お断り:文書量(文字数)が多くなりましたので1日を5分割してお届けします。
耕作 「柔さん、戻ったよ~。」
柔 「耕作さん、お帰り~。」
柔 「耕作さん、コーヒーを入れるからソファーで待ってて。」
耕作 「うん、そうするね。」
二人は買い物袋を置くとそれぞれの場所へと行った。
柔 「耕作さん、お疲れ様~。」
柔はコーヒーを耕作に差し出して、耕作の膝に座った。
耕作 「柔さんも選ぶのが大変だったね、お疲れ様~。」
柔 「うふふ、耕作さん大好き~。」
柔は耕作にキスしてきた。
耕作も柔を優しく抱き寄せてそれに応えた。
柔 「早く着たいな~。」
耕作 「あ!しまった~。」
柔 「どうしたの?耕作さん。」
耕作 「柔道着・・。」
柔 「柔道着はね?道場にも売ってたよ?」
耕作 「あ、そうなんだ。」
柔 「当然だよ?」
耕作 「それもそうだね。」
柔 「早く着て耕作さんに見て貰いたいな~。」
耕作 「でも、寝間着は夜だね?」
柔 「そうだね~。」
柔 「耕作さん?」
耕作 「何?柔さん。」
柔 「予算オーバーじゃなかった?」
耕作 「この先の1週間分の食費で浮く分を前倒ししたから大丈夫だよ?」
耕作 「まだ、柔道着を買ったとしても、余る位だから柔さんは気にしなくて良いから。」
柔 「うん、あたし感激しちゃった。」
耕作 「俺も柔さんに、そこまで喜んで貰えると嬉しいよ。」
柔は頭を耕作の肩に預けてきた。
柔 「耕作さん、ほんとにありがとう~、ここまでして貰って嬉し過ぎるよ~。」
思わず耕作は柔の頭を撫でていた。
耕作 「柔さん?」
柔 「な~に~?耕作さん。」
耕作 「君が嬉しいなら、俺も嬉しいからね。」
柔 「うん、耕作さんが嬉しいなら、あたしも凄く嬉しい。」
耕作 「早く一緒になりたいね。」
柔 「うん、あたしもそう思ってる。」
耕作 「さてと、それじゃあ、食材を買いに行こうか?」
柔 「うん、でも、もう少しこうしていたいな~。」
耕作 「良いよ、俺もそう思ってたから。」
柔 「ほんとにあたし達って同じ思いを持ってるね。」
耕作 「そうだね~、今もそうだし。」
暫くの間、二人は何かを確認する様にお互いを見詰め合っていた。
柔 「そろそろ買い物に行こうか?」
耕作 「うん、そうしようか。」
耕作 「それじゃあ、また別々にね?」
柔 「うん、でも、早くそんなことしなくても良い様になりたいね。」
耕作 「そうだね。」
耕作は膝に座ってる柔の頬をそっと両手で抱える様にしてキスをした。
柔 「耕作さん、キス上手になってきたね。」
耕作 「そういう柔さんだって。」
柔 「うふふ、嬉しいな。」
柔 「それじゃ、先に行って待ってるね。」
耕作 「うん、直ぐに行くから。」
柔「 また後でね。」
耕作 「うん、後でね。」
柔はドアを開けて出て行くと待ち合わせ場所に向かった。
耕作も追う様に部屋を後にした。
耕作 「待たせたね~、柔さん。」
柔 「ううん、大丈夫だよ。」
耕作 「じゃあ、行こうか。」
柔 「うん。」
二人はスーパーへ歩いて向かった。
柔 「今日のお昼と夜は何が食べたい?」
耕作 「柔さん特製の卵焼きは朝食べたし、何が良いかな?」
柔 「耕作さんが決めないと。」
耕作 「そうなんだよね~、何にしようかな?」
耕作 「そうだ!!」
柔 「決まったの?耕作さん。」
耕作 「柔さん特製卵焼きの種類を増やしてみない?」
