柔と耕作(松田)米国滞在日記 (6日目午前編)
      お断り:文書量(文字数)が多くなりましたので1日を4分割してお届けします。




      渡米六日目。(耕作と柔の長い長い一日、一日目 午前編。)


      耕作は寝る時と同じ柔の体温を感じて目を覚ました。

      耕作 「・・・、少し早く起きてしまったかな?。」

      横を見ると柔が耕作に抱き付く様に寝ていた。

      耕作 「(相変わらず、柔さんの寝顔って可愛いな・・。)」

      耕作は時計に目をやった、時計は6時半を指していた。

      耕作 「柔さん?柔さん?起きなくてもいいの?」

      柔は寝ぼけ眼で起きて上目遣いに耕作を見た。

      柔 「おはよう~、耕作さ~ん。」

      耕作 「おはよう~、って柔さん?起きなくても大丈夫なの?」

      柔 「ん~~~~。」

      柔は猫みたいに伸びをして、その後また耕作に抱き付いてきた。

      柔 「今朝の練習はお休み~。」

      耕作 「え?いいの?」

      柔 「耕作さんが出ていった後でするから~。」

      耕作 「それなら大丈夫なのかな?」

      柔 「ね~、耕作さ~ん」

      耕作 「何?柔さん」

      柔 「お目覚めのキスは~?」

      耕作 「もう~、柔さんてこんなに甘えん坊だった?」

      柔 「甘えん坊なのは耕作さんは嫌いなの?」

      耕作 「いや、嫌いどころか嬉しいけど?」

      柔 「じゃあ、早く~、お目覚めのキス~。」

      耕作は柔にキスをした。

      柔 「えへ、嬉しいな~。」

      耕作の体に頭をすりすりしてきた。

      耕作 「何だか柔さんって猫みたいだね~。」

      柔 「三半規管は猫並みかもだけど。」

      耕作 「最初に行った遊園地で似たような会話をした記憶が。」

      柔 「あの時は逆でしたけどね?」

      耕作 「そうだったかな?」

      柔 「そろそろ起きて朝食の準備しますね。」

      耕作 「あ、その前に顔を洗わないと。」

      柔 「じゃあ、一緒に行きましょうか?」

      耕作 「うん、そうしようか。」

      二人は起きて洗面所へと向かった。
      二人一緒には少し狭い感じだったが寄り添う様に並んでいたので、
      そこまで窮屈には感じなかった。
      二人は歯を磨き、顔を洗ってからテーブルの所へとやってきた。

