柔と耕作(松田)の新婚日記 27日目 (午前編第1部)
文書量(文字数)が膨大な為、一日を8分割で表記しています。
帰国二十七日目。 柔と耕作の長い長い一日(二十七日目)
耕作は肌寒さを感じて目が覚めた。
耕作「(さすがに、この時期に何も掛けずに寝たのは失敗だったか。)」
耕作「(寒さの所為か、柔の肌の温もりが心地良い。)」
耕作「(柔は寒く無いのかな?)」
耕作「(柔が寝てると言う事は、まだ、時間前か?)」
耕作「(しまった、また柔が抱き付いたままだ。)」
耕作「(体を動かせないから時計を見れない、時間の確認が出来ないな。)」
耕作「(柔が起きるまで待つしか無いのか?)」
耕作「(それにしても良く眠ってるな。)」
耕作「(寝顔を見たいが、ここから見れないのは残念だ。)」
耕作「(昨日、疲れたって言ってたから、無理に起こすのは忍びないし。)」
耕作「(あ~、今、何時なのかが気になってきた。)」
耕作「(もう少し待って起きなかったら、可哀想な気もするけど起こさないといけないな。)」
耕作「(それにしても、昨日は柔に窮屈な思いをさせたんじゃないか気掛かりだ。)」
耕作「(声を出させない様にと思ってキスした状態で口を塞ぎ続けたけど。)」
耕作「(柔は苦しく無かったとは言ってたが、ほんとに苦しく無かったのかな?)」
耕作「(鼻で呼吸してたから大丈夫とは思ったんだが・・。)」
耕作「(そう言えば、顔を付けてるから今も鼻で呼吸してるか。)」
耕作「(寝息が胸に当たってこそばゆい感じがする。)」
耕作「ひゃ~、柔?起きてるんだろう?」
柔は徐に顔を上げると微笑みながら耕作を見詰めた。
柔「あは、良く分かったね~。」
耕作「分かるに決まってるだろう?」
耕作「俺の胸を舐めてたんだから・・。」
柔「え?あたし、そんな事してた?」
耕作「しらを切るつもりだな~。」
柔「えへへ、ほんとは舐めてました~。」
耕作「何で舐めたんだい?」
柔「あなたが起きてるか確認する為にだよ?」
耕作「そんな事しなくても俺を見れば良いだけなんじゃないの?」
柔「それじゃ面白くないでしょう?」
耕作「いや、別に面白くしなくても・・。」
柔「え~、面白い方が良いと思うんだけどな~。」
耕作「まあ、お陰ですっかり目が覚めたから、良しとしておくよ。」
柔「そうそう、実はそれを狙ってやったのよ~。」
耕作「ほんとかな~?」
柔「ほんとだよ?」
耕作「分かったよ、ありがとね。」
柔「いえいえ、どう致しまして。」
耕作「ところで時間は大丈夫なの?」
柔「時間って?」
耕作「トレーニングの時間だけど?」
柔「あ~、それね、まだ少し時間有るから大丈夫よ。」
耕作「それなら良いんだ。」
耕作「そう言えば、腰とかどうもなってない?」
柔「何で?」
耕作「昨日、結構痙攣してたから心配なんだ・・。」
柔「うふ、心配してくれて、ありがとう~。」
柔「でも、何とも無いから安心してね。」
耕作「そうか、良かったよ、何ともなくて。」
柔は上体を起こして体を上にずらすと抱き付きながら唖然としていた耕作にキスをした。
耕作「行き成りだから、驚いたよ、目覚めのキス?」
柔「違うよ~、あたしの心配してくれたお礼~。」
耕作「当然の事を言っただけだよ?」
柔「あたしのお礼も当然の事をしただけだよ。」
耕作「ふふ、お互い様だね、キス、ありがとね。」
柔「あっ、いっけな~い。」
耕作「急にどうしたの?」
柔「朝練前にお風呂に入るって言ってたよね?」
耕作「うん、言ってたけど、それがどうかしたの?」
柔「その分の時間を考慮して無くて時間が有るって言っちゃったのよ~。」
耕作「あらら、じゃあ、もう起きて下に行かないといけないのか。」
柔「そうなの、行こう?」
耕作「分かった、バスローブを着てトレーニング用の服を持って行くんだよね?」
