お断り:文書量(文字数)が多くなりましたので1日を5分割してお届けします。
柔 「あ、そろそろ晩御飯の用意をするね。」
耕作 「もうそんな時間か、柔さんと話をしてると時間が過ぎるのが早いな~、
楽しいからだけど。」
柔 「あたしもそう思うよ。」
柔 「そうだ、耕作さん何か食べたい物ある?」
耕作 「うん、柔さんの特製卵焼き~。」
柔 「うふふ、分かった~。」
柔はキッチンへとあの服装のまま行って晩御飯を作り始めた。
柔 「耕作さん?」
耕作 「何?柔さん。」
柔 「お食事の後何かする?」
耕作 「その手には乗らないよ?柔さん。」
柔 「その手には乗らないって?」
耕作 「昨日言ってたでしょう?」
柔 「あっ、今はそう言う意味で言ったんじゃないから。」
耕作 「そうだったんだね、まあ、お風呂に・・。」
柔 「お風呂に?どうするの?」
耕作 「ふふふ、柔さんの反応を確認してた。」
柔 「どうしてそんな事をするの~?耕作さん。」
耕作 「また一緒にって言うかどうかをね?」
柔 「それはあの時に結婚するまではって言ってたと思うんだけど。」
耕作 「そうだったね、ごめん、ごめん、お風呂に入った後の事はまだ考えていないかな?」
耕作 「柔さんは何かしたい事はあるの?」
柔 「さっきみたいにして耕作さんとお話ししたいかな?」
耕作 「じゃあ、そうしようか。」
柔 「出来ました~、持っていくね~。」
耕作 「料理も手際が良いよね、柔さんは。」
柔 「えへ、耕作さんに褒められちゃった~、嬉しいな~。」
柔は晩御飯をテーブルに並べていった。
柔は耕作の隣に座った。
耕作 「あれ?膝に座らないの?」
柔 「後でたっぷり座れるから、お食事中は良いかなって。」
耕作 「なるほど、それじゃ、食べようか。」
柔 「はい!」
耕作、柔 「いただきま~す。」
耕作 「今日はシンプルに和食なんだね。」
柔 「おじいちゃんが和食が一番落ち着くって言ってたの思い出したから。」
耕作 「なるほど、柔さんっておじいちゃんっ子なんだね。」
柔 「そうかな?おじいちゃんには柔道の事で色々謀ばかりされてたから、
あんまりそういう風には考えた事無かったかな。」
柔 「でも、良く考えるとおかあさんよりもおじいちゃんと居る時間が長かったから、
そうなったのかもしれないね。」
耕作 「そうか、玉緒さんは虎滋朗さんを探し回ってたんだったね。」
柔 「あたし、それで普通の家庭に憧れてたの。」
耕作 「俺と一緒になったら柔さんには普通の家庭を十分に味わって
貰うつもりだから、安心してね?」
柔 「今でも普通の家庭みたいに思ってるけど。」
耕作 「そうだね、これを結婚しても継続していくからね?」
柔 「うん、楽しみだな~。」
耕作、柔 「ごちそうさま~。」
柔 「お粗末様でした。」
柔 「コーヒーを入れてくるね。」
耕作 「いつもありがとうね。」
柔は片付けをする為にキッチンへと向かい、直ぐにコーヒーを手にして戻ってきた。
柔 「お待たせ~。」
耕作 「ありがとうね~。」
柔 「それじゃ、あたしは片付けしてくる。」
耕作 「うん。」
柔はいつもの様に鼻歌交じりで片づけしていた。
柔 「耕作さん、コーヒーを飲み終わったらお風呂に入ってきてね?」
耕作 「うん、先にいただくね。」
耕作は暫く柔の片付けする姿を見ていた。
耕作 「(結婚したら、こういう光景はずっと見られるんだろうな。)」
柔 「そうなったら、耕作さんも嬉しいの?」