      柔 「今、コーヒーを入れますね。」

      耕作 「うん、待ってるね。」

      柔はキッチンに行ってコーヒーを持って戻ってきた。

      柔 「はい、お待たせしました、どうぞ~。」

      柔は耕作の隣に座った。

      耕作 「ありがとうね。うん、いつも以上に美味しく感じるな~。」

      柔 「えへ、耕作さんにそう言って貰うと嬉しいな~。」

      耕作 「もう直ぐ帰っちゃうんだよね?柔さん。」

      柔を見ると目に涙を滲ませていた。

      耕作 「柔さん?どうしたの?」

      柔 「・・・、あたしこのままずっとここに居たい・・。」

      耕作 「それは俺も同じ気持ちだけど・・。」

      耕作 「でも、やっぱりきちんとしないと玉緒さんにも滋悟朗さんにも悪いから。」

      耕作 「一度区切りは付けないといけないって思う。」

      柔 「うん、あたしも頭ではそれは分かってるつもりなんだけど、心が残りたいって思ってる。」

      耕作 「それじゃ、少し滞在を伸ばしても良いかを電話で聞いてみたら?」

      耕作 「柔道もTVでちゃんと練習はしてるの分かってるだろうし。」

      柔 「一人だと心細いかも?ちゃんと言えるかも心配で・・。」

      耕作 「それじゃ、今日は休みを貰う事にするよ、そういう所は記者は融通が利くから。」

      柔 「ほんと~?耕作さんが傍にいてくれたら心強いな~。」

      耕作 「それじゃ、10時位に電話をかけてみようか?」

      柔 「うん、そうしてみる。」

      耕作 「休みを貰うとなると、今日は朝もゆっくり出来るね。」

      柔は満面の笑みになった。

      柔 「うん、そうですね~、嬉しいな~。」

      耕作 「そういえば、柔さんが来てから一緒に居たのって朝とお昼と夜だけだったよね?」

      柔 「うん、昼間は耕作さんはお仕事だったから一日中一緒に居た事は無かったですね。」

      耕作 「どこかに行っても良いけど、万一スクープとかされたら洒落にならないから、
           出掛けるのは危ないよね?」

      柔 「そうですね、そうならない日が早く来ないかな~?」

      耕作 「もう直ぐだよ?そうなる日は。」

      柔 「それまでは我慢、我慢かな?」

      耕作 「えらい、えらい、って俺もかなり我慢してるんだけどね。」

      柔 「何を我慢してるの?」

      柔 「・・・、あっ!・・。」

      耕作 「あ~、柔さん、余り深く考えなくても良いからね?」

      柔を見ると耳まで真っ赤になる位顔を紅潮させて俯いていた。

      耕作 「あ、ごめん、柔さんに変な事を連想させちゃったみたいで。」

      柔 「ね~、耕作さん?お互いが好きで、そうなる事が変な事なの?」

      耕作 「そうなるって・・、柔さん分かってるの?どういう事をするのか。」

      柔 「・・・、愛し合う事なんでしょう?」

      耕作 「(一応は知ってるんだ、柔さんでも。)」

      耕作 「そうだね、変な事っていうのは訂正するよ。」

      柔 「ね~、耕作さ~ん?」

      耕作 「何?柔さん。」

      耕作が柔を見ると柔は瞳を潤ませて耕作をじっと見上げていた。

      柔 「耕作さんもそうしたいって思ってるの?」

      耕作 「・・・、正直に言うね?勿論、俺も柔さんと早くそうなりたいっていつも思ってる。」

      耕作 「だけど、けじめを付けてからじゃないとしちゃいけないって決めたんだから、
           それは守らないとって思ってるんだよね。」

      柔 「嬉しいな~、そういう風に思ってくれてるのが分かったから。」

      耕作 「そうなる事を柔さんも嬉しいって思うんだ・・。」

      柔 「だって、お飾りだけのお嫁さんじゃ寂しすぎるって思うから。」

      柔 「それにおとうさんとおかあさんが愛し合ったから、あたしが生まれた訳なんだし。」

      耕作 「柔さん、君って結構しっかりした結婚観を持ってるんだね。」

      柔 「耕作さん、あたしがこっちに来て今までしてきた事って一緒になった時の
         予行演習だって思ってしてきてるの。」

      柔 「あ、ハプニングは別だけど。」

      耕作 「そうだったんだね、でも柔さんって来てから直ぐと今とでは、かな~り
           変わったと思うのは俺だけなのかな?」

      柔 「色々と有りましたしね、それに昔の事とかでも色々と分かってきた事も
         有ったじゃないですか?」

      耕作 「確かにね、俺も知らなかった事でも或る程度は分かったから。」

      柔 「でしょう?あたしから見たら耕作さんもあたしが来てから直ぐの時と今とでは、
         あたしに対しての接し方が変わったと思いますよ?」

      耕作 「柔さんに振り回されてる気もしなくはないけど?」

      柔 「むぅ~~~。」

      耕作 「あはは、悪かった、でもほんとの事だって柔さんも思わない?」

      柔 「う~ん・・、そういえばそうかも?」

      柔 「あ、朝食作りますね、その前にコーヒーのお替わりは?」

      耕作 「お願いしようかな?」

      柔 「は~い。」

      柔はキッチンへ行って、直ぐにコーヒーを持ってきてテーブルの上に置いた。

      柔 「少し待っててね、直ぐに作りますから。」

      耕作 「うん、コーヒーを飲みながら待ってるよ。」

      柔は直ぐにキッチンへ戻った、暫くすると良い匂いがしてきた。

      耕作 「今のうちに支局に電話を入れておくから。」

      柔 「は~い、迷惑を掛けているみたいで申し訳ないです。」

      耕作 「そんなの事は無いから、柔さんの力になる為ならそっちの方が大事だからね?」

      柔 「耕作さん、ありがとう~。」

      耕作は支局に電話をかけた、既に出勤している人も居たので詳しい
      理由は話さなかったが急用が出来たので今日は休む事を伝えた。

      耕作 「これで良しっと、今日は柔さんとず~っと一緒だね~。」

      柔 「午前中の練習と午後の練習は一緒には出来ませんけどね?」

      耕作 「あの練習に付き合ったら、俺、死んじゃうよ?」

      柔 「あはは、大袈裟ですよ?耕作さん。」

      柔 「耕作さん、お待たせ~。」

      柔は朝食をテーブルに持ってきた、今日のおかずは卵焼き、サラダ、味噌汁
      といったシンプルなものだった。
      料理を全てテーブルの上に置いた柔は耕作の隣に座った。