柔「お風呂に入った後、そのまま道場に行った方が良いから、そうしましょうか。。」
耕作「じゃあ、用意して風呂に入って道場に行こう。」
柔「は~い。」
耕作「あの・・。」
柔「うん?どうしたの?」
耕作「そこを退いてくれないと起きられないんだけど・・。」
柔「あは、ごめ~ん、直ぐに退くね~。」
柔は耕作から離れてベッドから降りて耕作に手を差し伸べた。
耕作はその手を握ってベッドから降りた。
耕作「ありがとね。」
柔「あなた?バスローブ着ないと。」
耕作「あっ、そうだった・・、って、君もじゃないか。」
柔「えへへ、やっぱり、分かっちゃったか~。」
耕作「それは・・、分かるに決まってるよ。」
柔「どうして?」
耕作「君が手を差し出した時にきれいな素肌の魅力的な姿が見えたからだよ?」
柔「うふふ、そうでした~、褒めてくれてありがとう~。」
耕作「ほらほら、お礼は良いから直ぐにバスローブを着ないと。」
柔「分かった~、着るから、あなたもね?」
耕作「勿論だよ、急いで着よう。」
柔「は~い。」
柔と耕作は急いでバスローブを羽織った。
柔「あなた?忘れ物してるよ?」
耕作「え?何か忘れてた?」
柔は耕作に軽くキスをした。
柔「おはよう~。」
耕作「あ~、目覚めのキスと挨拶か~。」
柔「そうだよ?」
耕作「おはよう~、それと目覚めのキスありがとね。」
耕作「後は・・、ポットとかは良いよね?」
柔「まだ入ってるから後で良いよ。」
柔「トレーニングの用意して行きましょう~。」
耕作「分かった、直ぐ用意するよ。」
柔と耕作はトレーニングウェアとインナーを用意すると手を繋いで下に下りていった。
下に下りた2人は手を繋いだまま風呂場へ急いで向かって脱衣所に入った。
耕作「お湯を掛けて体を流すだけで良いよね?」
柔「それで良いよ、石鹸で洗うのはトレーニングの後にしましょう。」
耕作「分かった。」
2人はバスローブを脱ぐと風呂場に入って湯船の傍に行き腰を下ろして掛け湯をしながら
丹念に体を洗い流した。
柔「流し終わったよ~。」
耕作「それじゃ、出ようか。」
柔「は~い。」
2人は脱衣所に出てタオルで体を入念に拭いた。
柔「じゃあ、バスローブはここに置いておくね。」
耕作「道場に持って行くのもなんだし、それで良いよ。」
柔と耕作はインナーを身に着けてトレーニングウェアを着た。
柔「さあ、行きましょう~。」
耕作「そうだね。」
2人は道場へ向かった。
道場に着くと柔は一礼して中に入って行き耕作も一礼して後に続いた。
柔「あら?あなたも一礼する様にしたの?」
耕作「ここではね、君がやってるから俺もしないといけないかな~って。」
柔「うふふ、あなたもやってくれて嬉しいな~。」
耕作「君が喜んでくれるから、今後も続けるよ。」
柔「分かったわ、じゃあ、始めましょうか。」
耕作「最初は柔軟だったよね?」
柔「そうだね、まずは体を解さないと。」
柔と耕作は一緒になって交互に柔軟を済ませた。
耕作「ふう、終わった。」
柔「うふ、お疲れ様~。」
柔「でも、今日は昨日より曲がってたね。」
耕作「そうかい?続けるともっと曲がる様になるかな?」
柔「なると思うよ、慣れてくれば痛みが軽減するから。」
耕作「それなら頑張り甲斐も有りそうだ。」
柔「じゃあ、別メニューでトレーニングを始めましょうか。」
耕作「分かった、始めるよ。」
柔は耕作から少し離れると何時ものトレーニングを開始した。
耕作も柔が体を動かしだしたのを確認すると自分もトレーニングを始めた。
耕作「(柔、昨日の影響は全然無さそうだな。)」
耕作「(俺も何とも無いか。)」
耕作「(しかし、昨日は運動不足の所為か俺もかなり疲れたけど。)」
耕作「(このトレーニングを続けてたら少しはマシになるかな。)」
耕作「(何としても筋力を戻して持久力も上げないと。)」