柔 「種類を?」
耕作 「卵焼きの中に何か入れるとか、味を少し変えるとか。」
柔 「それ良いかも。」
柔 「あの卵焼きは、おかあさんから習ったからほんとは、おかあさんの卵焼きなの。」
柔 「あたしだけの卵焼きにするなら、今、耕作さんが言った様にすれば、
あたしだけのになるもん。」
耕作 「うん、そうだね。」
柔 「耕作さんはアドバイスが上手よね。」
柔 「今までも、あたしの方向性を左右するアドバイスをかなりしてくれたし。」
耕作 「そんな事もあったね。」
柔 「到着~。」
柔 「さっき耕作さんが言った様に卵焼きの種類増やしを毎食作るね。」
耕作 「喜んで食べさせて貰うよ。」
二人は店内を見て回って食材を買っていった。
柔 「この位で良いかな?」
耕作 「そう言えば食材を買うお金を良く持ってたね?」
柔 「うん、こっちに来る時におじいちゃんから、おかあさんが預けてたお金を貰ってきたの。」
耕作 「玉緒さんがそんな事を?」
柔 「あたしもおじいちゃんから聞かされるまで知らなかった。」
耕作 「そうだったんだね。」
耕作 「玉緒さん孝行も早くしたいね、一緒になったら。」
柔 「そうだよね。」
二人は買い物を済ませてスーパーを後にした。
耕作 「結構、買ったね。」
柔 「うん、色々作ってみたくて。」
耕作 「楽しみだな~、早く食べてみたいよ。」
柔 「大丈夫、任せて。」
耕作 「柔さんの料理は折紙付きだから。」
柔 「そんなに褒めても、何も出ないよ?」
耕作 「ほんとの事だよ?実際に今まで食べた料理は全部美味しかったから。」
柔 「ほんと?嬉しいな~、そう言って貰うと。」
柔 「じゃあ、そろそろだから、先に戻ってるね。」
耕作 「うん、直ぐ戻るから。」
柔 「また、後でね~。」
耕作 「うん、後でね。」
柔は急いで部屋に戻って行った。
耕作は少し間を置いて部屋に戻った。
耕作 「柔さん、戻ったよ~。」
柔 「お帰り~、耕作さん。」
柔は飛びつく様にして耕作に抱き付きキスをした。
耕作も柔を優しく抱き寄せてそれに応じた。
柔 「それじゃ、お昼の仕度をするね。」
耕作 「柔さん、ちょっと待ってね。」
柔 「耕作さん、どうしたの?」
耕作 「これ、柔さんに。」
耕作は柔にリボン付きの包みを渡した。
柔 「え?これを、あたしに?」
耕作 「開けてみて?」
柔 「うん、何かな~?」
柔は包みを開けた。
柔 「あ~、これ、耕作さんが探してくれたの?あそこで?」
耕作 「今まで料理するのに、してなかったのを見てたから。」
柔 「耕作さん、ありがとう~、早速、使わせて貰うね。」
耕作 「喜んで貰えて嬉しいよ。」
柔 「うふふ、これでお料理も更に捗りそう。」
柔は耕作に貰ったエプロンを着けるとキッチンへ行きお昼ご飯の用意を始めた。
耕作は嬉しそうに柔を見ていた。
柔 「耕作さんってほんとに、あたしの事良く見てるよね~。」
耕作 「柔さんは俺にとって大切な人だから。」
柔 「もう、嬉しくなっちゃう。」
耕作 「柔さんが嬉しそうにするのは、俺にとっては最高のプレゼントだよ。」
柔 「耕作さんがあたしの事をここまで思ってくれてるのは、あたしにとっても
最高のプレゼントだから。」
耕作 「そう言って貰うと俺は幸せに感じるから。」
柔 「ほんとに似たもの同士だね、あたし達って。」
耕作 「そうだね。」