      耕作 「柔さん、卵焼きの作り方上手だね~全然焦げていない。」

      柔 「おかあさん直伝ですからね~、おかあさんも料理上手いんですよ?」

      耕作 「そうみたいだね~。」

      柔 「食べましょうか?」

      耕作 「そうしようか。」

      耕作、柔 「いただきま~す。」

      耕作 「今日はどういう予定にするの?柔さん。」

      柔 「お食事が終わったらお掃除とお洗濯、あ、その前に着替えないとか。」

      耕作 「着替えるって?」

      柔 「だって、寝間着のままじゃ汚れちゃうし、第一可笑しいでしょう?」

      耕作 「まあ、寝間着のままじゃ可笑しいよね。」

      柔 「でしょう?何を着ようかな?汚れるといけないからトレーニングウェアで良いかな?」

      耕作 「そうだね、それが良いかもね。」

      耕作 「ところで着替えるってどこで着替えるの?」

      柔 「ここでも良いけど?耕作さんさえ良ければ。」

      耕作 「え?え~?俺の目の前で着替えるって事?」

      柔 「そうだけど、可笑しいかな?」

      耕作 「柔さ~ん、君は平気なの?」

      柔 「裸じゃないんだし、それに~。」

      耕作 「それに?」

      柔 「大好きな人の前だしね?」

      耕作 「あ~、また俺の事をからかってるんじゃないの?」

      柔 「隠し事はしないってこの前も言ったと思うけど?」

      耕作 「隠し事の意味が違う様な気がするんですけど?柔さん?」

      柔 「え?そうなんですか?」

      耕作 「う~、隠し事の意味ていうのは自分の他人に知られない様にしている
           事柄じゃないのかな?」

      柔 「え?それだけなんですか?」

      耕作 「(やっぱり、柔さんって純度の高い天然なんだな。)」

      耕作 「普通は自分が思っている事とか秘密にしている事に対して使うんだよね。」

      耕作 「稀に体の一部とかも指す場合もあるけど。」

      柔 「耕作さん、さすがですね~さすが記者ですね?」

      耕作 「柔さん?意味理解した?」

      柔 「だから服の内側って事ですよね?」

      耕作 「(だめだこりゃ・・ほんとに天然素材100%だな柔さんって。)」

      耕作 「いやいや、そうじゃなくてその人の本質とかの事だよ、服の内側つまり体には
           余りには使わないかな?」

      柔 「な~んだ、そうだったんですね?」

      耕作 「(これは本当に理解してるのか怪しいもんだな。)」

      耕作 「ふ~、今日の料理も美味しかった~。」

      耕作 「柔さんがお嫁さんになる人って幸せなんだろうな~?」

      柔 「え?耕作さんじゃないんですか?」

      耕作 「え?そうだっけ?」

      柔は声を震わせた。

      柔 「耕作さん?それって意地悪で言ってませんか?」

      ふっと耕作は柔の顔を見ると目に涙を滲ませていた。

      耕作 「ごめん、冗談だから・・。」

      柔 「冗談でも言って良い事と悪い事が有ると思うんですけど?」

      耕作 「俺がほんと~に悪かったから泣き止んでね?」

      柔 「耕作さん、この埋め合わせはきちんとして貰いますからね?」

      耕作 「うん、分かったから泣き止んでね?」

      柔は微笑んでいた。

      柔 「埋め合わせは何が良いかな~楽しみだな~。」

      耕作 「ほんとに柔さんには敵わないな~。」

      耕作、柔 「ごちそうさまでした~。」

      柔 「お粗末様でした。」

      柔 「さてと、片付けしてきます、耕作さんコーヒー飲みますか?」

      耕作 「うん、飲みたいな~。」

      柔 「少し待っててね。」

      柔は食器を持ってキッチンへと行った、直ぐにコーヒーを持って戻ってきて
      テーブルの上にコーヒーを置いた。