耕作「(柔の奴、相変わらず、早いな、もう打込に移ってるか。)」
耕作「(打込も相手を引き寄せる動作の所で止めてるから直ぐに終わりそうだ。)」
耕作「(ふふ、また時々こっちを見てるな。)」
耕作「(そんなに見なくても手を抜いたりはしないよ。)」
柔は耕作の考えが分かったのか微笑んで頷いていた。
2人は黙々とトレーニングと打込を続けた。
耕作「(ふぅ~、そろそろ終わりにするか。)」
耕作「(おっ、柔も終わったみたいだな。)」
柔は打込を終えて耕作の元にやって来た。
柔「あなた~、終わりにするのよね?」
耕作「うん、君も終わったしね。」
柔「どう?昨日と比べて。」
耕作「う~ん、幾分楽になったかも。」
柔「今以上に楽になったら少しきつめにすると良いんじゃないかな。」
耕作「そうだね。」
耕作「それまでにどんな事をするか考えておくよ。」
柔「もし思い付かなかったら言ってね?あたしも考えるから。」
耕作「君が考えると俺が考えるよりもきつい事を考えそうだな~。」
柔「そんな事は無いよ?あなたの事は良く分かってるつもりだよ。」
耕作「なるほど、もし思い付かなかったらお願いするよ。」
柔「その時は任せて~。」
柔「じゃあ、お風呂に入って上に上がろうか。」
耕作「そうするか。」
柔と耕作は道場を出る際に一礼して道場を出ると、どちらからともなくお互いの腰に手を回し
寄り添って風呂場へ向かった。
風呂場の脱衣場に入るとお互いの腰から手を放しトレーニングウェアとインナーを脱いで
洗い場に入り石鹸で体を入念に洗ってお湯できれいに洗い流した。
柔「終わったよ~、早く上に行こう~。」
耕作「そんなに慌てなくても良いんじゃない?」
柔「だって~、早くお話したいんだも~ん。」
耕作「分かった、じゃあ、行こうか。」
2人は風呂場を出て脱衣所に行きバスタオルで体を丹念に拭いた後バスローブを着ると
風呂場から出て2階へ向かった。
2階の部屋に入ると耕作はベッドに座り、その間に柔はお茶とコーヒーを注いでコーヒーを
耕作に渡しながら寄り添って座った。
耕作「お疲れさん、コーヒーありがとね。」
柔「どう致しまして、あなたもお疲れ様でした。」
柔「あのね?こんな事言うと叱られそうなんだけど・・。」
耕作「どんな事なの?叱らないから言ってごらん。」
柔「昨日の事だけど良いの?」
耕作「昨日?愛し合った時の事?」
柔「うん、そうなの。」
耕作「良いから言ってみて。」
柔「あのね、お互いに横向いてたじゃない?」
耕作「そうだね、君に負担が掛からない様にしてたつもりだよ。」
柔「そうだったね、あたしは楽だったよ。」
柔「でも、あなたが動き辛かったんじゃないかって思ったの。」
耕作「あ~、その事か。」
耕作「気遣ってくれて、ありがとね。」
耕作「でも、安心して良いよ、そこまで動き難かった訳じゃないから。」
柔「そうなのね、良かった、動き辛かったら止めて良いよって言うつもりだった。」
耕作「大丈夫、それなりに工夫はしてるから。」
耕作「それに、今やってる柔軟とトレーニングをやって行けば、どんな体勢でも平気さ。」
柔「どんな体勢でも?」
耕作「(しまった~、失言したか・・。)」
柔「ね~、体勢って、他にどういうのが有るの?」
耕作「いや、例えばの話だよ。」
柔「あなた?色々知ってるよね?」
耕作「まあ、君よりは知ってるかな?」
柔「じゃあ、どういうのが有るのか教えて欲しいな~。」
耕作「でもさ、どういう風なのかを今聞いても分からないじゃないかな?」
耕作「言葉だけだと、どんな体勢かなんて分からないと思うよ。」
柔「確かに、聞いただけだと、あたしには理解出来なさそう。」
耕作「それに、実際にする時の楽しみが減ると思うんだよね。」
柔「なるほど、どんな風なのかワクワク出来なくなっちゃいそうだね。」
耕作「そうそう、だから、実際にするまでの楽しみにとっておいた方が良いよ。」