耕作 「(相変わらず上機嫌の時の柔さんは鋭いな。)」
耕作 「勿論、嬉しいに決まってるじゃない。」
柔 「えへへ、あたしも~。」
耕作 「それじゃあ、お風呂に入ってくるね。」
柔 「ごゆっくり~。」
柔は片付けが終わるとビールを持ってテーブルの前に座って
耕作が出てくるのを待った。
耕作 「あ~、さっぱりした~。」
耕作が風呂場から出てきた。
柔 「耕作さん、ビールをどうぞ~。」
耕作 「サンキュ~、柔さん。」
耕作はビールを受け取ると柔にキスをした。
柔 「うふ、嬉しいな~。」
耕作 「柔さんも入ってきてね。」
柔 「うん、入ってくる~。」
柔が風呂場に行ったのを見て、耕作はソファーに座ってビールを飲んだ。
耕作 「(結婚した後もこういう風になるのかな?)」
耕作はそう思うと嬉しくなっていた。
柔 「いつもの光景になると良いよね~。」
耕作 「(柔さんは上機嫌だな。)」
耕作 「うん、俺もそう思ってた。」
暫く経って柔が風呂場から出てきた。
耕作 「相変わらず、可愛らしいね。」
柔 「もう、耕作さんったら何も出ないよ?」
柔は耕作の膝に座ってきた。
耕作 「しかし寝間着がそれ一着じゃ、何だか柔さんに悪いね。」
耕作 「そうだ、明日買いに行こうか?」
柔 「ほんと~?嬉しいな~。」
耕作 「まだ滞在期間はあるからね、柔さんもその方が良いよね?」
柔 「うん、洗い替えが無いと不便だしね。」
耕作 「洗い替えと言えば、柔道着も一着しか持ってきていないんじゃないの?」
柔 「うん、おじいちゃんが黙って入れてたのしかないの。」
耕作 「あの柔道着は滋悟朗さんが入れてたんだ。」
柔 「だって、柔道が目的でこっちに来たんじゃ無かったんだもん。」
耕作 「それもそうか。」
耕作 「それじゃあ、柔道着も買おうか?」
柔 「良いの?耕作さん。」
耕作 「柔さんが来てくれて食事代が全然掛かってないから、
その分で買えると思うから。」
柔 「ありがとう~、耕作さん。」
柔はキスをしてきた、耕作もそれに応じた。
耕作 「柔さんって、ほんとに大胆になってきたよね?」
柔 「耕作さんの事、大好きだし。」
耕作 「俺もだよ?柔さんの事大切に思うし、大好きだから。」
柔は耕作の肩に頭を預けてきた。
柔 「こうしてるとほんとに落ち着くな~。」
耕作 「いつまでもそうしてて良いからね。」
柔 「ありがとう、耕作さん。」
耕作は柔が倒れない様に腕を回して抱き寄せていた。
柔 「暫くこうしていようね?」
耕作 「うん、良いよ。」
気が付くと柔は静かな寝息を立てて眠っていた。
耕作 「ほんとに安心しきってる顔をしてるな~、寝顔も可愛いし。」
耕作は柔の額に軽くキスをした。
柔 「う~ん、耕作さん・・大好き~。」
耕作 「どんな夢を見てるんだろう?」
柔 「う~ん、耕作さん・・それはまだ・・。」
耕作 「何か良からぬ夢を見てそうだ・・。」
柔 「う~ん、耕作・・さん・・ダメ・・だって・・。」
耕作 「う~ん、これは早く一緒にならないといけなさそうだな。」
耕作 「このまま聞いていると危険な領域に突入しそうだから寝るかな。」
耕作は柔を優しく抱きかかえるとベッドへと向かい、一緒に横になって
眠りに着こうとしたが、先程の寝言が気になって中々眠れなかった。
そうしていると柔が抱き付いてきた、体を密着させていないと
柔は安心しないみたいだった。
耕作も柔を優しく抱き寄せて、寝顔を眺めているうちにいつの
間にか眠っていた。