      柔 「お待たせしました~。」

      耕作 「柔さん、いつもありがとうね。」

      柔 「じゃあ、片付け済ませてきますね。」

      耕作 「うん、いってらっしゃい。」

      柔はキッチンに行くと鼻歌交じりで片付け始めた。

      耕作 「(なんだか上手い様に柔さんにあしらわれている気がするな。)」

      そう耕作が考えているとキッチンから柔が話しかけてきた。

      柔 「耕作さん?何か言いました?」

      耕作 「う、何も言っていないよ?」

      柔 「あれ?何か声が聞こえた気がしたんだけど。」

      耕作 「空耳なんじゃないのかな?」

      柔 「そうかな~? ま、いっか~。」

      耕作 「(そういえば勘がどうとか言ってたな、こういう場合でも
            発揮される物なんだろうか?)」

      耕作 「(この前の時もご機嫌状態だったな、あの時の柔さんは。)」

      柔 「終わりました~。」

      耕作 「お疲れ様~、いつも済まないね~。」

      柔 「気にしないで?慣れていますから。」

      柔は腕を捲る仕草をしてみせた。

      耕作 「その仕草、どこかで見た記憶があるって思ったら、初めて俺の所に泊まって、
           食器を洗う時にしてた仕草なんだね?」

      柔 「あたしそんな事してたんだ。」

      耕作 「うん、柔さんの動きを見て今思い出した。」

      柔 「しかし、耕作さんも結構記憶力良いんですね?」

      耕作 「多分だけど、柔さんと同じで俺のも君限定な気がする。」

      柔 「さてと、それじゃあ、着替えようかな?」

      耕作 「(ドキッ!!)」

      耕作 「あの~~、柔さ~ん?」

      柔 「どうかしました?耕作さん。」

      耕作 「着替えるって?」

      柔 「さっき言ったじゃないですか?お掃除とお洗濯はこのままじゃ出来ないからって。」

      耕作 「あの~、そういう意味じゃなくて・・。」

      柔 「どういう意味なんですか?」

      耕作 「どこで着替えるのかな~?って思ったから。」

      柔 「ここ以外のどこで着替えるって言うんですか?」

      耕作 「(柔さん、マジだったのか、どうしよう・・。)」

      耕作 「じゃあ、俺目を瞑ってるか、後ろを向いてるね?」

      柔 「耕作さん、どうしてそんな事をするんですか?」

      耕作 「あ、いや、君が着替えるから?」

      柔 「耕作さんにはあたしが着替えるのにそうしないといけない理由でも有るんですか?」

      耕作 「いや、柔さん、君が恥ずかしいんじゃないかって思ったから。」

      柔 「だって、ここには耕作さんしか居ませんよ?」

      耕作 「え?俺が見てても恥ずかしくないの?君は・・。」

      柔 「だって~、裸をお互いに見てるのに、今更恥ずかしいなんて事無いんじゃ
         ないって思うんですけど?」

      耕作 「いやいやいや、あれはどっちも不可抗力だった訳で・・。」

      柔 「起こった状態がどうあれ見た事には変わりはないと思うんですけど?」

      耕作 「柔さん?君って割と大胆なんだね?」

      柔 「耕作さんだからですよ?他の人だったら絶対に嫌だけど。」

      耕作 「分かった、こうなれば俺も男だ、腹を括った。」

      耕作 「柔さん、どうぞ着替えても良いよ?」

      柔 「そう改まって言われると、少し恥ずかしいかも?」

      耕作 「ほら~、やっぱり恥ずかしいんじゃないか~。」

      柔 「む~~~、着替えます!」

      耕作 「(しまった~、余計な事言うんじゃ無かった~!)」

      耕作の目の前で柔は着替え始めた。
      耕作もさっき、ああ言った手前後ろを向く事も目を瞑る事も出来ずに見ているしかなかった。
      柔が下を脱いで下着姿になっていた、そして上を脱ごうとしていた。