柔「あなたの言う通りかも、楽しみは後に残した方が良いもんね。」
耕作「(ふぅ、何とか納得してくれたか。)」
柔「でも、あれ以外のって、どんなのが有るんだろう?気になるな~。」
耕作「こらこら、今納得したばっかりなのに、蒸し返さないの。」
柔「は~い、もう言いませ~ん。」
耕作「どうしても気になるなら、病院に行った時、桜さんに聞くと良いよ。」
柔「何で桜おねえちゃんに聞くと良いの?」
柔「結婚して無いのに分かるもんなの?」
耕作「産婦人科のお医者さんだから、そういう事も知ってるのさ。」
柔「ふ~ん、そうなのね。」
柔「分かった~、行った時に聞いてみるよ。」
耕作「ところで、今日はどうするつもり?」
柔「今夜の事?」
耕作「違うよ、練習の事だよ。」
柔「あっ、そっちね。」
耕作「そっちって大事な事じゃないの?」
柔「勿論よ。」
柔「ちゃんと考えてるから、心配しなくても良いよ。」
耕作「そうだとは思ったけど、一応聞いておきたかったんだ。」
柔「そうだったのね。」
耕作「しかし、何で今夜の事とかいうかな~。」
柔「うふ、つい聞いちゃったの~。」
耕作「まさか・・。」
柔「何がまさかなの?」
耕作「今夜、他の体勢がどんなのか教えて欲しいとか思ってたんじゃないよね?」
柔「そんな事無いよ?ほんとだよ?」
耕作「どうだかな~。」
耕作「まあ、いいや、それで練習はどんな風にするつもりなんだい?」
柔「内緒。」
耕作「内緒って、どんな感じかだけでも教えて欲しいな~。」
柔「仕方ないな~。」
柔「基本は昨日までと同じよ。」
耕作「って事は、少し変えるか何か追加するつもりなんだね。」
柔「うん、少しは変化を付けないと同じ練習ばかりだと気を抜いたりしそうだし。」
耕作「あのメンバーで、それは無いと思うけど。」
柔「あなた?」
耕作「何だい?」
柔「あたしが教えた練習で同じ事を繰り返した事が少ないのは知ってるでしょう?」
耕作「・・・、そう言えば何かしら変えてたか。」
柔「そう言う事なのよ。」
耕作「分かったよ、実際の練習まで楽しみにしておくから。」
柔「そうしてね。」
柔、耕作「そう言えば・・。」
柔「あは、あなたからどうぞ~。」
耕作「いや、君からで良いよ?」
柔「じゃあ、また、聞きたい事を思い出したんだけど、叱らないでね。」
耕作「無闇に叱ったりしないよ。」
耕作「という事は・・、また、昨日の事に関してなんだ。」
柔「えへへ、そうなの。」
柔「えっとね~・・、昨日、何で全部入れなかったの?」
耕作「入れないって何を?」
柔「や~ん、あたしにそれを言わせるつもり?乙女なのに~。」
耕作「自分で乙女とか言うかな~・・。」
柔「良いじゃな~い、言う位は~。」
耕作「あ~、そういう事か。」
柔「言いたい事、分かってくれた?」
耕作「分かったよ。」
耕作「全部入れなかったのは万一の事を考えてなんだ。」
柔「万一って?」
耕作「第一は君の事を考えてだから。」
柔「それは何時も考えてくれてるから分かってるよ。」
耕作「そうだったね。」
耕作「万一って言うのは、もし妊娠してたら奥まで入れると危険かと思ったからだよ。」
柔「そうなの?」
耕作「多分・・、桜さんにそうしたら駄目って聞いた気がするんだ。」
柔「そんな事言ってたかな?」
耕作「今度、行った時に確認してみたら良いよ。」
柔「そうね、あたしも詳しく知りたいから聞いてみるね。」
耕作「聞くのは良いけど、小声で聞かないと。」
柔「勿論よ~、他の人に聞かれたら恥ずかしいじゃない?」
耕作「それもそうか。」
柔「あなたが聞きたい事って何?」
耕作「えっと・・、昨日、愛する行為の間ずっとキスして口を塞いでたでしょう?」
柔「それは仕方ないよ。」
柔「あたしが思わず大声出しそうになってたのを止めてくれたんだし。」
