずっと、
変わらず見守っててくれてた事、柔道だけじゃなく、普通の生活してる時
も見守っててくれてた、そう感じたからなの。」
柔 「あ~、この人となら一緒に暮らしたいな~って。」
柔 「そう思ったの。」
耕作 「柔さん、その言葉だけで俺は十分に幸せだよ。」
柔 「愛してる、耕作さん。」
耕作 「俺も柔さんを愛してるよ。」
二人は再び抱き合ってお互いの愛を確かめ合う様に長めのキスをした。
耕作 「何だか照れくさいね。」
柔 「そうね、でも、良かった~、お互いの気持ちも確認出来たし。」
耕作 「柔さんも強くなったね、精神的な意味でね。」
柔 「それは耕作さんの支えがあってこそだよ?」
耕作 「そうかな~?」
柔 「そうなんだから。」
耕作 「じゃあ、そういう事にしておこうかな。」
柔 「そういう耕作さんが大好き。」
柔 「少しだけ寝ても良いかな?」
耕作 「うん、良いよ。」
耕作は柔の頭を撫で続けた。
柔 「気持ち良いな~、耕作さん。」
耕作 「ゆっくりおやすみ、柔さん。」
柔 「うん、少しやすむね。」
柔は目を瞑ると静かな寝息をたてて眠ってしまった。
耕作 「やっぱり疲れているんだろうな。」
耕作は柔を優しく抱き寄せて自分の体で柔を支えた。
耕作は柔の頭に自分の頭を預けた。
耕作 「俺も少し寝るかな。」
やがて耕作も寝てしまった。
静かな部屋に二人の寝息だけが響いていた。
暫くして耕作が目を覚ますと、キッチンで料理をしている柔の鼻歌が聞こえてきた。
耕作 「(そうか、もうそんな時間になってたのか。)」
耕作 「おはよう~、柔さん。」
柔 「起きたの?耕作さん。」
耕作 「うん、気持ちよく寝てた。」
柔 「うふふ、おはよう~。」
耕作 「柔さんは良く眠れた?」
柔 「うん、ぐっすり寝ったから。」
耕作 「それなら良かった。」
柔 「あ、お食事まで、まだ時間あるからコーヒー入れるね。」
耕作 「うん、お願い~。」
柔がコーヒーを持ってキッチンから耕作の元にやって来てコーヒーを耕作に
差し出しながらキスをしてきた。
耕作 「目覚めのキス?」
柔 「うん、そうだよ~。」
柔 「ゆっくりしてて、残りを終わらせるから。」
耕作 「うん、飲みながら待ってる。」
柔はキッチンへ戻って行った。
耕作 「(何だか、もうしっかりお嫁さんしてるな。)」
柔 「うふ、あたし、しっかりお嫁さんだよね?」
耕作 「(上機嫌なんだな~。)そうだね~。」