      柔「きゃっ!」

      可愛らしい柔の悲鳴が聞こえた。

      耕作 「や、柔さん?、どうしたの?」

      柔は顔を紅潮させながら耕作の方を見た。

      柔 「あたし、ブラしてなかった・・。」

      耕作 「え?え?え~~~?」

      柔 「向こうを向いて着替えるから良いかな?」

      耕作 「え~~~~!大丈夫なの?柔さん!!」

      柔 「多分、大丈夫だと思いますよ?」

      柔は上を脱いだ、白い背中が耕作の目の中に飛び込んできた。

      耕作 「きれいだ・・。」

      耕作は思わずそう呟いていた。

      柔「え?そうなの?耕作さん、あたしの背中ってきれいなの?」

      耕作「え?あ!・・きれいな背中だよ?柔さん。」

      柔 「ありがとう~、耕作さんに褒められちゃった~、えへへ。」

      耕作 「あ、早く上に何か着ないと!」

      柔はこくんと頷いてTシャツを着た。
      以前見た姿がそこにあった、Tシャツと下は下着だけのあられもない姿が。
      耕作は我に返った。

      耕作 「柔さん、下も早く穿かないと?」

      すると柔から意外な答えが返ってきた。

      柔 「このままでも良いかな?」

      耕作 「いやいやいや、もし万一誰か来たらどうするの?」

      柔 「鍵を掛けていたら大丈夫なんじゃないですか?」

      耕作 「全然大丈夫じゃないと思うけど・・。」

      柔 「だって、耕作さんはあたしが初めて泊まった時の翌朝の受身の練習の時に、
         こういう格好でしてたの見てたでしょう?」

      耕作 「げっ、ばれてたんだ見てたの・・。」

      柔 「うん、あたし知ってました。」

      耕作 「ごめん、見るつもりじゃなかったけど、何をしてるか確認したかっただけなんだよ?」

      柔 「見た事には変わりが無いと思うんですけど?」

      耕作 「それはそうなんだけど・・。」

      柔 「それともあたしのこういう格好が嫌なんですか?」

      耕作 「いや、正直言うと凄く嬉しいよ?」

      柔は顔を紅潮させた。

      柔 「ほんと~?ほんとにそう思ってるの~?」

      耕作 「もう俺も覚悟を決めたから、もうそのままで良いよ?」

      柔 「わ~い、耕作さんから許可が出た~、じゃあ、このままでいるね?」

      耕作 「(は~、もう疲れ切った~、柔さんほんとに良い意味での天真爛漫な子なんだな~。)」

      耕作 「うん、そのままで良いからね。」

      柔 「えへ、嬉しいな~、じゃあ、この格好のままでお洗濯とお掃除をしますね。」

      柔 「あ、その前に」

      耕作 「今度は何なの?柔さん。」

      柔 「耕作さんは何かする事有るの?」

      耕作 「特には無いかな?」

      柔 「じゃあ、コーヒーでも飲んでてね?」

      耕作 「うん、そうするね。」

      柔はキッチンへ行くとあられもない恰好のままコーヒーを入れて耕作の所へ持ってきた。

      耕作 「ありがとうね~。(しかし、目の毒だなこれは、或る意味拷問に近い物があるな~。)」

      柔はテキパキと洗濯と掃除に取り掛かった。

      耕作 「さすがに慣れているね~、柔さん。」

      柔 「これでいつでも耕作さんのお嫁さんになれますね?」

      耕作 「うん、今でもお嫁さんみたいだけどね?」

      柔 「きゃ~、ほんと~?嬉しいな~、うふふ。」

      耕作 「(最初に会った時からすると、まるで別人みたいに人格が変わってる気がするな~。)」

      全ての家事が終了していた。

      柔 「終わりましたよ~、耕作さん。」

      耕作 「お疲れ様~、しかし本当に手際が良いよね~。」

      柔 「それはね~、小さい時からやってるし、家もあの広さでしょう?」

      耕作 「確かに玉緒さんが居ない時も多かったし、柔さんの家は広いからね~。」

      柔 「10時まではまだ時間が有るから少し練習しますね?」

      耕作 「うん、無理しないでと言っても無理がある練習量だけど、頑張ってね?」

      柔はトレーニングウェアを上から着ると早速トレーニングを始めた。

      耕作 「(良かった、ちゃんとウェアは着るんだな・・。)」

      耕作はコーヒーを飲みながらそれを眺めていた。
      柔の表情は真剣そのものだった。

      耕作 「(あの表情にも惚れちゃったんだよな~。)」

      1時間位が経過した時にトレーニングは終了した。

      耕作 「柔さん疲れたでしょう?少し休んだら?」

      柔 「うん、そうしますね~。」

      柔は風呂場へと向かった。

      耕作 「(そうか汗だくになってやってたからか。)」

      風呂場からシャワーの音が聞こえてきた。
      暫くするとシャワーを浴び終えた柔が風呂場から姿を現した。

      耕作 「や、や、柔さ~ん、またその恰好で~。」

      柔はバスタオルを巻いただけの格好で出てきたのだった。

      柔「だって~、汗が引くまでこの格好じゃないと何か着たらまた汗で濡れちゃうから
        仕方がないかな?」

      確かに髪の毛も濡れた状態だった。

      耕作 「もうハプニングは勘弁だからね?お願いだからその恰好のまま
           余りウロウロしないで?。」

      柔 「何で~?耕作さんしか居ないじゃないですか~。」

      耕作 「ま~た、そうやって俺を困らせる~。」