耕作「そうなんだけど、ずっとだったから苦しくなかったか気になったんだ。」
柔「うふ、ありがとう、心配してくれてたのね。」
柔「安心してね、ちゃんと鼻で息は出来てたから苦しくは無かったよ。」
耕作「そうか、それなら良いんだ、これからもあんな風にするかもしれないから。」
柔「するかもじゃなくて、毎回して欲しいな~。」
耕作「え?良いの。」
柔「何かね~、今まで以上に気持ち良くて凄く感じてたきがするの。」
柔「多分、あんな風にキスされてたからだと思うよ。」
耕作「そう言えば、俺も凄く気持ち良かったかな。」
柔「あなたもなのね。」
柔「2人とも一緒なら、尚更ずっとあんな風にして欲しいかも。」
耕作「分かった、これからも無理無い程度にするよ。」
柔「それで良いよ、無理してだと、あなたが気持ち良くならなそうだし。」
柔「でも、何でなんだろう?」
耕作「今迄以上に感じてたのが?」
柔「うん、あなたも全部入れて無かったのにね。」
耕作「これこれ、何度も言わない。」
柔「あは、でも、実際にそうだったじゃない?」
耕作「まあ、そうなんだけど、朝っぱらからする話でも無いんだから。」
柔「それもそうね、あなたは何でか分かるの?」
耕作「やっぱり、2人の気持ちじゃないのかな。」
柔「愛されてるんだ~って思ったから?」
耕作「それは有ると思うよ。」
柔「なるほどね~。」
柔「何かね、昨日の愛され方って気持ち良くなる所を擦られてた気がするの。」
耕作「君の中の?」
柔「やだ~、あなたったら~、露骨だよ~。」
耕作「だって、どこか確認しないと分からないんだから仕方ないじゃないか。」
柔「まあ、そうなんだけど・・。」
柔「そう言えば、あなたのも今迄以上に凄く固くて大きくなってなかった?」
耕作「君だって露骨な言い回しじゃないか~。」
柔「あたしも確認したかっただけなんだも~ん。」
耕作「やり返された・・。」
耕作「まあ、君の言う通りだよ、そうなってたのは間違いないかな。」
柔「何でそうなってたの?」
耕作「また露骨な言い方になるけど、君の締め付けが凄かったからかな?」
柔「そうなんだ、感じまくってたからかな?」
耕作「そうかも、今まで以上に痙攣も激しかった気がするよ。」
耕作「しかし、そんな中で俺の事が分かってたなんて凄いな。」
柔「それは分かるよ~・・。」
耕作「あそこって敏感だからなのかな。」
柔「あなたのもそうでしょう?」
耕作「そうだね、特に先の方は。」
柔「言い出した私が言うのもなんだけど、もうやめない?このお話。」
耕作「そうするか、何かモヤモヤした気分になってくるね。」
柔「あなたもなのね。」
柔「また、愛し合う時に詳しくお話しましょうね~。」
耕作「そうするか、気分を盛り上げるのに良いと思うし。」
耕作「それはそうと、そろそろ下りなくて良いの?」
柔「そうだね、着替えてから下りようか?」
耕作「そうするか、毎回この格好も不味いから。」
柔「あたしは何時も着替えてたけどね。」
耕作「確かに、俺だけがこの格好で下りたんだった。」
柔「じゃあ、着替えましょう~。」
耕作「分かった。」
柔と耕作はベッドから立ち上がってカップを置くと背中を向けて着替え始めた。
柔「今日は向き合わないのね。」
耕作「偶にはこうやって着替えるのも良いだろう?」
柔「そうね・・、着替え終わったよ。」
耕作「俺も終わったよ。」
柔「下に下りましょうか?」
耕作「やけに早かったけど、またノーブラなの?」
柔「だって~・・。」
耕作「分かってるって、楽だって言ってたし。」
柔「ちゃんと胸元が締まってるのを着てるからね~。」
耕作「それを着てるなら、そのままで良いよ。」
柔「許してくれて、ありがとう~。」
耕作「それじゃ、行こうか。」
柔「は~い。」
耕作が柔の腰に手を回すと柔も耕作の腰に手を回し寄り添って下に下りて行った。