      柔 「じゃあ、乾くまで座ってますね?」

      耕作 「うん、その方が安全だから。」

      柔 「安全って何か危険な事でも有るんですか?」

      耕作 「えっと、怪我をするとかそういうんじゃなくて、万一、柔さんのバスタオルが
           外れたら大変な事になるって意味なんだけど?」

      柔 「あたしの纏ってるバスタオルが外れる事の何が大変な事なんですか?」

      耕作 「柔さん?俺をからかってない?」

      柔の顔を見ると、また目に涙が滲んでいた。

      耕作 「俺、何か変な事でも言ったかな?」

      柔 「あたしが耕作さんをからかってるって・・。」

      耕作 「あ!ごめん、本当に分かって無かったんだね?」

      耕作 「バスタオルが外れたら、柔さんが裸の状態になるって事が大変な事って
           意味で言ったんだけど。」

      柔 「あたしが裸の状態になる事が大変な事なんですか?」

      耕作 「柔さん、そうなったら俺に裸を見られるでしょう?恥ずかしくはないの?」

      柔 「あたしが前に言った事、耕作さんはもう忘れてるんですね?」

      耕作 「あ!ごめん、忘れてた訳じゃないんだけど、一応確認しておかないとって思って。」

      柔 「ほんとに~?」

      耕作 「ほんと、ほんとだから、まあ、そのまま座っててくれたら何も起こらないから
           大丈夫と思うから。」

      柔 「あ!」

      耕作「ど、どうしたの?柔さん。」

      柔 「乾いちゃった~。」

      耕作 「ほっ、それじゃ早く何か着ないとね?」
 
      柔 「耕作さん?」

      耕作 「うん?何?柔さん。」

      柔 「今の「ほっ」ってどういう意味なんですか?」

      耕作 「う、(下手な事は言えないな、また何か言われそうだ。)えっと、乾いて
           良かったね~っていう意味だよ?」

      柔 「う~ん、ほんとかな~?まぁ、いっか、じゃあ、何か着てきますね。」

      耕作 「そうだね、早く何か着てきてね?」

      柔 「は~い。」

      柔は風呂場へ向かった。

      耕作 「柔さんと話してると言葉でドッジボールしてる気分になるな~。」

      耕作は思わずそう呟いていた、すると風呂場から柔の声がした。

      柔 「耕作さ~ん。」

      耕作 「柔さん、何~?」

      柔 「言葉でドッジボールってどういう意味なんですか?」

      耕作 「(どういう聴力をしてるんだ?柔さんって。)」

      耕作 「あ、深い意味は無いから気にしないでね?柔さん。」

      柔 「そうなの~?」

      耕作 「うん、そうだから気にしないで良いよ~。」

      柔が風呂場から出てきてこちらへと歩いてきた。

      耕作 「今日の服は可愛いね~。」

      柔 「えへ、これどこかで見た事あるでしょう?」

      耕作 「あ!これってもしかして、あの時の?」

      柔 「やっと気がついたんでしょう?耕作さんは。」

      耕作 「うん、柔さんに言われて思い出した。」

      柔 「あの時、あたしがこの服を着て鏡を見てる時に耕作さんは、それを見て顔が
         赤くなってましたよね?」

      耕作 「うん、あの時は柔さんって、やっぱり可愛いな~って再認識して、また、
           惚れ直しちゃったんだよね。」

      柔 「えへ、今もそう思ってます?」

      耕作 「うん、勿論、そう思ってるよ?だけど・・。」

      柔 「だけど?何?耕作さん。」

      耕作 「少し小さくない?あの時って確か、柔さんは高校2年だったよね?」

      柔 「う~ん、そう言われればちょっと窮屈には感じるかな?」

      柔 「でも、あたしって余り身長も伸びて無いはずなんだけど。」

      耕作 「うん、確かに身長は余り変わってないよね?柔さんって。」

      耕作がそう言って、暫くすると柔が思い出した様に言った。

      柔 「あ、あ~、あ~そうだったのか~、えへへ。」

      耕作 「柔さ~ん?どうしたの?」

      柔 「うふふ。」

      耕作 「うん?ほんとにどうしたの?何がそんなに可笑しいの?」

      柔 「耕作さん、聞きたい~?」

      耕作 「うん、何が可笑しいのか知りたいかな?」

      柔 「耕作さん、笑っちゃダメですよ?」

      耕作 「うん、笑わないから教えて?」

      柔 「さて、ここで問題です。」

      耕作 「え~、クイズになるの?」

      柔 「この服を着ている、あたしは何で、窮屈に感じたのでしょうか?」

      耕作 「やっぱりクイズにするんだね?」

      柔 「さあ、耕作さん答えて下さいね?」

      耕作 「う~ん、何で窮屈に感じたか、か~。」

      柔 「さあさあ、早く答えてね~。」

      耕作 「・・・、あ、あ~、あ~そういう事か~。」

      柔 「あはは、耕作さん、あたしと同じ反応してる~。」

      耕作 「柔さんも成長してたんだね~。」

      柔 「耕作さん?」

      耕作 「うん?何かな?柔さん。」

      柔 「その言い方、何か嫌らしい感じがする~。」

      耕作 「え~、でも他に表現する言葉が見当たらないんだけど?」

      柔 「露骨でも良いから、直接的な言い方が有ると思うんだけどな~?」

      耕作 「その言い方をすると、柔さんが嫌がるのかなって思ったから。」

      柔 「耕作さんって、やっぱり優しいのね、大好き~。」

      耕作 「その服着替えるの?窮屈だと肩が凝るかもだよ?」

      柔 「少しだから大丈夫かな?」

      耕作 「柔さんが良いのなら、そのままで良いかな?」

      柔 「あ!」

      耕作 「今度は何?柔さん。」

      柔 「そろそろ電話しないといけないかな?」

      耕作「あ、そうだね、掛けてみる?」

      柔 「耕作さん?」

      耕作 「何?」

      柔 「電話する間、手を握って欲しいんだけどダメですか?」

      耕作 「そういう事ならお安い御用ですよ?」

      柔 「耕作さん、ありがとう~、大好き~。」

      耕作 「ダイヤルし終わったら握るね?」

      柔 「うん、お願いします。」

      柔 「じゃあ、掛けますね?」

      耕作 「何故か俺までドキドキしてきたよ。」

      柔 「今、呼び出し中」

      耕作 「じゃあ、手を握るね。」

      柔 「お願いします。」

      柔 「あ、出た。」

      柔 「もしもし、柔です。」

      柔 「あ、おかあさん?帰ってたの?」

      柔 「うん、あたしは元気にやってるよ~、おじいちゃんは?」

      柔 「そうなんだ、TV見てくれたんだ~。」

      柔 「あはは、前もそれ、高校の時に言ってたよ。」

      柔 「ところでおかあさん?おじいちゃんに聞いて欲しい事が有るんだけど。」

      柔 「えっとね~、もう少しこっちに居て良いかどうか聞いて欲しいんだけど。」

      柔 「うん、待ってるから聞いてきて?」

      耕作 「今の会話って俺でも向こうで何を話してるのか分かったよ?」

      柔 「耕作さん、凄~い、今のだけで分かっちゃうんだ。」

      柔 「あ、戻ってきた。」

      柔 「もしもし、どうだった?」

      柔 「・・、ほんと~?」

      柔 「わ~い、おじいちゃんにありがとうって伝えてね?」

      柔 「え?・・、どうして分かったの?」

      柔 「おかあさんには敵わないな~。」

      柔 「うん、分かった、今、代わるね?」

      柔 「耕作さん?おかあさんがあなたに代わってって。」

      耕作 「え?ほんとに?」

      柔 「早く出ないと。」

      耕作 「うん、分かった。」

      耕作は柔から受話器を受け取った。

      耕作 「もしもし、松田です。」

      玉緒 「松田さん?柔がご迷惑かけてごめんなさいね。」

      耕作 「いえ、迷惑だなんて、俺の方が柔さんに迷惑を掛けてるかも?」

      玉緒 「ああいう子だから松田さん苦労してるでしょうけど。」

      耕作 「いえ、そんな事は有りませんよ?楽しくして貰っています。」

      玉緒 「松田さん?柔の事お願いしますね?」

      耕作 「はい、柔さんの事はお任せ下さい。」

      玉緒 「勿論、そこに居る間だけじゃなくて、これからもよろしく頼みます。」

      耕作 「え?あ、はい、柔さんの事はこれからずっと支えていく覚悟は出来ていますので。」

      玉緒 「さすが私の娘です、私はあなたとこうなる事は分かっていましたから。」

      耕作 「はい、必ず幸せにしますから。」

      玉緒 「それじゃ、柔と代わって頂けますか?」

      耕作 「はい、今直ぐに代わりますから。」

      耕作 「柔さん、代わってって。」

      柔は耕作から受話器を受け取った。

      柔 「何?おかあさん。」

      柔 「おかあさん、ありがとう~。」

      柔 「うん、今でもあたしは幸せだから。」

      柔「うん、大切にするから心配しないで?」

      柔 「うん、それじゃあ、あたしが戻るまでおじいちゃんの相手をね?」

      柔 「おやすみなさい。」

      柔は受話器を置いた、その目には涙が滲んでいた。

      耕作 「柔さん、どうだったの?滞在の件は。」

      柔 「おじいちゃん、TVで見て安心したみたいで、後1週間居て良いって。」

      耕作 「ほんと?良かったね、柔さん。」

      柔 「うん、帰ったら、おじいちゃん孝行しなくちゃ。」

      耕作 「柔さん?滋悟朗さんへの一番の孝行は君自身が良く分かってるはずだから。」

      柔 「うん、柔道だよね?耕作さん。」

      耕作 「うん、その通りだね。」

      柔 「後、おかあさんにも感謝して孝行しなくちゃね。」

      耕作 「柔さん、君の事をよろしく頼むって言われちゃった。」

      柔 「うん、おかあさんからもその事は聞いたよ。」

      耕作 「玉緒さんへの孝行は何が一番か分かるよね?柔さんなら。」

      柔 「うん、耕作さんと幸せになる事だよね?」

      耕作 「うん、その通りだけど・・。」

      柔 「だけど?」

      耕作 「えっと、玉緒さんにとっての孫を見せる事かな?」

      柔 「そうね、まだ無理だけど、次のオリンピックが終わったらかな?」

      耕作 「そうだね、それまでは柔道が第一だしね?」

      柔 「実はあたしも早く耕作さんとの子供が欲しいって思ってるの。」

      柔 「富士子さん達を見てきたせいも有るかもだけど。」

      耕作 「そういえば、道場でフクちゃんにミルクをあげてる柔さん、凄く、
           おかあさんみたいな顔をしてたね。」

      柔 「うん、ミルクをあげてる時、あたしも欲しいな~って思っちゃった。」

      柔 「その時から耕作さんとの子供をって意識してたのかも?」

      耕作 「今直ぐはどちらにしても無理だけどね?」

      柔 「うん、それは分かってるつもり。」

      耕作 「しかし、柔さんも言ってたけど、玉緒さんには敵わないよね?」

      柔 「うん、やっぱり、おかあさんって凄いって思ったもん。」

      柔 「あたしがクリスマス・イブの時に耕作さんに会いに行く切っ掛けを与えてくれたのも
         おかあさんだったから。」

      耕作 「そうだったんだね、玉緒さんには感謝しないといけないな。」

      耕作 「その玉緒さんの願いでもある、柔さん、君との事も今後はちゃんとしないと
           いけないって改めて思った。」

      柔 「二人でおかあさん孝行だよね?」

      耕作 「そうだね。」

      柔 「あ、そろそろお昼の用意するね。」

      耕作 「うん、待ってるね。」

      柔 「あ、その前に買い物に行かないと。」

      耕作 「そうなの?」

      柔 「だって買い置きしていないもん。」

      柔 「有る物って卵くらいだから。」

      耕作 「それだけでも良いけど、柔さんの気がそれじゃ済まないよね?」

      柔 「耕作さん、あたしの事良く分かってるね?」

      耕作 「ずっと柔さんの事を見てきたし、それとこっちに来てからの事も有るから。」

      柔 「うふふ、耕作さん、大好き~。」

      柔は耕作に抱き付いた、耕作も柔を抱き締めた。
      お互いにじっと見つめてキスをした。

      耕作 「俺も柔さんの事大好きだから。」

      柔 「それじゃ、買い物に行ってくるね。」

      耕作 「俺もついて行きたいけど、万一スクープされたら大変だから残るね。」

      柔 「その気持ちだけ頂くね。」

      耕作 「気を付けてね?」

      柔 「うん、気を付けて行ってくるから、心配しないでね?」

      耕作 「じゃあ、待ってるから。」

      柔 「いってきま~す。」

      今日は耕作が柔を見送る形になった。

      耕作 「ふ~、責任重大だな、頑張らないと。」

      耕作は柔が入れていたコーヒーの残りを飲んだ。

      耕作 「(待つのって、柔さんは辛くなかったのかな?)」

      耕作 「(柔さんがスーパーから帰る短い時間でも俺には辛く感じる。)」

      耕作 「(柔さんが戻ったらその辺りも聞いてみるかな?)」

      耕作 「(そういえば今日の献立は決めてるんだろうか?)」

      耕作 「(決めていないと何を買うかも決まらないから、きっと決めてるんだろうな。)」

      そんな事を考えていると、ドアの開く音ともに柔の声が聞こえた。

      柔 「耕作さ~ん、ただいま~、待った~?」

      耕作 「お帰り、柔さん、待ってる間の時間が長く感じられたよ。」

      柔 「今すぐにコーヒーを入れるから、少し待ってね?」

      耕作「うん、待ってる。」

      柔 「耕作さん、お待たせ~。」

      柔がコーヒーを持ってきてテーブルの上に置いた。

      耕作 「いつもありがとうね~。」

      柔 「まだ作るまで時間が有るから、あたしも座って良いかな?」

      耕作 「勿論、早く座って、歩き疲れたでしょう?」

      柔は耕作の隣に座った。

      柔 「そんな事は無いよ?別に走ってた訳じゃないから。」

      耕作「柔さん?一つ聞いても良いかな?」

      柔 「何?耕作さん。」

      耕作 「俺、柔さんを待ってる間ものすごく時間を長く感じたんだけど、
           柔さんは俺が会社から帰ってくる間長く感じた事無かった?」

      柔 「その事なら大丈夫だよ?」

      柔  「午前中はお掃除にお洗濯に買い物にお昼の準備で大体時間が潰れるし。」

      柔 「午後は柔道場に練習に行って帰って来て晩御飯の準備だし、
         そうこうしてると耕作さんが帰って来てたから。」

      柔は耕作を見て微笑んだ。

      柔 「それにお昼は耕作さんと一緒だったしね?」

      耕作 「そうか~、それなら良いんだけどね。」

      柔 「耕作さん?」

      耕作 「うん?何?柔さん。」

      柔 「あたしの事を気遣ってくれてありがとう~。」

      柔は耕作に抱き付いてキスをした。

      耕作「あはは、気遣いする度にキスをされてる気がする。」

      柔 「耕作さん?」

      耕作 「うん、何?柔さん。」

      柔を見るとまた目に涙を滲ませていた。

      柔 「あたしがキスするのって迷惑?」

      耕作 「いやいや、嬉しいよ?」

      柔 「ほんと~?」

      耕作 「うん、ほんともほんと~。」

      柔 「わ~い、ありがとう~。」

      柔は満面の笑みで耕作に抱き付いてきた。

      柔 「あ!そういえば・・。」

      耕作 「うん?今度は何?柔さん。」

      柔 「滞在を伸ばすのを会社にも言っておかないと。」

      耕作 「あ、そうだね、でもこの時間だと誰も居ないかも?」

      柔 「夜遅くが良いのかな?時差的に。」

      耕作 「そういう事になるかな?」

      柔 「忘れない様にしないと、耕作さんも覚えててね?」

      耕作 「うん、余り自信は無いけど覚えておくよ?」

      柔 「ありがとう~、耕作さん。」